「「はいど〜も〜!今夜もにとりんレイディオのお時間がやって参りました〜っ!!」」
「いやー、最初は雛はゲストのはずだったどさ、いつの間にかレギュラーになってたよねー!」
「しょうがないわ、にとりしか居ないのは聞いていても寂しいだろうからね。河童だけだと纏まり無さすぎてチャンネルが崩壊しそうでもあるし。私という緩衝材を入れることでマシになるなら、私は毎日ここに来るわよ」
「おっとぉ、纏まりが無いとかそんな事言っても良いのかな〜?河童達もこの放送聞いてるよ?」
「問題無いわ。私の傍に来ると不運になるもの、誰も近付こうとしないわよ」
「私を除いてね♪」
「も…もうっ、にとりってば…///」
「…さぁさ、前置きの軽口はこの辺にして、と!今日も張り切って、お便り読んでいくよ〜!」
「確か、今日からは新コーナーもやるんだっけ。昨日の放送の終わりに告知してたやつ」
「そだね!いやぁ〜、今日が新コーナー開始初日だっていうのに、ドッサリ届いちゃっててねぇ!もうね、読む前からニヤニヤが止まらないね!」
「来る事が分かってたからこそ告知した次の日に新コーナーやるんでしょ?私知ってるもん」
「あ、バレてた?えへへへ、そのとぉーりっ!」
「ったく…」
「じゃーまずは、いつも通りお便り読んでくよ!新コーナーはお便りを幾つか消費してからね!」
「はいはーい。それじゃあ読んでいきましょう。ペンネーム『これで安心魔界神!』さん。『鳥獣伎楽に私のカルちゃんが加入して鳥獣鬼楽になるなんて、最高すぎて眠れませんわ!推すしかないじゃない!!にとりさんも雛さんもカルちゃんを推してね!!そうしたら、魔界でも2人のラジオチャンネルを宣伝するからねっ!!響子ちゃんもミスティアちゃんも推してね!!』いやそれもう全員じゃない!!つまり、グループを推してって事でしょう?熱狂的だねーこの人…少し前までは騒音でしかなかった鳥獣伎楽がこうなるとはね、全く予想してなかったよね〜」
「それもだけど…大丈夫かなぁ、この人…」
「…?何が?」
「だってエスカルゴさんを『私の』って…完全に皆を敵に回したと思うんだけど…。女子にかなり人気あるっぽいじゃないの、あの人」
「あ〜……ウチの河童達も、結構な人数が推して推して推しまくってるよ。匿名制で良かったね」
「…どうだろ。ペンネームって個性が出るから、案外あれでも個人が特定できるかもしれないね。にとりは、妖気とか感じ取って特定できるし?」
「それが…誰のどんな力か分かんないんだよね。少なくとも私の身近な人では無さそう。それに、最近は幻想郷以外の異世界から来る人も多いし。だけど、雛の言う通りあれでも伝わりそうだね。
『これで安心魔界神!』さん、くれぐれも夜道は背後に気を付けて!」
「責任は負いかねますよ〜。…ペンネーム『魔界剣士絶倫メイド』さん。『申し訳ございません。何やら、主がかなりのハイテンションでこちらにお便りを送っていました。変な事は書いてないと良いのですが…私はそれだけが心配です』…これもしかしてさ、今読んだ『これで安心魔界神!』
さんの従者…?」
「だろうね。感じたことない力が紙に残ってる。ていうか、バリバリ変な事書いてたね」
「変な事っていうか何というか…。まぁ、これで分かったわね。従者持ちって事は、かなりの上の身分の人って事よね」
「まっ、そうなるだろうねえ。従者もいるなら、夜道でも安心かな?」
「『これで安心魔界神!』だもの、1人でも多分大丈夫よ、きっと♪」
「あはははは…」
「『魔界剣士絶倫メイド』さんが止めてるのに、テンション故に暴走する『これで安心魔界神!』
さん…うん、何となく様子が想像できちゃうね。人物像も、少しだけ掴めた気がするよ」
「そうだねぇ。さ、次いってみよー。ペンネーム
『スーパー貧乏神ブルー』さんで…『女苑、今はどこで何してるの?最近音沙汰無いけど大丈夫?私は最近、天人様とは離れて行動しているけど、やっぱり傍に行くと安心するね』……かぁ。妹を心配しつつ惚気話とは、やるねぇ」
