※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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この憎らしい贅肉に制裁を!②

「パチュリー、寒くない?」

 

「ええ、大丈夫……脱いでも平気よ……」

 

「……の割には震えてるから聞いたんだけどね」

 

「こッ、これはその、違うの……。こういうの初めてだからさ……?」

 

「パチュリーでもそこまで緊張するんだね。いや、緊張してるのは知ってたけど、なんか意外だな」

 

「どうしてよ……。あなたには、私が一体どう見えているの?」

 

「ハハ……」

 

 バスローブを脱がしてパチュリーを寝かせると、彼女は小刻みに震え出した。その時は寒さから来るものと思ったが、そうではないようだ。堂々としているように見えて、予想より緊張しているらしい。

 マットレスの柔らかさは上等品のそれだ。かなり良い具合の弾力だ。これだったら、ピストンの良い補助要素になり得るだろう。

 

「じゃ、軽く解すから力抜いて」

 

「ん……」

 

「……!?ぬ、濡れてる……準備してたの?」

 

「ななな何よっ、準備してちゃダメなのっ!?」

 

「いやいや、寧ろ大歓迎なんだけどさ、そういうの意外だなって思って!」

 

「私だって、ただボーッとしてた訳じゃないわ……。あなたが来るまでの間……かる〜くだけど、自慰して待ってたんだからっ……!」

 

 そう言って、顔を手で覆い隠すパチュリー。顔は酷く赤くなっていて、耳までが熱を持っていそうなほどに見える。

 俺の指でさえ、3本目がギリギリ入らないようなかなりの狭き門だが……2本ならまだ挿入が可能だ。だから俺は、彼女の横に寝そべり左手で彼女の頭を撫で、右手で中指と薬指で優しく愛撫してやる。

 

「んくぅっ……はあ゙ぁっ♡ いっ、ん、ううぁっ……♡はぅっ♡ か、ぁ、あぁっ♡ 待っ、やっ、あぁ♡」

 

「パチュリー、オナニーはナカ派?クリ派?」

 

「あんっ……あっ♡ んっ……ふ、ふっ……は、はぁ……な、ナカっ……よ……あぁあんっ♡」

 

 できるだけ奥の方を攻めてみると、パチュリーはシーツを掴んで腰を浮かせる。まだイッたわけではなさそうだが、どうやら結構感じやすいようだ。

 

「やっぱり。じゃ、1回イッたら挿入ね」

 

「っ!?も、もう……な、の……?」

 

「?もうイッた?」

 

「っ……え、ええ……その……少し動かしたとき軽く……って、何を言わせんのよっ!あんたならすぐ分かるでしょそんなのっ!」

 

「真面目に分からんかったわ……そっか。なら、1回潮吹きしてからってことで」

 

 普段は初めてヤる子でも、膣の収縮や反応などでイッたら分かるものだが、パチュリーはほんの少しわかりにくい。よく観察する必要がありそうだ。

 

「っ!?だ、ダメよ、そんなの自分でもシタことが無いん……ん゙ぁあっ♡ い゙やぁっ、いやあぁあんっ♡そこだめっ……ダメぇっ!で、でちゃう♡ 出ちゃ……あぅっ……はぁああんっ♡♡」

 

「……ありゃ〜……」

 

 膀胱の辺りを強めに刺激してやると呆気なく放尿してしまった。尿意を我慢していて、それを一気に解放したかのような、それはもう凄い勢いだった。数タッチで漏らしてしまうなど、魔女のプライドが一瞬で粉砕されそうな状況だろう。

 

「う〜っ……うっ……やだぁ、もぉ〜……ころす〜……!ころすぅぅ〜っ……!日符……」

 

「そんだけ感じたって事だから!良い事だからっ!恥ずかしがらなくていいからさ!ね!?マジでっ!室内でスペカやめて!ロイヤルフレアやめて!」

 

「……じゃあ早く私にぶち込みなさいよぉ……どうせもう、萎えてるんでしょうけどね、おしっこなんて見た……ら………………なぁんでもー汁が垂れるほど勃起してんのよぉぉ〜このばかぁぁ〜……」

