ええ、ある意味では今回の話は三次創作ですね。
あの話はホントに好きです…。
チルノ「おっはよー、美鈴!」
美鈴「おはようございます、チルノさん♪」
エスカルゴから強くなる為の特訓をしてもらったあたいは、何とかセンターって所に向かう前に、まずはいつも喋ってる美鈴に、朝の挨拶をする。エスカルゴが「挨拶は基本」って言ってたから。強い奴の真似をすればあたいも強くなれるもん。アイツだって、真似ばっかりだって言ってたし。それで挨拶に来た訳だけど、美鈴は凄くニコニコしていて、誰が見てもわかる程ゴキゲンだった。
チルノ「なんかゴキゲンだね?」
美鈴「あ、わかっちゃいます?んふふ〜♪」
チルノ「何か良いことでもあったの?」
美鈴「ええ♪」
チルノ「へー!よくわかんないけど良かったね!あたいね、これから何とかセンター行ってくる!大ちゃんはダメって言ってたけど、頑張るよ!」
美鈴「はい、お気を付けて!」
美鈴に見送ってもらったあたいは、妖怪の山?の近くから出ている煙の根元に向かう。あたいの、超ウルトラスーパー当たる勘が「何とかセンターには何か居る!」って言ってる!
あたいもそう思う!だって、温泉じゃないのに、いっつもモクモクって煙が出てきてるんだもん。だから、その何かと戦うんだ!
煙が溢れてくるなんて、エスカルゴくらいに強い奴なのかもしれない。だって強い奴ってオーラ?
ってやつを纏ってるらしいし!アイツの場合は、黄色いオーラ?纏ってる。「俺のは鎧だよ」って言ってたけど、ヨロイって何だろう?
オーラ?がヨロイなら、あの煙は、中にいる奴のヨロイって事になるのかな?
チルノ「見つけたぞ!何とかセンター!あの穴に入ったら、強い奴と戦えるんだ!」
白くて太い煙が出てくるその穴の中に、あたいは飛び込んで深く深く潜っていく。壁はムキシツな銀色だけど、潜っていくうちにオレンジ色、赤と色を変えていく。
色が変わるごとに、ムシムシと暑くなってくる。
氷の妖精のあたいは、こんな風に熱いのは苦手…だけど、わざわざ進んででも強い奴と戦いたい。
??「ふんふふ〜ん♪ ゆ〜ご〜ゆ〜ご〜♪」
筒っぽみたいな穴の先には、大きな部屋みたいな広い広い空間が広がっていたから、あたいは迷い無くその中に突撃。中に入ると、大きな烏の翼と大きなマントを装備してる奴が歌を歌っていた。ゆーごーってなんだろ?
??「あぁ〜っ!水素の音ォ〜♪」
スイソってなんだろ、あたい聞いたことない…。
??「んー?あ、誰か居る…。ねぇ、侵入者?」
振り返った奴は美鈴みたいな大きなおっぱいで、右手に木の棒みたいなのをくっ付けて、右足が、岩みたいにゴツゴツしていた。
チルノ「お前があの煙を出してたんだな!」
??「煙?…あぁ、あれ?うん、そうだよ」
チルノ「お前、多分強い奴だろ!あたいと今すぐ戦ってもらうぞっ!」
??「戦うっていっても、侵入者はここから……あれ?侵入者は……どうするんだったっけ…?」
チルノ「あたいは氷の妖精のチルノ!サイキョー目指して特訓中だ!お前は誰だ!」
??「私?私は太陽の神だ!…多分」
チルノ「太陽?そんなのあたいがカチンコチンに凍らせてやるっ!」
