※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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永琳先生…俺を副作用から助けて下さい……。
歩けないのもヤダけど腹痛いのもヤダ…。

コラボ編⑨、お楽しみ下さい!
(チルノは出ませんよw)


コラボ編⑨ 鬼の四天王

俺らはキスメとヤマメを倒し、地底に降り立った。

「ら」というか、炎火がやってくれたんだけど。

そして、街に入ろうとしていた。

 

「上から見ていたけど、結構大きそうだよな」

 

ホントだな。

 

「人が多くて暑そうだな。炎火の炎がなかったら異変解決以外で絶対来てないと思う」

 

人数多いと熱がこもるからね…。地底じゃなくとも、こんなに居れば暑くなるだろうな。

 

「暑いって感覚忘れちゃったんだよね……」

 

…俺も痺れるとかそういうの忘れかけてるからな…。

いずれは忘れるのだろうか…。

 

「仕方ないよ。だって炎火、最高の出せる炎の温度何度だっけ?」

 

「えっと……ちょうど一兆度だったと思う。一兆度とかになると大変。周りに温度が漏れないように圧縮しないとダメだから……」

 

こんにゃろめ、どんだけアツい男なんだ…。

一兆なんて言ったら…触るもの皆傷つけるなんてレベル、とっくに超越してるぞ。それを圧縮って…。

つーか、一兆ってどんなもん?

…溶かす?いや違うな、蒸発か。

 

俺らは街に入ろうとした。すると、1人の少女が妨害する。金髪で、茶色と紫等の色のペルシャ服を着た少女。橋姫、水橋パルスィだ。

 

「あなた達、男と女のペアで妬ましい……」

 

おお、生妬ましい来た。「あやややや〜」の時みたいに、生で聞けて嬉しい…けど、今はそんなこと言ってられないかな。とりあえず通してもらわないとね。

 

「俺達ここを通りたいんだ。通ってもいいか?」

 

そーだそーだー!

流石炎火だぜ、霊夢とは違うっ!!

 

「ダメよ。博麗の巫女とその連れは通すなって地霊殿の友人に頼まれててね」

 

…うんわかってた。

 

「そんなこと私が知るわけないでしょ。さっさと通しなさいよ」

 

流石は霊夢だ、言い方が酷い。

 

「だったら……あまり好かないけど、力尽くでもここは通さないわ!」

 

しゃーないか。

 

言うなり、パルスィは弾幕を放ってきて、俺らはそれを回避する。

 

「エスカルゴ、頼めるか?」

 

よっし!ここは、いっちょブチかましてやるぜ…!

 

「わかった!」

 

「私もエスカルゴを手伝う!」

 

俺ら二人組と炎火たちに分かれた。

炎火たちは隙を見て街に入ったようだ。…よし。

 

「俺らが相手だ!」

 

「信用されてるなんて妬ましい……!」

 

「…まぁな。俺もあいつのことは信用してるし」

 

「『は』って…私のことは信用してないの?」

 

「おっと、言い方悪かったな。当然、信用してるぜ、フラン」

 

「ありがとっ♪私も信用してるよ♪」

 

「ふふふっ」

 

「キィ〜ッ!もういいわ、お喋りはお終いよ!!喰らいなさい!!舌切雀「大きな葛籠と小さな葛籠」!!」

 

舌切り雀…?あの、昔話の?

 

「って、うわっ!」

 

大きな弾が飛んできた。デカくて驚いてしまった。

と思ったら小さいのも飛んできた。

もちろん俺もフランも避けていく。

 

『…あれ?』

 

『ふふふっ……あっはははははは!!』

 

『えっ!?』

 

パルスィが分身…??

 

『ほらほら、避けてみなさいよ!』

 

片方が大きな弾を、もう片方が普通…いや、小さい弾幕を放つ。避けるのはちょっと大変…。

 

「フラン!!大丈夫か!?」

 

避けながら呼びかける。

 

「私は大丈夫!」

 

「よし!じゃあ片方頼む!!」

 

「わかったわ!えいっ!」

 

普通の方へ攻撃を始めるフラン。

じゃあ、俺はもう片方を片付けるか。

 

「雷鎧『サンダーアーマー』!」

 

このまま突っ込んで終わらせてやる!

