6人になったので、チーム分けをやり直した。
永遠亭側にチルノが入っただけだが、これで3vs3になった。
「喰らえ〜!えーい!!」
ボボボボッ…
「おっ…おっとと…」
チルノめ…中々やるじゃねぇの。
というか、レミリアたちより玉が早い様な気がする。
「きゃん!いったぁい!」
フランOUT!残り5人!
「フラン!」
くっそー…フランがやられたか…。
フランの仇は、俺がとる!
「ハッハー!あたいの勝」
ボスッ
「ぶほっ」
チルノOUT!残り4人!
「あ!」
「ふっふーん」
「チェッ…」
レミリアに獲物を取られてしまった。
「さ、残り2人よ!」
「そうだな」
「私らがやられると思ってるウサ?鈴仙、あいつらやっつけるウサ!」
「そうね!」
「…なーんて言うと思ったウサ?」
「え?」
ボスッ
「キャッ!顔狙わないでよ!ていうか裏切り!?」
「いっひっひー、鈴仙アウト〜!」
てゐの裏切りにより鈴仙OUT!残り3人!
「お前酷いな…」
「何の事ウサ〜?」
「俺らでブチ倒す!行くぞレミリ」
ボスッ
「ぷぎゃっ」
「ごめんなさいね〜、なんか真似したくなったわ」
「………」
エスカルゴOUT!残り2人!
「残りはあんただけウサね」
「そうね。かかって来なさい」
「そっちからどうぞウサ〜」
「いい度胸ね。ならこっちから」
ズボッ
「やーいやーい引っ掛かったー!」
「なんですって…?この私が…!?」
「今当ててやるから安心するウ」
ズボッ
『……………』
なんで2人して埋まってんの…?
「どうしたの?てゐ」
雪の中からてゐに問いかけるレミリア。
「私も落ちちゃったみたいウサ☆」
雪の中から応えるてゐ。
「ざまぁ無いわね」
「………」
「フンッ!」
バッ
おっ、レミリアは脱出か。
「ふふふっ…」
レミリアは笑いながら雪玉を作り、てゐの居る穴へ近付く。
「な…何するウサ…や、やめて…」
「てぇぇぇぇゐ!!」
ドカッ
「きゅぅぅ…」
てゐOUT!レミリアの勝ち!
「お疲れさーん」
「はぁ、中々疲れたわ。楽しかったけど」
「そりゃ良かった。というか…裏切るなんて…」
「あら、悪い?」
「悪い」
「遊びよ…?」
「そーだけど…。フランは裏切らないぞ?なぁ?」
「うん!エスカルゴのことは絶対に裏切らないわ!」
「エスカルゴのこと“は”って…私のことは?」
「うーん…わかんない!でもエスカルゴについていくわ!」
フラン可愛ええええ……。
「あらそう…」
「てゐ…あんたね…」
「負けちゃったウサ☆」
「卑怯な手使っといて負けるとか…」
「仕方ないウサね」
「しかも自滅でしょ?」
「それがどうしたウサ?」
「ダッサ」
「うう…」
「よーし、んじゃ次は…スケートだ!」
『スケート?』
「湖凍ってるからな、滑れるぜ」
「良いわね!一緒に滑りましょ!」
「おう!」
むふふ…フランと滑れるなんて!
「ちょっ、私も!」
「レミリアもか…」
「何よその反応!?酷くない!?」
「いや、別に」
2人と手を繋いで凍った湖へ足を踏み入れる。
表面もツルツルで、本当にスケートリンクみたいだ。
「結構滑るわね…」
「俺が支えるから安心しろ」
「うん♪」
「私のことも支えてよ?」
「わかってるさ」
「ったく…いっつもフランのこと優先するんだから…」
「そんな言うほどか?」
「そうよ…」
「すまんすまん」
3人でゆっくり歩いていた、その時だ。
「て〜ゐ!」
ビキッ……ピシッ
「…お?」
なんかてゐが踵落としを…。
ピシッ……ピキキッ…
「キャッ!ヒビが!!」
やべ、蜘蛛の巣状に広がってきた!!
「おおおおおやべええええ逃げろ!!」
「うっしっしっし…ヴォエ!!」
ボシャーン!
