※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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今回は、外での生活と紅魔館での生活の違い、それに対する考えをピックアップしてみました。
あと、ちょっとした出来事も。
もし自分なら…と想像しながらだとより楽しめるかな、と思います。


第1章:吸血鬼・エスカルゴ
人間としての俺、吸血鬼としての俺


吸血鬼となり、紅魔館に住み始めてから結構経つ。2週間程だろうか。

 

結局、美鈴に直接挨拶出来たのは幻想入りから二日後のことだった。ずっと寝ているので、起こしてしまった。

 

話は戻るが、あれからしばらく、自分の力を模索している。が、未だに見つけられる気配は無い。

 

カルゴ「ちぇっ…。このまんまじゃ、吸血鬼だけに、血を吸う程度の能力になっちまうな…。何か無いかなぁ…」

 

そんな時に何故かふと、昔のことを思い出した。

そして、現在との違いについて考えを巡らせた。

 

人間だった頃の俺は、読書家で、目立たず、地味で、出来るスポーツと言えば卓球、弓道、バスケやバレーなどだけだった。

目も悪く、遠くは見えなかった。そう、近視だ。

裸眼での視力は、左右どちらも0.02ほどだ。

 

けど、吸血鬼となった今は違う。

裸眼でも遠くが見えるようになった。

卓球で鍛えられ、元々よかった動体視力に磨きがかかったような気さえする。

今スポーツしたら一体どうなるんだろう?

いや、フランたちと遊ぶことが最早スポーツだな…。

 

また、人間だった頃の記憶は吸血鬼となった今もキチンと残っている。

俺は化学を専攻としていた学生だったから、そこらの人間よりかは化学的な見方、考え方が出来ると思っている。

高専生を…いや、元高専生を見くびってもらっては困る。

 

服装についてだが、咲夜さんに服を仕立てて貰った。メイド長というのはここまで万能なのか?

それとも咲夜さんが特別なのか?

この問は、恐らく後者だろう。

 

レミリアやフランと同じく、俺にも羽があるので、破けないように、羽のところには縦長の穴がある。パッと見ただけじゃわからない。

羽は自然と通るし、しかも動かしやすい。

 

咲夜「もし破れましたら申し付け下さい、すぐ新しい服と取り替えますので」

 

なんて言ってたけど、破れる気配など微塵も感じられない。

人間の頃はもちろん靴下+スニーカーであったが、吸血鬼となってからもそれは変わらない。

靴下もこれまた咲夜さんお手製だが、靴は幻想入りしたときのと変わらない。

ちなみに、俺が幻想入りしたときの服装一式は大事に取っておいてある。

やはり思い出は大事にしたい。

 

それにしても、咲夜さんが仕立ててくれた服はとても動きやすい。

 

ここまで動きやすいと、普通の服装には戻れないぞ?まぁ戻る気なんかサラサラ無いけど。

 

読書家なのは昔も今も変わらずずっとだ。

こっちへ来てからは、暇ができたらパチュリーと共に本を読み漁っている。

もちろんパチュリーのそばには小悪魔が居る。

 

 

 

そう言えば、吸血鬼になってからは、好みや味覚が多少変わったような気がする。

飲み物だと、紅茶だ。

紅茶は元々好きであったが、人間の頃は飲めなかった紅茶が飲めるようになっている。

具体例を上げるとするなら、アールグレイだ。

食べ物だと、ゴーヤチャンプルーだ。

カルボナーラが好きなのは相変わらずなのだが、ゴーヤチャンプルーを好んで食べるようになった。出されれば食べる程度だったのに何故だろう?

多分、咲夜さんの作るゴーヤチャンプルーが世界でイットー美味しいからかもしれないな。

 

 

 

遊びの面でも大きく変わった。

人間だった頃は家で一人でスマホゲームをして過ごしていた俺。だが、今はフランがいる。

フランは、自分が暇になったらすぐ

 

フラン「エスカルゴ〜、遊ぼ遊ぼ〜!」

 

と寄ってくる。

その様子はとても可愛らしく、即OKして遊んでしまう。遊ぶと言っても、俺は弾幕を出せるわけではないので、フランが出す弾幕をただただひたすら避けるだけだ。

かなり疲れるが実に楽しい。

気持ちいい汗をかくというのは、このことだろうな。なぜフランがこんなんで楽しめてるのかを以前聞いたことがある。

そうしたら、

 

フラン「小動物みたいにチョロチョロ逃げ回ってるのを見るのって、と〜っても面白いのよ!」

 

と答えたのだ。

なるほど、小動物のように逃げ回る俺を見て楽しんでいたのか。

俺と遊んで、楽しいと感じてくれるのはもちろん嬉しいのだが……小動物とは…。

なんか複雑な気分だ。

生まれ方の違いはあれど、一応同じ種族なのに。

 

今もこうして遊んでいる訳だが…。

うん、可愛い!

 

小動物扱い…か。

ま、俺も楽しいから、いっか♪

 

一人で納得し、フランと共に少し休む。

 

フラン「ねぇ、エスカルゴ」

 

カルゴ「なんでしょう?」

 

フラン「遊んでくれるのは大好きだけど、その話し方はキライよ。もっと気楽に話しかけて?」

 

カルゴ「で、でも…お嬢様ですし…」

 

フラン「いいのよ!お嬢様だって思うなら、お嬢様の言うこと聞きなさい!」

 

うっ…痛いとこを突くなぁ…。

前にレミリアにも同じ様な事言われたような…。

 

カルゴ「わ、わかりました…」

 

フラン「……次そんな話し方したらきゅっとしてドカーンしちゃうからね」

 

ジト目でこちらを見、フランにしては暗く低い声でそう言う。

 

きゅっとしてドカーンって、それって死ぬってことじゃ…。なんとしてもそれは避けなきゃ!

それにしても、なんで姉妹揃ってこの話し方だとダメなのだろうか…?

もっと友達っぽくしたいってこと…なのかな…?

 

カルゴ「…わかっ…た…」

 

途切れ途切れながらもそう答えると、フランはとても可愛い笑顔を見せ、

 

フラン「うんっ♪」

 

と言った。

思わず頭を撫でたくなったが、グッと堪えた。

 

 

 

このまま、あと何年過ごせるのか俺にはわからない。

でも、この楽しい日常を大事にしよう、と心から思った。

 

 

 

 

 

程なくして、俺にある変化が起こる。

でもそれは、また次のお話で。




うーん…なんとか、言いたいことは言えたかな…と思います。
次回は、先程触れた「変化」について!
多少期間が空くかもしれません、ご了承下さい!
それでは次回もお楽しみに!!

文章構成下手スギィ…。
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