 

「うおおおお!!」

 

大きな弾を放つ方を倒す。

 

「来ると思ってたわ」

 

と、俺めがけて特大の弾幕を放つ。

 

「ぐっ…!」

 

鎧を纏っているものの、大きな弾での連続攻撃のおかげで多少のダメージが…!でも…

 

「もう…少しで、届くぞ…!」

 

「…あなたは私に近付けないわ」

 

「なっ…!」

 

ババババッ

 

更に数を増やす弾幕。

 

「うっ…ぐああああっ!!」

 

ドシャアッ

 

押されて近付けない…。というか後ろに飛ばされた。

真正面から行き過ぎたか。

 

「エスカルゴ!!」

 

フランは攻撃をやめてこっちに来ようとする。

 

「俺は大丈夫だ、そっち頼む!!」

 

「でもっ…!」

 

「良いから!!任せろ!!」

 

「…うん!」

 

…もう痛いのはゴメンだ。

 

「悪いな、もう終わらせてやる」

 

「はっ!近付くことすら出来なかったあなたに何ができるっていうの?」

 

「…真正面から行こうとした俺が馬鹿だった」

 

「…?」

 

「遠くから攻撃する方が、俺らしい!!紅眼『吸血鬼の本質』!」

 

「!?」

 

「これで決める!一閃『Mishap of Thunder』!」

 

ヴォン…

 

上空に特大の魔法陣が出現。

 

「よっしゃ喰らえええええ!!召・喚!!」

 

バリッ…ズドォォォォォォン!!

 

特大の雷が魔方陣から発射され、パルスィ目掛けて落ちる。

 

「ぎゃあああ」

 

ボゥンッ

 

「はっ…?」

 

悲鳴が途中で途切れた…と思ったら分身の方だったのか…。

 

「…チッ」

 

つーことはフランが相手してる方が本物…。

あれは1回使ったら結構疲れるから…畜生、もう1人は普通に倒すしかないか…。

 

「フラン、今行く!!」

 

「くっ…!お願い!!」

 

結構苦戦しているようだ。すぐ行かねば…!

 

「フンッ、来たのね。あのままやられたのかと思ったわ」

 

「悪いな、あの程度では俺は倒れないぞ」

 

霊夢ほどの攻撃力が無きゃあな。

 

「全く…妬ましい…。妬ましいったらありゃしない…。楽々と私の分身を倒せるその強さ…妬ましい……!!」

 

「…楽々って程でもないけどな。結構痛かったし」

 

「妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい…!!」

 

「…聞いてねぇや」

 

呆れて頭をポリポリ掻く。

 

「今のうちにやっつけましょ!」

 

「そうだな!」

 

「妬ましい!花咲爺「華やかなる仁者への嫉妬」!」

 

「また大きなやつだ!」

 

ま、これくらいなら避けられるな。

あれ?なんか、弾幕の軌跡に桜の花のようなものが…。動かない…けどあれも弾幕の一部か?なら触らない方が良いな。

 

「なんなのよあんたら!2人でベタベタして!ああもう妬ましい!!」

 

…戦闘中なのにベタベタ出来るわけなかろう。

そうだ。せっかくなら……。

 

「俺ら2人の力、見せてやろうぜ?」

 

「うん!」

 

「力合わせて…あいつを倒す!!」

 

分身が無い今なら、あれが本体で間違いないんだ。

 

『狂恋「狂おしいカップル」!!』

 

手を繋いで叫ぶは…俺らの複合スペル。

 

「カップルですってぇ!?キィィィィィィ!!妬ましい妬ましい妬ましい妬ましいッッ!!!」

 

「ハァァァァァァ!!」「ええええええい!!」

 

2人で超高密度の弾幕を放つ。

 