??「お兄さんに鍛えてもらったから、ちゃんと殺さないように気を付けてあげる!」
チルノ「お兄さんってなんか怪しい!エスカルゴ以外の男は皆怪しいってエスカルゴ言ってた!」
??「えっ!お兄さんの事知ってるの?」
チルノ「あたいにとって、戦いの先生だっ!」
??「へー!私もだよ!そっかそっかー、あなた私のお兄さんと知り合いなんだね!」
チルノ「エスカルゴはお前のお兄さんじゃない!あたいの先生だ!だって、エスカルゴからお前の話聞いたことないぞ!」
??「だってぇ、女の人と話すのにわざわざ他の女の人の話とかしなくない?お兄さんに、『お空って知ってる?』って言えば私の話聞けるよ〜」
チルノ「お前の話は興味無いぞ!あたいはお前と戦うためにここまで来たんだ!」
お空「氷だと溶けるかもよー?」
チルノ「あたいが勝つから溶けないもん!ゴチャゴチャ言ってないで、戦え!あたいからいくぞ!氷符『アイシクルフォール』!!」
お空「わっ、急に…!ええい、こうなったら!」
チルノ「!?」
右手の木の棒から、ものすっごく大きな火の玉を出した太陽の神・お空。そして、赤やオレンジに光る弾幕を多く発射してくる。それの1つ1つがすごく熱い。何回か当たれば溶けそうなほどに。
あたいの弾幕は、アイツの弾幕に触れるとすぐにジュワッて溶けて消えちゃった。今よりも冷たくすれば通用すると思うけど、暑いから出来ない。
チルノ「暑い…溶ける…!」
お空「ほらほら、いくよー!!」
まずい、弾幕が目の前にっ…!
チルノ「たぁーっ!」
冷気を集めて氷の壁を作るけど、この暑さの中でその壁はあまり通用しなくて、5、6発食らった壁はバキバキバキと壊されちゃって、後ろにいたあたいも、その弾幕をいくつか喰らっちゃう。
チルノ「うわぁぁーっ!!」
巫月のよりも強い威力の弾幕を喰らい、あたいは遠くに飛ばされる。起き上がるけど、じんわりと少しずつ溶けてきているのが自分でもわかる。
お空「降参するまで私は攻撃し続けるからねー!アッハッハッハッハッ!!」
チルノ「お前に絶対に勝って…!勝ったよって、アイツに報告するんだー!氷符『アルティメットブリザード』!!」
弾幕の数を増やして、素早く発射する。
お空「わわっ、前から横からっ…!どっち!?」
チルノ「隙アリ!氷剣『アイシクルソード』!」
お空「氷の剣!?」
この前、エスカルゴに教えてもらって、この剣も1つの新しいスペルにしたから、それを使って、太陽の神の弾幕を斬りながら飛び進む。気持ちがノッてるからか、体がすごく軽い。
絶対にこの太陽の神に勝ってやる!!
チルノ『剣もスペルにする?なんでわざわざ?』
カルゴ『スペルにするのとしないのとでは、結構差が広がるからだ。例えば…コレだな』
チルノ『石?』
カルゴ『そう、どこにでも落ちてる普通の石だ。で、俺は雷の刀を出せるから、石を斬ってみる…けど?』パキンッ
チルノ『あ…折れちゃったよ?』
カルゴ『折れるね。でも…雷武器「雷刀」!この刀だったら……ほれ』カシュッ
チルノ『わっ、斬れた!なんで!?』
カルゴ『スペルに昇華させる場合とさせない場合ではここに差が出るんだ。まず力を集める必要が無いから時間短縮になるんだよ』
