『はいどうも〜皆さ〜ん!!幻想郷唯一のラジオチャンネル、「にとりんレイディオ」のお時間がやって参りましたぁぁ〜!!』
『と言ってもね、まだ初めての放送なのでねっ!まずは自己紹介といきましょうか!』
『そうだった!河童代表兼このチャンネルの主、河城にとりです!!』
『にとりに誘われた、ゲストの鍵山雛ですっ♪』
『『よろしくお願いしまぁ〜っす!!!』』
予定通りの日、時刻にラジオから聞こえてきた、2人の少女の声。とても和気藹々としているので聞いてる方も思わずニヤ…頬が緩みそうになってしまう。
因みに、スタジオの設置には俺も多少手伝った。にとりの工房のご近所に建てられているのだ。
『えーとラジオ放送といえば、ニュースをお伝えしたり、皆からのお便りを読み上げるんだよね!スポンサーさんに配布・設置してもらってからのこの数日で、お便りが沢山届いたよぉ!にとりん大喜び☆』
『ニュースとかは新聞で知られてると思うから、私達は皆からのお便りを読み上げるね♪』
『それじゃ、記念すべきお便り1枚目いくよー!ペンネーム「お賽銭募集中」さん!うーん、もう誰だか分かっちゃったなぁ〜…』
『まぁそれは伏せておきましょ♪』
『そだね!それじゃあ、読み上げるねー!「異変起こしなさい!退治しに行くから!暇なのよ!」
…これじゃ誰も異変起こしたがらないよぉ〜…』
『退治されたいから異変起こすなんて、噂に聞く天人みたいだしね…』
『アイツは気持ち悪いよね〜。それじゃ2枚目!ペンネーム「半妖マジ便利」さん!「お父さん、これ聞いてる?聞いてたら、今度来る時にベリーベリーダンゴ9本買ってきて。聞いてなかったら来た時に買いに行ってもらうね」……お父さん、この放送聞いてますか〜!?お団子を買わないと後から買いに行く事になりますよ〜!!』
『あはははっ!お父さんにお願いするのがお団子なんて、可愛い娘さんね♪』
『にしても本数多いねぇ。1人で食べるのかな?それとも何人かで分けるのかな?』
『多分、お母さんと妹さんと自分の3人で分けるつもりなんだよ。じゃ、3枚目は私が読むねー』
『まっかせたよ〜!』
『ペンネーム「そーなのかー」さん。「また今度デートしたいな〜」…うーん、誰宛なのかな…?その人にだけは伝わってる感じ?』
『イイねイイね〜、ロマンチックぅ〜♡ こういうカップルは憧れちゃうね〜♪』
『私にもそういう彼が出来るといーなー…って、誰が万年独り身厄神よっ!』
『言ってない言ってない言ってない!!!』
『あっはははっ、にとりったら慌てすぎ〜!』
『雛が厄っぽいオーラ出すからでしょー!』
『ふふっ、ゴメンゴメン☆』
『ったくぅ…』
『じゃ、次いくねー。ペンネーム「ケロケロケロケロケロケロ」さん。「里の人間共、聞いてる?今年は大凶作っていう話はまだ覚えてるかなぁ?覚悟してね?」…いや!大凶作って何よこれ!?犯行予告の文書が送られてきたよ!?』
『うーん…。まぁ連絡をこうして伝えるのがこのにとりんレイディオの役目だし?』
『その通りなんだけど!でも内容が…これ本当にヤバくないかなぁ…?』
『厄神が言うことかなー、とは思うけど…。さ、次にいってみよー』
『にとりのスルースキル凄いね……。ペンネーム
「ミノリコちゃん」さん。これ本名じゃない?』
『まぁまぁ、そこは置いといて…』
『そうね。「今年も大豊作にするからね!皆応援よろしくね〜!!」…か。これさっきのお便りと正反対じゃないのよ。どっちが勝つのかしら?』
『ケロケロの人が勝つと思うのは私だけかな?』
『奇遇ね、私もよ』
『『……………』』
『き、気を取り直して!次にいってみよー!次は私が読むからね!』
『はいはい』
『えーと次は…と。ペンネーム「不倶戴天の敵、嫦娥よ。聞いてるか?」さん。うーん、幻想郷で嫦娥って人は聞いた事ないねー』
『そうだね。別世界の人かな?その人にも放送が届いてると良いな〜』
『きっと届いてるね!じゃ、早速読みますねー。
「ラジオなるものにメッセージを送ってみたぞ!貴様がこれを聞くことは恐らく無いだろうがな!それと、月の賢者である稀神サグメが月に反逆し地上にやってきた!人望が無い奴は誰にも彼にも裏切られて大変だな!同情は一切しないぞ!鼻で笑い飛ばしてやる!ザマァみろ!