 

 どうやらパチュリーは、泣くとキャラが崩壊するらしい。絶妙に間延びした喋り方に加えて、駄々をこねる子供のように手をバタバタとさせる動きが、本当に可愛らしい。ギャップ萌えが凄まじい。放尿シーンを見たのもそうだが、こんなに可愛い一面を見たら、俺も芯の方から勃起してしまう。イッても萎えそうにない。

 

「挿れるよ?」

 

「やぁだぁぁ!もぉぉ!こいつ性癖終わってるぅ!狂ってるよぉぉ〜!」

 

「はいはい、駄々っ子パチュリーちゃんには、軽くお仕置きですね〜っと……」

 

「ひっ!?」

 

 彼女の足を持ち上げて、愛液と尿に濡れた膣口に亀頭を押し付ける。上下に動かしてみると、亀頭とクリトリスが絶妙に擦れて、互いにピリピリとする快感に襲われる。

 そして挿入してやると、ツプツプと何かを破ったような異物感があった。パチュリーも、処女だったらしい。最高だ。

 

「や、や、待ってって、おしっこ、まだ残ってっ……ひぁあぁああっ♡♡」

 

「おぉー♡」

 

 挿入と同時に、肉棒によって圧迫された膀胱は、彼女の意思とは反対に放尿を始めてしまって、俺の股間は魔女の聖水に濡らされてしまう。

 

「パチュリー、お漏らし癖あるの?可愛いねぇ」

 

「無いからぁ!変なこと言わないでよっ!!」

 

「だって2回も漏らして……。ま、いいや。少しずつ動くよ……ぷぐ」

 

 キスをしてみようと顔を寄せようとするも、顔をグイッと押さえてくるパチュリー。どうせなら唇も奪ってやりたいと思ったが……欲張ったか。

 

「ちち近いわよ……!き、キスはダメだから、ほんとダメっ……キスしたら恋人だから……ね?ダメなの、わかって……?」

 

「あっ、そう。それならその気にさせるまでだね。ったく……ルーミアみたいなこと言いやがって……」

 

 仕方ないので、濡れた右手をシーツで拭いた上で彼女の胸を揉んで、ゆっくりと、腰を前後に動かし始める。俺の手から零れるサイズの巨乳だ、これは相当大きい。

 俺は、手の大きさには自信がある。幼い時分からピアノを嗜んでいたからか、周囲からは長い指だとよく言われてきた。だから、手のひらだけで言えば大人と変わらないか、大人よりも大きい。

 そんな俺の手からすらも零れる巨乳……。どうやらパチュリーは着痩せするタイプらしい。服の上からだと、ここまでの巨乳だとは全く見抜けなかった。これからは見抜き(・・・)させてもらおう。

 

「あっ♡ あ゙ぁっ♡ いっ、うんっ♡ はぅんんっ♡♡むね、そんなに、触んないでよっ……♡」

 

「モチモチだもん、触んなきゃ損だって。揉んだらもっと大きくなるのかな。母乳も出るかな?魔法で出せない?エロ本によくあるヤツのさ」

 

「ばかっ♡ 出せるわけ、ないでしょ♡」

 

「だよなぁ……でも吸わせてもらうね」

 

「吸っても意味は……あぁ〜っ……♡ はぁ……あんっ♡はぅ……あっ♡ なんで、気持ちイイの……っ♡」

 

「母性感じるわー……乳首もキレイだ」

 

「こんなんで、母性感じないでよ……。もぉ、ほんとばかね……♡」

 

「……」

 

 そう言いつつ、パチュリーはずっと乳首を舐める俺の頭を撫でてくれるのだが。……母性が溢れてる。母性が限界突破してるようにしか思えない。これで膝枕しながらイチモツを扱(シゴ)いてくれたなら、最高に甘えられるが……。

 

「あ゙っ♡ んあぁっ♡ やめっ、あん゙っ♡ おくっ♡♡おくぅっ♡ えぐら、にゃいでぇっ♡ ま、またぁっ♡イッちゃう、のぉっ♡」

 

