「それじゃあ────服、脱いでくれる?」
「…………はい?」
「良いから脱いでよぉっ、
「ええ……いやどういう事?意味がわからない……」
「男性の知り合いなんてほぼ居ないからね、身近なあなたの肉体を観察したいのよ。ただそれだけよ。いつもの『実験』と趣向が少し違うだけでやる事は大して変わらないわ。だからお願い♪」
俺の手を取り、上目遣いでそんな事を言う袿姫。服を脱ぐだけなら別にいいが、観察されるとなると話は変わってくる。
筋肉なんて大してついてないのでペッタンコだ。決して自慢できる身体とは言えない。変身したって魔力の気配などでバレるだろう。果たしてどうするべきなのだろう。
「そもそも何で男の身体を観察したいワケ?」
「それはその……アレの続きというか……」
「アレって?」
「……ラブドール磨弓ちゃん……」
「あー……成程?続きっつーと……」
「ラブドール磨弓ちゃんは、あくまで男の人間霊の慰み物にする為に開発したモノ。でも人間霊は、男だけではない。女も居るわ。だからラブドールの男バージョンが必要だと思ってね。……あっ、見た目は男装磨弓ちゃんにするつもりよ。磨弓ちゃんってば女の子からも人気だからね」
「……ん?って事は……服脱ぐだけじゃダメ、か?」
「うっ…………そう、ね……できればその……ね?陰茎も見せてほしいなー、なんて思ってたりするケド……」
「あー、そうか。女体をモデルにするなら磨弓なり袿姫本人なりと、女体のサンプルがあるんだよな。でも男だと人間霊しか……」
「そうなのよねー……。でも何考えてるか分からないヤツを個室に呼ぶのは嫌なの。対策できなかったり対応が遅れるかもしれないからね」
「……ふむ」
襲われた時の事を言っているのだろう。それなら俺の方が考えを読める分安全と考えているらしい。確かにそれはそうなんだろうが、力関係で言えば、その気になれば俺の方がずっと強いと思うのだが。
「……確かに、ただ力で比べれば私よりあなたが強いけれど……私が本気で嫌がったら、そんな事はしないでしょ?」
「…………」
「まぁ……その月の民の事は置いといて、私を無理に襲ったりしないなら大丈夫だからねっ!だから私の工房に来てくれる?ねっ?霊長園の皆の為なのっ!これは、私を
「うん……まぁ……いいけど」
「よーしっ、頑張るわよーっ♪」
ヤるワケでもないのに愚息を見せるというのは、ちょっぴり気が乗らない。どうせなら袿姫とヤレる雰囲気にして、行為に至ってしまえば……。
なんて、こんな考えも現在進行形で読まれてるのかもしれないと思うと、どんな策謀も無意味な気がしてきた。それなら俺は黙って従うのみだ。
「……♪」
「なんかご機嫌……か?どうしたの?」
「え?ううん、何でもないわ」
「……?」
霊長園を進み本拠地らしい施設に入り、その奥に彼女の工房らしき部屋に到着した。
いざ入ってみると、蒸したように暑く外と比べて気温が数度上がったように感じられるし、土と彼女の匂いとが混ざった何とも言えない匂いが、彼女の工房を満たしていた。
そして袿姫は、俺が入るなり鍵を閉めると、何も言わずにこちらに身体を預けてきた。というより、フラッと倒れ始めたかのように見えた。
「袿姫っ!?」
「……あら優しい、受け止めてくれるの?」
「そりゃ……倒れるかと思ったし……」
「ふふ、でも残念。私の目的は
「!?」
俺の胸板に耳を当てるようにして抱きついたかと思うと、すぐに顔を上げて……なんと、キス待ち顔になった袿姫。
明らかに何かおかしい。何を考えているのかと、心が読めないのが悔やまれる。読心能力さえあればこんな思いをせずに済むのに……。
「どうしたの袿姫……?」
「んもう……神様に恥をかかせるものじゃないわ?」
「ッ……」
片目だけ開けた袿姫は普段俺が思っている以上に可愛らしく、一呼吸置くと、若干震える手で彼女の頬に手を添え、そのまま彼女と唇を重ねた。
「……ふふっ……ビックリした?ドキドキした?」
