※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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ショタカルゴはひたすら甘える

カルゴ「はふぁ〜、お腹いっぱい♪」

 

鈴仙「子供の真似事までする必要あるの?」

 

カルゴ「んー?別に無いけどさ、子供の見た目で大人口調…いつもの口調とか気持ち悪くない?」

 

鈴仙「確かに…」

 

夕飯を食べ終わった俺は、まずサグメに向かって歩いていき、縁側でお腹を休めさせている彼女の隣に座った。横目でチラリと俺を見たサグメは、翼を小さく揺らした。

 

カルゴ「ねーね、サグ姉」

 

サグメ「…何?」

 

カルゴ「部屋、決めたの?」

 

サグメ「…あなたの部屋の隣にした」

 

おお、それだったら直ぐ行けるな。まぁ、夜這いなんてするつもりは無いけどさ。まだ…ね。

 

サグメ「けれど、安心はして欲しい。夜の営みの邪魔はしないから」

 

カルゴ「乱入OKだよ?」

 

サグメ「……そうでは無い」

 

カルゴ「んー?」

 

わざとらしく首を傾げ、サグメの顔を覗き込む。

光源である部屋の光は俺たちの背後なので、竹林を見つめるサグメの顔色は伺えない。だが、少し目を逸らされたような気がする。

 

サグメ「あなたが望むのなら…私はこの身を差し出す。私からは…恥ずかしいから、絶対言わないけれど」

 

カルゴ「じゃー…甘えていーい?」

 

サグメ「恥ずかしいから嫌だ。…と言っても、あなたは、私が拒否するという運命を逆転させてしまうのだろう。心ゆくまで甘えてもらって構わない」

 

カルゴ「子供だから難しいことわかんないなー。良いの?悪いの?」

 

サグメ「良い」

 

カルゴ「じゃあ抱きつくねっ!厶ギューッ♪」

 

隣のサグメに、手と足の両方を使って抱きつく。

左手は胸の真下に、左足は太腿に乗せるように、右手は翼の少し上、右足はお尻の少し上で、顎を肩に乗せて抱きつく。もう少し動けば、頬にキスできそうな距離感だ。

 

サグメ(ち、近いっ…これは恥ずかしいっ…///)

 

カルゴ「プルプル震えてるよ?どしたの?」

 

サグメ「ひ…左側に、重さが偏ってる…から…///

(耳元で囁かないで…何か、よくわからないけど…ヘンになってしまう…!)」

 

カルゴ「あれ、顔赤い…。ね、こっち向いて?」

 

サグメ(ダメ、今そっちを向いたら…!あなたの顔が目の前って状況にっっ…///)

 

カルゴ「ねーってば!」

 

サグメ「─────ッ!?」

 

サグメの頬をムニュッと両方から押さえて、半ば強制的にこちらに向かせる。両足だけで己の体重を支えるのは少しキツイ。

 

カルゴ「ほっぺも熱いし赤い…お熱でもあるの?月から来て疲れちゃった?」

 

頬を押さえたままでそう問いかけるが、サグメは更に顔を赤くさせて黙り込むばかり。目だけは、しっかりと合っているが。

 

カルゴ「ちょっとお熱測らせてね?」

 

サグメ「だっ、ダメっ……!」

 

小さな声で抵抗したサグメだが、俺は構わず額をくっつける。

 

カルゴ「ちょっと熱いねぇ…大丈夫?」

 

サグメ「あなた、ちょっと近いっ…///」

 

カルゴ「鼻もピトッてくっ付いてるね♪」

 

サグメ「だからそれが恥ずかしいと……///」

 

カルゴ「サグ姉のほっぺたモチモチだ〜♪」

 

サグメ「サグ姉…恥ずかしいって…」

 

カルゴ「恥ずかしがり屋さんだね、サグ姉♪」

 

サグメ(可愛いっ…!子供とは、ここまで可愛いものなのか…!思わず抱き締めたくなる可愛さ…本当にこれがあのエスカルゴなのか…)

 

カルゴ「ふあ〜…遊んだら眠くなっちゃった…」

 

サグメ「えっえっ…わ、私はどうすれば…??」

 

カルゴ「サグ姉、一緒に寝よ…?」

 

サグメ「っ!?い、いや、その…///」

 

カルゴ「お願い…一緒に寝よ…?」

 

サグメ「〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

欠伸で出た涙を利用してうるうるした瞳を再現。その目でサグメを間近で見つめて、サグメ自身の照れにて彼女の判断力を根こそぎ奪い、その首を縦に振らせた。

 

サグメ「八意様…姫様……。彼が眠りたいと言うので、寝かしつけてきます…///」

 

永琳「はーい、いってらっしゃい」

 

鈴仙「え!?それは私の役割ですよサグメ様!」

 

サグメ「そうは言っても、彼が私を指名した…」

 

鈴仙「ていうか普通にしゃべってませんか!?」

 