「────っっ!?」

 

「ひあぁあっ♡♡」

 

 腰を震わせて喘ぎながら、パチュリーは俺の頭を胸に押し付けてくる。乳首を吸っていた俺は、急に頭を押し付けられて思わず乳首を噛んでしまうが、パチュリーは背筋を震わせて喘いだだけだ。彼女が痛がっていなくて良かったと、密かに安心した。

 

「っ……締め付け、急に強くなったね?パチュリー、噛まれるの好き?」

 

「好きじゃ、にゃいっ♡ 反応、しただけでしょ……♡いっ、あ゙ぅっ♡ い、くっ……いくぅっ♡」

 

「お……噛むより締め付けキツくなった……。今回はわかりやすくイッたみたいだね」

 

 肩で大きく息を繰り返すパチュリーは虚ろな目で涎を垂らしながら、弱々しく何度か頷いた。今すぐ唇を奪い、彼女の唾液を貪りたい。口内を蹂躙してやりたい。

 

「はぁっ、はぁ……はぁ……はぁ……も、もぉ……、イキ疲れた、わ……」

 

「でしょ?セックスは疲れるよね。なら、あと5回イッたら今日は終わりね」

 

「ひゃあんっ♡ ま、まだ動いちゃ、あんっ♡ んっ♡も、だめだってば♡ やん、らめ、らめぇっ♡ あっ♡敏感、だからぁっ♡♡」

 

「敏感だと自然と腰引けちゃうよね、わかるそれ。小悪魔に吸われる時とか、俺もそうなるもん。でも敏感なうちにヤッた方がさ、全身シビれるくらい、気持ちイイからね……っ」

 

 腰を振りながら巨乳を揉むのは、そこそこ重労働だと言える。きっと、巨乳を揉むのに慣れていないというのもあるとは思うが、どうにもこうにも手が疲れてしまう。

 胸は、付け根あたりで支えるように持ち上げて、乳首を舌で重点的に攻めるのが良さそうだ。

 

「おおっ……」

 

「ひゃっ……な、なに……?」

 

 しかしその前に、胸が零れ落ちそうになっている谷間に、手を突っ込んでみた。かなり湿っている。結構汗をかいているようだ。舐めてみたら、きっと塩っぱいだろう。塩分補給に良さそうだ。

 

「挟んだら乳圧ヤバそうだね、紅魔館最強かよ」

 

「ダメ、なんだからねっ……♡ そんなの、はさん……じゃぁ……あ゙っ♡ お゙ぉっ♡ お゙ふっ♡ や、だぁっ♡そんなっ、強くぅ♡」

 

「乳首つねられるの好きすぎかよ」

 

「お゙ぉ゙っ♡ お゙ほっ♡ あ゙ぅうんっ♡ んおぉっ♡♡おぐぅうっ♡ す、き♡ それすき、すきなのおぉっ♡もうっ♡ 何回、も゙っ♡ イッて、るのぉおっ♡」

 

「数えてる?」

 

「かぞえて、ないぃ♡」

 

「じゃあ俺が数えるよ」

 

「やっ♡ やぁやっ♡ やらぁ♡ もぉっ、やめてぇっ♡いっぱいイッた、からぁ♡ せっくしゅ、やらぁ♡」

 

「んー……でも、仕事は果たさないと。痩せるまではいくらでも付き合うからね」

 

「い、イジワルぅ♡ あんた、やっぱり……ひゃんっ♡サイッテーの、男よっ……んあぁあっ♡ いくぅっ♡♡いぐぅぅぅっっ♡♡」

 

「おぉっ♡」

 

 奥に届くほど突き刺していた肉棒が抜けるほどに大きく腰を浮かせると、またもや潮吹きした。普段潮吹きせずイクタイプらしい彼女がこうなるとは、流石に予想できなかった。感じやすいのが幸いしたとでも言うべきだろうか。

 

「お゙ーっ♡ あ゙ぁーっ……♡ はぁっ……はぁあ〜……♡んひっ……はぁ……キモチ、イイ゙……♡」

 

