ギュウウウ…ギチギチッ…
「ゔ……」
なんだ…?息苦しい…。
「あ゙…!?」
目を開けて驚いた。
フランが俺に馬乗りになって首を絞めているからだ。
「あら、起きたのね」
「…!」
フランの後ろからレミリアが顔を出す。
「ど…して?」
ダメだ、声が…。
「あなた、霊夢とも付き合ってるんですって?」
「!?」
なんで…!?
くっそ、正直に話すか…。
「負け……だ…から゙…」
こうしてレミリアと会話してる間にも、フランは構わず首を絞めてくる。無表情で、だ。
「負けたから?見苦しい言い訳はよしなさい。あなたが霊夢に負けるはずないじゃない」
「負げ、たん゙だ…よ…」
ギュウウウウウ…
首を絞める力が強くなった。
いよいよ呼吸が困難になってきた。
「離、せ…!話せばわがるがら…」
声が酷いな…。
「フランはカンカンよ。こうなったら私でも手がつけられないわ。自分で何とかするのね」
「…!」
すまん、フラン…!
ドンッ!
『キャッ!』
足はレミリアに乗られてて動かず、胴体はフランに乗られてたので、手でフランを押しのけた。
フランの後ろにいたレミリア諸共ベッドから落ちる。
「いったぁい!!」
そこから起き上がり、俺のことを睨みながら叫ぶ。
「はぁ…はぁ…俺の方が痛い…というか苦しい…」
ヨロヨロとベッドに立ちながら返事をする。
「はァ?浮気者が何言ってんの?」
「………」
返す言葉も無い…。
「その…だな、なんて言うか…。勝負して、私が勝ったら付き合ってってなったんだが、俺、負けちまったんだよ」
「ふーん。だとしても、黙ってちゃダメよね?」
「………」
ホントに返す言葉が無い。
「ごめんなさい…」
「謝って済むなら巫女は要らないのよ」
警察じゃなくて巫女なのね…。
こっちでの警察(異変解決する人)が巫女だからか。
「そうだな…」
「よって、私があなたを処け…」
「私が処刑しまーす♪」
レミリアの言葉を遮り、今まで黙ってたフランが口を出す。
「ひっ…!」
思わず声が出てしまった。
処刑する…そう言ったフランの顔はまるで“狂気”そのもの。とても歪んだ笑みを浮かべていた。
「フ…フランに任せるわ…」
レミリアが引くほどだ。
「しょ、処刑って…な、何する、んだ…?」
声も…足も震えてる。
逃げ出したいが動けない。
「何しよっかな〜?あっ♪最後にぃー…1つだけお願い聞いてあげる♪」
「お、お願い…?」
「そ♪ジワジワ殺されたい?一瞬で殺されたい?どっちでも好きな方を選んでね♪」
死刑か…。
大好きなフランに殺されるなら…良いかな…。
でも…最後に贅沢を…。
「一瞬で…」
「うん、わかった♪“ジワジワ”殺してあげる♪」
「んなっ!?話が違…」
「禁忌『フォーオブアカインド』!!」
「ゲッ…」
『キャハハハハハ!!』
あー……死んだわこりゃ。
『動かないでねー♪動くと痛いよ〜?』
ジワジワ殺すんならどっち道痛いだろうが…覚悟を決めよう。
「…わかった」
『いい子ね♪じゃ、ベッドに寝て?』
「………」
大人しくベッドに寝る。
『さ、始めるわよ♪しょ・け・い♡』
狂気しか感じない…。
あの歪んだ笑顔を見る度に失禁しそうになる…ので、目を瞑る。
ガシッ
「う…」
4人のフランに、四肢を掴まれた。
これ…なんとなく先がわかったわ。
このまま引っ張って引きちぎろうって…
『せーのっ♪』
ブチブチブチブチッッ
!!!!
「ぎゃああああああああ!あああああああ!!」
ブチッともゴキッとも聞こえるような異様な音と共に、両腕は肩から、足は付け根から千切られた。
鮮血がまるで噴水のように吹き出て、ベッドや床を血の海にする。
あ…手足やられた…痛みで気絶しそう…。
「いでぇ…痛てぇよ…!」
そうだ…再生だ。
再生しろ再生しろ再生しろ再生しろ!!!
ニ゙ュル゙ル゙ル゙ッ
奇妙な音と共に手足が生えてきた。
「はぁ〜…」
血に染まったベッドに横たわりながら溜息をつく。
頭がグラグラする。貧血か。
『むぅ〜…これじゃキリが無いわね…』
「そうだぜ…」
どうだ…観念してくれるか…?
それで、霊夢も連れて話し合いなんてのは…
「じゃあこうしましょっ♪」
1人のフランがそう言うと、残りの3人が吸い込まれるように消えた。
何するつもりだ…?
「…大好きよっ、エスカルゴ♪」
「え…」
「…キュッ!」
「───っ!!」
「うわあああああああああああ!!!」
ガバッ
「キャッ!」
ドサッ
「はぁ……はぁ……」
なんだ今の…?
「痛たたたた…」
「す、すまんレミリア!」
ベッドから飛び降り、レミリアを抱き起こす。
「何よ…急に起き上がって…。(折角エスカルゴの上に乗ってたってのに…)」
「俺…死んだ…のか?」
「はぁ?」
「いや…なんでもね…」
夢……?
ふとベッドを見ると、あどけない寝顔で眠っているフランが目に入る。
「はぁぁぁ〜……」
超大きな溜息をつく。
「一体どーしたって言うのよ?」
「嫌な夢を見た…」
「どんな?」
「フランに殺された夢…」
「はぁ!?」
「まぁ夢だから…」
「物騒ねぇ」
「死んだかと思った…」
「災難だったわね」
「ああ…」
「私が慰めてあげるわ♪」
「慰め…な、何するんだ?」
「目、瞑ってくれる?」
「………」
言われた通りにする。ホントに何するんだ…?
「…んっ♪」
「んむ…」
キス…だったか…。
なんか久しぶりな感じがするのは何故だろう…。
「…慰めになったでしょう?」
「ああ。ありがとう」
「フンッ、私はあんたの彼女なんだから、慰めるくらい当然よ」
「…!」
やべ、なんかウルッてきた…。
「うっ…」
「?」
「…あり…がと、レミ゙リア゙…グスッ…」
ダメだ耐えられなかった。
「ちょ、何泣いてんのよ!?」
「なんでも、ない…グスン…」
「変な奴ね…」
「大好き…」
ギュッ…
「ふ、服につくじゃないのよ!」
「うう〜…」
「はぁ…全く、しょうがないわねぇ。ヨシヨシ…」
「!!…レミリア…」
「いつもやってくれるからね、たまにはお返ししてあげるわよ…たまには…」
「ありがと……」
フランが起きるまで、ずっと抱きついたまま撫でてもらっていた。
最終回になると思った!?ねぇ思った!?
残念、続きます!!
なる訳ないジャン↑ する訳ないジャン↑
(↑謎のテンション)
この度!私、エスカルゴは!
高専を辞め、県立へ編入しまぁぁぁす!!
丸々一年かけた計画を、やっと開始できる…!!
あー、早くコスプレしたい…。
…頭痛、寒気、倦怠感、筋肉痛、関節痛、喉の痛み…これインフルAじゃね?病院行かなきゃな…。