さっき拾った女の子は、とりあえず永遠亭で預かることになったらしい。世話役は炎火だ。
あいつ忙しいよなぁ…。兎の世話に姫様の世話…更に俺とフランの事もだろう?俺ら2人はもうあんまり手がかからないはずだが…。それでも大変だよな。ま、任せられるってことは信用されてるって事なんだろうが。
そして、あれから2日……そう、日曜日の夜だ。
「全員準備開始ーーー!!!」
『りょうかーい!!!』
俺らは妖怪の山の来ている。
今回の宴会は妖怪の山全体で行われるらしい。
やっぱ、人数が人数だし…仕方ないね。
俺らは、妖怪の山から直接手伝いの依頼が来たので、兎達と妖怪の山の天狗や河童で宴会の準備をしている。今回の宴会は朝から行われるらしい。
俺と炎火、そして咲夜さんも集まった。
咲夜さん、手伝ってくれるらしい。心強いなぁ…。
「2人とも……やるぞ……!」
「野菜炒めは任せろ……!」
うむ、炒め物くらいしか…。やっぱレパートリー増やすべきだよなぁ…あとは卵焼きとかそんなんだし…。
つーか早くフランのとこ行きてぇ…!
「今こそ料理の腕を見せる時だわ……!」
「じゃあ、開始ーー!!」
はよ終わらせてやる…!
俺ら3人は宴会に向けて調理を開始した。
例によって、俺が野菜炒め等の炒め物、炎火と咲夜さんはそれ以外を作っていく。300人分……しかも、幽々子さんも来るらしくて…。こりゃ大変だぜ。
過労死しないようにせねば……!
一時間後
「これ終わりが見えない……!!」
「挫けるなエスカルゴ!!これまだ50人分も終わってないぞ!!」
俺はもう諦めかけていた。
終わりの見えない作業…そしてまだ6分の1すらも終わっていないという現実…。
「え、炎火……私も挫けそう……」
咲夜さんまで…。
「諦めるなぁぁぁぁぁぁ!!」
俺らが調理を開始して、はや1時間。お互い(主に炎火が)挫けそうな心を支え合い…調理を続けているが……。
猫の手も借りたいというのはまさにこの事だ…手伝ってくれる人がいたら……!
「さ、3人とも、手伝いましょうか?」
『よ、妖夢ーー!!』
ここで妖夢参戦。これで4人!
まだなんとかなる…かも!
更に2時間後
「こ、こんなに作るんですか!?」
「これで多分半分ぐらい……妖夢の主人の食欲がやばいんだよ……」
「な、なんかすみません……」
「保温で体力が少しずつ削られる……」
「頑張れ炎火ー!!」
保温…してるのか。すげぇや…。
俺は調理した料理を全て能力で殺菌しつつ保温している。それにしても……忙しい……。
「あと1人いないのか……?」
「鈴仙は向こうで兎達の手伝いしてるし……」
「あ、あの〜……。」
俺達が調理をしながら項垂れていると、後ろから声が聞こえる。この声……妹紅でも、鈴仙でもない。
「わ、私も一応料理できますよ……?」
「り、凛乃……!!」
あ…さっきの子だ。
炎火から少しだけ聞いたが、名を清水 凛乃というらしい。人間だ。
「じゃあ、手伝ってもらえるか?」
「はい、わかりました」
そして、俺、炎火、咲夜、妖夢、凛乃の5人で残り半分ほどの料理の調理を再開した。
あ゙〜…フラン〜……。
更に二時間半後
『お、終わった…………』
300人(1人例外あり)分の料理を作り終えた。
全員、この酷すぎる労働を終え、座り込んでいる。
はー、こんな大規模料理一生作りたくねぇ。
「はぁ……さて、俺はここで保温してないといけないけど……みんなはどうするの?」
「俺はフランと一緒にいようかな。ずっと料理してたし」
炎火…お疲れ様じゃ…。
「私は紅魔館に一旦帰るわ。許可が出ているとはいえ、長い間メイド長がいないのはよくないもの」
「私も白玉楼へ帰ります」
「凛乃はどうする?」
「え、えっと……炎火さんと一緒にいます。1人だと寂しいでしょうし……」
「んー……それもそうだな。ありがとう凛乃」
おやぁ?中々、仲良さそうですなぁお2人さん?