「これまた、派手にイッたねぇ。おっぱいブルブルさせやがって、エロさの権化だね」

 

「あっ……♡ う、あぁ……はへぇ……♡ んふふっ……♡はふっ……ふぁ……あぁ……あはっ……♡」

 

「ほっぺもプルプルだね。唇以外なら、キスしてもOKでしょ?」

 

「ん……別に、イイ……ケドさ……」

 

「へへっ、ありがと」

 

 プルプルしている頬に、そっと口付け。その後にキスした唇を舐めてみると、やはり塩っぱい。滲むような感じで汗をかいているらしい。

 

「っ、あ……そろそろイきそ……」

 

「やっと、なのね……。私、ユルいっ……?」

 

「は?え、なんで?」

 

「こ、ここあ達から……んっ♡ あなた、は、早漏って聞いた、から……あんっ♡ はぁんっ♡ ゆ、ゆるく、ないのに、遅いってっ……い゙ぃっ♡ お、おかひっ、おかしっ、てぇっ♡ 思っ、てぇっ♡」

 

「なーるほど、ハイハイ……。我慢してるだけだよ、こんなの……。いっ……イくよっ……」

 

 彼女の肩を抱えるようにして、ピストンの速度を上げる。1秒につき2回は突いているかもしれないという、処女だった子には少しキツイかもしれないほどのリズムで奥を突いていく。

 

「や、やだぁっ!中出しダメっ!ナカはダメよっ♡ぬ、抜いてぇっ♡ 抜いてよぉっ♡」

 

「足退かして??」

 

「っ……!?」

 

「ホールドされちゃあ、仕方ないでしょ」

 

「ち、違うっ……わた、し……足、動かな……あなた、まさかっ……魅了(チャーム)を、私に……ッ!」

 

「俺の魅了、パチュリーには効かねーじゃねーか。検証済みじゃん、そんなの」

 

「ッ!!」

 

「身体にさ、正直になろーよっ……!」

 

「違うっ!私の、意思じゃっ……やぁだぁっ!やめ、やめてぇっ、抜いてってばっ♡ 違うのっ、抜いて!あんっ♡ あふっ、イクぅっ♡ おく、ちゅよいのぉ♡はげひっ♡ ほんきのっっ、ぴちゅとん♡ やめてぇ♡すきっ♡ すきぃっ♡ これ、キモチ、イイのぉっ♡♡イクっ♡ わたしっ、イク、イクイグぅっ〜〜♡♡」

 

 拒否する言葉とは裏腹に、膣肉はうねりギチギチ締め付けて、その両足は俺の腰を掴んで離さない。無理に離そうとすれば、流血沙汰は避けられない。というより中出ししてやりたい気持ちが強い。

 なので俺は、彼女の言葉だけの反抗に抵抗して、彼女の肉体に従う事にした。肉体関係なら、肉体に従うのが道理というもの。仕方ない。

 少々の罪悪感をスパイスに、更に興奮した俺は、彼女をできるだけ強く優しく抱き締めた上、彼女の何度目かの絶頂と共にイッた。

 

「あー……生中出し……」

 

「〜〜〜〜〜……♡♡ あ……あはっ……ナマでぇ……♡出され……ちゃったぁ♡ ウソ、みたい……♡」

 

「ウソみたいだけど、ウソじゃない……な……」

 

「こ、コイツぅ……こ、ころす……♡ ころしてやる♡ゆる、さないん、だからぁ……♡」

 

「ごめんごめん……大丈夫だから……多分……」

 

 ヨシヨシと頭を撫でながら、つい、いつもの癖でうっかり彼女の唇に自分の唇で触れてしまう。

 ……キスを、してしまったのだ。

 

「────っ!!」

 

 じゅんわりと瞬間的に膣が潤ってくる。急なその反応に違和感を覚えた俺は、キスしてしまった事に一瞬遅れて気付いた。

 

「あっ……ご、ごめっ……あいや、これはホントに、ただのミスでっ……」

 

「しっ……ま、またぁ……信じられない、コトを……!キス、だめってぇ……」

 

