※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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虹晴先生忙しいみたいですねぇ…。
仕方ない…か…。


コラボ編2nd 激戦

「はぁ、はぁ、はぁ…着いたァ…!」

 

ここは、博麗神社。

あまりに急いだので、俺は肩で息をしていた。

 

「そんなに急いでどうしたの?」

 

「れ…霊夢………か。今……何時…だ?」

 

「5時55分よ」

 

「良かったァ…」

 

「ああ、別世界の人連れてくるんだっけ?」

 

「ああ…」

 

やっと息が整ってきた…。

 

スッ…

 

ん?

 

「やっほ〜♪」

 

「うおっ」

 

また俺と霊夢の間にスキマが。

そして、紫さんが姿を現す。

 

「…普通に現れたらどうなの?」

 

「こっちの方が楽なのよ〜」

 

「ったく…ものぐさねぇ…」

 

自分の事を棚に上げて何言ってんだこの怠惰巫女…超特大ブーメランじゃねぇか。

 

「さぁ、そろそろよ」

 

「そうですね」

 

「どこに繋げばいいのかしら?」

 

「永遠亭の玄関前にお願いします」

 

「わかったわ」

 

…スッ…

 

「行ってきま…」

 

ガシッ!

 

「うぇ?」

 

「私も連れて行きなさい」

 

「ええ?…チッ、時間ねぇからこのまま行くぞ」

 

「そうこなくちゃ!」

 

2人でスキマに飛び込む。

 

 

 

「よっ…と」

 

着地成功っと…。

 

「!?おまっ…ホントにエスカルゴなのか!?」

 

「あ!エスカルゴだ!」

 

「おっ…」

 

炎火…妹紅…!丁度目の前に…!!

 

「おう!!俺だ!!」

 

「久しぶりだな!」

 

「キュオ〜♪」

 

サラはいつもの所に居る。

スカーレットも変わらず、黙っていつもの所にいる。

 

「まぁ、2日、3日程だがな!さ、スキマが閉じるから、急いで中に入って!」

 

「ああ!」

 

「先行ってるね!」

 

「おう!」

 

炎火たちを先にスキマへ送る。

 

「ねぇ」

 

霊夢が話しかけてきた。

 

「なんだ?」

 

「妹紅ってあんな感じだっけ?」

 

「うーん…俺が向こう行った時はもうあんな感じだったぜ。大方、炎火と付き合い始めて変わったんだろ」

 

「あ、やっぱあの2人…」

 

“やっぱ”ってことは、霊夢も察してたんだな。

 

「ああ。よし、俺らも行くぞ」

 

「うん」

 

俺と霊夢もスキマに入る。

 

 

 

「おー…やっぱ、こっちの博麗神社も変わらないな」

 

「そうだね」

 

炎火たちは神社を見回して呟くように言っていた。

紫さん、いつの間にか消えてるし…。

 

「来たぜ〜」

 

「お、エスカルゴも来たか」

 

「おう」

 

「初めまして。私は博麗霊夢よ、よろしくね」

 

「焔 炎火だ。よろしく」

 

自己紹介も済んだ事だし…。

 

「じゃ、行くか!」

 

「おう!」

 

「うん!」

 

俺の呼び掛けに素直に応じる炎火と妹紅。

 

「私は少し遅れるわ」

 

「オッケ」

 

なんだ、霊夢のやつ、少し遅れるのか…。

 

3人で飛び立ち、紅魔館を目指す。

 

「炎火と妹紅から貰ったペンダント、あれずっとつけてるぜ!ほら」

 

首元に光るペンダントを見せる。

 

「おお、ホントだ。ありがとうな。素直に嬉しいよ」

 

「礼を言うのは俺らだぜ。おかげで、日傘が要らなくなったんだからな。しかもかっこいいし」

 

「そうか?」

 

「そうだよ」

 

「そっかー。ここまで喜ばれるとは思ってなかったな。…ところで、あの炙り文字…」

 

「!!…気付いたか」

 

「もちろん!」

 

「まぁ、書いてあった通りだ。このあと…宴会の会場で、戦って欲しい」

 

「ああ!いいぜ!」

 

「よっしゃ!」

 

「あと、霊夢倒したってホントか?」

 

「まぁな。本気じゃなかったらしいけど……」

 

「それでも凄いぞ?」

 

