天体観測が趣味の俺にとってはとても興味深いイベントであります!!!!
今夜も塾終わったらベランダで…♪
皆既月食と重なるとか幸運スギィ!!
雲が邪魔だけど…。
「綺麗ねぇ…」
「そうねお姉様…」
「…なんで赤いんだ?」
「あのねぇ!綺麗ねって言ってるんだからノリなさいよ!?もうちょっとロマンチックになれないわけ!?」
「そう言われても…気になるものは気になるんだ、仕方ないだろう?」
「そういう事は気にしないで、美しい月を楽しみましょうよ!?」
「うーん…」
「全くあんたは…」
俺たちは、夕飯を済ませ、もう寝ようとしていた。
だが、窓から見えた月があまりにも綺麗だったため、予定を変更し、中庭で紅茶を飲んでいた。
「気になるね…」
「そんなの気にしてるのあなただけよエスカルゴ…」
「そうよそうよ…ふあぁ…」
フランは少し眠そうにしてるが、自分一人だけベッドに残るのも嫌だそうで、ウトウトしながらもついてきたのだ。
「眠いなら寝たら?」
「お姉様たちがこっちにいるなら…私も…」
「寝そうになったら自分で行ってよね」
「大丈夫よん…エスカルゴが抱っこしてくれるもん…。ね?」
「まぁな」
「えっ、私のことは?」
「寝たら抱っこしてあげるよ」
「そう。ならいいわ」
いいんかい。
わっは〜っ!
「ん?なんか声が…」
「そうね。…侵入者?」
「俺、ちょっと見てくる」
「私も行く」
「なら私は残ってるわ」
「オッケ。じゃ、行くか」
「うん」
声のした方へ俺とフランの2人で向かう。
声の主はすぐに見つかった。館に侵入した訳では無い。夜は声が響きやすいからそう感じただけだった。
そしてそこには、月の方を向いて手を広げてる少女が居た。
「あっ!ルーミアちゃん!」
「フランなのか〜。あ、エスカルゴも!」
「おっす」
「ねーねー、今夜の月、すごく綺麗じゃない?」
「だよね、凄いよね!あ!ルーミアちゃんも入れて、みんなでお茶会しましょ!」
ルーミアと会ってテンションが上がったフラン。
さっきまでの眠気は何処へやら…。
「良いのか〜?」
「うん!良いわよね!?」
俺に同意を求めるフラン。
俺の答えはもちろん…
「もちろん良いよ!」
こーゆーのは人数が多い方が楽しい…と思う。
「お姉様〜!」
「あら、遅かったわね。……それは?」
「それって言うな。…そこで会ったから連れてきた。良いだろ?」
「まぁね。良いけど…」
『けど?』
3人で声がハモる。
「邪魔だけはしないことね」
「わかった〜」
「ルーミアちゃんは邪魔なんてしないわ!」
「されちゃ困るわ」
「全くお姉様は…。ごめんねルーミアちゃん、気にしないで!」
「ん〜?月見てて聞いてなかった〜」
あはは…すげぇな…。
「あ、あんたね…!」
やべ、レミリア怒ったか?
「まぁまぁまぁ、落ち着けって。みんなで仲良く月見ようぜ!な!」
「…ここまでコケにされたのは初めてよ…。次やったら許さないからね」
「………」
「な、なによルーミア。文句あるの?」
「え?」
「え?」
「文句?無いよ?」
「そ、そう…なら返事なさいよ…」
「ごめんなさーい」
「…はぁ……。咲夜」
「はい」
わっ、いつの間に…。
「カップ、追加で1つ用意して」
「かしこまりました」
「ふぅ…。さ、お茶会の続きよ……って…」
「…スゥ……スゥ……」
寝てんのかい。
「フランったらもう寝ちゃったのね。夜はこれからだというのに…」
「いつもはもう寝てるだろ」
「うっさいわね…良いじゃないたまにくらい」
「まぁな。…フランのこと連れてく?」
「もう少しここで寝かせてあげましょ」
「…わかった」
「お待たせしました」
早っ!