「ごめんなさいっ!本当にその、ごめ────」

 

「日符『ロイヤルフレア』ーーー!!」

 

「ぎゃああ…………あれ?」

 

「〜〜〜〜〜っっ」

 

 ポカポカポカッと胸板を叩いてくるパチュリー。ムスッとはしているが、キスをしたこともそんなに怒ってはいない……ようだ。

 

「あ、あのー……パチュリー……さん?」

 

「……何よ」

 

「あいや……」

 

「……早く抜きなさいよ……ソレ。いつまで私に挿入してんの……?」

 

「あ、ハイ」

 

 柔らかくなりつつある陰茎をニュルッと抜くと、中出しした精液がドロドロッと溢れてきた。垂れるという少ない量ではなく、溢れてきた。

 

「うわ〜……最悪、ホントに中出しされてるし……。キスもするし、ホントサイテー……」

 

「う……ごめんなさい……」

 

「……終わったことはもう仕方ないわ。ビンタ1発で許してあげる。目、瞑りなさい」

 

「ハイ……」

 

 次の瞬間、バチンッという音と一緒に左頬に熱い痛みが走った。調子に乗りすぎた。寧ろこんな事をしでかして、「仕方ない」で済ませてくれたことが有難い程だ。

 

「…………早く……次……」

 

「?」

 

「どっ……ど、どうせだし、さ……もう1回……セッ、エッチ、シてあげてもイイわ……?」

 

 そう言ったパチュリーは、未だ精液が垂れてくる膣口を両手でくぱぁっと開いて見せる。そんな様を見て当たり前のように息子は反応しかけたのだが、どうしても、勃起はしてくれない。

 

「……ごめん。今日はパスするよ。やらかしたし……もう寝る……。先、シャワー浴びてきて……」

 

「っ……そ、そのね……?キス、ダメなのは……我慢、できなくなるからで……えっとね、本気で嫌だった、わけじゃないのよ……?」

 

 精液が垂れるのも厭わずに、アヒル座りをする。その瞳には、うっすらと焦りのような感情が、見え隠れしている。胸に手を置いて、若干の上目遣いで俺を見ると、そうフォローのようなことを言った。当然、その意味が俺に分かるはずもなく……。

 

「我慢?って……?」

 

「だ、だからさぁ!あっ、あなたとっ……ほらぁっ!察してよ、ばかぁ!ホント、そういうとこ嫌い!」

 

「へぶっ!?追加ビンタすんな!」

 

「うるさいっ!拒否してるのに中出ししたくせに!レミィにもフランにも咲夜にも言ってやるわよっ!せいぜいセックス禁止を言い渡されるといいわ!!ひもじい思いしなさい!ばぁか!」

 

「やめて!?てか我慢って何なんだよっ!」

 

「あなたとエッチしたくなっちゃうって事でしょ!分かるでしょっ!?キスされた瞬間にっ……その……おま、んこ……キュンってしちゃってさ……。だからその、つまり……えっと……だから……あう〜…………」

 

 目を泳がせて、ベチベチと自分の足を叩きながら言葉に詰まる。こんなことを思ってはいけないとは思うが、本当に可愛い。

 やがて、枕で顔を隠しながら絞り出すように呟くその言葉を、俺は聞き逃さなかった。

 

「スキなのよっ……!」

 

「……なんだぁ、そっかぁ」

 

「っ!?な、なんだって何よっ……」

 

「俺も好きだよパチュリ〜っ♪」

 

「あっ……!」

 

 枕を剥ぎ取って、涙を浮かべているパチュリーを押し倒して、再び抱き締める。すると今度は、彼女からも背中に手を回してくれた。

 

「……紛らわしい言い方しないでよ……そういうとこ嫌いよ……」

 

「ごめん、ごめん。……でも、どーしてパチュリーが俺ん事……?そんな素振り見せなかったっしょ。何?俺のコレに負けたから?」

 

「違うわよばかっ!……素振り……素振りね……えっ……本気でわからないの……?」

 

「マジの困惑顔やめて?」

 