サグメ「指名されたのは現在から見れば過去の事だし…スケッチブックは居間(そちら)にある…」

 

鈴仙「あ…」

 

サグメ「そういう訳だから…また後で…」

 

鈴仙「えええ〜…私が寝かしつけたかった〜…。姫様も巫月も何も言わないし…」

 

輝夜「私はさっき遊んだから満足満足♪」

 

巫月「右に同じ〜♡」

 

鈴仙「うわ〜ん、四面楚歌ぁ〜…」

 

永琳「エスカルゴ?あなたからもウドンゲに何か言ってやりなさいよ…」

 

カルゴ「ん〜…おやすみ、鈴仙♪」

 

鈴仙「うん…おやすみー…。(可愛いなぁ、もう!何でも許せちゃうじゃん!)」

 

 

 

サグメに抱えられたまま、永遠亭の廊下をゆく。

 

サグメ「えっ、と…あなたの部屋は私の部屋の隣だったから…」

 

カルゴ「俺の部屋じゃなくてサグ姉の部屋だよ」

 

サグメ「えっ…どうして…?」

 

カルゴ「『一緒に寝よ?』って言ったじゃない?だから…ね?」

 

サグメ「し、しかしそれは…///」

 

カルゴ「今夜だけだから、お願いっ!」

 

ギュッと強めに抱き締め必死さをアピールする。

それが伝わったのか、耳をかなり赤くさせながら小さく頷いた。

 

サグメ「…ここが私の部屋…。間取りはそちらとあまり変わらないらしく…1人では少し広い…」

 

カルゴ「今は俺も居るよ♪」

 

サグメ「…そう……だね…♪」

 

特に着替える訳でもなく、2人でそのまま布団に入る。密着しているからか酷く暑苦しい。勿論、良い意味で…である。

 

カルゴ「ねー、サグ姉…」

 

サグメ「何…?」

 

カルゴ「1回だけ…キスしてもイイ?」

 

サグメ「…ダメと言っても、強引なあなただから強制的にするのだろう…。少し、流れが掴めた」

 

カルゴ「そっかー…じゃ、ダメな理由教えて?」

 

サグメ「……言わなきゃダメだろうか?」

 

カルゴ「出来れば言って欲しいなー。どうしてもダメなら言わなくていいよ?」

 

サグメ「……初めてのキスは…あなたが元の姿に戻ってからしたいな、と……思っていて…///」

 

カルゴ「うん…わかった。元の姿に戻ったら絶対キスしようね♪」

 

サグメ「少し…楽しみにしてる…///」

 

カルゴ「むふふ〜…そっかそっか…俺も楽しみ♪

それじゃ、おやすみなさい♪」

 

サグメ「…おやすみ…///」

 

シーン、と静まった彼女の部屋。それからしばらく経って、サグメが小さく呟いた。

 

サグメ「まだ…起きてるだろうか?」

 

カルゴ「…?」

 

寝ているが、驚かせようと思ったので寝たフリをしている。このまま黙ってしまわないかある意味賭けだ。黙ってしまったらつまらない。

 

サグメ「寝ているか…中身も子供なのでは…?」

 

確かに、遊び疲れて寝るとか子供らしいな。まぁ子供の身体で何回もイケば疲れるよ、そりゃあ。おのれ輝夜め…今度ヤる時はアへらせて気絶寸前まで手荒く犯してやるからな、コンニャロめ…♪

 

サグメ「いいか…起きてたら恥ずかしいし……」

 

何の話だよぉ…。

 

サグメ「…ありがとう、エスカルゴ…。私を……月から救ってくれて……」

 

いや〜…救ったもなにも、サグメが決断しただけなんだけどね…。つまり自分でやっただけだぞ。俺はなんもしてない。

 

サグメ「生きる意味を…ありがとう…。死ぬのは怖いけれど……あなただったら、そんな運命すら捻じ曲げてくれるような……そんな気がする…。他力本願、というやつだろうが…私にはあなたに頼るしか道がない…。いつの日か訪れてしまう、あなたとの別れが怖い……。どうにか…ならないものだろうか…?」

 

死ぬのが怖い、か。まぁ、俺と同じ方法を使えば誰でも不老不死になれるし…捻じ曲げられるよ、俺なら。

 

サグメ「ふふ…起きてる時には言えないけれど…言ってしまった…♪」

 

聞いてるんだよなぁ…。

 

サグメ「私が死ぬ迄…ううん、死んでもあなたを愛し続ける…。あなたの事が大好きだから…♪」

 

今までより好きになったよサグメ…。俺も大好きだよ、サグメ…絶対に誰にも渡さないから……。





次は博麗神社です。一応これからの予定としては
博麗神社、仕事場、紅魔館、白玉楼、守矢神社の順で書きたいなぁと思ってます。あと夢幻世界、仙界、地底も書こうかなぁ…どうしようかな。
(博麗神社は一巡につき2回、紅魔館は3回…。だけど書く内容的に省く事にします(白目))
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