「ご苦労様」
「いえ」
下がるのも早っ!
「さぁルーミア、あなたのカップが来たわよ」
「来たのか〜」
「私が淹れてあげる」
トポポポ…
「どうぞ」
「ありがと〜」
コクッ…
「美味しいね〜」
「そうでしょう?」
「うん。……この月、なんでこんなに赤いの?」
「今調べたわ。この本の中に書いてあるのを紹介するわね」
「パチェ!どうしたの?」
「別に?外見たら赤い月が出てて、気になったから調べてみただけよ」
「なるほどね…」
パチュリーも急に出てくるよなぁ…。怖い怖い。
「じゃ、読みあげるわね」
「お願いするわ」
「お願いします」
「『頭の真上の方向がいちばん薄く、水平方向に近くなればなるほど厚くなっていきます。 地平線(水平線)近くに月があるときは、月からの光が、厚い大気の中を通過することになります。 すると、青い光は届きにくく、赤い光だけが私達の目に届きます。 そのため、月が赤っぽく見えるのです』…だそうよ」
「全っっっ然わからないわ」
「まぁ、そうだと思ったわ」
「わは〜…!」
レミリアは話を聞いてもわからなかったようだ。
俺?…しーらない。てか、ホントわからん。
ルーミアは話云々の前に月しか見てない。
「じゃ、私はもう寝るわね」
「もう少し月見ていかない?」
「この本見つけるのにかなり疲れたのよ…ふあぁ…だから寝かせて頂戴…」
「わかったわ。おやすみなさい」
「ええ…。おやすみ…」
説明するなり寝ちゃったよ…。
「綺麗〜♪」
ルーミアはずーっと月を見ている。
それほどまでに衝撃を受けたのか…。
まぁ…綺麗だとは思うけどな。
ガブッ
「…あ?」
「ん〜♡」
「いでででで!!おま、噛んでる噛んでる!!」
ブチッ
「ぎゃああああああああ!!」
「ちょっ、エスカルゴうるさ…きゃあああ!!エスカルゴ、血が、血が!!」
「美味し〜♪」(≧ч≦)
「あ゙…あ゙あ゙あ゙あ゙……ゔゔ…!!」
腕の肉がァ…!くそ、治れ!治れ治れ治れェ!!
シュウウウウ……
「ふぅ……痛かったぁ……。お前なぁ、急に噛むなよ!!ビックリするじゃないか!!」
「ごめんなさーい…美味しそうだったからつい…」
「はぁ…全くお前という奴は…」
「え゙っ、許すの!?」
「だって、治ったら別に良いっしょ」
俺は普通に答える。けど…痛かったよぉ……。
「ええ〜……。優しいのか優しくないのかわからないわ…」
「ごめんなさい…」
「もう大丈夫だよ。さ、紅茶飲も」
「そ、そうね…」
その後、しばらくは紅茶を嗜み…ルーミアは帰っていった。俺とレミリアだけ残ったものの、レミリアも眠くなったようなので、咲夜さんに言ってから、眠る事にした。
フランのことを抱っこ…というかおんぶして、レミリアとは手を繋いで移動し…ベッドに入った。
「眠いわ…」
「夜更かししすぎだぜ」
既に日付は変わってしまっている。
「綺麗だったから…」
「ったく…。おやすみなさ…」
「ちょっと…おやすみのチュー忘れてるわ」
「おっ…おう…」
そこは忘れないのね…。
「ほら、こっち向いて……んっ…」
チュッ
「…おやすみ。また後でね」
「おう。おやすみ」
Google先生…合ってるのか?
たまに的外れなこと言うから疑っちゃうよ…。
英訳とかさ、トンチンカンなこと言うし。
不安だなぁ…。