「うっ……だって……アプローチしてきたはず……って思ってたから……」

 

「え……っと……例えばいつでしょうか……?」

 

「そんなのいつもでしょ?教える時とか……ちゃんと教えてきたじゃない?」

 

「そりゃ、パチュリーは俺の魔法の先生だし。え……まさか『教える事』がアプローチと……そういう?」

 

「好きでもない奴に魔法なんて教えないわよ。私の大事な本を貸すワケもないし。……理由なんて、別にどうでもいいでしょ。言語化しなくたってたまには察してよね……///」

 

 そんなん知らんがなっ!と突っ込みたくなるが、彼女の定義ではそうなっているのだろう。確かに、思い返してみれば、やたら丁寧に教えてくれている気もするが。魔法初心者の俺にも理解ができるようよく噛み砕いて教えてくれた。

 いや……だから察しなさいはキツすぎる。難易度が天元突破している。

 

「ま、理由もアプローチも、もうどうでもいいわ。シちゃったモノは仕方ないから、責任取ってよね。この私の唇を奪ったんだからね……あなた、ホンキで覚悟しなさいよ?」

 

「うぇ……な、何を覚悟しろと……」

 

「私に見合う男になってって言ってるのよ。もっと魔力を高めてあらゆる魔法を使いこなして、もっと強くなりなさい。それまでは私との性交渉は禁止。一切ヤらせない。キスも無しよ。勿論、ハグもね。いいわねっ!」

 

「じゃあ、俺が強くなるまで、ずっとパチュリーは痩せられないワケだ」

 

「っ……私が呼んだ時以外は禁止!これならどう!?あなたからのお誘いは一切シャットダウン!それでいいわね!」

 

「シャットアウトね」

 

「どっちでもいい!」

 

「はーい」

 

「……ほら、早く……ちゅう、しなさい……///」

 

「パチュリーっ♡」

 

「やんっ、首……って、キスマークはやめて!」

 

「やだね、パチュリーはもう俺のだいっ♡」

 

「……隠せるかしら……」

 

「あーあ、誰かにバレないかな〜♪」

 

「バレたら殺す。……早く、チューしてよ……」

 

 キス待ち顔は、やっぱり誰がしても可愛い。色々やらかしたが、今回は、偶然にもそれが良い意味で裏目に出たようだ。

 それからはパチュリーに感謝もしながら、もはやダイエットなんぞを忘れて、お互いにハメを外してハメまくった。

 なお、今日の一件で、パチュリーがキス魔なのが発覚。同時に、普段から魔導書などで顔の下半分を隠しているのが「キスしたい気持ちを我慢してた」という理由だったことも彼女によって明かされた。

 ……これからの生活ではより一層、唇の潤いに気を使う必要がありそうだ。




誰かを好きになるのに大層な理由なんぞ要らん!!些細なキッカケでよかろうなのだァァァ!!
というのは置いといて。パチェさんとしては、本を大事にしてくれるエスカルゴにシンパシーを感じた事から彼を意識し始めました。本LOVEなので。

出会った頃
本を貸すことをクソ面倒に思ってる。何なら、早く図書館から出て行けとまで思っている。レミリアの彼氏だからということで、かなり無理をしていた。監視する必要があったために読書にも集中できず、実は内心かなりイラついていた。

出会ってから暫く後
本を大事にしていることに気が付く。この頃からは監視を止めて、エスカルゴが居ても読書に没頭するようになる。

現在から少し前
積極的に学ぼうとする彼の姿勢に感心すると共に、教えれば覚えるので、教え甲斐があるなと感じる。

最近
皆が知ってるエスカルゴだけど、エスカルゴの影の努力(普段と違う一面)を知ってるの、もしや自分だけなのでは?( ¯꒳¯ )フフッ……みたいに考えるようになり、パチュリーも自覚しないうちに優越感を覚え始める。(実際は神様連中も知ってるが)


そして、ちゃっかりキス魔属性を付与するという。誰得?俺得だ。
あと、ムチムチ(着痩せタイプ)は変わりません。パチュリーがそう簡単に痩せられるか。(酷い)
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