※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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Romantic Childrenのオーケストラver.好きすぎてやばいです。次からはテスト中これ頭に流そう。


共通点

カルゴ「マジかよ…参ったなこりゃ…」

 

鈴仙「うわっ…嘘でしょ…?」

 

図書館に入った俺達は、とんでもない光景を目の当たりにした。レミリアとレイチェルが、椅子に座り、身体が密着するほど強く抱き合い、何度もキスをしている。何故赤ん坊同然のレイチェルがレミリアに押される事無くキス出来ているのか、全く意味がわからない。

しかし意外な事に、ここあとシガレットが暴れて小悪魔達に押さえ付けられている…という様子は見られない。暴れる音や、声も聞こえてこない。

今図書館で聞こえて来る音は、レミリア母娘の、幼くも色っぽい声、エロティックな音だけだ。

 

鈴仙「…椅子に座って抱き合ってるのって、何かエスカルゴと巫月みたいね」

 

カルゴ「……。俺と巫月はあんな感じなんだな。いや、俺とフランもか」

 

レミィ「レイチェルっ…んんっ…♡ 愛してるわ…ずっと、傍に居てぇ…♡」

 

レーテ「おかー…しゃまぁ…♡ だいしゅき…♡」

 

キスに夢中になっているレミリアとレイチェルの横を通り、普段パチュリーと小悪魔達の居る奥へ向かっていく。レミリア母娘は俺と鈴仙の存在に気付いているのかいないのか、さっき花壇で見た美鈴達のように何か反応を見せる事は無かった。どうやら、2人だけの世界に入っているらしい。

 

鈴仙「あれを見て、どう思った?自分を客観的に見てるようなものでしょう?」

 

カルゴ「もう少し椅子くっつけろよ。じゃないとバランス崩して椅子の間に落ちるかもしれない。

…と、思ったよ」

 

鈴仙「………」

 

カルゴ「何だよ?」

 

鈴仙「別にぃ…」

 

カルゴ「…?」

 

ジトーっとした目と、への字に結ばれた口。普段あまり見ない表情故、少しドキッとしてしまう。ジト目鈴仙、可愛すぎる。だがそんな邪念を振り払い、奥へ奥へ進んでいく。

そこには頭を抱えるパチュリーと小悪魔が居た。

 

カルゴ「パチュリー様」

 

小悪魔「あ、エスカルゴさんっ!」

 

パチェ「あぁ、良い所に来てくれたわね…。あのレミィとレイチェル、見たでしょう?それから、咲夜とフランもダメ。多分、美鈴と弦月姫もよ」

 

パチュリーも大体の状況は把握しているらしい。それを悟った俺は、それに補足して詳しい状況、それから図書館に訪れた理由を簡潔に説明する。

 

カルゴ「ええ、そうです。美鈴も弦月姫も花壇でおかしくなってました。あと、それについて俺と鈴仙で調査を進めてる所でして。パチュリー様は大丈夫なんですね?」

 

パチェ「私と小悪魔はね…。ねぇ、ここあ達は?どこかで見かけたりしなかった?」

 

カルゴ「えっ?いや、今日は見てませんね。湖、里、博麗神社には行きましたけど…」

 

パチェ「そう…。魔理沙の家にお使いに行かせてからもう2時間、未だに帰ってこないのよね…。多分、あの子達も、幻想郷のどこかであんな風におかしくなっているんだと思うわ…」

 

カルゴ「チッ…何処の誰がこんな妙な異変を…」

 

鈴仙「……あれ?待って、魔理沙ならさっき…」

 

カルゴ「あ。博麗神社に居たよな?」

 

パチェ「えっ?それ本当?」

 

カルゴ「はい。皆みたいにおかしくなった霊夢に押し倒されてて、すんげーパニクってましたよ」

 

パチェ「霊夢はおかしくなってて、魔理沙は通常通りなの?ますます分からなくなってきたわ…。あなた達の知ってる限りで良いから全部教えて。全体的な被害状況としてはどんな感じかしら?」

 