…さ、フランのとこ行こっと。
翌朝
俺とフランは、朝から散歩…デートしてた。
妖怪の山でデートだなんて、そんなことはなかなか出来ないし…なにより楽しい。
すると、そこにてゐ…と、それを追い掛けているらしい炎火が現れる。全く、朝から何やってんだか…。
てゐのことだ、どーせ、サボってたのがバレて追い掛けられてる…ってとこなんだろうが…。
ま、これくらいなら炎火1人でなんとか…
「エスカルゴ!てゐを捕まえてくれ!」
な…なん…だと…!?
「ええ?わ、わかった!雷速『クイック』!」
高速で移動し、一瞬で捕まえた。
…いつもならここで雷落とすんだが…こっちのてゐのことは炎火に任せるとしよう。
「て〜ゐ〜?」
「ヒィッ!」
「反省しろ!炎牢『獄炎牢獄』!!」
わ…わお…。炎火はてゐを炎の牢獄に閉じ込めた。
「暑い熱い暑い熱い!!」
「それが解けたらちゃんと仕事することだな」
雷落とすよりもえげつないな…。
「お前中々えげつないことするな……」
「いつも通り」
「えぇ……。」
俺とフランと炎火は、妹紅と凛乃が待っているという場所に行った。そして、俺達は宴会の準備を手伝った。
宴会開始30分前
宴会の準備が終わり、続々と人が集まってくる。
人里の人は妖怪を恐れてるようだが…大丈夫だろ。
いや…そんなことより……。
「うぅ〜……緊張する……」
緊張に弱い俺。いや、違うな。緊張に弱いというか、今まで体験した宴会とは規模が違いすぎるので、場の雰囲気に圧倒されているのだ。
「エスカルゴお前緊張しすぎだろ……」
「なんで炎火は緊張しないんだよ……」
「慣れた」
「えぇ……」
平然と答える炎火。慣れって…怖いね……。
異変解決メンバーは集合していた。異変解決した人は主役っぽいから、一旦集まっておかないといけないというから面倒だ。…向こうじゃ異変を起こした側なんだよなぁ…。
「乾杯の音頭はどうする?」
「いつも通り炎火でいいんじゃね?」
「おい魔理沙」
「異論はないわ」
今までもこんな事があったのか…。
いつも通りって!
「俺も任せる」
「炎火頑張れー!」
「頑張ってね〜!」
「結局こうなるのか……」
とか言いつつもやってくれるのが炎火だ。
そして、宴会開始5分前になった。
「そろそろかぁ……」
「炎火、私も楽しみです!」
「キュオ〜♪」
「お前らはそこにいるのか……」
「ここが1番安心できます」
「キュオー!」
「はいはい……」
宴会開始時間だ。
炎火は宴会会場の中心に立っている。
「今回も無事異変解決できました!そのことを祝して……かんぱーい!!!」
『かんぱーい!!!』
こうして、宴会は開始した。
今回も……って…。やっぱりあったんだ…。
「炎火、これからどうするんだ?」
「色んなところ回ってくるよ。エスカルゴもそうしたらどうだ?」
ふむ…。
「そうだな、お互い楽しもうぜ!」
「おう!」
俺は炎火と別れ、色んなところを探していく。
フラン、どこだ…少し目を離した隙に…!
いや…なんか俺、ストーカーっぽくね…?
い、いや、ストーカーじゃないし!人が多いと悪い人が居るかもだし…そ、そう、保護。保護のためだ!
自己を勝手に正当化する。
さ、フラン探そ…。
数分後
チラッ
「ん?」
大木の影に、フランの羽が見えた。
結晶で出来てるような、不思議な七色の羽。
…行ってみるか。
「お〜い、フラン……おお…!」
驚いた。そこには、教室くらいの広めの日陰が広がっていて、更にはフランが2人居たからだ。
「あ、エスカルゴみっけ♪」
そのうちの1人が駆け寄って来て、俺の手を引く。
フランばかり見てて気付かなかったが、レミリアも咲夜さんも居た。
「あら、エスカルゴさん」
「どうも。お料理、お疲れ様でした」
「エスカルゴさんこそ」
「いえ、俺なんて炒め物だけですから…」
「ふふっ、それでも十分ですよ。おかげ様で、手間が省けましたから」
「ども……」
…もっと作れるようになろう…。
「あなたがエスカルゴね」
「!」
レミリア…。
「そうです」
「ああ、楽にしていいわ。あなたもそうしたいでしょう?」
「はい…ではそうさせていただきます」
なんか、レミリアに会ったばかりの頃を思い出すな。
「元の世界では、私とフランと付き合ってるんですって?」
「…うん…」
「あなたがねぇ…」
と言ってジロジロ見てくる。緊張する…。
「ねぇ」
「なに?」
「私と戦ってくれない?」
!?
