※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。(形式的な挨拶)




Bブロック本戦(一回戦前半)

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勇 に 鈴 巫 レ 霊 早 ヘ

儀 と 仙 月 ミ 愛 苗 カ

  り     リ

        ア

 

 

「Aブロック勝者は博麗霊夢に決まった!よって決勝トーナメント進出確定だ~!!」

 

「このままの勢いで優勝まで頑張って下さーい!それじゃあ、Bブロックもいってみましょー!!一回戦一試合目はこの二人!山の四天王の一角でこのトーナメントの主催者!星熊勇儀~!!!」

 

「その相手は…わ、私ぃ!?」

 

「あっはははっ、そうだね、にとりだね!」

 

「そうっ、作れない機械は無い、頭脳では最強のエンジニア!!幻想郷に住まう河童の代表格の、超絶美少女河童!河城ォォ~…にとりぃぃぃ!!いぇーい!お値段異常にとりとはこの私のことだうへへー!!皆、私のメカ買ってくれよなー!!保険は効かないけど安全性は保証するぞー!山の英雄御用達のエンジニアもこの私だからなー!」

 

「ほらほらにとり、現実逃避してないでステージ行って?」

 

「い~~や~~~だ~~~~!!!」

 

「ハッハッハ、手加減はするから掛かってこい!まさか棄権はしないよなぁ?」

 

「あ……あはは…は……」

 

 勇儀とにとりの勝負の結末は、それはもう酷いものだった。にとりお手製のメカを、勇儀は何の苦労もせずに、流れ作業の如く破壊していった。

 自暴自棄に陥ったにとりは巨大ドリルで勇儀に立ち向かうが、パンチ一発でドリルを粉砕して、その衝撃でにとりを気絶まで追い込んだ。

 

「これが山の四天王の力…恐るべきものね…!!それじゃあ早速、二試合目にいってみましょー!月の兎、今では英雄の彼女にして、英雄の長女を出産!抗鬱薬で有名な兎角同盟の一員でもある!鈴仙・優曇華院・イナバ!!」

 

「…巫月が相手かー…相手が悪すぎるよ…」

 

「お相手はまさかまさかの実の娘!!父親である英雄の血を誰よりも色濃く引いている最強の子!巫月・優曇華院・スカーレット!!!」

 

「鈴仙かぁ。ここで勝てば次戦うのは勇儀さん…ここは鈴仙に花を持たせようかなぁ?」

 

「あっずるい!鬼と戦うのが嫌なんでしょ!!」

 

「嫌じゃないよー?昔遊んでもらったからそんな悪いイメージは無いしね。ただ、たまにしか無い公式戦だし、こういう時くらいは鈴仙に勝たせてあげよっかな~…って思ってね♪」

 

「そんな余計な気遣いは無用だから、いつも通り戦いましょう!」

 

「………」

 

「いい具合いに白熱してるね!それじゃあ二人共頑張ってくださいねっ!よーい、始めーっ!!」

 

 雛が開始の合図をすると、鈴仙と巫月は同時に姿を消してしまった。鈴仙の場合は波長を操って姿を見えなくさせているが、娘の場合は「自分が居ない空間」という幻覚を見せている事になる。いつの間にこんなにも大規模な幻覚を見せられるようになったのやら。

 

「…成程、考えたわね。だけど2人共、お互いにその能力が通じにくい事を忘れてるのかしら…」

 

「えっ?そうでしたっけ?」

 

「うどんげは波長を操れる。だから幻覚や催眠はあまり通用しないわ。対して巫月ちゃんは波長に関しては見るだけよ。うどんげの位置も、大体は掴めるはず。これはお互い様。だから巫月ちゃん、この能力に頼ったら不利なんじゃないかしら…」

 

「あー…そうか…」

 

「うどんげも巫月ちゃんも、成長したからね…。ほら、あったでしょ?元旦に幻覚でいつの間にか入れ替わってて初キスを持っていかれた事件が。アレがきっかけでね、うどんげも本格的に能力を鍛え始めたのよ」

 

「ありましたね…そんな事も…」

 

 すると座薬型の弾幕が飛び交い始めた。互いに位置を捕捉したらしく、狙いはしっかりと定めているようだ。姿は見えないのに弾幕は見える…。これは中々にシュールな絵面だ。

 二人の見えている世界は、俺には分からない。想像のしようもない。だが、これだけは分かる。今彼女達は二人だけの世界に入っていて、壮絶な攻防を繰り広げているのだ、と。

 やがて、何を思ったのか二人は能力を解除し、互いに姿を見せる。双方、服は所々に穴が開き、破れたりしている。これまでの戦いではここまで損傷した事はなかったはずだが…。今回はかなり激しいらしい。

 

「鈴仙のクセにっ、私に勝とうだなんて生意気!幻雷『爆裂絶雷(ライトニングエクスプロージョン)!!!』

 

「どっちが生意気よ!惑視『離円花冠(カローラヴィジョン)』!!」

 

 巫月は何筋もの雷を落とし、それに伴う爆発で攻撃する。するとステージの所々が発火しだすがその炎自体は幻である。それを知っている鈴仙は焦った様子を見せず、巫月に少し遅れてスペルを発動させる。