カルゴ「人里は、見える限り全ての人間があんな感じにおかしくなってました。博麗神社は霊夢がダメで魔理沙は大丈夫で…霊愛と霊麗の姿は確認出来てませんが多分アウトです。霊夢でも落ちたという事は、耐性が霊夢以下のあの2人じゃ…。あの湖ではわかさぎ姫がおかしくなってました。着物をはだけて誘惑してきましたし。あと、守矢神社の神3柱もアウトです。返事が無いです」

 

パチェ「…!もしかしたらあの2人は無事かも。どこかで道草を食ってるのかもね」

 

カルゴ「えっ…どうしてですか?」

 

パチェ「小悪魔、簡単に説明したげて」

 

小悪魔「そうですね…。今こうして無事なのは、私とパチュリー様、エスカルゴさん、鈴仙さん、魔理沙さんだけなんですよね?だとすれば、一応共通する点はありますね。わかりますか?」

 

カルゴ「何だろ…?」

 

パチェ「魔力か催眠への耐性ね」

 

小悪魔「ええ。鈴仙さんは魔力がありませんが、こういった催眠系への耐性は誰よりも強いはず。魔力か催眠への耐性、このどちらかがあればこの異変の影響は受けていないものと思われます!」

 

パチェ「それなら魔力のある2人も無事って訳。だから道草食ってるか魔理沙を探しているのね。お使いとして」

 

カルゴ「なるほど。…あれ、でも吸血鬼にも魔力ありますよね?だから俺は無事なワケで…。でもフラン達は皆ダメですよ?」

 

パチェ「ほら、あなたはよく魔法の練習をして、魔力に慣れているでしょ?でもレミィやフラン、咲夜、弦月姫、レイチェルは、魔法を使わない。だから魔力に慣れていない。…と思うの。霊夢は催眠耐性高いらしいけど、せいぜい私達とあまり変わらないレベルなんでしょうね」

 

カルゴ「俺の催眠が効くほどですからねぇ…」

 

パチェ「えっ?」

 

カルゴ「はい?」

 

パチェ「…何でもないわよ。(宴会の時に早苗から聞かされたけど、本人はまだ気付いてないのね。なんか哀れにすら思えてきたわ…)」

 

カルゴ「…?とにかく、2人を探すのと並行して解決したいですね…」

 

パチェ「そうね。…他に共通点とかあるかしら?解決のヒントになるかもしれない」

 

カルゴ「つっても…俺は特に思い付きませんね。鈴仙は何か思い付いた?」

 

鈴仙「ん〜……今日は天気悪いなー、としか…。共通点というより違和感だけどさ」

 

カルゴ「天気ぃ?今日はピーカンだろ」

 

鈴仙「ううん、晴れとか曇りじゃなくて、霧よ。今日、どこも霧が立ち込めてるじゃない」

 

カルゴ「湖と里は分かるが、神社の方は別に普通だったような気がするけど……あらホント」

 

スキマを開いてみれば、確かに霧がかかっている博麗神社の様子が見て取れた。先程瞬間移動した時は神社そばだったし、ここに来る時も屋内から瞬間移動したので、あまり神社の外の景色をよく見ていなかったのだ。

 

カルゴ「よく見てるなぁ…」

 

鈴仙「エッヘン☆」

 

ドヤんげの頭をポンポンと撫で、 次々とスキマを開いていき、各地の様子を見てみる。守矢神社、白玉楼、永遠亭、文の仕事場…。どこもダメだ。しかも白玉楼が一番カオスだ。妖忌が妖舞を柱に押し付け、縄でグルグル巻きにしている。妖舞は幽々子さんの名を連呼している。完全に目も頭もイッてしまったらしい。しかし、他の3人は特に狂った様子は無かった。

幽々子さんは亡霊で、妖忌達は半分が幽霊だからなのだろう。妖舞は吸血鬼の血が入っているので影響を受けてしまったらしい。

 

カルゴ「…妖舞、強くなったなぁ」

 

鈴仙「強くなりすぎじゃ…」

 

なんと、柱に縛り付けられた妖舞は、腕力だけで縄を千切り、幽々子さんに飛びかかって行った。妖忌と妖夢が暴れる妖舞の相手をしているので、妖夢に異変解決を手伝ってもらうのは恐らく無理だろう。何分、幼いとはいえ力は吸血鬼のそれとあまり変わらない。曾孫の相手をしている彼も、力を出して押さえるのは気が乗らないだろう。

