※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

482 / 1140
初めてのチュウ♪ 君とチュウ♪

カルゴ「おっ、除夜の鐘だ」

 

命蓮寺の鐘が鳴った。例によって、身体強化した白蓮が、拳で鳴らしているのだろう。幻想郷中にこの音を響かせるとは並大抵の力ではあるまい。

 

一同「あけまして、おめでとうございまーす!!今年もよろしくー!」

 

6人、声を揃えて新年の挨拶を言い合う。やはりこういうのは気持ちがいいものだ。

 

永琳「ところで、何でお寺の鐘を突くのは108回なのかわかるかしら?」

 

カルゴ「四苦八苦。4×9+8×9=108。まぁ煩悩の数とも言われてますし、寺によって鳴らすタイミングや回数も違うそうですけどね」

 

永琳「あなたの煩悩は幾つあるのかしらね」

 

カルゴ「俺ですか?1年中休まず鳴らしてても、到底足りないと思いますけどね…。そんくらいは多いと思いますね」

 

鈴仙「私もー♪」

 

永琳「ええ……」

 

鈴仙「ねねっ、キス初めしよ♪」

 

カルゴ「キス初め…聞き慣れない言葉だな」

 

巫月「ちょっと、私がするのっ!」

 

カルゴ「残念だが巫月、最初は鈴仙だ」

 

巫月「え?ちょっ、意味がわから────」

 

ガッチリ腕を掴む巫月の頭に手を置いて、鈴仙にそっと口付けをする。

 

鈴仙「んぅ……っ…ふっ…んん…♡」

 

カルゴ「っ……」

 

新年最初からディープキスは刺激強すぎだろ…!

ムラムラしてきたぞ、ヤバい…落ち着くんだ俺!

 

永琳「まぁ…♡」

 

輝夜「あらあら、見せ付けてくれるわね♪」

 

てゐ「うげー」

 

巫月「あぁ〜っ…」

 

うどカル「はぁっ…ふぅ……///」

 

ツウッと糸を伸ばしながら、俺たちはゆっくりと顔を離す。お互いにその顔は惚けている。

 

鈴仙「エスカルゴの初キス貰ったよ、鈴仙(・・)♪」

 

カルゴ「…ん?」

 

すると惚けた鈴仙の輪郭が歪み、代わりに惚けた顔の巫月になった。

 

カルゴ「え?」

 

巫月「うふふふっ♪」

 

急な出来事に巫月以外のメンバーは口をあんぐりと開けて凍り付く。そんな中で、真っ先に動いたのは、巫月…いや、鈴仙だった。

 

鈴仙「あなた、幻覚で姿を交換させてたのね!?自分と私の姿を!」

 

巫月「せーかい♪」

 

カルゴ「…ん?つまりどゆこと?今、俺がここでキスしたのは巫月ってこと…?」

 

巫月「そーそー♪」

 

えええええ…そんな素振りあったか??

 

鈴仙「いつの間にそんな仕掛けしてたの!?」

 

巫月「この部屋に、私と鈴仙が入ってきた瞬間♪その時に入れ替えたの♪」

 

カルゴ「…てことは、キス納めは鈴仙か。結局、鈴仙に化けた巫月と先にシたから」

 

巫月「そういうこと♪ 納めより初めの方が、私にとっては価値あるもん♡」

 

項垂れる鈴仙に対して、永琳は苦笑いする。

 

永琳「なるほど、だからか…。どこかおかしいと思ったのよ、さっきのあなたたち。ウドンゲから提案して、その後に巫月ちゃんがキスしたのに、ウドンゲはもう1回ってヤらなかったし。とても最後を狙ってたようには見えなかったからね」

 

確かにそうだな…。

 

鈴仙「初めて持ってかれたぁ〜……」

 

巫月「今年はも〜っと楽しくなりそ……♡」

 

永琳(末恐ろしいわね…)

 

その後、鈴仙と巫月の母娘喧嘩が勃発した。新年早々、騒々しいものだ。それからは3人で眠り、静かに夜を過ごした。

博麗神社の手伝いの約束があるので、初詣に来る参拝客がいることを願いながら、仮眠についた。




あけましておめでとうございます。今年も1年、よろしくお願いします。て訳で書き初め?です。
最初からぶっ飛ばしてますねぇ…。

次回、博麗神社での初詣!
毎度の事ながら人間は集まらず、代わりに妖怪が集まる博麗神社…!しかしその参拝客の中には、意外な人物が…?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。