「旦那様ー、そろそろお夕飯にしましょう。……何匹釣れました?」
「たったの1匹です。……ま、ボウズ*1よりはまだマシですね。俺はいいんで、咲夜さんコレ食べちゃってください。毒は無いはずです」
「ダメです。半分こ、ですよ?」
「はは……」
夜営なので、咲夜さんが夕飯を料理している間、俺は玄武の沢から流れる川にて川釣りをしていた。本当なら二匹以上釣りたかったのだが、残念ながらこんな釣果に終わってしまった。
釣りなんて20年以上やってないし……というダサい言い訳は飲み込んで、バケツに手を入れて、名前も分からない魚を手に取るなりその場で感電させて、ジュウジュウと焼いてやる。
「塩も振りかけてハイ完成〜っと。良い匂いだ」
「良い焼き加減です。私が焼くより美味しそうかもですよ?」
「そうですか?」
「ええ。中までしっかり……素晴らしいです。火とはまた違う焼け具合ですね。これからは、焼く料理もお願いしちゃいたいですね」
「いやぁ〜、でもやっぱり咲夜さんの方が美味しいですよ、なんせ愛情たっぷりですもん」
「そう言って下さると嬉しいです。……折角ですし、久しぶりにアレ、やりましょうか?」
「……マジすか」
「美味しくなぁ〜れ、萌え萌えキュンッ♡」
「あ゚っ」
皿に盛られた半分だけの焼き魚に向かって、手をハートにして満面の可愛い笑顔で萌え萌えキュンをしてみせる。この可愛さは、最強最高のフランにも勝るとも劣らないキュートさだ。ズキューンと矢で心を射抜かれ、しかし癒され、抱きつきたくなる。
食事の場だぞと自分に言い聞かせ、胸を押さえるだけに留められたのは幸運だった。
「っ……はぁ〜……相変わらず可愛すぎです……」
「ありがとうございます♪……ではサービスで……」
「?」
「あーん♡」
「っっっっ…………あ、あー……」
ただの川魚が、超高級レストランのフルコースの如く美味に感じられる。愛情、可愛さに勝る調味料なんてきっと存在しないだろう。骨すら軟骨の如く食べられる。
アキバ系メイドモードの咲夜さんを見るといつもそう感じる。可愛すぎるショックで心肺停止状態になりそうだ。
キャンプ飯をレストランの料理に脳内で置き換えながら食事していると、会話を楽しみつつ、まるで急いで食べたように、あっという間に食べ終わってしまった。使った食器などを仕舞いつつ、未だ軽く夢心地になっていると、隣で咲夜さんが囁く。
「ふふっ、旦那様ったらお顔が真っ赤ですよ?」
「咲夜さんが可愛すぎるんで……。息が詰まるくらい可愛い……です……。ホントに、俺と結婚してくれてありがとうございます……ありがとうございます……本当に……。咲夜さんは最強最高のメイドです……」
「こちらこそですよ。私を、メイドから花嫁にして下さって……こんな気持ちを教えて下さって、本当にありがとうございますっ♪」
「っ……愛してます、咲夜さん……」
「私もですよ、旦那様。愛してます……♪」
咲夜さんは誰よりも真面目なので、もしフランやレミリアにするように急に襲うとちょっぴり反応が悪くなったりするので、咲夜さんとだけは紅魔館の誰よりも流れや雰囲気を大事にしている。
そんな中、キャンプ中にそんな雰囲気になった。これはもう……ヤるしかない。
「咲夜さん……」
「……♪」
手を取ると、あからさまにキス待ち顔になった。好機だ。逃す手はない。頬に手を添えて、ゆっくり距離を縮めていき……自然の音に包まれながら互いの唇を重ねる。
すると咲夜さんは俺の首に手を回して、ドサッと後ろに倒れて俺に押し倒された形にしてきた。もうそのつもりらしい。
「……イイですよ、今でしたら……。主犯と戦う前にスッキリしておきたいでしょう?……私は、あなたとスッキリしたいですけど……♡」
「っ、俺も咲夜さんと……っ」
咲夜さんはパンツを下げ、俺もズボンを下げた、まさにその瞬間。頭の中に、晴れ晴れとしたようなハツラツとした声が響いた。
《すみませんエスカルゴさん、遅くなりました!》
《っっっ─────!?》
「……旦那様?」
「っえ?あ、いや何でも……。続き、シましょう?」