「なっ…なんで…?」
「なんとなくよ、なんとなく」
ま、いっか。
「…いいよ」
「決まりね。移動しましょ」
「どこに?」
「ここより広い場所を見つけたの。ここじゃ、あなたには狭いでしょう?」
「俺はここで十分だよ。すぐ終わるし」
ピクッ…
「…どういう意味?」
「さっさと終わらせる。そしてフランと…」
その先は自重する。
イチャイチャしたい、と言おうとしたのだ。
「あなたのために言ってあげたのに…後悔するわよ?」
「しないよ」
「…いい度胸ね」
「エスカルゴ、頑張って!」
「おう!」
イラつけばイラつくほど、攻撃が単調になりがち…だと思うんだ。少なくとも、俺らのとこのレミリアはそうだ。だからわざと怒らせるようなこと言ってるんだけど…。どうなんだろう?
「かかってきなさい」
おっ…。
「そちらからどうぞ」
と返してみる。さぁ、どう来るか…。
突進してきたら即終わらせられるんだけどな…。
「なんかムカつくわねぇ!」
…ここまでは予定通り。次だ。
「神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
なぬぅ!?そうきたか!!
「ハァァァァァッ!!!」
やべ、ブン投げてきた!
「雷壁『雷纏反撃壁』!」
バリバリバリバリィィィ…ドォォォォォン!!!
壁の完成と同時にぶつかり、相殺された。
「チッ!」
バヒュッ
「!!」
来た!
ドカッ
「グエエッ…」
腹にキックだと…?ならこのまま…!
ガシッ!
そのまま足をつかむ。
「!?ちょっ、離しなさい!!」
「離すかよ…っ!!」
ちょっと痛かったけど、このチャンスは逃せない。
「雷鎧『サンダーアーマー』攻撃Ver.!!!」
「!?」
ヒュンッ…グサグサグサッ
鎧から無数の刃を伸ばし、串刺しにする。
もちろん硬度は落としてあるので怪我はしない。
体内に直接電気を流すだけだ。
バチバチバチィィィッ
「っ…!」
声も出せないようだ。
喉は刺してないし、腹も刺してないのだが…。
刺してる箇所は腕と脚だけ。つまりいつも通り。
「どう?」
「うご…動けないわよ…」
「そうだろうな。痺れさせたからね」
「………」
「解除」
フッ…と鎧は消え、レミリアはそのまま崩れ落ちる。
「おっ…とと」
レミリアを抱え、咲夜さんの所へ連れていく。
「あっという間…でしたね」
「まぁ…レミリアが本気出す前に痺れさせただけですよ。それに、レミリアが何かしらの体術を繰り出して来るのは読んでましたし」
「なるほど…」
「読んでた?何言ってるのよあんた」
「俺らのとこのレミリアはさ、イラつくと攻撃が単調になりがちなんだ。だからこっちのレミリアもそうなのかなって思ってね。…だからその…わざとイラつかせたんだ、ごめんな」
「なんだ、そうだったの」
「うん…」
「それくらい謝る程でもないわ、気にしないで」
「うぃっす…」
ふぃ〜…。許してくれた〜。というか、こっちのレミリアにも同じ戦法が通じてよかったぜ…。
「お疲れ様、エスカルゴ!」
フランが抱きついてきた。
「おう!」
抱きつかれた体勢のままナデナデする。
ナデナデ…気持ちいい…!
「ちょっとエスカルゴ…私はこっちよ」
腕組みして睨んでくるフラン。
あっちが…俺の彼女の方なのか?
「え゙っ」
「残念でした〜♪きゃはははは!」
抱きついてきた方は離れる。
「…マジか…」
「もうっ…」
どうやら、抱きついてきた方はこっちのフランだったようだ…。騙された…。
「瓜二つなもんで…間違えちまった…たはは…」
「よく見てよねっ!」
「気をつける…」
パチパチパチパチ…
「ん?…ゲッ」
「あら…」
拍手が聞こえると思ったら…どうやら、観客が居たようだ。山の天狗やら人間やら…色々いる。
その中から1人、進み出る者がいる。
「あなた中々やるじゃない」
「えっ」
癖のある緑の髪に、真紅の瞳。白のカッターシャツとチェックが入った赤のロングスカートを着用している。
首には黄色のリボンをし、日傘をさしている。
あれは……!