「ぎゃああああ!!冷たいいいいいいい!!」
自分で落ちてやんの…馬鹿だなてゐ…。
「エスカルゴ!足下!」
「わかってる!飛べば良いだけだ!」
『忘れてた!!』
「忘れんな!!」
バシュッ
「ふぅ…」
湖の氷はすっかり割れてしまった。
あーあ、ちゃんと滑れなかったぜ。
「間一髪助かったわね…」
「ああ…。飛ぶの忘れんなよな…」
「エスカルゴも忘れてたでしょう?」
「…うむ」
「エスカルゴ!大丈夫!?」
地上から鈴仙が問いかける。
「なんとかな。ったくあの悪戯兎は…」
「ごめんね、後でお師匠様にも叱ってもらうから」
「頼む」
「ね、次は私と遊びましょ!」
「良いぞ!」
「私も私も!」
「フラン、邪魔しないの」
「ぶー…お姉様こそなんで邪魔するの?」
「そ、それは…」
…ここは2人に任せよう。
スタッ…
俺は1人で地面に降り立つ。
「何する!?」
「滑るか」
「割れちゃったよ?」
「あー…チルノに凍らせてもらうか」
「なるほど!良いわね!」
「チルノー、湖凍らせて〜」
「良いよ〜」
ヒュオオオオ…
「うっ…」
少し寒い…。
「エスカルゴ、寒いよ…」
腕を抱え込む。
ムニィ…
「!!」
ちょ、胸が…。
「あ、そうだ!」
「?」
シュル…
首に巻いてたマフラーを解き始める鈴仙。
「おい、解いたら寒くなるぞ」
「ふっふふ〜ん♪」
「お…おお…」
鼻歌交じりに2人の首にマフラーを巻き始める。
これって…恋人たちがやってる巻き方じゃね?
実際そうだけど…。
「どーお?」
「温かい…」
「よかった♪」
顔近い…!あああああ!!
身長が近いからこそ出来る事だな…フランとレミリアとはこんな事出来ない。
「ふふ♪近いね♪」
「お、おう…そうだな」
横顔…綺麗だなぁ…。
「どうしたの?」
「い、いや。滑ろうぜ」
「うん♪」
再び、凍った湖に再び足を踏み入れる。
「凄いね!」
「だな」
チルノすげぇ…。
しばらく滑って見つけた。
「てゐ…凍ってるな」
「そ、そうね…」
抜け出す前に凍らされたのだろう、上を見上げたままてゐが凍っている。
「すっかり忘れてたな」
「…あはは…」
「助けるか」
「うん」
「…どうやって?」
「割って」
「じゃあもう滑れないぞ?」
「また凍らせてもらえば?」
「おっ、そうだな。なぁチルノ、次も頼めるか?」
「……………」
居ない。帰ったのか?
「居ないな」
「ええ〜…じゃあ遊んでから助けよ〜」
「そうだな」
しばらくてゐを放っておいて2人で滑った。
「お姫様抱っこすご〜い!」
「うぎぎ…!」
「私重い?」
「いや…そうじゃなくてだな…。抱っこしながらバランスを取るのが…難し…うおあ!」
「キャッ!!」
ドシャッ
「いたた…」
頭打った…けどなんか顔が温かい…。
「ごめんエスカルゴ!大丈夫!?」
「うん…だいじょー…ぶ!?」
鈴仙の胸が俺の顔に…!
これがラッキースケベってやつか!?
なぁ!?そうだよなぁ!?
「乗ってる…」
「え?キャッ!」
飛び退く鈴仙。
「ふへへ…温かかった…」
「もうっ!エスカルゴったら!」
「へへ…」
マフラー解けちゃった…仕方ないか。
「てゐ助けてあげて?」
「おう。離れて」
「うん」
「ハァァッ!」
ドカッ
思い切り氷を殴った。割れたら飛べばいいから。
ジィィィン……
「くぅぅぅぅ…!!」
「ど、どうしたの?」
「痛い…!これ硬い!!」
「そんなに?」
「ああ…」
チルノ…あいつほんと凄いな…見直したわ…。
ドカッドカッ
全っ然傷付かない。
「くぅぅぅ…ダメだ、鈴仙、岸に上がって!スペルでぶっ壊す!」
「き、気をつけて!」
鈴仙を岸に上がらせ、俺だけ残る。
「雷武器『雷斧』!!」
キィン!キィン!
「嘘…だろ…??」
斧でも割れないなんて…。
「なら!雷斧『雷撃一振』!うおおおおおお!!」
バキッ!
「よし!もう1回!!えええええい!!!」
ドカッ
ピキッ……ビキッバキッ…
ヒビが広がってきた。ちょっと避けるべきか。
プシュッ…
!水が出てきた…。
バキャッ!