「ええ、もちろ……んんっ♡ キたぁっ♡ 旦那様の、アツいのぉぉっ♡♡」
少々困惑しつつも、すっかり怒張しきった肉棒を咲夜さんに捩じ込む。ぐぷぷっ、と膣壁を押し退け突き進む肉棒。
暗くなってきた夕方、しかも森の中とはいえど、まさか地面で、着衣のまま交わる事になろうとは、このエスカルゴの目を以てしても読めなかった。
《……すみません、最悪なタイミングでしたね。後で改めて連絡します》
《いーよメグちゃ……龍さん、このままで。こっちもやっと連絡ついたし、早く話したかったんで……》
《ふふ……「メグちゃん」で良いんですよ?もう……彼氏と彼女なんですから♡》
《は、はい……なんか照れますね…………メグちゃん》
《タメ口でも良いんですよ、その方があなたもより話しやすいでしょう?》
《じゃあ……お言葉に甘えて》
咲夜さんとヤッているのにこちらでは別な女性と会話中だなんて、やってる事が酷い。そうは思うがこちらもメグちゃんに割と急ぎの用があったので、止めたくても止められないのが現実だ。
《……メグちゃん何で返事に何時間も間があったの?別に、何か端末を使わなきゃ返事できないってワケじゃないのに……。もしかして鬱陶しかった?》
《いえいえ、そんな事はないですよ。すみません、侵入者の対処に追われていたんです。あなたもよく見知った人物ですよ》
《えっ?》
《霧雨魔理沙と東風谷早苗です。特に早苗の相手は大変でした。どうも噂以上に腕が立つようでして。天狗の領域に侵入されたら、守矢神社の者と言えど追い返すしかないんです》
《……まさか倒したり……?》
《早苗の方は何とか。魔理沙は……侵入されました。どうやら彼女は、フリーの妖怪としてはあなたの次くらいに妖怪の山に通っているようで私でも完全に想定外な動きをされましてね。まるで、木々の間に安全な道が見えているかのような……そう、針の穴を通すような細かい
《霊夢は?》
《会っていませんね。見てもいないです。そろそろ夜になりますが……果たして何処に居るんでしょう。ところで、どうして急に私に連絡を?》
《アビリティカードの件だよ。メグちゃんこの前、流通させるには心許ない量しか────みたいな事言ってたよね。で、本格始動できそうになったら、また集合して、その時にやっと、俺に計画の全容を話してくれる……その手筈だったよね?》
《そうです。ただ、売人達の転売速度が予想よりも遥かに早かった。予想では、倍以上の時間が掛かる想定だったのです。しかも、転売速度故に私自身もカードの行方を追えておらず……。なので、話すのが遅れてしまいました》
《そんな事を言いたいんじゃあない。メグちゃんと千亦が流通させるつもりだったのって……アビリティカードの事だったの?》
《……もし、そうだとしたら?》
《……今回の
《確かに、あなたの口添えもあればそれは可能なんでしょう。しかし、私は山の未来の為、経済の為……幻想郷中にアビリティカードを広め、もう少しだけお金を稼ぎたいんです。千亦にはその為に手助けを頼んでいるのですから》
《でも千亦は、そんなメグちゃんを利用して自分の力を高めてる。天狗社会を潰しかねない勢いでね》
《…………え?》
《俺さ、少し前に諏訪子の力を高めるのに協力した事があってさ。強化の前と後でどれくらい神の力に差があるか……実際に見て、体験して分かってるよ。メグちゃんは『千亦は消え掛けてたから、多少強化しても大した事ない』って思ってるんだろうけど……実際は違う。こちらの予想なんてモンを遥かに超越する成長をするモンなんだよ》
《……》
《このままじゃあ、千亦が天狗社会を経済という面から乗っ取るよ。流通はともかく千亦は止めないとダメだ。これが最優先事項であり絶対遵守事項だ。山の未来の為を思うなら、カード調査に協力して。そうしないと……弾幕ごっこになっちゃうし》
《……信じても、いいのですか?『千亦が天狗社会を乗っ取ってしまう程に成長している』という話……》
《信じて。俺のハーレムを賭けてもいいよ。これは絶対だ》
《しかし……この短期間で、そこまで大きく成長するなんて考えにくいのですが。鴉天狗の大将としての意見ではなく、神としての意見です》
