※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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明日更新出来ない可能性が高いので前倒しで(泣)


ドタバタ☆バレンタイン・前編

エスカルゴが諸々の検査を受けてる頃───。

 

 

 

 

 

IN 紅魔館

 

「さぁ咲夜!私に料理を教えなさい!」

 

え?お、お嬢様…?

 

「料理…ですか?なんでまた急に…」

 

「あなた、明日が何の日かわかってるの?」

 

「明日ですか?明日は……あっ…(察し)」

 

「だから…ね?」

 

「わかりました。材料はありますのでご安心を」

 

どうしよう…私が作る分しか買ってきてないわ…。

 

「少々お待ち下さい」

 

「わかったわ」

 

私は時を止め急いで材料の調達へ。

支払いの時は解除せざるを得ないから、お店の人からしたら物凄く怪しいかもね。

 

「ただいま戻りました」

 

「どこいっ……あら、それは……。咲夜?買ってきてなかったの?」

 

「いえ、材料が足りないことに気付きましたので追加で買ってきたのです」

 

「そう。ならいいわ」

 

ふぅ…。

 

「では、厨房へ参りましょうか」

 

「ええ」

 

「お姉様〜!咲夜〜!どこ行くのー?」

 

「妹様…。これから明日の準備をするのです」

 

「明日?何かあったっけ?」

 

「フランは別に良いわ、エスカルゴは私が貰うから」

 

「え?何言ってるの?」

 

お嬢様ぁ…。

 

「明日が何の日かわからないあなたには、エスカルゴを貰う資格は無いわ♪」

 

「明日ってバレンタインデーよね?」

 

「わっ…わかってるじゃないの…」

 

「お姉様、今から準備するの?」

 

「そうよ」

 

「私はもう準備出来てるも〜ん♪」

 

『えっ?』

 

妹様…いつの間に???

 

「ふふ〜ん♪まぁ、頑張ってね♪」

 

「キィィィッ!咲夜!頑張るわよ!!」

 

「は、はいぃぃ…」

 

 

 

数時間後

 

「どう!?かなり良い出来でしょう!?」

 

「…少し焦げてますね…」

 

「ええ〜!?」

 

「あっ、でもこちらは大丈夫な様です。どうなさいますか?」

 

「それにするわ!!」

 

 

「承知しました。ラッピングはどうなさいます?」

 

「ラッ…?ラッピ?」

 

「そのまま渡すよりも何かに包んだ方が…と思ったのですが…」

 

「そっ…そのまま…あーんしてあげるのよっ!フランがいつもエスカルゴにやってるみたいに!」

 

モジモジしながらおっしゃるお嬢様…可愛いですね…。眼福というやつでしょうか…癒されます。

 

「なるほど、承知しました。ではもうお終いですね。片付けは私の方でやりますので、お嬢様はもうお休み下さい」

 

「わかったわ。疲れたけど、楽しかったわ♪」

 

「そう思っていただけて私も嬉しいです」

 

「ふふっ…ありがとね。じゃ、おやすみ」

 

「おやすみなさいませ」

 

…さて。私もやりますか…。

 

 

 

0分後(時間止めた)

 

「ふぅ…」

 

我ながら、中々の出来ね。

これならエスカルゴさんも喜んで下さるでしょう。

 

「あ、あのぅ〜…」

 

!?

 

「な、何?」

 

急いでパフェを隠して声の主に返事をする。

 

ったく…誰よこんな時間に…。

 

「ちょっといいですか…?」

 

隙間から顔を覗かせたのは小悪魔だった。

 

「小悪魔?どうしたのよこんな夜遅くに…」

 

「明日…バレンタインデーじゃ…ないですか」

 

「そうね」

 

「私も…エスカルゴさんに…」

 

へぇ…意外ね。

 

「いいんじゃない?」

 

「作ってみたんですが…どうでしょう?」

 

そう言って小悪魔が出したのはハート型のチョコだった。

 

もう作ったの?

妹様といい、いつの間に作ったのかしら…。

 

「中々上手く出来てるじゃない。いつ作ったの?」

 

「えへへ…先程、生成魔法で…」

 

ま、魔法って…。もはや何でもアリね…。

 

「綺麗に出来てると思うわ」

 

「良かった〜♪じゃ、おやすみなさいです〜♪」

 

行っちゃった…。って、見てもらうだけ?

 

さて…あとは保存ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IN 永遠亭

 

エスカルゴは今お師匠様の検査受けてる…。

今夜はエスカルゴと寝たいから今しかないわ!