「そりゃ……まぁ…………うッ!?」
「急にごめんなさいね。こうでもしないとスイッチ入ってくれないと思ってね……。ほ〜ら、キスだけでガチガチになっちゃって……♡」
「だってそのっ、袿姫が思ったより蒸れてるようなイイ匂いなもんで……」
「あ……キスで興奮したワケじゃないのね。汗臭い?大丈夫かしら……やだわ、今になって気になってきたじゃないのよ」
「いやキスも興奮したけど、俺としちゃその匂いが好きかなって……」
「ええ……やっぱり少し変わってるわねあなた……」
ズボンの上からグニグニと肉棒を弄る袿姫。指が感度のいい部分に触れる度、ズボンの上からであるにも関わらず、身体のどこかに無意識に力が入ってしまう。
「……んでそんな
「言わなくても分かるでしょう……?分かってよ……」
「ごめんね、イジワル言っちゃったね。……ベッド、行こ?案内してよ」
「ん……寝室は奥の部屋よ……」
「俺シャワー浴びた方がいい?袿姫は浴びないで」
「ううん、そのままがいいわ。その男臭さも色々と味わってみたいし……」
「匂いフェチ袿姫?……新たな扉が開きそう」
「やだもう、エスカルゴくんってば……。そ、その、勘違いされたくないから注釈つけるけど、私、別にエッチしたいワケじゃないからね?開発というか、より良いモノを作る為の……そう、取材みたいなものだからねっ?」
「分かってるよ。その結果としてハマったとしても俺は責任取らないよ。あと、今回は外出しね。もしデキても、神様の子供とか3人目になっちゃうし、どんな子になるか怖くもあるし……」
「うーん、仕方ないわねぇ……。射精の勢いとかも、色々と味わってみたいのだけど。でもま、こうして研究を手伝ってくれるだけで儲けモンだわね」
「そうそう」
袿姫をお姫様抱っこすると、この工房の奥にあるという寝室へと向かった。
軽くとはいえ、つい先程まで戦闘していたので、俺は少し汗臭いと思う。そして当の袿姫は、汗臭いというよりは汗と体臭が蒸れたような匂いがする。
俺は嫌いじゃないし、寧ろフェイバリットな方の匂いだ。服の中で蒸れると匂いが濃縮されるような感じがして、嗅ぐだけで性的に興奮してしまう。
そしてベッドに袿姫を下ろし、隣に座り……優しく押し倒してやり、再び唇だけでキスをする。
「ん……キス、好きなの……?蕩けた顔しちゃって、意外と可愛いとこあるのね……♡」
「好きだよ、キスも袿姫も……」
「ふふ、ありがとね。私も好きよ。……まぁ好きって言っても、諏訪子さんや早苗さんみたいな関係にはならないわよ?ビジネスパートナーとして好きよ。これからも宜しくしましょ?」
「うんまぁそんな感じしてた。でもま、ヤレるならいっかぁ……モヤモヤするけど」
「えぇ?これは一応、ビジネスパートナーとしてのエッチなのよ?」
「いや……分かるけどさ。……脱がす?」
「ううん、自分で脱ぐわ。さ、あなたも脱いで?」
「……ん」
さっさと脱ぎつつ、袿姫の脱ぐ様子をまじまじと見つめる。着痩せするタイプらしく、いざ脱ぐと、予想外の豊満さが露わになり、ついつい視線が吸い寄せられてしまう。
「コラ、ガン見しないの。……そんなに気になる?」
「う、うん……服の上から見るより大きいから、つい気になって……」
「ふふ、今すぐにでも触りたいって顔してるわね。いいわよ、好きにしても。あなたの行動も、データとして使わせてもらうわ」
「ん……」
正面から袿姫と見つめ合うような形に座り直し、彼女の乳首を手のひらに当てるようにして、両手で胸を揉む。ある程度揉んで感触を楽しんでから再び押し倒すと、ちゅっ、ちゅっと繰り返し唇の感触を味わう。
彼女の顔の横に手を置き、動きを制限してやって味わうキスは格別だ。ついでに彼女の足も俺の足で押さえてやり、半強制的にM字開脚させている。
「ね……もう挿れていい?なんか我慢できねー……」
「優しくシてね……?」
「分かってる……任せて」
「んっ……んちゅっ…………んむっ……はぷ……ん……♡」