《神様って、自分の能力や権能を利用して、自分の力を高めるじゃん。諏訪子なら祟りや地面関連で、神奈子様なら風害や水害。建御雷なら落雷や地震。なら、千亦の能力や権能って何?というと、市場。流通だよ。だから、金銭を介さないとカードが使用不可能っていう『制約』をつけた。そうしないと、自分の力を高められないから》
《私の計画は……千亦にとって、自分を強くする為の祭事でしかなかったとでも言いたいんですか……?》
《こう言っちゃあ悪いけど……これは、メグちゃんの自業自得だと思う。メグちゃんは、千亦を利用して金を儲けようとした。千亦はそんなメグちゃん利用して力を高めようとした。……言い方は悪いけどさ、どっちもどっちなんだ。成長具合は千亦の方が一枚上手だったみたいだけど……》
《私は……どうすれば?千亦が山の経済を乗っ取るとするのなら、計画の立案者である私は……天魔様から粛清されるかもしれない。地位の剥奪は良いとして粛清だけは……。どちらにせよ、私には破滅の道しか残されていない……ッ!!》
《流石に粛清はされな……いやどうだろう、もし経済乗っ取られたら、実質的な山の支配に繋がるし……。でも天魔様も恩赦してくれるはず。クーデターとは違うんだから大丈夫だと思うけど…………自分の意思ではないんです!って事を、行動を通して天魔様に伝えるってのはどうかな?》
《…………となると……やるべき事は1つ、ですかね。エスカルゴさん。改めて……協力してくれますか?》
《当然。皆でぶっ飛ばそーよ、ゲーミング女神!》
《げーみんぐ……というのは分かりませんが、こんな私に協力してくれるなんて……素直に嬉しいですよ》
《そう?そんなら俺も嬉しいよ》
《……ふふっ……。では条件が揃い次第、例の場所でお会いしましょう。千亦は、あの場所で『市場』を開きます》
《了解》
少し長話になったが、これで用件は済んだ。後は咲夜さんとのセックスに集中できる……と思った俺は彼女を見てギョッとした。
普段の咲夜さんでは有り得ないほど涎を垂らし、汗だらけで、普段なら控えめな喘ぎ声をガッツリと漏らして、感じていたからだ。
「軽くアヘッてないすか咲夜さん?……エッロ……」
「お゙っ……あ゙っ♡ お゙ふっ♡ んお゙ぉ゙っ♡ イグッ♡イグぅぅっ♡ ま、またぁっ♡♡ イクっ、イクうっ♡イクッ♡ んあ゙あ゙あぁっっ♡♡♡」
ビクンビクンと、浜に打ち上げられた魚のように大きく跳ねる咲夜さん。潮まで吹いて、かなり俺で感じてくれているらしい。
「俺もイキそうです……っ」
「やっ、と、イクん、ですねっ……あ゙っ♡ んんっ♡んうっ……ううぅぅっっ♡♡」
会話しつつ動き続けていたようで、何回も彼女をイカせていたらしい。しかし射精はしていなかったらしい。意識の問題か分からないが、きっとそんな理由なのだろう。
彼女をアへらせ、意識した途端にイキそうになるなんて……俺にしてはかなり長く動いていたらしい。しかも咲夜さんは、長めのピストンが好きらしい。10年以上前から交わってるというのに、こんなの、初めて知った。早漏な自分が憎い。
「中に出しますよ、咲夜さんっ……どーせ、ならっ、2人目作っちゃいましょっ……!」
「もうっ♡ 子育てっ、ガッツリやって、もらうん、ですからぁっ♡ 弦月姫の、ときくらいっ♡ あんっ♡孕ませてくださいっ、あなたの、子をぉっ♡♡」
「我慢、したんでっ……めっちゃ濃いの、射精しますからねっ……!」
「あっ♡ 愛、してるって、言ってぇ♡ そう、言われながらっ……んあ゙っ♡ い、イキ、たいのぉっ♡♡」
「咲夜さん……!?」
「私もぉ……いっぱい、いーっぱいっ……旦那様ぁ、愛しゅるからぁっ♡♡ わた、しをっ……んはぁっ♡♡た、たくさん、たっくさん……愛してぇっ♡♡」
「ッ……言われなくとも、愛してますよ咲夜さん……あなたへの想いで胸が締め付けられるくらいには、ガチ惚れしてっ……愛も欲も、止まんなくなるくらい暴れちゃうくらいにはっ、愛してますよッ……本気で愛してます、咲夜さんっ……」