「初めまして。風見 幽香よ」
「は、初めまして。エスカルゴ・スカーレットです」
「先程の戦い、見学させてもらったわ」
「ど、ども…」
「私と手合わせしてくれないかしら?」
…ナニイッテンノ?断りたいけど……なんか…威圧感が…。断ったら即殺されそうな…ひえ…そう見えるだけ?なんか怖い逃げたい嫌ぁぁぁ…。
「…わ………わかりました…」
「ふふっ、そう来なくちゃ。さ、移動しましょ」
「……はい…」
はぁ……気が重い…。
そして着いたのはさらに広いところ。
「さっき言ったの、ここよ」
「なるほど」
つーかお前ら…ついてきてんのかい!
あーもー…勝てる気しないぜ…。
いや、気をしっかり持て、俺!
これはエキシビジョンマッチ!そう、ガチの戦いじゃないんだ!……けど勝ちたいな…。
「さぁ、いつでもどうぞ」
くぅ〜ッ…余裕アリアリって感じだなぁ…!
「じゃあ遠慮無く…えい!」
ババババッ
弾幕を発射して、とりあえずは様子見を…
「ええ!?」
華麗に避けていくが、当たりそうな弾は傘で防いでる。おいおい、その日傘、弾幕防げるのかよ!?
「そんなものなのかしら?」
「いいや、まだまだ!!」
えーと…もっと強い弾幕…。あれだ。
「雷符『Midnight☆Thunder』!!」
ブワッ…
「あら…」
よし、これなら…!
『みーえーなーいー!』
スカーレット姉妹の声が聞こえるが…まぁいい。
バリバリバリバリィィィッッ!
「ふふふっ」
「はァ!?」
「ほらほら、どうしたの?」
闇が晴れちまった…。くそ…!
どれも傘で防ぎやがる…これでもダメなら…弾数にこだわらず、一撃必殺で…!
「紅眼『吸血鬼の本質』!」
みんな見てる前で、少し恥ずかしいが…。
ササッと厨二病ポーズをとる。
さっきの闇の中でやっておけば、と後悔してる。
「一閃『Mishap of Thunder』!!」
ヴォン…
上空に極大の魔法陣が出現。
「…!」
少し反応を見せる幽香さん。
これなら…イケるか!?
「喰らえええええ!!召・喚!!」
バリッ…ズドォォォォォォン!!
極大の雷が魔方陣から発射され、幽香さん目掛けて落ちる。
「ふふっ…少しビリッと来たわ」
「なっ…!?」
「そろそろ反撃しようかしらね」
ゾクッ…
やばい、先手を打たなきゃ!!!
えーと、何がいい…クソッ、どれも効きそうにねぇ!
とりあえずこれだぁ!!!
「雷神『Thunder☆Fall』!!」
「元祖『マスタースパーク』!」
ドォォォォォッッ!
うっ…!
連続攻撃でなんとかギリ消せた…けど…煙がもうもうと立ち込めていて周りがよく見えん…。
さぞかし、周りには衝撃も広がっていることだろう。
落雷の衝撃を侮ってはいけないZE☆
…で、幽香さんはどこに……?
ん?観客の方に炎の壁のようなものが…。炎火か?
「隙ありよ。元祖『マスタースパーク』」
「しまっ────!」
いつの間にか移動していた幽香さんの極太光線が当たる。勝負は終わった。
「エスカルゴ、大丈夫か?」
む、炎火か…。
「……あー!悔しいー!!」
ちくしょう…!霊夢の時ほどボロ負けだった訳じゃねぇけど、負けるのは悔しいぜ…。もっと修行…だな。
帰ったら向こうの幽香さんに勝負挑もうか…。
というかあの人、ぜってぇ本気出してねぇよあれ!!
炎火が回復の炎とやらをやってくれた。
回復していくのがわかる。というか、回復が加速していく。これでフランとイチャイチャ出来る…かな?