「そうかなぁ…本気の霊夢倒してこそ…だと思うんだけどな…。ま、幽香さんのおかげだよ。ホントあの人すげぇ…」

 

「それを実行出来たエスカルゴもすげぇと思うけど」

 

「そうかなぁ……。おっ、館、見えてきたぜ」

 

「あ、ホント…って、なんだあのクレーター!?」

 

「…気付いた?」

 

「“気付いた?”じゃなくて!あんなの気付くに決まってるだろ!?」

 

「だよなぁ」

 

「湖と繋がってるし…。なんでああなったんだ?」

 

「力を解放したらああなった」

 

「解放?…誰が?」

 

「俺が」

 

「エスカルゴが…?」

 

「ああ」

 

「ま、まさか…その力を俺にぶつける訳じゃ無いよな?」

 

「まさか!それは無いぜ。あんなんぶつけたら、何時間も眠っちまうからな。…今は力が満タンだから、もっと眠ることになるかも」

 

「うああ…」

 

「戦うのが楽しみだ」

 

「お、俺もだ」

 

 

 

そして中に入り…。

 

「炎火、妹紅。2人はゲストとして呼んでるから、少し待っててくれ」

 

『わかった』

 

さーて、レミリアレミリア…。

 

「レミリア〜」

 

「あ、居た!もう始めるわよ!」

 

「お客さん方は……もう居るね」

 

「ええ。じゃ、エスカルゴ、来て」

 

「おう」

 

 

 

会場に入る。

 

そこにはかなりの人数がいた。

 

レミリアは壇上に上がり、声を張り上げる。

 

「本日の主役、エスカルゴが来ました!」

 

フランは既に居る。

 

「では…エスカルゴとフランの帰還を祝して…乾杯!」

 

『カンパーーーイ!!!』

 

宴会の始まりだ。さて、呼ぶか。

と、その前に…こちらに注目してもらわなければ。

 

「みなさーーーん!!!」

 

『!?』

 

フラン、レミリア含め、みんなが俺を見る。

 

「今日は、ゲストを呼んでまぁす!!」

 

「ゲスト?」

 

レミリアが俺に尋ねる。

 

「今連れてきまぁす!!」

 

部屋を飛び出し、炎火たちのところに行く。

 

「お待たせ。行くぜ!」

 

「おう!」

 

「うん!」

 

部屋を2人に案内。

それを見たフランは目を見開いている。

驚きすぎて声にならないってところか。

 

「俺とフランが別世界に飛ばされていたときに、世話になった人に来てもらいました!!!」

 

叫び過ぎて喉痛てぇ…。

 

「炎火、頼む」

 

「お、俺!?」

 

「ま、かるーく自己紹介みたいな…ね☆」

 

「わ、わかった…」

 

結局、向こうでの宴会と変わらねぇような…。

 

「別の幻想郷から来ました、焔 炎火です!本日はお招き頂き、ありがとうございます!」

 

やりますねぇ!

 

「…こんな感じ?」

 

「おう!それじゃ、改めて…カンパーーーイ!!!」

 

『カンパーーーイ!!!』

 

ふぅ…。

 

「ね、エスカルゴ」

 

「なんだ?レミリア」

 

「あれが、あなたの言ってた焔 炎火?」

 

「そうだよ」

 

「ペンダントのお礼言わなきゃ」

 

「おう」

 

レミリアは炎火たちのところへ行く。

 

「初めまして。紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。よろしくね」

 

「焔 炎火だ。よろしく」

 

「この度は、妹と彼が世話になったわね。礼を言うわ」

 

「いや、そんな…。…………え?彼?」

 

「そうよ?」

 

「エスカルゴって、フランの彼氏じゃ…」

 

やべ、言ってなかったっけ……(滝汗)

 

「エスカルゴは、私とフラン、あと鈴仙の彼氏よ」

 

『はあああああああああああああああ!??!』

 

…………………………………(滝汗)

 

「まぁ、皆で仲良くやってるわ」

 

「へ、へぇ〜……」

 

見るからに動揺してる…。

 

「ペンダント、ありがとうね。大事にするわ」

 

「あ、ああ…ありがとう」

 

あはは……はは…。

何考えてんだろ…炎火…と、妹紅…。

 

「じゃ、あとで戦おうぜ。しばらくは楽しもう」

 

「そうだな」

 

そこで俺と炎火らは別れ、散らばって行った。

 