……うーん、これって読んでもよかったのかな?てか、わざわざルビ振ってあるよこれ』
『なんだか闇が深そうだね〜…。深く関わらない方が身の為でしょう。さ、次に行きましょー』
『雛ちゃんのスルースキルも凄いよ…。お次は…ペンネーム『最強で普通の魔法使い』さんから。
「パチュリーへ。明日本借りに行くから図書館に居ろよな。もしお前が居なかったら、また勝手に借りていくから、文句言うなよな」…魔理沙って借りるって言って盗んでいくのが常套手段だって聞いたんだけどなー』
『にとまり尊いね〜』
『何で今そうなるの!?』
『次はペンネーム「魔理沙、本返せ」さんから。あ、これってパチュリーさんだよね、確実に…』
『だね。てかツッコミは完全に無視か?』
『「次来た時今まで盗んだ本を全て返せば許してやらなくもない。もし持ってこなかったら、家を森ごと燃やすからそのつもりで」…怖っ!』
『ひえ〜、また犯行予告だよぉ〜…』
『うーん、もしかしてこんなのばっかり届いてるワケじゃないよね?この放送、台本とか何も無いぶっつけ本番だから、結構慌てたりするよね〜』
『だよね〜。とりあえず、次にいってみよー!!ペンネーム「リュウグウノツカイ」さん!「次のライブも楽しみにしていますね♪」だそうです!ファンって良いですね〜!このチャンネルにも、そういう人達が出来るといーなー♪』
『んー、これはプリズムリバーwithHの方かな?それとも鳥獣伎楽の方かな?』
『プリズムリバーじゃないかな?鳥獣伎楽の方は騒音だって評判だし』
『でもこの前はエスカルゴさんもライブのゲストとして出たらしいよ?にとり行ったんだっけ?』
『行った行った〜!凄かったよぉっ!騒音は騒音かもしれないけど、あれなら許せるなぁ〜!』
『どっちなのよ…。あ、次読もっか。ペンネーム
「わたしはだれでしょう」さん。「おとうさま、いつかあえるひを、たのしみにしてます。はやくあって、おはなししたいです。おかあさまもまたあいたいっていってます。わたしあいたいです。だからおねがいします。わたしとおかあさまに、あってください」…って…?え、ちょっと何よ、これは…?お父さんに会えてない子供さんからのお便りかな?これどこの箱から取ったお便り?』
『んー、分かんないよ…。転送されてきたら全部ゴチャゴチャじゃん。でもさ、字とか見る限り、かなり幼いのは分かるね。人間の子供かなぁ?』
『人里の闇だねぇ…おぉ、怖い怖い。お父さん、名乗り出てあげてね…!生きてるなら!可愛い字書く子供さんだよ!』
『生きてるならってそれ怖すぎ!生きてるって!多分だけどさ!雛が言うとホントになりそう!』
『まぁ生きてるって願いたいよねー…。じゃあ、次いってみよー』
『ペンネーム「めんたまやき」さん。目玉焼きの
事なのかな…?「めんたまやき!めんたまやき!
めんたまやき!めんたまやき!めんたまやき!め
んたまやき!めんたまやき!めんたまやき!めん
たまやき!!!!」ぎゃああああ!何これェ!?これもう放送事故レベルじゃないかなぁ!?』
『めんたまやきが目玉焼きの事だとしたら…余程目玉焼きが好きなんだろうね…』
『雛ってばよく落ち着いてられるね!?こんな文読んだだけで鳥肌立つよ!?』
『私だってかなりビビってるわよ。でもきっと、お子様が書いたのよ。多分…ね…』
『そうじゃなきゃ怖いって!!』
『だからあなたもそう思うようにしましょ?ほら次読みましょ〜』
『はいはい……。ペンネーム「未来のサイキョー妖精」さん。「せんせー!次の特訓は明日の朝におねがーい!あたい頑張るから!出来たらまた、いっぱい褒めてね!」…うーん、可愛いっ!多分あの氷の妖精なんだろうけど、普段の様子からは全く想像できない文だなぁ〜』
『そうだね〜。誰しも裏の顔…二面性ってものはあるのかもしれないね。にとりはあるの?』
『無いね!』
『私も無いかもしれないなー。…次、ペンネーム
「ピース@USA」さん。「ご主人様のおかげで幻想郷での生活がまた一段と楽しくなりました!ありがとーございます!」…かぁ〜。何の事かはよく分からないけど、幸せならOKだね!!』
『そうだね!それじゃあ、そろそろ今日の放送は終わりにしよっか!お次が最後のお便りだよ!!皆、ちゃんと聞いてね!ペンネーム「ぎゃーてーぎゃーてー」さん!「鳥獣伎楽の幽谷響子です!ラジオ放送のお便りを使って、みんなにライブの予告をしちゃうよー!」…良いねぇ!!こういう使い方が望ましいかもしれないね!』
『いいから続き続き!』
『分かってる分かってる!「次のライブは前回と同じ場所で、だけど会場は前回より広く取って、皆で叫びまくるよー!!ゲストも呼んでるよ!!皆、期待して待っててねー!!やっほー!!!」
………これ、予告!?予告の予告じゃない!?』
『どちらにしても、場所が分かったのと次があることだけでも分かったから、よしとしましょ!』
『そだね…。あっ、もう時間じゃん!!ここまで聞いてくれた皆、ありがと〜!!』
『今日は読み切れなかったけど、こんな風に読み切れないくらいにドシドシ送ってね〜!』
『本日のにとりんレイディオはここまで!』
『『お聞きの放送は!山の英雄ことエスカルゴ・
スカーレットさんと!リスナーの皆さんの提供でお送りしました〜っ!!じゃ〜ね〜、また明日も聞いてね〜っ!!バイバーイ!!!』』
地の文とは一体…?