※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

688 / 1140
後日談 〜にとりとキュウリ②〜

「…分かった。もう観念するよ」

 

「!!」

 

 もうどうなっても知らん。なるようになれだ。ついでに、人間の下らん倫理観なんてこの辺りでスッパリ捨て去るべきか。その方が、色々と楽に思える。そう、向こうから迫ってきたんなら俺に非は無い。合意だったら別に良いだろう。…そう開き直って気楽に生きよう、今度こそ。

 

「じゃ、にとりはシャワーでも浴びてきてくれ。俺はここで待ってるから」

 

「…ホントに待ってる?逃げない?」

 

「観念するって言ったろ。もう逃げないよ」

 

 これ以上逃げても今度は俺の信用問題に関わることなので、本当の本当に、観念するしかない。シャワー浴びてきてもらったら、後は軽く前戯をしてからバイブをぶち込み、ローターで虐める。これで十分だ。

 まぁ、それでにとりが自分の道具にハマるならそれはそれで面白そうだ。

 

「うーん…でも、なーんか信用ならないなぁ〜?そう言ってまた逃げるんじゃないの?」

 

「もう逃げないって…。疑うんなら、俺をここに拘束しておけばいいだろ」

 

「吸血鬼を拘束できるようなトンデモ技術、私は持ち合わせておりませーん。…じゃあさ、一緒にシャワー浴びようよ?それなら安心だし」

 

「どこに安心要素があんだよ!?」

 

「傍で見張っていれば逃げられないでしょ?」

 

「裸見られるんだぜ!?」

 

「…?だってこれから、エッチなことしようって言ってるんだよ?そりゃ恥ずかしいけど…どうせ見られるならどこで見ても同じことじゃない?」

 

「割り切り早くね?」

 

「ま、いーからいーからっ!シャワー室はこっちだよ、ついてきて〜」

 

 …この妙に手馴れている感じ…さてはにとり、既に処女を捨てているな。まぁ、彼女は俺よりも長生きしているだろうし、むしろ今の今まで処女だったという方が不自然な感じはする。しかし、なんというか…ソイツには嫉妬心が湧いてくる。別ににとりは俺の彼女でも何でもないが、相変わらず妙な独占欲がある。

 何と言えばいいのか分からないが、知り合いは全員純潔であってほしいというか…俺以外の男とヤッてほしくないというか。なんとなく、そんな感じがする。変な話だ。独占欲もここまでくるとただの病気だ。永琳が苦笑するのも無理はない。

 

「うぅ……裸になるの恥ずかしい…///」

 

「やっぱにとり一人でシャワー浴びれば良かったじゃん」

 

「それはダメなの!いいから、ほら、行くよ!」

 

「恥ずかしがるか堂々とするか、どっちかにしてくれ…」

 

 小さく溜め息をつきながら工房のシャワー室に入る。本来はにとり一人のための場所だからか、お世辞にも広いとは言えない。対角線上に寝ても俺の身長だと足も満足に伸ばせないくらいだ。

 

「あ〜……あのさ…?身体洗うけどさ、ジロジロ見ないでね……?」

 

「はいよ、了解。じゃあにとりも、俺のジロジロ見るなよ?」

 

「わわ、分かってるよっ!ほら、そこら辺の石鹸使っていいから!」

 

「そんな焦らなくても…。ところで、この工房に寝室ってあるのか?横にならなきゃ難しいと思うけど」

 

「仮眠室なら作ってあるよ。ベッドもあるから、それでいいかな?」

 

「そいつは重畳。十分十分」

 

 その後俺はさっさと身体を綺麗にして、彼女に仮眠室まで案内してもらい、あとは彼女に道具を持ってきてもらう。これで準備は整った。

 因みに俺は上裸で、にとりは上下共に下着のみ着用している。白と水色の水玉模様が彼女らしくとても可愛らしい。

 

「じ…じゃあ……オネガイシマス…」

 

「なんでカタコトなんだ…」

 

「緊張してるんだよっ、当たり前でしょ!」

 

「まぁ…そうかな。でも、道具を試しに使うだけなのにそんな緊張する…ものなのかな…?」

 

「そこじゃないよ、2人でベッドに居るところに緊張してるんだよっ!相変わらず、察しが良いんだか悪いんだが、ズレてるんだか……!」

 

 顔を真っ赤にさせた彼女は、「言わせるな!」と付け加え、腕を組んで頬を膨らませる。いつも巫月にしているように膨らんだ頬を潰したくなるものの、そこはグッと堪える。

 

「…それじゃ、早速始めようか?心の準備は?」

 