 

 

数時間後

 

あ、炎火発見。

 

「よ、炎火」

 

「おうエスカルゴ」

 

「そろそろ…やるか?」

 

「ああ、やろう!」

 

「ルールは…そうだな…。スペルカード数は無制限で、どちらかが動けなるまで…でいいか?」

 

「いいぞ!」

 

屋内だとやはり危ないので、外に出る。

 

観客もわんさと集まっている。

 

いつの間に来たのか、霊夢が居た。なので…

 

「霊夢、結界お願い出来るか?」

 

「え?なんでよ」

 

「俺と炎火の戦い…このままやったら観客はおろか館も無事では済まないからな。大きめの頼む」

 

「それはヤバイわね。わかったわ」

 

言うなりスグに結界を貼る霊夢。

 

「サンキュ」

 

俺と炎火は距離を取る。

 

「炎火ー!頑張れー!」

 

「エスカルゴー!負けないでー!」

 

応援の声が聞こえる。

 

 

 

場を、張り詰めた空気が支配する。

そんな空気を破ったのは────。

 

「行くぜエスカルゴ!!炎符『ファイアーマシンガン』!!」

 

炎火だった。

 

まずは弾幕で様子見…かな?なら俺も!

 

「っしゃあ!雷符『Midnight☆Thunder』!!」

 

ブワッ…

 

闇が広がる。

 

「んなっ…何も見えねぇぞ!?」

 

炎火には初めて使うんだっけ。好機!

 

「さぁ、闇の雷が襲うぜ!」

 

「相殺すりゃ良いんじゃねぇのか!?」

 

ちっ…読まれたか…。

そもそも、炎火の弾幕を相殺するためにやったんだが。

 

炎火は、弾幕を前方へ発射するのをやめ、全方位に発射し始めた。雷をことごとく相殺していく。

 

「おっ…闇が晴れた」

 

「雷打ち終えたら闇も晴れる仕様だからな」

 

「へぇ、便利なもんだ」

 

「まぁね♪」

 

「なら次は……炎剣『聖なる青い炎の剣』!!」

 

!?あの剣は…やばい!俺の本能が言ってる!

とりあえず、まともに受けないように…!

 

「クッ…!雷鎧『サンダーアーマー』!!」

 

まずは防御だ。

 

すると…

 

「そう来ると思ってたぜ!炎鎧『地獄の衛兵』!」

 

炎火も鎧を纏う。

 

「チッ…!雷武器『雷刀』!ハァァァッ!!」

 

「うおおおおお!!」

 

 

 

何合も剣(刀)を交え、互いの武器が限界を迎える。

 

「くっそー…流石炎火だ!」

 

「お前もな!エスカルゴ!」

 

さっきから炎火から来てばかりだからな!

炎火が攻めて来る前に俺が攻める!!

 

「雷牢『雷神の牢獄』!!!」

 

巨大な牢が俺と炎火諸共囲む。

 

「な、なんだこれ!?」

 

「この前の妖怪の山での宴会で、てゐにこんな感じのやってたよな。それの、改良版だ」

 

「でも、囲んだだけじゃ意味無いぜ?」

 

「それは違うな。まぁ見てな」

 

「?」

 

パチン☆

 

ズズズズ……

 

俺が指を鳴らすと、少しずつ牢が縮み始める。

 

「おい!?なんだこれ!?」

 

「さぁどうする?」

 

「こんな事したらお前も…!」

 

「俺は、雷には耐性がある。炎火…お前が、熱いってのを忘れたようにな」

 

「!!」

 

さぁ…どうする?

 

「ハァァァァァ!!!」

 

「!?」

 

な、なんだ!?牢の中が暑く…!!

あの時の地底…いや、それ以上に暑い!!

このまま中に居たら…気絶…俺の負け!!

 

「クッソォ!!」

 

バッ!

 

俺は、かなり小さくなってきた牢の外に出る。

俺には効かないから素通り出来る。

 

この状況…まずい!非常にまずい!!

暑いと電気は弱くなるんだ!!

お空の時にそうだったように!!

 

「獄炎拳『ノア・インフェルノ』!!」

 

「!!!」

 

牢を壊しにかかる炎火。

弱くなってるとは言え、それくらいで壊れは…

 

ビキッ…バキッ!

 

「!?」

 

まずい!壊されかけてる!!

早く…早く終わらせなければ!!

