「はぁ〜……だっるぅ……」
「屋内1人でもダルいんなら、納屋を1人でお願いしたいんだけど?」
「げっ、居たのか霊夢……」
「トイレ休憩くらいさせてよね。後は頼んだわよ」
「うい……」
年末も近くなり、俺は博麗神社の屋内の大掃除をしている。俺は屋内、霊夢は本堂、子供達は納屋や境内を担当している。
担当を分ける。それはいいが屋内担当というのがかなりキツい。というのも、窓拭きから畳の掃除、トイレ掃除まで含まれているからである。やる事がとてつもなく多いからダルいのだ。しかも、たかが掃除だからと分身は禁じられている。……キツイ。
「分身でも気配とかで察せるもんなぁ〜……あーあ、どうしたものかな」
考えた末、まず寝室の整理から始める事にした。布団が2つ畳まれていて、服を片付ける押し入れの空間がある程度だ。
ここには紫さんから融通してもらった服や物品、そして夜の玩具等が片付けられている。寝室にあるということは、そういう事だ。
そういえば、今夜は博麗神社に泊まる日だ。なら今夜は、久しぶりに霊夢と玩具で遊ぼう。最近は肌寒いので、夜の営みも無くなるか少なくなってきたところだ。久しぶりに良い刺激になるだろう。
「……あれっ?ひぃふぅみぃ……んん……?あれぇ……?ローター無くねぇ?」
博麗神社にはローターを4つ置いているはずだ。両乳首用に陰核用、膣内用の4つだ。しかし今は、3つしか置いていない。……まさか霊夢が、自分から焦らしプレイを始めたのだろうか。トイレ休憩だ、とでも言って、ローターを装着でもしていたのか。
いや……
霊夢がそんな痴態に自ら走るとは思えない。故に有り得ない。霊夢は、俺が頼みに頼み込んでやっとローターを使ってくれるからだ。
「ひぃふぅみぃ……うん」
バイブも3本ある。ギャグボールもある。そしてローションもある。前回使用した量から特に減っていない。やはりローター、これだけが足りない。
「……ま、いっか」
後で霊夢に聞くなり襲ってみるなりして、真偽を確かめてみるのが良さそうだ。
先程は「有り得ない」と考えたが、やはり最近は夜の気温の関係でご無沙汰気味だったので、彼女もムラムラしているのだろう。100%有り得ないとは言い切れない。
◆
暫く掃除を続けた。トイレも探した。キッチンや勿論のこと、炬燵の下も探した。しかしそれでも、ローターは見つからない。
その時、ヴィィィィ……と、どこかで聞いたことのある音が聞こえてくる。そう。俺が探していたあのエロアイテムの音。ピンクローターの音だ。それは子供部屋の方から聞こえてくる。
大方、紐がついた玩具が大好きな霊魔が、アレをどこからか発見して遊んでいるのだろう。
「おい霊魔ぁ、そいつぁまだ早ぇ……ぞ?」
「……あ…………」
「…………………………ごめん」
ピンクローターを使っていたのは霊愛。パンツを片足だけ脱いで畳に寝転がって、M字開脚しながらローターを陰部に……クリに当てていたのだ。
俺は一言だけ謝りすぐに襖を閉めた。俺は自慰の途中に親に突撃された試しが無い。だからこういうときにどう行動すべきか分からない。
故に、さっさと閉めるのが正解だと踏んだ。
子供部屋に背を向け足早にその場を去ろうとしたその瞬間、サッと襖が開く音がした。しばかれる。そう察した瞬間、全身の力が抜け、俺は前のめりに倒れてしまった。
「お父さん、こっち来てっ!」
「れい…………」
大きな声も出せないような脱力具合だ。そして、倒れてから気が付いたが、俺の足には霊愛の御札が貼られている。俺の身体能力を封じる為の処置だ。
そして当然の如く能力も封じられている。つまり今の俺は人間レベルか、それ以下だ。半妖、しかも吸血鬼の血を引く霊愛に勝てるはずがない。
「霊、愛……やめ……」
というより力が入らない。人間レベルかそれ以下とかいう次元ではなく、腕すらも上がらない。軽い金縛りにでも遭っているかのようだ。
「最悪……お父さんに見られるなんて……!」
「悪かっ、た……。誰にも、言わない……から……」
「嘘。お父さん、嘘下手だもんね。知ってるもん。これから私に対する態度が変わって、お母さんにも霊麗にも、いや、魔理沙や他の奴らにも察せるほどあからさまに変わるよ、お父さんだもん。だよね?お父さんって、態度にも表情にも出やすいもんね?そうでしょ?」
「いや、今は、そんな、事は……」
「『そんな事は』じゃない、お父さんは
「ひ、ひとまず、落ち、着こっ、か……」
「だからねお父さん。お父さんだけじゃなくって、私も変わらなくちゃダメだよね。そうすれば不自然じゃなくなるよね。そう思うでしょ?思うよね?」
どうやら、自慰を覗いたことによって完全に混乱してしまっている。漫画で言うならグルグルの目になっているだろう。
すると霊愛は、畳に転がる俺の股間に手を当て、スリスリと撫で始めた。不幸中の幸いと言うべきか全く勃起はしていない。
「やめろ、霊愛っ……くすぐっ、たいっ……」
「勃起はしてない、か。別にいいもん、お母さんがヤるみたいにすぐおっきくさせてやるんだから」
「やめろ、何、考えて、んだ……!」
「うるさいな、口も塞がないとダメかな?御札ならまだまだあるんだけどね?お父さんは黙ってちんぽ勃起させてればいいの。分かったら黙ってなよ」
「黙るか、っての……!お前、自分が……何を、しているのか……わかっ────」
「黙ってろっての。日本語分かんないの?いつからそんなバカになったの?私のお父さんは、そんなにバカじゃないよね?」
「っ!!んー!?んんんんんっっ!!?」
口に御札を貼られた。口を必死に動かすが、全く剥がれる気配は無い。それもそうだ。これを剥がす為には術者──つまり、霊愛より強い霊力を持っていなければならないし、もしくは殺すしかないからである。
ガムテープだったら口に貼られてもノーハンドで剥がした経験はある。あの時は、舌で無理矢理唇をこじ開けて隙間を作って、その隙間から唾液を唇とガムテの間に流し込んで粘着力を弱めて、舌や口を動かし続けてどうにかして剥がしたものだ。
けれども、御札だとそうもいかないらしい。
「鼻までは塞げないんだからいい加減に黙ってよ。お父さんは黙って私に犯されればイイの」
「んんっ!?ん゙んんんん!!んん゙っ!!」
ズボンとパンツを下ろし俺の股間に顔を埋めた霊愛は、躊躇いなく萎びた愚息を舐めた。すると、柔らかい息子は、ぴくっと反射的に動いてしまう。
「あはっ、やっぱり反応してんじゃん。これじゃ、すぐ勃起するかもね。……見て覚えたんだから、覚悟しなよ?私の処女、お父さんにアゲルからね♡」
そう言って舌なめずりをした霊愛は、その小さな口で、自分の唾液に濡れた愚息を、丸ごと咥えた。その熱さとヌルヌルと動く舌の動きに、やがて俺は娘を……霊愛を相手に、勃起してしまった。