あ、必殺技級のは全て自前ですぞい。
「ここが地底か……!」
俺らは驚いていた。地下にこんな広い空間があって、さらに街が広がっているとは…思わなかった。
というか……
「うへぇ……」
暑くね?
「ん?どうかしたか?エスカルゴ」
いや、炎火…お前なんともねぇのかよ…。
「え、炎火、暑くないのか?」
「え?全然?……あぁ、そういうことか」
ああ…炎の使い手だから熱にも強いってか…?
フランも結構キツいはずだ…。
吸血鬼ってホント弱点多いよな。別にいいけど。
「みんな、少し待っててくれ」
「?」
なんか炎作ってるけど…なんだ?
炎火は炎を作り終え、全員に触れていく。
そして、俺ら全員の体に炎を纏わせる。
「お?暑くない。むしろ涼しい」
マジでなんでもアリかよ、すげぇな。
俺こんなことできるか?感電させて終わりそうだ。
すんげぇ特訓したんだろうなぁ…。
「炎火、ありがとう〜♪」
「まあ、これぐらいしないとね。その炎は俺が気を失いさえしなかったら消えないから多分大丈夫……なはず」
ん?「…なはず」なんて、なんだか炎火らしくない発言だな。気ィ失うなよ…。頼むぞ…。
すると、2人の少女が現れた。
片方は桶の中に入っていて、白い服、緑の髪でツインテール。釣瓶落としのキスメだ。そしてもう1人は、茶色い服に黄色いリボンと髪。そして頭には茶色と黒のリボンが付いている。土蜘蛛の黒谷 ヤマメだ。
「あなた達、何の用?」
わかりきったことを…。
「異変解決」
「怠惰巫女の手伝い」
「それのお手伝い♪」
「俺も巫女の手伝い」
「それのお手伝い〜♪」
「面白そうだからなんだぜ」
「神奈子様と諏訪子様のしたことの解決に……」
みんな異口同音に言う。
つまり異変解決が目的ってことね。
「ここは地底よ。出ていって」
「で、出ていけー!」
ヤマメ…結構強気なんだな。
でも、異変解決まで帰るわけにはいかないからな、それは出来んな。
「こっちは仕事なのよ。通してもらうわ」
「そっちがその気なら私だって容赦しないよ!」
ヤマメがなんかばら撒い……ゔっ!?
な、なんか苦しい…。
「妹紅!大丈夫か?って、凄い熱!?それに息が荒い……」
…妹紅、も…?それに、フランもか…。
炎火お前……なんで大丈夫なん…?
「なんであなたは私の能力が効かないの!?」
「こっちも理由は大体理解した。理由は俺の能力だ」
あー…なるほど、なんとなくわかった。
熱で殺菌してんのかな?てことはこの苦しみの原因は菌とかウイルスとかの類の…。
妹紅の方は勝手に殺菌してくれないのか…。
「あなたの能力?」
「みんなを元に戻せ!」
「嫌よ。帰るっていうなら治してやらないこともないわ。まあ、私は治すことはできないけどね」
テメ……治せねぇのかよ…!?
「お前をさっさと倒してみんなを治さないとな……!みんな、後ろに下がっていてくれ!」
な、治せんのか…?
『わ、わかった……!』
俺らはフラフラと移動する。
「私が簡単にやられると思うなよ!キスメ、やるよ!」
「うん!」
2人は弾幕を放ち始めた。
…たかがそれだけで炎火がやられる訳ないと思うが。
「炎符『ファイアフィールド(空中Ver.)!!」
おお…バリエーション豊かだな…。
炎火は球体の炎のフィールドを作り出す。
地面からの炎の噴射は、空中での小さい爆発に。
俺らはフィールド外にいる。
炎火のことだ、あれなら倒せるだろう。
つーか苦しい…。
「お前を本気でやれる」
わ、わお…。
「…………!!?」
炎火は炎の噴射で空を飛び始めた。
縦横無尽に飛び回り、弾幕を躱す。
「そこだ!!炎脚『レオキック』!!」
キスメの桶に命中し、すごく吹っ飛ぶ。
ちと可哀想…かな…。
「むぅ!!瘴符『フィルドミアズマ』!!」
さらに弾幕を放つヤマメ。
でも炎火はそんなのをものともせず接近し…なんだろう?俺の『キュッとしてバチバチ』に近い格好でヤマメを捕らえる。
「これでお前の負けだ。お前の敗因は……俺の恋人を苦しめた。炎爆符『ウルトラダイナマイト』!!」
炎火は体に炎を纏い、自爆する。
まさか、自爆技だとは…。かっこいいなぁ。
…誰でもいいからこの苦しみはよ何とかしてくれ…。
「みんな、これを飲んでくれ。噛んでも大丈夫」
「炎火、これ何?」
「永琳先生特性即効性の対病薬」
苦しいの無くなったぁ…。流石永琳先生の薬だな。
効き目バツグンだし、即効性がやばい。
昔見たアニメ…DBに出てきた○豆を思い出すな。
「じゃあ、みんな行こうか」
『う、うん』
炎火は肩にヤマメを担いだ状態で街の方に行き……キスメも回収してる。そして、隣に並べて寝かせておく。
相変わらず優しいなぁ…。
怒らせるとクソ怖いのがよ〜くわかったがな。
そもそも怒らせる方が悪いと思う。
「さあ、異変解決頑張ろう!」
『お、おおーー!』
みんな同じこと考えてんのかな…声が上ずってるぜ…。
ゑ?試験?何それ美味しいの?
来週?……………しーらない。