「妹……あぁそういえば、何年か前の異変の主犯だっけ、この姉妹。前ににとり愚痴ってたわね」
「厄介だったよ。あんま思い出したくはないね。ほいじゃ、お次はペンネーム『兎の賢者』さん。
『覚悟を決めた。私はもう迷わない』…何の事か分からないけど、凄く決意が漲ってるね〜っ!!頑張ってね!!」
「私達も陰ながら応援してますね♪…ペンネーム
『無意識ガール』さんからで…『お兄ちゃんへ!私を見つけたら好きにしていーよー♡』だそう。丸みを帯びた子供らしい字で、可愛いですね♪」
「好きにしていいって、どういう事だろうね?」
「…あなたはそのまま純粋なままで居てね…私はもう穢れちゃってるわ…」
「えっえっ、ホントにどういう意味なのさ!?」
「あなたってば、メカの知識は凄いのにその他はそんなだから、エスカ…ゲフンゲフン、あの人の注文品の用途が分からないのよ」
「だって分かんないんだもん、しょーがないよ!教えてって言ってるのに、誤魔化すんだもん!」
「あの人もあなたは穢したくないのよ…。優しさとして、彼の気持ちを汲み取ってあげてね…」
「ええ〜っ?ちぇー、つまんないの。…えーと、ペンネーム『11点』さん。『久しぶりに、お空の稽古をお願いします。お礼は勿論アレで…♡』」
「うわぁ……これ流してよかったの?」
「…?良いんじゃないの?」
「話にならないくらい純粋ね…にとり…」
「えっ、これにも何か裏の意味がある感じ??」
「無いと言えば無いけど、有ると言えば有るね」
「何が何だか分からないなぁ〜…。まぁいいや、次いっちゃいますか。『不倶戴天の敵、嫦娥よ。聞いてるか?』さん。あ、前にも出してくれた方じゃない?」
「あぁ、わざわざバカってルビを振ってた人ね」
「そうそう!う〜ん、リピーターって良いねぇ♡嬉しくなっちゃうなぁ♡」
「そうね〜。さ、お便り読んで」
「はいはーい!『今度、友人2人と彼と一緒に、お食事に行く事になった。先日行ったばかりだと言うのに、彼と友人達からまたお誘いを受けた。嗚呼、全く私はこの上なく幸せである。何故私がこのような幸せを享受できているのかは、未だに分からない。貴様とは違って幸せな用事で忙しいから、考える暇も無いが。尤も、幽閉されている貴様には決して訪れることの無い幸運だろう!!ザマァみろ!
「もはや決めゼリフだね。ていうか、幽閉って…嫦娥さんはどこの人だろうね?何したんだろう。そしてこの人は、嫦娥さんに一体何の恨みが…」
「立ち入らない方が良さそうだから、それ以上は止めておこ。今日のお便りのラストは雛がキメていーよ、読んじゃって!」
「やったぁ!さて、お便りは次でラストだよっ!早速新コーナーにも行きたいからね!ペンネーム
『バイト、始めてみました』さん!『ニンニクが好きな変わり者へ。明日か明後日、夏野菜の買い出し手伝ってくれる?お礼は一日だけ全品無料のサービスで。力持ちだから余裕でしょ。昼休みに店裏で待ってるから来てよね。サボれば出禁って感じでヨロシク。店長から許可は取ってるから、そこの所は安心していいよ。そっち行かなくてもお願いできるって、ラジオって本当に便利だね』
…そうでしょそうでしょ〜っ!!便利でしょー!これからも、このチャンネルを御贔屓に〜っ!」
「ノッてるねぇ雛!!それじゃあ、満を持して新コーナーにいってみましょー♪」
「イェーイ!!」
「「新コーナー『にとひな相談室』!リスナーの皆さんのお悩みや疑問を、私達がズバーッと解決しちゃうよ〜ッ!!」」
「今日は初めてだから5通くらい読んじゃうね♡皆も、解決策を私達と一緒に考えてみよう♪」
「記念すべき1通目は、もちろんチャンネル主のこの私、にとりんが読んじゃうよー!」
「あーん、私もイチバンが欲しい〜」
「チャンネル主の特権特権〜♪」
「はーい…。じゃあその次は私が読むからね?」
「うんうん、もちろん分かってるよ、大丈夫っ♪
…ペンネーム『バイト、始めてみました』さん」
「あれ?さっきの人だね」
「そういえば。沢山出してくれるの良いよね!…