 

「チェックメイトだ、炎火!!!!」

 

パチン☆

 

もう一度指を鳴らすと、牢がキュッと一瞬で締まる。

 

「!?」

 

ドォォォォォン…

 

軽く爆発を起こす。

 

「炎火ぁ!!」

 

妹紅が叫ぶ。

 

炎火は…………?

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

土煙の中、シルエットが見える。

何とか耐えたようだ。

 

纏っていた鎧は消えている。

そうか、鎧があったからそれだけで済んだのか。

 

やっぱ…流石炎火だ、一筋縄ではいかないな。

 

「これで最後だ!!決めてやる!!獄炎溜撃『ラスト・インフェルノ』!!」

 

あれは確か…勇儀と戦った時の…超溜め時間のある剣と拳で繰り出すスペルじゃないか!?

 

「なら、俺も最後だぜ!!満月よ、俺に力を!!紅眼『吸血鬼の本質』!!からの…絶技『天翔雷霆零槍』!!」

 

本気になってくれたってんなら、俺も本気を出すまでだ!!

 

「5……4……!」

 

「うおおおおお…!!」

 

炎火はあの時と同じく溜め時間のカウントを。

俺もとにかく力を溜める。

 

「3……2……!!」

 

「うううう……!!」

 

そろ…そろだ!

 

「1……0!!!」

 

丁度俺も出来たぜ!

 

「っしゃオラァァァ!!喰らえええええええ!!」

 

ズアアアアッ

 

俺が投擲した超巨大な槍と、炎火の溜め攻撃がぶつかり合う。

その場には先程よりも巨大なクレーターができ、霊夢の貼った結界にヒビが入る。

 

「うおおおおおおおおおおお!!」

 

「いけええええええええええええ!!!」

 

互いに全力を出してる…と思う。

これでダメなら…というか、俺はもう…無理だ。

 

そして、しばらく拮抗し……ついにその時が来た。

 

「ぐっ…!!」

 

「!?」

 

「ぐああああああああああああああ!!!!」

 

炎火は槍に貫かれ、叫び声をあげる。

 

ドオオオオオオオオオッッ………パリィィィン…

 

「!」

 

槍は結界にぶつかり、結界諸共消えた。

 

「クッ………!」

 

「んなっ…!?」

 

嘘だろ…炎火のやつ…まだ立ってやがる…。

 

「……っ」

 

ドサッ………

 

膝から崩れ落ち、倒れる炎火。

全身が痺れてるからか、気絶してるからかはわからないが、ピクリとも動かない。どちらにしろ、○豆…じゃなくて、永琳の薬飲ませよう。

 

「はぁ〜…」

 

俺も地面に座り込む。

 

「エスカルゴ〜!」

 

フランが駆け寄ってきた。

 

「……ギリ…勝ったぜ…」

 

「うん!全部見てたよ!お疲れ様!!」

 

「おう…」

 

さて…炎火は…。

 

「炎火!炎火!!」

 

妹紅がガタガタ揺さぶってる。反応は無い。

 

「息はしてるな」

 

息が確認出来たので、恐らく気絶してるのだろう。

 

「妹紅…待ってて、今薬持ってくる」

 

「エスカルゴ…。うん、お願い!」

 

「おう…」

 

「私持ってくるわ!エスカルゴは待ってて!そんなにフラフラなんだから!」

 

「じゃ…永琳先生に、霊力回復の薬1つと体力回復の薬2つ…貰ってきてくれるか?」

 

「うん、わかった!」

 

観客たちのとこに戻るフラン。

 

数分後

 

「貰ってきたよ!」

 

「サンキュ」

 

俺は早速体力回復の薬を飲む。

 

「じゃ、炎火にも飲ませるか」

 

「でもどうやって…」

 

炎火のところに行く。

 

「妹紅…これ、体力回復の薬と、霊力回復の薬。お茶と一緒に流し込んでやって」

 

妹紅にそれらを渡す。

 

「わかった!」

 

「!?」

 

妹紅は自分の口の中にそれらを入れ…炎火に口付けする。なるほど、口移しか。

 

「フラン…俺らは行こうか」

 

「え?でもまだ炎火起きてないよ?」

 

「あいつらの邪魔するなんてそんな…。な?」

 

「そうね♪」

 

俺らはそっとその場を離れた。




口移し、良いですなぁw
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