 

あ、さっきお師匠様から貰ったこの粉混ぜて…と。

 

「ふふふふっ…♪」

 

今回のお団子はいつもよりも良い出来よ♪

 

「何1人で笑ってるウサ?気持ち悪いウサ」

 

ビクッ

 

「な、なによてゐ…居たの…」

 

「私はいつでもどこにでもいるウサ〜」

 

「何それ気持ち悪っ!」

 

「んなっ…!酷いウサね…。そ、それより、なんで今頃ここに居るウサ?」

 

「あなたには関係無いわ」

 

「お団子作ってるウサ?」

 

「!?」

 

「バレバレウサ〜」

 

「……別にいいでしょ?悪い?」

 

「そうは言ってないウサ。でも気になるウサ。だって、お月見でも無いのになんで団子こねてるウサ?」

 

「明日エスカルゴにあげるのよっ!それだけ!」

 

「明日…?ああああー!明日バレンタ」

 

「うるさいっ!」

 

ゲシッ

 

「うぎゃっ!急に足踏むなんて酷いウサ!」

 

「アンタが大声出すからでしょ!?」

 

ったくコイツは…!

 

「私も作るウサ♪」

 

「は?」

 

「“は?”って酷いウサね…私もエスカルゴにゃ世話になってるから…それだけウサ」

 

「ふーん…」

 

ああ…昨日の風呂のことかしら…。

 

 

 

数時間後

 

「出来たー!」

 

「なんか粉入れてたウサね。あれ、何ウサ?」

 

「お師匠様から貰った謎の粉」

 

「ゲッ…大丈夫ウサ…?」

 

「お師匠様のだから大丈夫よ。それより、あんたこそ何か入れてなかった?大丈夫なの?」

 

「…大丈夫ウサ」

 

「ふーん…」

 

間が怖いわね…。

ま、いっか…エスカルゴなら耐えられるでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IN 博麗神社

 

「なぁ霊夢ぅ、明日何の日かわかってるか〜?」

 

「明日?んー…何かあったかしら?」

 

宴会?ううん、違うわね。

 

「わからないわ」

 

「“ばれんたいんでー”って言うらしいぞー」

 

「何よそれ」

 

「聞いた話によると、好きな異性や気になってる異性に“ちょこれーと”とか色々なお菓子をあげるらしいぞー」

 

「へー…」

 

“ちょこれーと”…ああ、あの甘いヤツね。

 

「萃香、あんたは誰かになにかあげるの?」

 

「私か?私は〜…エスカルゴと酒飲めればそれでいーやー」

 

!?

 

「えっ…あんたまさか、エスカルゴのこと…」

 

「違う違う、そーじゃなくて…。飲み仲間って言えばいいのかな〜、ま、そんな感じだよ」

 

「へ、へぇ…」

 

なんか安心したわ…。まさか萃香まで…ねぇ…。

わ、私は別にアイツの事なんて何とも…。

ま、世話になってるし…何かあげてもいい…かな?

 

「霊夢は何かあげるのかー?」

 

「…羊羹とお茶しか無いわ。これでいいかしらね」

 

「いいんじゃないかー?」

 

「じゃあ、明日は紅魔館へ行きましょ…」

 

めんどくさいけど…たまには良いかも…?

 

「私もついていくぞー」

 

「勝手についてくれば?」

 

「はははっ、言われなくてもついてくよ」

 

「………」

 

ったくこの鬼は…。

 

ガラッ

 

「!」

 

「よぉ霊夢〜、明日は何の日かわかるか?」

 

「…魔理沙…それにアリスまで。どうしたのよこんな夜に…」

 

玄関から入りなさいよ…なんでどいつもこいつもそっちから来るのかしらね…。

 

「何となく寄ってみた!って、萃香も居るのか」

 

「よぉ〜!」

 

「しかもかなり飲んでるし…」

 

「お前らも飲むか〜?」

 

「遠慮しとくぜ」

 

「私も」

 

「ちぇ〜」

 

「で、話は戻るが…。明日が何の日かわかるか?」

 

「“ばれんたいんでー”でしょ?丁度萃香から聞いたところよ」

 

「へー、萃香がそんなの知ってるのか」

 

「まーな!」

 

「霊夢はエスカルゴになにかやるのか?」

 

「な、なんでエスカルゴ前提なのよ…」

 

「違うのか?」

 

「…違わないけど…」

 

「ほうほう。で、何やるんだ?私はキノコだ!」

 

「私はカップケーキを」

 

「へぇ、アリスも?意外ねぇ」

 

「まぁね。魔理沙がお世話になってるみたいだし」

 

「なるほど」

 

どいつもこいつもヒヤヒヤさせて…!

 

「早く答えろって。霊夢は何をやるんだ?」

 

「羊羹とお茶よ」

 

『………』

 

「な、なによ2人共…」

 

「い、いや…霊夢らしいなって思っただけだぜ。なぁアリス?」

 

「え、ええ…」

 

「……まぁいいわ、私はもう寝るから」

 

「そうか。なら私らは帰るぜ、じゃーなー」

 

「ええ」

 

「あ、明日紅魔館行くんだろ?バラバラで行っても向こうに悪いし、まとまって行かないか?」

 

「魔理沙らしくない提案ね」

 

「へっ、そんなことないぜ」

 

「午後3時くらいにここ集合でいいんじゃない?」

 

「合点承知之助だぜ!じゃーな!」

 

合点承知之助って…ふっる…。

 

「私もその時間に来るよ、またな霊夢〜」

 