「できてるよ。…さぁ、ろーたー?でもばいぶ?でも、バッチコイだよ!」

 

「その前に解さなきゃだろ。このまま使っても、大して意味無いだろうし」

 

「ほぐす…?何を?」

 

「何ってそりゃにとりの…って、俺に言わすな!流石に分かるだろ!?」

 

「何が!?え、えっ!?どーゆーことなのさ!?イマイチ話が見えないんだけど!?」

 

「あーもう、ココだよココ!」

 

「ひゃっ……!」

 

 勢いに任せ、にとりを押し倒す。勿論、彼女の頭が枕に乗るようにした上で。それから、左手で壁ドンのように彼女の顔の横に手を置き、右手で下着の上から割れ目をゆっくりとなぞる。

 

「ちょっ…と…!?道具は…使わ、ないの…!?ジョーキョーが飲み込めないんデスケド…」

 

 にとりは、すっかりテンパってしまっている。目を白黒させて、言葉も少しだけカタコト気味になっている。ただ驚きのあまり突き飛ばすということはなく、されるがままになっている。

 

「道具を使うにしてもな、少しはココ解さないとダメなの。それとも痛いのが好みか?下手すると血が出るかもしれないぞ。…中にはそれが好きなド変態もいるけどな」

 

「痛いのは嫌だなー…。でもこれもくすぐったいだけだよ」

 

「…優しくしすぎか…?加減がわかんねぇ」

 

 桃を帽子にくっ付けた青髪の天人の顔をふっと思い出す。アイツを基準にすると、多分にとりに泣かれる。だから布地の上から触っているが……緊張しているからかあまり濡れてこない。

 人間もこういう場合はある。童貞を捨てようとソープに行ったはいいものの、緊張のあまり息子が縮こまってしまうあの現象。今の彼女はまさにそんな感じの現象に陥っていた。

 

「じゃあ、ローター使ってみようか。これなら指よりもイイかもよ」

 

「おお…!」

 

 まだ腟内には入れない。今下着の上から触ってわかったが、にとりの奴、処女の可能性が高い。まるでロリのようなスジだった。だから、あまり解れてない今だとまだ指1本分くらいが限界だ。そこにローターを突っ込めば、俺もどうなるのか分からない。…なら、あの妙に手馴れていた感は一体何だったのか…。

 

「ローター使う前にひとつ、聞きたい事があるんだけどさ。できれば、正直に答えてほしいな」

 

「ん…?いいよ、なに?」

 

「にとりって…セックスした事ある?」

 

「…何を言うかと思えば…。まだシた事ないよ」

 

「あぁ……やっぱそうだったんだ。それにしちゃ俺をシャワー室に連れ込むの早かったから、案外手馴れてるのかなー…とか思っちまった」

 

「それはその、アレだよアレ…。別々になったらスキマとかで裸見てきそうじゃん…だから一緒に居た方がまだ安全かなーって…」

 

「裸見られるの恥ずかしいんだ?可愛いじゃん」

 

「かわ………いや、そんな話はどーでもいーの!話はいいから、早く試してよ!」

 

「そりゃ良いけど、下着ビシャビシャになるよ?脱がなくていいの?」

 

「へ?なんでビシャビシャになるのさ?」

 

「…説明するよりヤッた方が早そうだな。ほら、脚上げて…」

 

「う、うん……///」

 

 雛が驚くのも無理はないほどの性知識の無さ。にとりの場合、メカニックに集中しすぎて、性に意識を向ける機会自体が無かったんだろう。

 リードするために、M字開脚のように脚を持ち上げてやって、下着に薄く浮き出たスジの上の…大体、陰核がある辺りを狙い、スイッチを入れた弱いローターを当てる。すると、すぐににとりは反応した。

 

「ひうっ!?あっあっ、なにこれ、震えるっ…!あぁっ……ひんっ…んうぅっ…!」

 

「まだ弱いけど、下着越しでも結構感じるだろ。これをにとりは作ってたんだぜ?いやぁ、性知識無しでよくコレを作れたよな…注文内容が具体的だったからかな?」

 

「うぅぅぅっ…!うぇ……あっ…ま、待ってっ、トイレぇ!トイレ、トイレ行きたい!」

 

「あぁダメダメ、我慢だよ?」

 

「ヤダッ、離して!」

 

「ダメだって。出そうなんだろ?我慢すんなよ、思いっきり出しちまおうな」

 

「やっ…あぁっ…あぁあああぁっ!!」

 

 じゅわっと一気にパンツにシミが広がったかと思えば、布越しでも勢いよく潮を吹いた。思ったよりも熱く、しかもガクガクと痙攣している。

 