『バイトしてる店にある友達が来ると、決まって私をイジってきます。かなり鬱陶しいし、ウザイけど、なんか嫌な感じはしないです。どうして、こんな変な気持ちになるんでしょう?』キャー!キャーッ!これもう青春してんじゃ〜ん!イイねイイね、最っ高だねェ!!キャッホーイ!」
「にとり落ち着いてっ!…そうねぇ…それはね、その人とお話をしたいのよ…あなたの本心は」
「うんうん!!…ん?」
「休憩時間とかにお話してみると良いと思うわ」
「いやいや、これは違うでしょどー考えても!」
「え?そうなの?」
「これは恋だよ!その人のことが好きなんだよ!間違いなくッ!!」
「えー、そうかなぁ?そこまでじゃないでしょ」
「本人も気付かない内に相手が気になってるってパターンだよこれ!だってなんか分かるもん!」
「ヤケに推すわね…あなたもそうだったとか?」
「……ナンノコトデスカネー?」
「そして失恋したんですねわかります」
「してないもん!だってフラれてないもん!!」
「告白してないだけでしょ」
「告白してないからフラれもしない!つまり私は最強はい論破ァ!!!」
「今日はやけにハイテンションね…」
「へっへっへぁぁぁー!!私は最強だうははー!私に勝てる奴がいたらかかってこぉぉぉい!!」
「だそうです。明日は皆でにとりをフルボッコにしてあげましょう♡」
「ひゅいっ!?」
「冗談冗談。…次はペンネーム『飲み物』さん。
『私の名前はとある飲み物です。お母様に由来を聞いたら「可愛いから」と言ってました。それで娘の名前を決める母親って正直どう思いますか?その理由で決めたとしても、せめて飲み物と同じなのは避けてほしかったです。確かに可愛いとは自分でも思いますが飲み物と同じというのは…』
…急にガチなやつ来たよ、にとりぃ…」
「あれ?そんな内容のやつ、もう1通来てるよ?
ペンネーム『お菓子』さん、『私の名前はとあるお菓子です。お母様に……』以下略しとく。多分姉妹だよこの2人。感じられる力がまるで同じ」
「飲み物にお菓子…お母様、食いしん坊なの?」
「その説ありそうだね。もしくは、その飲み物やお菓子が好きなんだよ。とんでもなくね」
「好きだからって子供にその名前をつけるのは、少し頂けないね。皆はそんな事しちゃダメよ!」
「そだね。さぁさぁ、お次は…これ!ペンネーム
『堕落した英雄』さん。『紺色のスク水と白色のスク水。どっちが嫁に似合うのか迷います』…?嫁って誰のことなんだろうねぇ?まぁ、何となく分かるけどさ」
「ねぇねぇ、下に小さく追伸書いてあるよ」
「あ、ほんとだ。『追伸。マイクロビキニは絶対ダメだね。食い込みは良いんだけど、黴菌が入る可能性が高いってダブルエックス先生言ってた。ビキニも良いんだけどスク水が良いよね。体操服よりもブルマの方が良いのと同じ事で、古き良き時代を感じる事が出来そうでさ』…う〜ん…凄くマニアックだから、私はよく分からないなぁ…」
「普段の服が紅白なだけに、たまには紺色とかも良いんじゃない?」
「ちょ、個人情報モロバレじゃん。まぁ今更か」
「そうだよ」
「でも確かに、紺色も良いかもね!という訳で、
『堕落した英雄』さん!私達は紺色を推すよ!」
「お嫁さんに引かれない程度に頑張ってね!次はペンネーム『暴力団員タピオカ』さん。『兄貴、また子供増えたってマジかよ?10人突破かよ!!タピオカパン!!!』…誰の弟さんでしょうね?ていうかタピオカって何?」
「山の英雄さんの弟さんじゃないか…とは思ったけど、10人突破とか結構前だから違うのかもね?タピオカ……何だろう?」
「案外、情報伝達が遅いだけかもよ〜?…って、タピオカを知らない私達にも当て嵌る事かな?」
「山って閉鎖的だからそれ有り得そう…おっと、こんな事言ったら山の天狗達に消されそうだね」
「ひゃ〜!口には気を付けなくっちゃね!」
「だね、気を付けなくちゃ。お次は、ペンネーム
『ピース@USA』さん。…前にご主人様にお礼言ってた子だよね!リピーター感謝感激雨霰!!