「ええ、また明日」

 

ふぅ…やっと飲んだくれが帰った…。

 

「さ、寝よ寝よ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IN 紅魔館の近所

 

「ねぇチルノちゃん」

 

「なーに?」

 

「明日、“ばれんたいんでー”って言うらしいんだけど…」

 

「へー。それがどうしたの?」

 

「異性に何かあげる日らしいの」

 

「ふーん」

 

「そこで…その、エスカルゴさんに何かあげない?」

 

「は?何でアイツに?」

 

「チルノちゃんがイタズラしたお詫びにというか…。だからチルノちゃんもなにかあげよ?」

 

「うーん…かき氷!!」

 

「さ、寒いよ…」

 

「だいじょーぶ!あたいさいきょーだもん!」

 

「エスカルゴさんが食べるんだよ…?」

 

「アイツもさいきょーだから大丈夫!」

 

「そうだけど…」

 

大丈夫かなぁ…。

 

「私はミスティアちゃんの所の焼き鳥にしよ♪」

 

「おー。あれ美味しいよねー」

 

「そうだねー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IN 妖怪の山

 

「あー…明日か…」

 

明日はバレンタインデー…。それが何なのかよくわからないけど、かろうじて“誰かに何かをあげる”っていうのは分かる。なら、お得意さんであるエスカルゴになにかあげるってのも良いかも?

 

「って言ってもなー…エスカルゴが喜ぶもの…うーん…」

 

一向に思い付かないや…。

充電器はこの前作ったしなぁ…。

 

「ん?充電器?…そうだ!!」

 

あれ作ろう!あれなら喜んでくれる!

 

早速作業に取り掛かる。

 

チュイーン…トンテンカントンテンカン…

 

 

 

「あや?こんな夜に物音が…。ちょいと覗いて見ますかっ♪」

 

 

 

コンコンコン

 

ん?こんな夜に誰だろう…?

 

「はーい!」

 

「どーもこんばんはにとりさん!射命丸 文です!入ってもよろしいですか!?」

 

なんで文が?別に良いけど。

 

「いーよー」

 

ガチャッ

 

「失礼します!」

 

「どしたの?こんな夜にさ」

 

「物音がしたので!…何を作ってるんですか?」

 

「エスカルゴにプレゼントする新型充電器〜!持ち運びできるスグレモノさっ!!」

 

「おおー、良いですねぇ!ところで、明日ってエスカルゴさんの誕生日か何かでしたっけ?」

 

「バレンタインデーっていう、なにかをプレゼントする日だよ」

 

「なるほど!(チョコ等のお菓子だったよーな…)」

 

「ん?何か言った?」

 

「いえ何も!私もなにかプレゼントしますかねぇ…」

 

「文も?」

 

「いつもお世話になってますから!うーん…何が良いかな…」

 

あぁ、新聞とかでお世話になってるって事か。

 

「そうだ!」

 

タタタタ…

 

急に走ってっちゃったし…。ま、作業に戻ろ。

 

 

 

数分後

 

「出来たー!」

 

持ち歩ける充電器!

ふふ、これは喜んでくれるに違いない!

 

バァン!

 

「!?」

 

「ふふふ…」

 

「…どうしたの?そんなに急いでさ」

 

「ふっふっふ…これは、私が子供の時に使っていた団扇です!」

 

と言いながら団扇を見せてくる文。

 

「天狗の団扇と言ったら…風起こせるあれ?」

 

「そうです!これも風は起こせますがそんなに強くないですよ。何せ、“子供用”ですから」

 

「へー、そんなのに分かれてるんだ」

 

「ええ!子供に普通のあげたら大変ですからね」

 

「それもそうだね。で、それをエスカルゴにプレゼントするって?」

 

「ええ!喜んでくれますかねぇ…」

 

「喜ぶんじゃない?」

 

多分……。

 

「ふふふふふ……って、にとりさん、もう完成させたんですか!?」

 

「うん、完成したよ」

 

「相変わらず早いですね〜…」

 

「まーね!」

 

「彼は何を充電するんでしょう?」

 

あ、文は知らないのか。

 

「エスカルゴはね、自分を充電するんだよ〜」

 

「…え?今なんと?」

 

「だからさ、自分を充電するんだってさ」

 

「ええええ!?」

 

「そ、そんなに驚かなくても…」

 

私も驚いたけど…。

 

「な、何でですかね?」

 

「その方が早く力が戻るからだってさ」

 

「あやや…凄いですね…」

 

「だよねー。でさ、前は持ち運び出来ない奴を作ったからさ、持ち運び出来るやつを作ったってわけ」

 

「なるほど〜、流石にとりさん、アフターサービスも行き届いてますね!」

 

「まぁこれはサービスというよりプレゼントだけどね」

 

「エスカルゴさんの事考えてなきゃ出来ない行動ですよ〜」

 

「えっへへ〜」

 

「明日が楽しみですね〜」

 

「そうだね〜」




続きは明日になっちゃうのかなぁ…夜中中にうpしたいよ…。
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