「おー…初めて?の割には勢いよくイッたな…。普通は、何回か経験しててやっと潮吹きだと思うけど……そんなに我慢してたの?」

 

「うぅっ…漏らし…ちゃったぁ…」

 

「イッたってことだ。良かった良かった」

 

「いっ…た…?」

 

「漏らしちゃったけど、気持ちよかったでしょ?我慢してたのが一気に解放された感あったろう?それだよそれ。にとりに作ってもらった道具は、イクのを促すための道具って感じかな」

 

「流石…わたひ……えへへぇ…///」

 

「今度は外側じゃなくて内側刺激してみようか。人によるけど、こっちも気持ちイイよ?」

 

「はぅ……もぉ、チカラ入んらぃい…」

 

 涎を垂らして虚ろな目でベッドに横たわって、下半身をピクピクと痙攣させている。俺の愚息が熱り立ってきたのは言うまでもない。だがそれはまだダメだと欲望を何とか抑え込む。

 

「今度は手でシテあげるよ。にとりは陰核(そと)と膣(ナカ)、どっち派なんだろうな?」

 

「ふぇ…?」

 

 潮で濡らしたパンツをズラしスジの上に中指を添わせ、指先だけを挿入。一瞬腰が引きかけたが痙攣する下半身では俺の指からすら逃げられず、薬指の侵入も許してしまった。

 

「ピクピクしてるね。…どう?痛い?」

 

「痛、くないっ……でも、ヘンな…カンジ…♡」

 

 膣口から大体、3〜4センチあたりだろうか。ここら辺に、ヒダとはまた違う小さなプツプツが群生している。そこら辺を撫でてやるとより一層身体を震わせ、奥から愛液を漏らしてくる。

 どうやらアタリ(・・・)だ。

 

「折角だしバイブも使ってみようか。にとりには

『震えるキュウリ』って言っておいたアレだよ」

 

「ひっ…!?だ、ダメだよぉっ、そんなの、まだ入んないよ!」

 

「大丈夫大丈夫。解したから、にとりのココ俺の指2本…いや3本でも入るからね。それに作ってもらったバイブはまだ細い方だしな」

 

「違うのっ、そうじゃないのっ!待って、ばいぶ挿れないでぇ!」

 

「?」

 

「私はハジメテなのっ!ハジメテがそんなモノ(・・)はイヤなのっ!」

 

 そういうことか。そういう妙に律儀なところが相変わらず可愛い。必死なところ悪いが、とても可愛らしく思えてならない。

 

「じゃ、どうしてほしい?言ってみ?」

 

「え…そ、そんなの…言えないよぉ…///」

 

「言わなきゃ分からないなぁ…。ほら、俺ってば察し悪いからさ?」

 

「うそだぁ…絶対これわかってるやつ…っ」

 

 そう言ってモジモジしているにとりだったが、俺がいつまでもニヤニヤしたままで手を出さずにいると、わざとらしく大きな溜め息をつき、色々な体液の混ざった膣口を、手でくぱっと開いた。

 

「私のココに…おちん○ん…挿れてください……///」

 

「マジで言うとは…っ」

 

「ッ…!?…はふっ………ふぉぉおっ…♡」

 

 彼女の太ももを押さえてゆっくりと挿入する。にとりはそのハジメテの感覚に驚き目を見開き、身体中をビクビクと震わせている。

 

「わかってたけど……キッツイわやっぱ…」

 

「おなか、アツいよぉ…んんっ♡」

 

 少し血の匂いがするが、にとりが痛がっている様子はないので安心した。解すのと解さないのとではかなり違ってくるというのは本当だと思う。

 

「動くよ……って、待ってにとり、足…ホールドしないで…」

 

「だーめぇ、離したくないも〜ん♡」

 

 いきなりのホールドに困惑するも、したり顔でニヒヒッと笑うにとりを見たら、どこかキュンとくるものがあり、思わず俺から彼女を抱き締めてしまった。

 

「ほら、口開けて…」

 

「ッ…!」

 

 彼女が口を開けたのと同時に口付けして、半ば強制的に舌を挿入する。それから口内をひたすら蹂躙し、彼女の唾液を貪る。

 やがてにとりも舌で反応してくれるようになり互いに舌を絡め、吸ったり舐めたりを繰り返す。枕元は、汗か唾液なのかもわからない程、色んな液体で濡れてしまっている。

 

「めっちゃ締めてくんじゃん…キス好き?」

 

「うんっ♡ しゅき♡ もっと、シたいぃ♡」

 

