A.妖々夢橙、純孤
Q.旧作絵で好きなキャラは?
A.適当にセリフ選ぶから当ててみて。「うぐ〜」
「まぁ、いきますよ」「だ〜め…」「しかたない
じゃない、しかたないじゃない」「そうよ、私が
神よ」「そこまでよ!」
Q.キレて下さい。
A.ひなないじゃなくてひななゐだからな!?そこ間違えるんじゃないぞ!?ア゙ァン!?
カルゴ「さーて、次はどこに行こうかなー…」
チルノ達と別れた俺は、何処へともなくフラフラ飛んでいる。行ってみたい所はいくつもあるが、何処から行けばいいのか分からない、という具合なので、次の行き先を決めあぐねていた。今夜、俺が宿泊するのは白玉楼だ。だがまだ昼だ、もう少しどこかで遊べるだろう。それとももう昼から白玉楼に行くか、だ。
しかし準備はしっかりしている妖夢の事だ、俺の分の昼飯は作っていないはずである。普段、俺があちらに行くのは昼過ぎ…それも、3時あたりがほとんどだからだ。
カルゴ「魔界、夢幻世界、地底、仙界の4択か…迷うなぁ、これは…。あ、寺子屋もありだな…。うーん、どうしよう…」
この5つは、宿泊のサイクルには入っていないが彼女や家族が居る所である。宿泊のサイクルは、子供を作った人が居る所が含まれている。しかしこれらには俺の子は居ないので含まれていない。なので、こういった、時間のある時に行くようにしている。幻想郷の通い夫(彼)とは俺の事だ。
カルゴ「そだ、純狐んトコ行こーかな。でも突然子供の姿で訊ねられても困るかな…?」
ヘカT《ハァイ、エスカルゴ。突然だけど、純狐だけは止めておいた方が良いわよん…》
カルゴ《何で?》
ヘカT《ほら…純狐は、息子を…………ね?》
カルゴ《クソ夫に殺された…んだっけ…?でも、もう夫には復讐果たしたって聞いたけど…》
ヘカT《それはそうだけど…。あなた以上に酷い暴走癖持ってるのよん?生姜と聞いて嫦娥を思い浮かべるような純孤だから…》
カルゴ《嫦娥へはまだ復讐果たしてないからね、多少はね?…どーしてもダメかなぁ…?》
ヘカT《暴走の責任が取れるのなら、ね。純狐の暴走は吸血鬼の暴走よりタチが悪いわよん。月で見たでしょう?おかしくなった純狐を…》
カルゴ《うん…。しかも、結界破った瞬間に俺の目にも映らない速さで飛び出したらしいしね…》
ヘカT《瞬間的な爆発力はやっぱり凄まじいわ。それにあなたを殺すかもしれない》
カルゴ《俺は死なないよ?不老不死だもん》
ヘカT《魂を純化されても?》
カルゴ《その純化ってのがよくわかんないけど…多分大丈夫だと思うな》
ヘカT《まぁ、純狐の事だから過去を思い出して傷付くってことは無さそーよねぇ…》
カルゴ《やっぱそうでしょ》
ヘカT《…一応、忠告はしたからね。ちなみに、いつ行くつもりなの?》
カルゴ《それで迷ってるんだよねー…。迷うから今行くよ》
ヘカT《迷うから今!?判断基準どうかしてないかしら!?》
カルゴ《善は急げ、思い立ったが吉日って言うしそれで良いんだよ。じゃ、いってきまーす》
ヘカT《えっ、ちょま…》
何かを言いかけるへカーティアだが、俺はそれを無視して彼女の仙界にスキマを開き、扉を叩く。
カルゴ「じゅーんーこー!あっそびーましょー!遊んでくれなきゃ泣いちゃうぞー!」
すると即座に扉が開いた。そこに居たのは家主の純狐…ではなく、友人のへカーティアだった。
ヘカT「は、ハァイ…早速来たのねん…」
カルゴ「先回り?」
ヘカT「違うわよん。暴走されたら嫌だからね、こっそり帰ろうと思って…」
カルゴ「酷いなぁ」
ヘカT「暴走純狐は私でも怖いと感じるからね…ホントに避けたいのよん。もし暴走したら、私は止めるのに手を貸さないし、すぐ逃げるわよん。月に行かせて暴走させちゃいなさい」
カルゴ「いいよそれで。月には行かせないけど。暴走したら俺が1人で止めるから」
そう言うと、腹を決めたようにフゥ〜ッと大きく息を吐いたへカーティア。同時に、居間の方から純狐の綺麗な声が飛んできた。
純狐「へカーティア〜?お客さん来たのー?」
ヘカT「えっとねぇ、すっごく突然なんだけど、小さくなったあなたの彼氏が来たのよん」
純狐「小さくなった?」
ヘカT「今連れて行くわぁ。…行きましょ」
カルゴ「はーい」
お姉さんのような雰囲気を醸し出すへカーティアに、手を引かれて彼女の家に上がる。親戚の家に遊びに来た子供という感じがする。
カルゴ「やっほー、純狐♪」
純狐「あら、ホントに小さい…。へカーティア、この子は…ホントにエスカルゴ君本人なの?」
ヘカT「間違いないわ、私と思念通信できるし」
純狐「ふぅん…。おいで」
正座から立膝になって、抱擁する時のように手を広げる純狐。意外な行動に、俺もへカーティアも目を丸くさせる。
カルゴ「いーの?」
純狐「ええ」