 飛距離に比例して巨大化するリング弾で当たり判定が広い弾を大量に放つ。

 

「ッ…今日はやけに強気じゃん…!何か心変わりでもあったのっ?」

 

「何も無いわよ。だけどね、皆に見られてる前で娘に負けるのだけは、絶対に避けたいのよ!」

 

「オッケー、じゃあ負かすね!!第二波ッ!!」

 

「ッ!?」

 

 巫月のスペルに第二波があるとは思わなかったのか、鈴仙はあからさまに驚いている。俺とて、それは知らなかった。第一波は正八角形のような形で発射されて、第二波はその倍の正十六角形の形で放たれる。単純計算で二倍の密度となって、しかも着地点では爆発や爆風が鈴仙を襲う。

 

「娘相手に使うのは控えてたけど…今日ばかりは使わせてもらうわ!!喪心『喪心創痍(ディスカーダー)』!!」

 

「う……っ!?」

 

 大きな銃弾型の弾幕を、六方向に放った鈴仙。巫月はその中の一つに被弾すると、呆気なく地に倒れてしまった。ダメージが大きかった、というわけではない。しかし俺はあれを喰らった経験がないので、よく分からない。

 

「永琳先生…あのスペルって…?」

 

「…簡単に言うと、混乱の効果を与えるものよ。大きめの弾幕が放たれるスペルを、敢えて距離を取らずに至近距離から放つことで、巫月ちゃんに被弾させやすくした……って感じかしらね」

 

「じゃあ、巫月が倒れたのも…?」

 

「脳が混乱しているから…ね。あなたも、アレは喰らったこと無いの?」

 

「ええ…俺も無いですね。鈴仙の奴、まーだ力を隠してやがったのか…」

 

 地面に手をつき何とか立ち上がろうとしている巫月。しかし手足には力が入っていないようで、四つん這いになっている巫月は震えている。

 

「驤エ莉吶?縺翫▲縺ア縺?精縺?◆縺??ヲ」

 

「…?何?巫月、何て言ったの?」

 

「繧ィ繧ケ繧ォ繝ォ繧エ縺ィ繧サ繝?け繧ケ縺励◆縺??ヲ」

 

「み…巫月…?」

 

「縺医?繧翫s縺医?繧翫s蜉ゥ縺代※縺医?繧翫s縺帙s縺帙?」

 

「……!?」

 

 聞き取り不可能な謎の言語を喋りだした巫月。何か嫌な予感がする。何か脳に異常をきたした、なんて事は無いのだろうか。

 

「永琳先生、あれは一体…?」

 

「脳が完全に混乱してる…。でも大丈夫、すぐに治るから。うどんげの力もかなり強まったのね、これは喜ばしいことよ」

 

「そうですけど…巫月が心配で……」

 

「安心していいわ。だってあなたの子供よ?あれくらいで、ずっとおかしくなったりしないわよ。あくまでも一時的なものだから。ね?」

 

「何を言ってるのかが分からないと言えば、月の言語も一部分かりませんよね。もしかしてアレ、月の言葉だったりするんじゃないですか?鈴仙の影響で、一時的に月の兎としての言語機能が開花してしまった、なーんて」

 

「それは無い。月の言葉ならば鈴仙がすぐに判別するだろうし、あの子は生まれも育ちも地上で、発音は出来ないはず。多分、脳機能がバグったと考えるのが自然だと思う。何を言っているのか、私にもわからないし…」

 

「サグメまで…。じゃあ…そうなのかなぁ…」

 

 永琳もサグメもそう言うなら、きっとそうなんだろう。心配にはなるが、いざとなったら治癒の魔法でも掛けて半ば強制的に治せばいいだろう。心配は拭えないが、俺が心配したって仕方ない。全ては鈴仙の匙加減に掛かっているのだから。

 

「譌ゥ縺上お繝?メ縺励◆縺?h縺俄?ヲ」

 

「何を言ってるのか分からないけど…!そろそろトドメ刺すからね、巫月…!」

 

「繝、繝?窶ヲ遘√′蜍昴▲縺ヲ繧ィ繝?メ縺吶k繧薙□縺九i窶ヲ?∝ケサ諠代?旨荳崎ヲ門シセ蟷輔?翫う繝ウ繝薙ず繝悶Ν繝舌Λ繝シ繧ク縲九?擾シ?シ」

 

「ッ……!?」

 

 突然、顔を顰める鈴仙。そしてどうした事か、鈴仙も弾幕を発射し始める。しかしそれはあまり巫月に届いていない。鈴仙の弾幕は途中で消えてしまっている。…つまり、巫月は見えない弾幕を発射し始めたという事である。

 となれば巫月はスペルカードを使ったの考えるのが自然だろう。そしてその「見えない弾幕」はコレしかない。幻惑『不視弾幕(インビジブルバラージ)』。

 簡単に言うと見えない弾幕。不可能弾幕なので普段は使用を禁止しているスペルである。勿論、この大会は不可能弾幕を禁じてないので、これが原因で巫月が退場させられる事は無い。