そして、次にヤバいのは仕事場だ。文と穹が…と思っていたがそうではないらしい。文とはたて、穹と……先日知り合った穹の友人、有明朱美だ。まさか同じ部屋で母と娘が別の相手とレズプレイしているとは思わなんだ。正気に戻った途端に、思考停止すること必至だろう。

守矢神社は、早苗と諏訪子、神奈子様と樹里愛のカップリングが完成していて、蓬莱はその様子を呆然と見ていた。

永遠亭は、恐らく一番被害が軽いだろう。巫月は留守で、永琳は何とかサグメの頭を押さえつけて耐えていて、てゐと輝夜が、息を荒くさせながら抱きついている程度だった。

 

カルゴ「鈴仙、巫月がどこに居るのか聞いてみてくれるか?永遠亭に居ないんだが」

 

鈴仙「分かった。『巫月、今どこに居るの?』…

アリスちゃんとお出かけしてて、今からパンデモニウムに行く所だってさ」

 

カルゴ「おっ、そうなのか」

 

神綺《あら、アリスちゃんたらまた巫月ちゃんと遊んでたのね♪》

 

カルゴ《んじゃ、巫月の事は頼むぜ母さん》

 

神綺《まっかせなさい♪》

 

パチェ「…で、どこまで話したんだっけ?確か、各地に霧が出てるんだっけ」

 

カルゴ「はい。霧が出てる所に被害が出てるようなので、霧と被害には因果関係があるのかと」

 

パチェ「……館の中に霧は出ていないのに、館の中にも被害は出ている。レミィ達は外に出てないから、霧は目印程度に考えておくのがいいかも。と言っても、あちこちに霧が出てたんじゃキリがないわね…」

 

カルゴ「あっちこっちからほぼ(・・)同時に出てる感じですよね」

 

パチェ「霧って同時に発生したわけじゃないの?

(ていうかスルーされたし…。懇親のギャグ…)」

 

カルゴ「俺ら、湖に来る前は里にいたんですよ。薬売りの営業で。その時は霧出てませんでした。で、湖に行ったら霧が出てて…。自然のものかと思っていたらそうじゃなく…慌てて里に戻ったら里でも霧が出てたんです」

 

パチェ「移動中に出た可能性は?」

 

カルゴ「スキマや瞬間移動で移動したので、移動時間はゼロです」

 

パチェ「つまり…里より先に湖で発生した訳ね。

ふむ…。他の地点はどうなのか分からないけど、

時間差がある(・・・・・・)っていうのはかなり有力な情報ね」

 

カルゴ「そうなんですか?」

 

パチェ「説明するより、実践した方が早いわね。私も解決手伝うわ、小悪魔は留守番してなさい」

 

小悪魔「はい!」

 

カルゴ「マジですか!ありがとうございます!」

 

パチェ「ただしボス戦はあなた達に任せるわよ。多分、そこまで私の体力がもたないと思うから」

 

カルゴ「分かりました」

 

パチェ「じゃあ、紅魔館の上空…そうねぇ、大体

100mくらいの地点にスキマお願い。低くちゃ、広く見渡せないからね」

 

カルゴ「はい」

 

俺はその場にスキマを開き、パチュリー、鈴仙、俺の順で、小悪魔に見送られながら移動した。

眼下には、白い霧で完全に覆われてしまっている幻想郷が広がっている。局所的ではなく、被害は全体的に及んでしまっているらしい。

そして、パチュリーの推理ショーが始まった。




パチュリーが異変解決に混ざるのって、本作では初めてだよね。ていうかまともに出番無いしな。
安全地帯は、地底、天界、地獄、純孤や各仙人の仙界、魔界、夢幻世界…です。が、夢幻姉妹は、夢幻館(夢幻世界手前)に居るので…モロに被害受けてます。むげんげイチャイチャに、エリくるイチャイチャ……やばい、興奮してきた。

OVERDRIVEの天子&ドレミーのラストスペルクソ難しいんだけど、あれってどうすればいいのwww
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