チルノ『なんで集める必要無いの?あたい、力を集めなきゃ剣とか作れないよ…』
カルゴ『スペルの宣言…つまり詠唱で、力集める代わりとするのさ。次に、今見せたみたいにその強さを上げることができるんだよ』
チルノ『なんで上げられるの!?』
カルゴ『じゃあ、逆に聞くぞ?チルノさ、普通の弾幕とスペルの弾幕ではどっちが強いんだ?』
チルノ『…!スペルの方が強い!!』
カルゴ『そういう事だ。避け方を増やす為にも、こんな風に身を守る方法は、増やしておいた方がいいと思うぞ。剣なら攻撃もできるな。いつか、巫月に勝てるかもしれない』
チルノ『わかった!!』
チルノ「絶対……絶対、勝つ!あたいはもっと、もっと強くなるんだぁぁぁっ!!」
お空「ちょっとまずい…!(けど何だろう、近くが寒いからかな…身体が上手く動いてくれない…)」
チルノ「頭から斬ってやるーっ!」
お空「ゲッ!えいやっ!」
チルノ「うっ……!」
弾幕を斬って進んだあたいだけど、神の頭の上に来て剣を振り下ろしたら、右手の棒で、あたいの剣が防がれて、蹴っ飛ばされて跳ね上げられた。
チルノ「上…!そっか、ここなら…!」
カルゴ『かーっ、やっぱ踵落とし気持ちいいぜ!やっててスカッとする!』
チルノ『戦ってるのに、力を溜める時間とかある訳ないじゃん。巫月と戦ってて思うけど、そんな隙なんて、見つけられたことがないよ』
カルゴ『自分から上に行くんじゃなくて、相手に上に飛ばされた…としたら?力を溜める必要とか無いぜ?足を向けて、そのままゴツンだからさ』
チルノ『上に飛ばされた時かー…。そんな機会、無いと思うけどなー。飛ばされたことないし』
カルゴ『まぁ確かにな…。でも、もしあったら…試してみるのも手じゃないか?』
チルノ『そうだなー…覚えてたらやってみる!』
カルゴ『あ、あはは…』
チルノ「キメてやるっ!あたい必殺!冷体『スーパーアイスキック』!!」
お空「うに゙ゅっ……痛た、頭キーンする…!」
頭に思いっ切り踵落とし?をすると、両手で頭を押さえて痛い痛いって騒ぎ始めた。
チルノ「あれ、まだキマッてない…。しぶとい奴だな、お前!」
お空「痛いなぁ!もう溶けちゃえ!核熱───」
チルノ「!!」
チルノ『なーなーっ!前に霊夢に勝ったことあるって本当!?』
カルゴ『あー?まぁ…偶然だけどな?何年も前の話だし、今は勝てないんだけどさ』
チルノ『どうやって勝ったの!?』
カルゴ『先手必勝。相手にスペルを使わせるな。相手が動くより先に動く。これで何とかなるよ。スペルの詠唱する瞬間は弾幕が止むからな、その隙を突いて攻撃するんだ』
チルノ『おぉー!なんかそれっぽい!』
カルゴ『それっぽい!?』
お空「────『ニュークリアエクスカー…」
チルノ「凍符『パーフェクトフリーズ』!!」
お空「うにゅぅっ!?痛っ、痛たた……痛いけどなんか寒い…眠い………」
弾幕が当たる度に「寒い、眠い」と言った太陽の神は、たくさん喰らうと地面に落ちて、スヤスヤ眠り始めた。なんで当たってるのに眠くなるの?
でも…これであたいの勝ちだよね!
