「エスカルゴ〜、フラ〜ン、朝だぞ〜」
「ふあぁぁ…おはよ…」
ねっみぃ…。
「おう、おはよう。さ、兎たち起こして朝ご飯だ」
「りょーかい…」
最近起こされてばっかなんだよなぁ…。
なんって規則正しいんだ炎火は…。
そして兎たちを起こして朝ご飯作った。
朝ご飯を作り終え、兎達に取りに来させ、朝ご飯を配り、朝ご飯を食べた。と、ここまではいつも通り。
しかし、ここからが少し違う。
「雷武器『雷銃』!からの……雷銃操法『スパークショット』!」
あんま使ってなかったから練習ついでに使ってみる。
だがやはり…
「スペル二連!?けど、その程度じゃ当たらないぜ!雷の方向調整できるようにした方がいいと思うぞ!」
全くだ。方向調整出来るようになればちゃんとした遠距離攻撃が可能になる。最近、大技や近距離攻撃ばかりだ。
「ふ、2人ともレベルが高いって!私避けるので精一杯!」
『鈴仙頑張って!』
ふふっ、中々面白いものだ。
「声を揃えて言わないで!」
「鈴仙だらしないよー!」
「炎火頑張って〜!」
普段は炎火、妹紅、鈴仙の3人でやっているらしい庭での修行に、今回は俺とフランも加えてもらった。
「スペルカード発動!炎符『ファイアフィールド』!!」
炎火はスペルカードを発動させた。
な、なんだこれは!?地面からランダムに炎が…!
「スペルカード!炎符『ファイアーマシンガン(全方位Ver.)』!!」
全方位Ver.!?
しかも弾幕の密度がヤバい。フォーオブアカインドからのスターボウブレイク位ヤバい。
たった1人でここまでの密度を…。
「きゃー!」
鈴仙が被弾した。
炎火は気にせず弾をばら撒き続けてる。
うーん…ひっでぇ…。
「うわぁっ!?」
アッチィッ!ちくしょう、弾に気を取られすぎた!
あーあ、やられちまった〜…。
「炎火お疲れ〜♪」
妹紅が炎火のとこに行く。
ちくしょう、フランも見てるっつーのにこんな無様な…!炎火よう、次こそは痺れさせてやるぜ!
「エスカルゴ、大丈夫?」
フランに心配される始末だ…。
いや、可愛いし心配してくれるのは嬉しいから良いのだが…。
「大丈夫大丈夫、そこまで痛くないから……」
「大丈夫か?エスカルゴ。まあ、弾の数に炎を回してたから威力ないのは当然か……」
…弾の数増やすと威力落ちるのか。
あー、電力落とすと硬度も落ちる、雷刀と同じか。
俺らが修行の後の雑談を楽しんでいると…空から何かが高速で落ちてくる。それは俺達の前に落ちると、少し強めの風が俺達を襲う。
「何のようだ文……っていっても、お前の要件はいつも一つだったな」
流石炎火だ、誰だかわかったんだな。
こっちの文はそんな登場の仕方か…わざわざ来てくれるんだな。俺らんとこの文はパーティついでに取材してくる程度だからわからなかった。
「こんにちは炎火さん。それと彼女さんと鈴仙さんに……エスカルゴさんとフランさん!」
「で、何の用だ?」
「それは勿論……」
文はいつも使ってるペンと手帳を取り出す。
うあー…。
「取材させて頂けませんか?」
『断る』
「ワーミナサンナカガイイデスネー」
文が取材許可を取ろうとするが、全員、息を揃えてそれを拒否する。めんどくせぇ。
「そんなこと言わずに、ね?妖怪の山では色々やってくれたみたいですね〜♪」
『うっ……』
「ね?お願いします!」
俺らは痛いところを突かれ、仕方なく取材を受けることにした。こればっかりは…しゃーなしやな。
つーか、霊夢のせいじゃねぇか。
ハナから話し合いで解決してりゃあ…!
十数分後
「ありがとうございましたー!」
はぁ…終わった…。そこそこ長い取材だった…。
そして、フランの機嫌が悪くなっちまったらしくて、それをなだめるのがそこそこ大変だ。
暴走されたくないからな頑張るしかない…。
「2人とも!仕事に戻るぞ〜!」
『は〜い!』
やるかー…。
その日は、これ以外には大きな出来事はなかった。
1週間後
俺らがここにきてから2週間。
前よりも周囲に馴染めてるような気がする。
炎火からも仕事を頼まれるようになった。
少しは信用してくれたんかな?
なら俺はそれに報いるまでだ。だが一番厄介なのはてゐだ。炎火も同じ考えだろう。炎火も手を焼いているようだし。
「炎火ー!!」
「ん?」
炎火は庭の掃除をしている。俺はボーッとそれを眺めている。サボり?いや違う。もうすぐで任された仕事は終わるので、小休憩中なのだ。
「んぁ?」
なんか来た。霊夢と早苗さんかな。
吸血鬼の目は素晴らしい、遠くてもそこそこ見える。
「で?何だ?怠惰巫女と……あぁ、妖怪の山の神社の巫女さんか」
「炎火……またちょっと手伝って欲しいことが…」
あーれま。またまた炎火に頼み事か?
大変だなぁ炎火も。
「ちょっと地底まで付いてきて!」
…俺も行きてぇ。