どうしようか迷っていると、へカーティアが俺と繋いでる手をクイッと前に突き出した。行け、と言いたいのだろう。
カルゴ「じゃ…」
へカーティアとは違い、母親を感じさせるような彼女に、正面から抱きついた。彼女の顔が、俺の腹辺りにある。そして手だけではなく、また別な何かに包み込まれているような、暖かく不思議な感覚がする。
純狐「…この感覚……懐かしいわね……」
カルゴ「……」
その言葉通り、過去を懐かしむような優しい声色で呟く。どうやら息子を思い出しているらしい。
純狐「…伯封…」
伯封…それが、夫に殺された息子の名前らしい。もし彼が生きていれば純狐は良いお母さんだっただろう。俺も、娘や息子がいる身として、息子を殺された純狐の想いは推し量る事は容易だ。もし俺が純狐のような状況に陥れば…きっと、恨みに支配されていただろう。…母親に手を出すかは…全く、想像もつかないが。
純狐「何だか…伯封を抱いてるみたい…」
カルゴ「そう?」
純狐「…昔の事を思い出してしまうけど……それ以上に、懐かしさを覚えるわ…」
ヘカT(どうやら大丈夫らしいわね…良かった、安心したわ…)
カルゴ「懐かしさを覚えるのは良いけど…俺は、伯封の代わりには成れないよ」
純狐「っ……」
ヘカT「ちょっと、それ言う必要無い────」
カルゴ「俺は、純狐の将来の夫。だから、純狐の子供には成れないし、成らないよ。もしも純狐が望むのなら…俺は、ソレに付き合うから。伯封と俺は違うから…重ねないで欲しい…かな」
純狐「………そうね。いつまでも昔の事を……。ごめんなさいね…。嫦娥はともかく、
カルゴ「忘れちゃダメだよ」
純狐「え………」
カルゴ「純狐が彼を忘れたら誰が彼を想うのさ?純狐しか伯封を想えないんだよ?だから…思い出として、大事に覚えておこ?」
純狐「…ふふっ…子供の姿のあなたにそんな事を言われるなんてね。分かったわ。あの子の事は、よーーーーく覚えておくわね…忘れはしないと、自信を持って言えるくらい…」
カルゴ「うんっ…それがいいよ。思い出は大事にしてね、純狐…」
純狐「ええ…。ありがとう…」
ヘカT(そういうあなたは、思い出を大事にしているのかしらねぇ…?)
しばらく抱き合っていた俺と純狐は、漸く抱擁を解いた。まるで性行為の後のような、どこか頭がフワフワするような感覚がする。
純狐「…そうだわ。エスカルゴ君にね、渡したいものがあるのよ。ちょっと待ってて」
カルへカ「…?」
いそいそと立ち上がった純狐は押し入れを漁る。そこから引っ張り出したのは1着の服だ。純狐と同じような、黒と赤、黄を基調とした色で、振り袖の服だ。同じような…というより、お揃いだ。
純狐「これを…あなたに受け取って欲しいの」
カルゴ「これは…?」
純狐「伯封の服…。偶に押し入れから出しては、泣いちゃうから…。思い出は、形じゃなく心の中だけに留めておきたいけれど…捨てるなんて事、どうしても出来なくて……」
カルゴ「本当に良いんだね?俺が受け取っても。息子の…服だよ?」
純狐「私はいつかあなたと結ばれるんですもの…あの子は、あなたの子も同然よ……♪」
連れ子という事ですね、分かります。成程なぁ、そんな発想はなかった。何だか妙に納得できた。
カルゴ「分かった。大事に仕舞っておくよ」
純狐「ありがとう……。あっ…もし良かったら、着てもいいのよ?」
カルゴ「サイズ合わないかも…」
純狐「今のあなたの姿だったら、ピッタリか少し大きいくらいだと思うわ」
カルゴ「翼を通す穴が無いから…」
純狐「あ……そうだったわね…」
ヘカT「そぉいえばあなた、変身する魔法を会得したらしいわねん?それを使ったらどーお?」
純狐「そうなの!?」
カルゴ「やっぱ知ってたか〜…」
ヘカT「私だってあなたの守護神だもの♪」
カルゴ「…良いのかな?着ても…」
純狐「ええ、ぜひ着てみて…!」
カルゴ「分かった…。魔術『
今回は翼の無い吸血鬼に変身した。目や牙などは丸々そのままである。
純狐「じゃ、その服の着方教えてあげるから…」
カルゴ「いーよ別に、多分わかるから…」
純狐「良いから良いから♪」
カルゴ「…はーい…」
ヘカT「あっ!!そういえばあなた、私のあげたWelcome HellのTシャツ着てる!?」
カルゴ「あー、たまに。1、2回は着た」
ヘカT「もっと着なきゃダメよぉ〜?」
カルゴ「へへっ、分かったよ♪」
純狐「ほら、ここに手を通すのよ」
カルゴ「あ、うん」
その後、しばらく純狐とへカーティアの着せ替え人形になった俺であった────。
押さないと反応しないのがリモコン
幼いと反応するのがロリコン
って言葉をTwitterで見かけたんだけど、成程ってすげー納得した。
因みに、エスカルゴにはもう1つフェチがあるんだけど…あの人はもう気付いてるよなぁ…多分。
〇フェチ。