「Oh......」
ボシャーン!
「ギャアアアアアアアアアア……」ブクブクブク…
「エスカルゴ!?大丈夫!?」
「ブクブクブク……」
やべぇぇ…冷てえええ…。
「─────!!」
なんか言ってる…。
ガシッ
「もがっ…」
てゐか…。
「ブクブク……ウウウウ!!」
てゐの手を掴んで上へ放り投げる。
「ウサァァァァァ…」
お…てゐは出れたか…。
でも、その反動で俺が沈んじまった。
クソ…作用反作用…か。
幻想郷でもそれが通用するのかよ畜生。
溺死かァ…どうせ死ぬなら、フランたちのこと襲っておけば良かった…。いや流石に殺されるか…。
トンッ……
…足ついたのか?
「ンンンンン!!」
湖底から思い切りジャンプする。
ゴォン!
「フガッ」
割れた氷に頭打ったか…。
ザバァッ
「エスカルゴ!!」
スタッ
「ゲホッ…ゲホッ…はぁ、はぁ、はぁ…」
「エスカルゴ…助かったウサ…」
「はぁ…はぁ…おうよ…。中々深かったな…死ぬかと思ったぜ…」
ビュオオオオ…
『ギャアアアアアアアアア!!!』
寒い!!
「おおお俺中に入る!!!」
「わわ、私も行って良いウサ!?」
「お、おう!来い!!!」
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!
『待ってよエスカルゴぉ!!』
3人の声が見事に重なる。
バァン!
あったけぇ…けど…!
「どうしたんですか?そんな慌てて…」
咲夜さんだ!
「おふおふ呂ろろろろろろろ」カチカチカチ…
上手く喋れねぇ!
「…?お風呂ですか?」
「そそそそーです、そーです!」
「すぐ入れるようにもう沸かしてありますよ」
「あああありがとうございます!!」
「ずずずズルいウサァァァァ!!」
「ああ!?ならお前も来るか!?俺は行くぞ!!俺はまだ死にたくないのだ!わかってるのか、おい!!」
「はあ…」
このままじゃ死ぬわい!
「仕方ないウサね…!今だけ我慢してやるウサ!」
カポーン…
「生き返るウサ…」
「ああ…」
「にしても…なんで私と風呂なんて…」
「?早くしないと寒いだろうが」
「そうだけど…きっとアイツらうるさいウサ」
「寒すぎて心臓止まってたかもしれないって言えば許してくれるさ…」
「そんな単純にいくウサ…?」
「大丈夫大丈夫…」
「はぁ、気持ち良かった…」
「ありがとウサ」
「おうよ」
『エ〜ス〜カ〜ル〜ゴ〜??』
「な、なんだ3人して…」
「なんでてゐとお風呂に入ったの?」
怖いぞ鈴仙…。
「さ、寒すぎたからね、仕方ないね」
「フーン……?」
怖いってば…。
「…私とも入ってないのに…」
「ふ、フラン…。こ、今度入るか!な!」
「うん!」
「私も!私とも入ってよ?」
「全く…レミリアもか…」
「全くって何よ!?」
「いや、なんでも」
「フーン…」
「エスカルゴ〜?」
「な、なんだ鈴仙…」
「私とは〜?」
「お、おう、入ろう!だから許してくれ…」
「…うん!ならいいわよ!」
良いのかい…。
「ありがとう…」
「ねー、これからどうするー?」
「外はもういいや…寒いのは懲り懲りだ…」
「私もウサ…もう帰りたいウサ…」
「あー…そろそろ帰ろっか…」
「うん…帰るウサ…」
「じゃーねエスカルゴ、今度は一緒にお風呂入ろうね!」
「…………おう」
「何よ今の間は!?」
「いや何でも。じゃあな」
「ええ」
鈴仙とてゐは帰って行った。
「ふぅ…」
一時はどうなるかと思ったぜ…。
「さぁエスカルゴ?お仕置きの時間よ♪」
「…ほぇ?」
「うふふふふ♪お・仕・置・き♡」
フランはレーヴァテインを、レミリアはグングニルを出している。
「ど、どゆこと?誰か説明を…」
「説明なんか…」
「要らないでしょ?」
「ひっ…ひぇぇぇぇ…!」
「行くわよフラン!」
「ええ!」
「や、やめ…!」
その日、紅魔館からは男の叫び声が絶え間なく聞こえてきたとさ。
チルノどこ行ったんだろ(汗)