「イイ反応してくれるじゃん…」

 

 ヒダと先端が良い具合に擦れて、あまり感じたことのない感触を楽しめる。やっぱり女性器とは人それぞれ違う感触なので、それを楽しむのも、これまた楽しくていい。

 

「そろそろイクから離してっ…足…!」

 

「んゔっ、はぁん♡ らめぇっ♡ やめ、てぇ゙っ♡また、イクぅ♡ イク、イクイクぅぅっ♡」

 

「待って、やばい…腟内(ナカ)で……ッ」

 

「いーから、私の腟内でイッてぇ♡♡」

 

「離せって…孕ませるぞこンのエロ河童…!!」

 

「〜〜〜〜〜ッ♡♡」

 

 大丈夫であることを信じ、より一層強めに腰を打ち付けたその直後、にとりの腟内にて思い切り射精する。少し遅れて彼女も達したようで、その後は脱力しつつベッドを薄黄色に濡らしていく。

 

「孕んだら…責任取ってね…♡」

 

「…孕んでないことを祈るよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人間みたいな事をって思うかもだけどさ…私…ハジメテは心に決めた人とがイイって思ってた。ノッてくれてありがと。嫌だったらゴメンね?」

 

 互いに全裸になり数回戦ヤり続けた後、疲れた身体を休める為の休憩中、落ち着いてきたらしいにとりが話を振ってきた。いきなりのことで少し驚いたが、薄々そんな予感はしていたのであまり顔には出さない。

 

「嫌だったら本気で逃げてるって。…んで、心に決めた人ってのは俺で合ってんのかい?」

 

「さぁね、どーだろ。そうなんじゃな〜い?」

 

「なんじゃそら…」

 

「今思えば、エスカルゴの無意識魅了(チャーム)?だっけ?前言ってたそれに引っかかってたのかもなぁ〜。ま、それでも別にいいけどさ」

 

「オイオイ…。ていうかにとりさ、性知識は全然無いのに、なんでセックスだけは知ってんの?」

 

「え、だって、エッチなことと言えばセックス…なんじゃないの?」

 

「……………あれ?待てよ?」

 

「ん?」

 

「にとりは俺に、自分の体で自分の道具を試して欲しかったから、その成り行きでセックスしたんだよな?」

 

「うん」

 

「アレらの道具を使ってエッチなこと(・・・・・・)をするって理解してた…んだよな?そう言ってたもんな」

 

「…うん」

 

「で、にとりの中での『エッチなこと』ってのはセックスそのものであって………」

 

「わーっ、わーっ!その先はだめぇ!!いちいちそれ口に出さなくていいからぁ!!」

 

 茹でダコのように顔を真っ赤にさせたにとりは慌てて俺の口を塞ぐ。その勢いはまるでビンタのようだったが、今の俺にとってそんなのは些細な問題だった。

 まさかハナからセックスするつもりだったとはこのエスカルゴの目をもってしても読めなんだ。完全にしてやられた。

 まぁ、そんなにとりが可愛いのでOKだ。

 

「てか、結局バイブの方使ってねーや…」

 

「あ…。まーいーや、また今度ヤろ?今日はもう疲れたよ…」

 

「そうか。……それで、どうする?」

 

「どうするって、何が?」

 

「ヤることヤッちまったけど……付き合うのか?順番逆な気がするけど…」

 

「えー、それはいいよ、周りの目が怖いし」

 

「そっ…か…」

 

「それに、絶対私が秘密にできないからね。もし付き合い始めたら、絶対の絶対に私が山中の皆に言いふらすもん。…嬉しくってさ♪」

 

「──────…」

 

 そう言って照れくさそうに笑う彼女があまりに可愛すぎて、俺は何も言わず、彼女を抱きしめることしかできなかった…。




設定的にはにとりも無意識魅了に引っかかってた感じです。

性知識は少ないけれど道具を使ってセックスすることだけは何となく理解していて、実行しようと企む(だけど裸を見られるのだけは恥ずかしい)にとりが可愛すぎた。
でも実行に移せるのって、にとりが行動的な性格してるからなんですよね。原作でも、にとりって行動的ですから。俺のイメージするにとりも大体そんな感じです。


エスカルゴの思考
エッチなことする=性的なこと全般

にとりの思考
エッチなことする=セックス

エスカルゴは、ピロートークの最中にこの考えの違いを理解したって感じです。純粋すぎて小学生レベルの性知識のにとりが凄く可愛い…。

人生何事も経験なのでね、エロいことは特に経験していきたいもんです。でも経験すればするほど自分の表現力のNASAに絶望するのです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。