右手で肉棒を掴み袿姫の膣口に押し当てながら、今度は舌を絡めるキス。彼女の舌を舐め、舌の裏、頬の裏もちゅるちゅると舐めてやると、袿姫も俺に同じ事をしてくる。
初めて……だとは思うが、何気に上手い気がする。真似が上手いなんて流石は造形神。柔らかな唇や、ヌルヌルと絡まる舌の感触はとても気持ちいい。
そうして唾液のやりとりをしながら、袿姫からもガツガツ絡めてくれるようになってきた頃、ついに挿入を開始する。押し込む瞬間ほんの少しちょっと身体を震わせた袿姫だったが、痛みを忘れたい、と言わんばかりに舌の絡め方が更に情熱的になった。
俺の首に手を回して、唇越しに彼女の歯の感触が分かるほどに、強く強く唇を押し付けてくる。声を出すまいとしているのだろうが、我慢しているのがよく伝わってきてしまう。
それでもそうやって痛みに悶える彼女が可愛く、そして無理矢理で強引なキスもやめられず、つい、挿入を中断したりせずに続けてしまう。
「ッ……も、少しっ……」
「んんっ……んぐっ…………んあ゙ぁっ……い゙っ……」
「ほら、口離れちゃったよ……ダメじゃん、ちゃんとキスしよ……?ほら、また袿姫からさ……?」
「んむっ……んんんっ……!」
決して痛いと言わず、破瓜の血も垂れてくる中、ひたすら痛みに耐える袿姫。一筋の涙を流し、酷い痛みを感じているのが俺にも伝わってくる。
それでも挿入は止めない。痛みを我慢して、唇を押し付けてくる袿姫がとんでもなく可愛いから。
「かはっ……あ゙ぁっ……♡」
「っ……はいっ……たぁ……」
「も……もぉ……鬼畜ねぇ……。止める事も……できた、はずなのにぃ……」
「ごめんごめん……。痛みに悶えてる袿姫が可愛くて止められなくて……」
「へカーティアさんの……言ってた通り……。少し、歪んでるわよ……。全くもー……痛かったぁ……」
「ごめんってば。いっぱい突いてあげるからそれで許して♪」
「意味わかんないわよ……これからは優しくシてね?じゃないと許さないんだから」
「分かったよ。……もうちょっと馴染ませる?」
「それがいいわ。だから……ね?ほら……今度は、私からじゃなくて……」
「はいはい。箍が外れて初めて分かったけどさ……。袿姫、甘え上手なんだね」
「そんな事は……んっ♡ はぅ……ん♡ ちょっと……もう動くの?せっかちさんね♡」
「今度は止めるよ、痛かったら言ってね」
「大丈夫っ……もう、痛くないわ…………寧ろ、お腹のこの圧迫感……好きっ……かも♡」
「ッ……ごめん、ちょっと体位変えるね」
もっと彼女と密着したい。全裸で絡み合いたい。だから、挿入したまま彼女を抱き起こして、豊満な胸を押し潰す程に抱き締める。
「えっ?きゃあっ……あんっ♡ あふっ……んああっ♡これ、だめぇっ♡ 馴染んだ、ばっかりなのにっ……♡ひぃんっ♡ 奥、届いちゃって、るぅっ♡♡」
「耳元で喘ぐなよ、興奮止まんねっ……」
「もっと、もっと突いてぇっ♡ 私でっ、気持ちよくなって頂戴♡ 私もっ、あなた、でっ♡ ひぁあんっ♡あなたの、おちんちんでっ♡ 気持ちよくっ♡ なる♡からぁっ♡」
「おっぱい……吸っていい?いや、吸うよ?」
「うふふっ♡ 母乳も、何も出ないけどっ♡ それでもいーならっ♡♡」
ピストンの速度を落とし、下から胸を持ち上げるようにして彼女の右胸を持った。汗に濡れる乳輪や乳首を見ても躊躇う事無く彼女の胸に吸い付いた。
左胸はそのまま揉みしだき、乳首を指で捏ねくり回してやる。ボタンのように押し込んだり、乳輪を指でなぞったりと、好き放題にしてやる。
そして袿姫がそれに感じる度に、ピクンピクンと膣の締め付けに波が生まれる。まるで、俺の精液を搾り取ろうとしているようだ。
「はぁっ、はぁっ……凄いっ……♡ もう、ね、何回もイッてるわ……私っ……♡」
「俺もイきそ……って足!ホールドされたら……」
「
「そっ……外出しって言ったじゃんかっ……!」