フランが駆け寄って来た。
『お疲れ様!』
「おいっす…はぁ…」
って2人?あー、最後まで見てたのね…。
負けたとこ見られちまった…たはは…。
「スカーレット、どっちが永遠亭にいる方かわかる?」
炎火がスカーレットに聞くと、スカーレットはポケットから顔を出す。
「えっと……左の人です!」
「ありがとうな、スカーレット」
「えへへ。どういたしまして♪」
スカーレットは嬉しそうな顔をする。
なるほど、左の方が俺の彼女な。サンキュー。
「おい炎火〜♪」
「うわっ、萃香!?って、お前どんだけ酒飲んだんだ!?」
あら…萃香だ。
俺のことは知らないと分かっているのだがなんとなく視線をそらしてしまう。
「え〜?そこまでだぞ〜?」
「絶対嘘だ……」
「それより、こっちで楽しもうよ〜♪」
「うわぁ引っ張るなー!」
あーらら…。炎火、引っ張られてったわ…。
さて…と。
「えっと…こっちが俺の彼女だな?」
ナデナデ…
「ふふっ、正解♡」
「ふっ…………ふぇっ…ぶぇっくしょい!」
『キャッ!』
「すまんすまん…」
危ねー、余所見するのが間に合ってよかった…。
「凄いくしゃみねー…」
「誰かエスカルゴの噂してるのかしらね?」
「そーなのかなー…」
「ね、ね、3人で遊びましょ!?」
こっちのフランが提案する。
「そうだね、何かしましょっ!」
「じゃあじゃあ、何して遊……」
わあぁぁぁ……
「ん?なんかやってるな。行ってみないか?」
『うーん…わかった!行こ!』
「お、おう…」
なんか、分身みてぇだな…。
そして、その場へ移動した。
おっ、今度は炎火が幽香さんとバトるのか。
観客に被害がいかないように、という意味合いなのか、紫さんと霊夢によって結界が張られている。
「じゃあ、やろうか」
「はぁ……やるしかない!全力で行くぞ!!獄炎剣『インフェルノ・ドラゴン』!!」
炎火は右手に炎で作った剣を装備。
幽香さんは高密度の弾幕を放ってくる。
なんでい、俺ん時は避けるか弾くばかりだったのに。
炎火はそれを回避したり、剣で壊したりしてる。
「幻想『花鳥風月、嘯風弄月』!」
わお…おっかねぇ…。
俺ん時あれやられてなくて良かったぜ…。
って、どっちだよ!?やられたかったの?やられたくなかったの?……後者だ!(ドヤァ
「更に高密度に……!!だったら!解除!!スペルカード発動!炎符『ファイアーマシンガン』!!」
幽香さんはスペルを発動するが、炎火もスペルを発動し、弾幕を相殺していく。けど、相殺できなかったのもあるようで…。でもそれはちゃんと回避してる。
「今だ!!獄熱戦『ライトニング・ノア』!!」
炎火は腕を組み、光線を放つ。
なんかすげぇ!
「元祖『マスタースパーク』!!」
幽香さんも極太光線を放つ。
あー、なんか、マスパまでトラウマになりそ…。
そして、炎火の光線と衝突。しばらく拮抗し、爆発した。炎火も幽香さんも吹き飛ばされた。
ビキッ
「!?……わ〜お……」
結界にヒビが入ったが…なんとか持ち堪えたようだ。あの2人パネェぜ…。
「はぁ……はぁ……あぁ〜……!」
炎火は地面に大の字で転がる。
幽香さんも大の字で倒れていた。
……引き分け…か?幽香さんと?
マジかー、やっぱ俺と炎火じゃ力の差が…。
…いや、暴走すればイケんじゃね?
誰彼構わず…ってのが困るが。
『炎火ー!!』
みんながわっと炎火に近づいていく。
炎火はみんなの助けを受け、立ち上がる。
「幽香、大丈夫?」
「……ふふ、強くなったものね……」
幽香さんは紫さんの助けを受けて立ち上がったようだ。歓声がすごい。流石炎火…と、幽香さんだ。
「すぅ……みんなー!!もっと盛り上がっていこー!!」
『おおー!!!』
「凄かったわね〜」
「そうね〜…」
「ね、今度こそ遊びましょっ!!」
「そうね!」
「そうだな!何して遊ぶ?」
とは言ったものの……やべえぇぇ…またどっちがどっちなのかわからなくなったァ…誰か助けてぇ…!
こうして、楽しい宴会の時間はどんどん過ぎていった。宴会は、日曜日の深夜…日を跨ぐギリギリで終了した。宴会…というか祭りだよなぁ…(苦笑)
うん、もはや祭りっすわwww