鈴仙との行為は数回で済ませ、俺も鈴仙も宴会に戻る。腕試しとばかりに襲いかかってくる子供達と弾幕ごっこをして遊びまくったが、そんな新年会も終わりを告げて、やがて片付けが始まった。しかし子供達は片付けを手伝わず、宴会前に霊夢が言ったように俺の元に集まってきた。
行為を終えてからはお年玉を入れる為のポチ袋を創造していたので、お年玉の準備は万端だった。
「じゃ、お年玉渡すぞー。巫月」
「はいっ!ありがとっ!」
(((分厚すぎない?ていうか、アレはお年玉の袋じゃないよね……?)))
「霊愛」
「ん。……ありがと。てかこれ、いつものお年玉の袋じゃない気がするんだけど?」
(((お姉
「今年から上の4姉妹は封筒で渡す事にしたんだ。因みに中身は、年齢×10000+10000円だ」
「では私は……11万円、ですか……!?お、恐れ多いです、そんな金額っ……!」
「じゃあ穹は要らないか?」
「い、いえいえいえいえ!頂きますッ!ありがとうございます!!」
「弦月姫」
「10万円だなんて、私には勿体ないです……。ですがありがとうございます、貯金させて頂きます!」
「うん、それがいいな」
皆が笑顔で受け取る中、終始無表情だったのは、あの阿弥だけだった。お金を使う機会なんてそうは無いだろうに、一体何が不満なのやら…………。
「あ、巫月と霊愛は残れ。話がある」
「「?」」
子供達がそれぞれの家庭に戻ったり、博麗神社に戻ろうとする中で、俺は2人を呼び止めた。そう、近親相姦を経験しているこの2人をだ。
「どしたのお父さん」
「……渡したい物がある。受け取るかは任せるが……できれば受け取ってほしい」
「なになに?結婚指輪?気が早いなぁ、もうっ♡」
「違うわいっ!……えーっと、コレなんだが……」
スキマから2つの箱を取り出す。通常であれば、幼稚園の年長に渡すべきあのアイテムだ。そして、それに対して反応を見せたのは、エロ漫画を多めに読んでいる者……霊愛だった。
「こッ、これって……!」
「え、何?霊愛、これ知ってるの?」
「これ、確か……ランドセル、だよね……?小学生が荷物を運ぶのに使ってるっていう……」
(しょーがくせー?
「そう、ランドセル。よく知ってんな」
「だって、ロリ物のエロ漫画でよく見るし……って、まさかお父さんっ……!!」
「……………………そういう事だ。頼めるかな……?」
「ホンットにさぁ、もうさぁ〜…………!変態ここに極まれりって感じだね……」
「言うねぇ……」
「え待って霊愛、全く分かんないんだけど……。これ何なの?」
「お姉ちゃん、エロ漫画読まないの?よく見るヤツじゃん」
「あんま読まないからなぁ〜……エッチ覚えたのも、漫画っていうより実際に見て覚えたしさ……」
「エロのエリート教育の結果がお姉ちゃんか」
「こら霊愛。……えーとな、巫月……簡単に言うと、これは……装備するとロリ感が増すアイテムなんだ」
(いや説明のクセ!クセが強い……!)
「そーなの?ロリ感が増す……エスカルゴ、この方が興奮する……?」
「すると思う。まだシたことないからわからんが」
「するんだ……やっぱお父さんはお父さんだね」
「なら、今度これ使お!」
「おう」
赤ランドセルを渡すと、2人は嬉しそうにそれを手に取り、まじまじと眺めている。しかも初めての子供には難しめだと思われる、開け口の開け方にもすぐ気付くあたり、霊愛も巫月も流石の観察眼だ。
「そんでもって、2人共……。見事に俺のカマかけに引っかかったな?」
「「えっ?」」
「近親相姦の事はそれぞれの家庭内でしか知らないはずだ。なのに、こうして俺の前でエロ話したり、俺との事を話すっつー事は…………お前達、近親相姦してる事、互いに情報共有してたろ?」
「「あっ…………!!」」
「渡すだけのつもりだったのにさ、霊愛がペラペラ喋ってくれるんだもん。巫月なんて『この方が興奮する?』とまで言っちまうんだから。ま、他の妹や弟には言ってねぇんだろ?」
「「言ってない!」」
「ならいいや。…………今度、3人で遊ぼうか?」
「「うんっっ!!」」
今の「3人で遊ぼう」の意味が分かったらしく、2人は同時に大きく頷いた。これでまた1つ、俺の生きる楽しみが増えた。
一度ヤッたらどこまでも。それが何人であろうと関係ない。全ては合意の上なのだから────。
◆
射命丸親子は、帰ったらすぐ摩多羅親子について記事を書こうと考えていた。しかし隠岐奈の秘匿の術の効力が帰宅途中で消えてしまい、2人はどこかモヤモヤしながら帰宅したのである。
「あれ……何について書こうとしてたんだっけ……。今日って何かの写真撮ったかしら?家族間の集まりだし、特に何も撮っていないはずだけ……ど…………」
ピッピッとカメラを操作し始めた文は、目を丸くさせた。そこには子供達と並び立つ見知らぬ少女、摩多羅阿弥が写った写真ばかりあったからだ。
「誰……この子供は……!?穹、穹ぁぁ!!ちょっと来て、大至急!」
「ハイハイなんですかー、もう……」
「この子なんだけど……こんな子、あなた達14姉妹に居ないはずよね……!?」
「えっ……何ですか、この写真はッ……!?私達と……謎の少女……!?記憶にありませんよ!」
「私もよ。……しかも、この前掛け……北斗七星……。あの賢者のものだわ。何だろう、とても大きな事が起きている気がする……!」
こうして、射命丸親子は暗に摩多羅隠岐奈、更に父親と思われる俺を調べることにした。当然、俺も隠岐奈も、そんな事は知る由もないことだった。