「いいの、デキないようにするからっ♡ デキても、あなたの子なら育てるからっ♡ だからっ、ねっ?♡いっぱい、遠慮、しないでぇっ♡ んっ……ふあぁっ♡あんっ♡ 孕ませる、気で♡
「ッッ……約束がちげーじゃん!貸し一つだからな、袿姫っ……!つーか孕んじまえっ、このッ……!」
「うんっ♡ 生ませて、あなたの子っ♡ 元気で、強い女の子、生むからぁっ♡ いつかっ、親子3人でっ♡愛し合いましょおっ♡ あんっ♡ そこ、好きぃっ♡」
「神様だと近親相姦とかフツーだもんなっ……!ならもう本気でッ……うっ……」
「んふっ、らひてぇっ♡ んっ、んんぅっ♡ む、ん♡はぅ……んんっ♡♡」
「っ……
「ふぁあっ……あああぁぁ〜〜〜っ……♡♡」
何連射しただろう。腰を打ち付ける度、唇と唇、舌と舌が触れ合う度、出口を指で狭めたホースでの放水のような勢いで袿姫の膣内に射精してしまう。
お互い、肩で大きく息をしている。ボウッとした頭で顔を見合わせたら、やる事は一つだけだ。
更に強く抱き合って、無言のまま汗塗れの唇でのキス。舌を使ったキスでなくとも、相手の汗が唇の隙間から入り込み、汗の味を感じ取れた。
「うふふ……しょっぱい♡」
「袿姫もね。……あぁ……気持ち良かった……」
「一旦抜くわね。よい……しょっ、と……きゃっ……」
「!」
足に力が入らなかったのか、俺から立ち上がるとふらつき、陰部を大胆に晒したM字開脚でベッドに座り込んでしまった。
奥に射精したが、彼女では許容できないくらいに多かったようで、M字開脚中の袿姫の陰部からは、トプッと精液が溢れてきていた。
「っ……」
「あら。また勃起しちゃったの?」
「……ん……」
「そう……。ちょっと休憩しようと思ったけれど……勃っちゃったなら仕方がない、仕方がないねぇ……♡綺麗にしてあげるから、続きをシましょう♡」
「袿……くあっ……」
くぷくぷと喉奥まで肉棒を咥え込み、唇を絞り、ストローで飲み物を飲むように、優しく吸引する。
袿姫のお掃除フェラはまさに包容力の塊で……先程達したばかりで敏感な俺では我慢する事は叶わず、数回舐められただけで、呆気なく彼女の喉奥に射精してしまった。
◆
「流石にもう休憩させて……腰がガクガクよ……」
「うん、分かってるよ。ちょっと休も」
あれから10回近く交わると、流石に体力が限界になってしまった袿姫が休憩を申し出た。俺としても腰や腕、舌を少し休ませたかったのもあり、精液や愛液に濡れているにも関わらず、ベッドに2人して寝転んでしまう。
「最初はアレだったけれど……何だかもう、どうでもいいわ……。あなたに首ったけよ、これでも私、神様なのにねぇ。どうしてくれるの?」
「できる限り責任取るよ。……好きだよ、袿姫」
「私もあなたが好き。ビジネスパートナーじゃなく
「え……それってっ……」
「私、神様だしさ……伴侶とするなら、同じく神様かあなたのような、不老不死の者がイイのよねぇ……。
「うんっ……勿論だよ袿姫……。これからもずっと、宜しくヤろ?」
「ふふ、そうね。これからも持ちつ持たれつでね。私も……あなたを愛してるわ、心からね……♡ あなたのそのイチモツも♡」
「それが本音では?」
「違うわよ、もぉ♡……もし、これで私が神としての偉業を成し遂げたら……新たな神話には、私の伴侶のあなたの名も刻まれるかもね?」
「『少年よ神話になれ』……。いいねそれも。袿姫と組んだら新たな神話を作れそうだ」
全裸で足を絡めながら抱き合った俺達は、僅かな休憩の後にも、更に愛を確かめ合う行為に及んだ。本当に子供ができたかは分からないが、もし本当にデキたのなら、早鬼の子供と仲良くしてほしいものである。
純粋にビジネスパートナーだったのに、職場恋愛に発展しちゃった的な感じ。好きです。
今更だけど、ディープキスの時のセリフ?効果音?擬音?が滅茶苦茶ムズいですね。クチュクチュって音と2人の吐息が混ざるみたいな感じですけども、あの音って実際に体験しても文字に起こせない。
???「エロはいいね。リリンの生み出した文化の極みだよ」