チルノ「あたいの勝ちだぞ!はっはっはーっ!!大ちゃんと美鈴とエスカルゴに報告に行こっ♪」
諏訪子「うっそ!?チルノがお空に勝った!?」
カルゴ「うおおおお!よくやったチルノぉぉ!!褒める!めっちゃ褒めてやるぞおおおおお!!」
その頃守矢神社では、チルノとお空のやり取りをスキマで覗いていた俺と諏訪子が、驚きと賞賛の声を上げていた。
諏訪子「え、だってさ…ええっ?妖精があの子に勝てるものなの!?」
カルゴ「いやぁ〜、なんだか我が子の事のように嬉しいもんだなぁ!チルノもロr…子供だからそう思うのかもしれないけど!」
諏訪子「なんか凄いな〜…」
カルゴ「よし、一旦紅魔館戻る!なんかチルノが報告してくれるそうだからな!」
諏訪子「うん、行ってらっしゃーい!」
縁側から飛び出した俺は紅魔館の門前へ向かう。
あの穴から抜けて紅魔館に向かっても、まだまだ距離はあるから、飛んでも余裕はあるのだ。
いやー、しっかしまぁ…少ししか手出ししてないのに勝てるなんて、驚きだよなぁ…。まぁ、手を貸したことは黙ってるけどね。
チルノ「おーいっ!エスカルゴー!!」
カルゴ「えっ…おおチルノ!どうしたー?」
思ったより早く追い付かれてしまった俺は、何も知らないふりをしてチルノと接触する。無邪気なチルノは、さっきの自分の経験を身振り手振りを交えて笑顔で話した。
チルノ「で、最後にドォォン!ってキメたんだ!あたい、強くなったよ!」
カルゴ「そうか、よくやったぞ!!」
チルノ「もっと褒めても良いんだぞー!」
カルゴ「偉い偉い♪」
チルノ「っ…!えへへっ♪」
ポフポフと頭を撫でると、見た目通り子供の様に顔をほころばすチルノ。やはり可愛い。
チルノ「でもね?なんか変な事があったんだよ」
カルゴ「変な事?」
チルノ「攻撃しようとした時ね、身体がフワッて軽くなったんだ」
カルゴ「…被弾して溶けたから軽くなったとか、そんな所じゃないか?」
チルノ「そーかも…あれ?なんで被弾したって事わかるの?」
カルゴ「えっ…あーいや…あそこって暑いだろ?俺もだけどさ、身体がちゃんと動いてくれないと思うんだよね」
チルノ「そうそう!それあたいもだった!でね、動きにくかったのに身体が軽くなったんだよ!」
カルゴ「へー…」
チルノが今言っていたその話は、俺が重力操作をしたことを指している。
チルノにかかる重力を軽く、お空にかかる重力を重くした。重力が軽ければ少ない力で多く動けるという事は、普段の力で動けばいつもより動ける事に他ならない。
だから身体が軽くなったように感じられたのだ。
何故手出ししたのかというと…チルノが溶ける様なんて見たくないからだ。あれ以上被弾してればまず確実に溶けていた。
だから……少し申し訳なく思うが、今回はお空に負けてもらった。
尚、チルノがお空に接近した時は、お空にかかる重力を更に強めた。「寒いと身体が動かない」と曲がりなりにも説明出来る状況を作ったのだ。
いつも使用している制御棒が、鉄棒のように重く感じられたことだろう。
カルゴ「そっか〜、チルノがお空に勝ったか〜!なんか嬉しいなぁ、そういうの…」
チルノ「エスカルゴがいろいろ教えてくれたから勝てたんだよ、ありがとう!」
カルゴ「へへっ、どういたしまして!」
チルノ「あと、あの太陽の神って奴はエスカルゴの妹なの?お兄さんお兄さんって言ってたけど」
カルゴ「んー?…妹…とは少し違うけど…まぁ、お兄さんって呼ばれてるだけだ」
チルノ「そーなんだ!じゃ、大ちゃんと美鈴にも報告してくるね!」
カルゴ「気をつけてな〜!」
チルノ「大丈夫!あたいサイキョーだから!」
カルゴ「サイキョーは霊夢に勝ってから言え〜」
チルノ「うっ…でもすぐにサイキョーになるから大丈夫!またね!」
カルゴ「おうよー!」
紅魔館の方へ向かうチルノを見送った俺は、館に行くことをやめ、守矢神社へUターンした。
すっかり凍傷になった手を擦りながら……。
うちのチルノはお空に勝てるくらい強いんやで!
勿論今回は、お空がさっさとスペル使わなかったからってのもありますけど!
チルノに活躍させたかったんだよぉぉぉぉぉ!!
お空推しの人ごめん!でも俺もお空推しだから!
お空も好きだからぁぁぁぁぁぁ!!
改めてリクエスト欄を見返したら、アリスをデレさせて欲しいという人が居たんですが…えっと…すいません、アリスはダメですね…。
前に言った様に、アリスは魔理沙一筋なので…。