「うっ…くっ…キャアアアアアアアッッ!!!」

 

俺らの弾幕はパルスィの弾幕を突き抜け、パルスィはまともに被弾する。

ほんの少しの間耐えたようだが、吹っ飛ぶ。

動かない…。気絶したようだ。

 

「ふふっ…やったね♪」

 

「ああ…!」

 

俺も炎火のように、パルスィを道端に寝かす。

 

「エスカルゴも優しいのね♪」

 

「…そうか?」

 

「うん♪」

 

まぁ…俺も、炎火みたいに強く優しく在りたいだけなんだがな。

 

「さ、炎火たちのとこ行こう」

 

「そうね!」

 

俺らも街へ入り、炎火らを探す。

 

「あ、居た」

 

案外すぐ見つかった。

 

「……戦ってるみたいね」

 

「ああ…。でもなんか…妹紅の様子が…」

 

なんだ?血?

 

「あの妖怪達に混ざって、俺らも見に行こうぜ」

 

「うん」

 

観客たちに混ざり、俺らも観戦する。

炎火が戦っているのはあの星熊勇儀だ。

 

「マジかよ…」

 

 

 

「獄炎拳『ノア・インフェルノ』。獄炎剣『インフェルノ・ドラゴン』」

 

炎火はスペルで右手に炎で拳を握り、左手に炎で作った剣を握る。

 

「炎噴射『ジェットブースター』」

 

更に、炎の噴射による移動を強化するスペルを使っている。

 

「行くぞ!!」

 

勇儀は思いっきり拳を握ってパンチを繰り出し、炎火は炎の噴射で剣を振り下ろし、拳と剣が打ち合う。

拳と剣って…勇儀さん怖いよ…。

勇儀の手がジュッと音をあげる。ここまで聞こえてくるぞ…。炎火…お前本気出してるのか…?だとしたら一兆℃…って、手ェ蒸発しねぇのかよ!?化け物かよ…!?

そして、炎火は勇儀をブン殴る。

ジュッと音がするのと同時に勇儀は吹っ飛ばされ、建物に激突。もちろん建物は崩壊した。

 

「……ハハッ、ここまでやるとは思わなかったよ」

 

まだ…気絶してねぇのかよ…本物の化け物じゃないか。俺の雷で気絶…ダメだ、立ち向かえる気がしない。

怖い…。

 

カチカチカチ…

 

「へへっ…奥歯、鳴ってやがる…」

 

「大丈夫?」

 

「あ…ああ……」

 

瓦礫の中から勇儀が出てきた。

 

「これで最後だ。獄炎溜撃『ラスト・インフェルノ』!!」

 

「そうか、私も最後だ。四天王奥義『三歩必殺』!!」

 

「5……4……!!」

 

「一歩……!!」

 

2人とも溜め技か…?もしあれがぶつかったら…!

だとしたら2人が言ってるのは…溜めのカウントか?

 

「3……2……!!」

 

「二歩……!!」

 

俺ら含め、観客みんな息を飲む。

恐らく…互いの最強の技が打ち合うんだろう。

 

「1……0!!!」

 

「三歩!!!」

 

炎火の溜め攻撃と三歩目の勇儀の拳がぶつかり合う。

 

「うわぁっ!!」

 

「キャアアッ!」

 

その場には大きなクレーターができ、俺らは風圧で吹き飛ばされる。

近くの建物も壊れたようだ。そりゃあそうだな。

 

炎火の攻撃と勇儀の攻撃は少しの間拮抗し…そして、勇儀は吹き飛ばされた。

 

「勝っ…………た…………」

 

炎火はそう呟き、倒れた。地獄耳って良いね…。

いや待て、倒れた!?気絶したのか!?

だとしたら…!

 

フッ…

 

『あ……』

 

やはり…俺らが纏っていた、炎火の炎が消えた。




先生、ありがとうございます!!_|\○_
彼の発想力には脱帽です。畏敬の念すら抱きます。
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