『彼氏をデートに誘いたいんだけど、何て言えば良いのかよく分からない。まだ付き合いたてで、ちゃんとしたデートはした事が無い上に、身近な人の意見はぶっ飛びすぎてて、参考には出来ても実行するには程遠い。そもそもデートって食事とセック
『リアルタイムで放送してるんだから絶対無理に決まってるじゃん!地味に間に合ったけどアレの最後の文字しか規制音入れられなかったよ!!』
「うわぁぁぁ放送事故だぁぁ!!」
「生放送だからこそのハプニング…。それすらも楽しむ心の余裕を持たなきゃ、厳しいこの世の中やっていけないわ」
「うぐぐぐ〜……」
「それより続き、続き」
「う、うん…。『まだまだあたいはエロい知識が乏しいし、フェ
「そうねぇ…確かに知識が致命的に乏しいわね」
「お?雛さん、そっちの知識もおありで?だけど今ここでそれを披露されても………」
「『ピース@USA』さん、いいかしら?まず、
セ
お
フ
整えるの。つまりシック
手でシてあげるのも良いかも。彼にも手で解して
もらうのも良いと思うわよ。だけど経験が浅いと
手マ
相談して、色々と試してみてね」
「ひ、雛…さん…?」
「それから、時にはスリルを味わうのもいいかもしれないけど、青
「雛…?」
「特殊なプレイとかは経験を積んでから行うのをオススメするわよ。頑張ってね!!」
「雛…もしかして経験豊富…?私には何のことを言ってるのかまるで理解不能だったんだけど…」
「やーね、私はまだピチピチの処
「なのに何でそんなに知ってるの!?」
「こんなの基礎よ、基礎。山の英雄さんだったらもっと詳しく知ってそうだから聞いてみたら?」
「いや別にいいよ!ていうか何でまだ処
「襲われても良い頃って酷っ!襲われた事くらい何度もあるわよ!」
「あるのに処女!?」
「私をレ
……ロクな結末にはならないわよ」
「じゃあ、触れただけで幸運?」
「そう言えるでしょうね。下を見せた事なんて、生まれて此方一度も無いけどね」
「え、でもさっき『挿入しようとすると』…って言ってなかった?」
「パンツズラして挿入しようとするパターンよ、そういうのは」
「あー、そうなんだ。てことは、パンツ触られた経験はあるんだ?」
「パンツ越しにお尻触られた事までならあるわ。胸は誰にも見せた事無いし、触らせた事すら無いから、こっちは大丈夫なんだけどね」
「辛い経験してるねぇ」
「長く生きてれば、それだけトラブルはあるわ。もしも本当にヤバくなったら、相手を殺すほどの厄を放出すると思うけど」
「ひぇ〜…。因みにそのさ、天狗に見つかったり萎えた男達の末路としてはどんな感じなのさ?」
「人里に辿り着く前に野良の妖怪に喰われたり、付き添い…っていうか見張りのための天狗に斬り殺されたり…とにかく、死んでるわね。これも、私を襲おうとしたバチよね」
「ひえ〜。厄神様、恐ろしや〜…」
「だから皆、くれぐれもレ
「……話が完全にヤバい方に言った所で、お次のお悩み相談でラストにしようか。さっき5通って言ったのにこれで8通目だしね」
「あらまぁ…」
「正真正銘、これが今日ラストね〜!ペンネーム
『あ〜やや、あやや高収入♪』さん。『エッチが大好きな夫をどうやってエッチに誘いましょう?好みは熟知していますが、パターンをかなり多く知っているだけにどのような誘い方が一番効果的なのか分からないのです。迷いますよね』…いや知らんがなー!!!」
「ストレートな誘い方でいいんじゃないかしら?その方があなたらしいと思うし…旦那さんも喜ぶはずだから!」
「そーだね!それじゃあ今日の放送はここまで!」
「「お聞きの放送は!山の英雄ことエスカルゴ・
スカーレットさんと!リスナーの皆さんの提供でお送りしました〜!また明日もヨロシクねっ!!バイバーイ!!」」
因みにこの日の放送は、瞬間最高視聴率99.5%を
記録し、しかもあの放送事故によって、にとりんレイディオの知名度が鰻登りに爆上がりしたので結果オーライだったそうな…………。
スーパー貧乏神ブルーって……スーパーサイヤ人ブルーかよwww(割と気に入ってる)
拡散放送班とは
放送中に電波の調整等を行う、いわば裏方さん。
生放送なので編集はほぼ不可能かと思われたが、河童の超技術を駆使すればいけないこともない。が、どのワードを消すかは個人の判断によるし、その言葉を聞かなければ判断しようがないので、どうしても最初の数文字は世に出てしまう……。仕事内容は最高にブラック。だが本人達は幻想郷唯一のラジオチャンネルの運営に携わっている、というプライドの為、仕事を放棄したりしない。これが洗脳……!!