 どんな弾幕模様を描いているのか、それを知る者は誰も居ない。放っている巫月も、イメージの通りに描けているかは分からないことだろう。

 

「ッ…どう来るのか分からない…!でも、コレでトドメよ、巫月!短視『超短脳波(エックスウェイブ)』ッッ!!!」

 

 先程の鈴仙と同じように、見えない攻撃に顔を顰める巫月。見える攻撃もあるにはあるが、偶に見えない攻撃も喰らっているようだった。

 

「これは確か、幻覚のうどんげからもダメージを与えられるスペルだったかしら。つまり一時的に二倍のダメージを与える事が出来るのね。本気のうどんげは容赦なく波長を弄るからねぇ……」

 

「解説ありがとうございます永琳先生。これで、決着がつくんですかね?俺にはどうしても、まだ粘るんじゃないかって思えるんですが。それに、決定打に欠けるような気がしますし」

 

「それは無いわ。幻覚を使って、リンチしているようなものだからね。幻覚で弱っているところにこのダメ押しだもの、流石のあの子も落ちるわ」

 

「っ……」

 

 永琳のその考えは見事的中し、ある程度弾幕や波長による攻撃を喰らった後、ついにうつ伏せに倒れてしまった。たまに動いたりしているがそれ以上は特に反応が見られない。

 

「決まったぁぁぁぁっ!!強烈な稲妻、私達には認知出来ない幻覚を乗り越え、母が勝利した!」

 

「わっ!?にとり起きたの!?」

 

「落雷の振動でね!いやぁ~、よく見えなかったけど激しい戦いだったね!!見える範囲でさえもアレだけ激しかったんだし、この二人にとっては並大抵の戦いより凄まじいものだったんじゃないかな!」

 

「そうね!おめでとうございま~~~すっ!!」

 

 次はレミリアと霊愛だ。この戦いもかなり見物だと思うが、その前に俺は鈴仙が連れてきた娘を治癒する。それから修復魔法で服も直し、永琳の簡単な診療も終える。抱き抱えて、膝に座らせていると、巫月は目を覚ました。

 

「う…ん…?」

 

「巫月…大丈夫か?」

 

「ぁ……エスカルゴ…。えへへ…私…久しぶりに負けちゃったぁ…」

 

「ああ…でも仕方ない。巫月が強くなってるのと同じで、鈴仙も強くなってるんだ」

 

「あーあ…一生負けないって思ってたのに……。なんか残念。エスカルゴもガッカリしたでしょ?いつも稽古つけてくれてたのに、こんな呆気なく負けるなんてさ…」

 

「ンな事でガッカリはしねーよ。巫月が無事ならそれでいいからよ」

 

「ん……」

 

 巫月がキス待ち顔になったので、せめて短めに済ませようと、仕方なく唇を重ねる。プルプルのプニプニで、やっぱり何度キスしても心地良い。しかしその唇が僅かに開かれ、温かいものが俺の唇をこじ開けようとした所で、唇を離す。

 

「っ…さり気なく舌入れようとすんな…。せめて二人きりになってからにしろ…」

 

「えへへへ…♪」

 

 公衆の面前でやるのはどうかと思うが、負けたことをあまり気にしていない様子で、ほんの少し安心した俺であった………。




今回は、鈴仙が母の力を見せ付けました。普段の戦いで彼女がどれだけ手を抜いていたか、巫月もよく分かったことでしょう。
流石はエリート戦士の鈴仙ッッッ!!!
まぁ、そんな鈴仙の幻覚攻撃でも、酔っ払いには通じないんですけどねェ。(非想天則の萃香談)


驤エ莉吶?縺翫▲縺ア縺?精縺?◆縺??ヲ
→鈴仙のおっぱい吸いたい…

繧ィ繧ケ繧ォ繝ォ繧エ縺ィ繧サ繝?け繧ケ縺励◆縺??ヲ
→エスカルゴとセックスしたい…

縺医?繧翫s縺医?繧翫s蜉ゥ縺代※縺医?繧翫s縺帙s縺帙?
→えーりんえーりん助けてえーりんせんせー

譌ゥ縺上お繝?メ縺励◆縺?h縺俄?ヲ
→早くエッチしたいよぉ…

繝、繝?窶ヲ遘√′蜍昴▲縺ヲ繧ィ繝?メ縺吶k繧薙□縺九i窶ヲ?∝ケサ諠代?旨荳崎ヲ門シセ蟷輔?翫う繝ウ繝薙ず繝悶Ν繝舌Λ繝シ繧ク縲九?擾シ?シ
→ヤダ…私が勝ってエッチするんだから…!幻惑『不視弾幕(インビジブルバラージ)』!!

文字化け変換ソフト、便利だなぁ(笑)
「縺医?繧翫s」で「えーりん」なんですけども、そこに「医」の字があるのってなんか偶然にしても凄いなーと思ったりw

どうでもいいんですけど、「母」っていう字が、なんか踊ってるように見えるようになりました。
「患部で止まってすぐ溶ける」のあのダンスに。
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