「さ・く・やっ♡ 名前、だけでっ♡ もっとあなたに呼ばれてっ♡ あなたをっ♡ あなたの愛をっ♡ 深く、強くっ♡ 感じたいっ♡♡」
「さっ…………咲夜っ、咲夜ぁっ!……愛してるしっ……好きっ……っ……大好きだっ!」
「私、もぉっ♡ あなたがっ♡♡ エスカルゴ、がっ♡すごく、すごくっ……大好きっ♡」
「咲夜、咲夜っ……咲夜ぁっ……奥に射精すよ咲夜、俺と咲夜の子、また産んでくれっっ……!」
「産むっ♡ 何人も、産むからっ♡ また、たくさん、愛してぇええぇっ♡♡」
人生最長とも言えるピストンの末、彼女の子宮を押し潰すように亀頭を子宮口に押し付けて、咲夜の肢体が大きく震えた瞬間────小悪魔とヤる時、もしくはフラン、霊夢、大ちゃんとヤる時以上に……正真正銘人生最大量の精液を彼女の最奥に放った。
「ハーッ……ハーッ…………気持ち、良い……♡」
「俺もだよ……咲夜…………大好き……♡」
「私も大好き……もっと、ずっと……こうして2人で愛し合っていましょ……?」
「……そうしよっか?」
「んッ……体位、変える?このまま、もう一回スる?私はこのままがいい……」
「俺もこのままかな」
「良かった…………あなたに潰されるくらい……強く、強くあなたを感じていたい……♡」
「重くない?大丈夫?」
「うんっ♡ あなたなら受け止められるから……♡」
「咲夜……本気で可愛すぎっ…………」
「……♡」
抜かずに彼女を抱き締めると咲夜もまた俺を強く抱き締めてくれた。服越しではあるが、とても熱い何かを互いに感じ合っていた。
するとそこに、1人の白黒少女がふわりと空から舞い降りた────。
「お、おまっ……お前ら……お前らなぁっ……!!」
「ま……魔理沙……?」
「え、エッチするなら屋内でやれーーーっ!!私の家まで丸聞こえだったんだぞ!!」
「だってさ、咲夜」
「盛り上がっちゃったんだもの仕方ないでしょう?ね、エスカルゴ♡」
「そーそー♡」
「ッ……!?いや、違う……お前ら誰だ!?咲夜と……エスカルゴじゃない!!」
「「紛れもなく本物
「アイツらは互いに丁寧語だろ!呼び方だって何か変だ!……あ……そうだ、『旦那様』と『咲夜さん』じゃない!」
「「ッ……!?」」
魔理沙にそう言われて初めて気が付いた。まさか俺達が、互いに普通に話していたなんて。
無意識でずっと丁寧語を使い続けていた俺、従者としてのクセがずっと抜けない咲夜さん……まさか今こうして、普通に話せるようになったなんて……。
「「
「謝罪まで息ピッタリかよお前ら……」
「そのっ……気分が、高まりに高まってしまい、私、なんて事……」
「いえっ俺の方こそすみません……まさか咲夜さんをここで呼び捨てにするなんて……。その……初めてはもっと、ちゃんとした所が良かったかな……?なんて思ったりしてます……」
「「…………」」
「……まぁ、後は2人仲良くな。だがせめてな、私の夕飯の邪魔はしないでくれよ?色々と欲が失せるし」
「善処するよ。……あ……そうだ魔理沙、異変解決に行ったんじゃ?」
「あー、腹拵えしてからまた行くよ」
「魔法使いは食事は要らないはずよ?あなたまさか不完全なんじゃ……」
「んなわけあるかっ。アリスを見習って、変わらず習慣付けてるだけだよ。いくら魔法使いったって、疲れはするし、魔力は消費するからな。だがまぁ、大体の目星はついた。もうすぐ終わるぜ」
「マジか、魔理沙もか」
「
「ああ。実は今回の黒幕とは知り合いなんだ。でも出現っつーか行動っつーか……なんつーかなぁ、何か条件があるんだよ。だから、その条件を満たす時を狙って、ここでキャンプしてたワケだ」
「で、イチャラブが始まったと。バカか?」
「……言い返せないですわね……」
「そっすね……あははは……。異変解決中にセックスするなんて今日が初めてだけど……」
「……じゃ、私もお前らのキャンプに混ざろうかな?そうすればもうイチャつけないだろ?そして、私は腹を満たせる。一石二鳥だな!」
「タダ飯食らいは死刑よ。私達の盾になってくれるなら考えてあげる」
「ああ構わんぜ、なんせ私は超強いカードを4枚も持っているからな!」
「マジ?見てェ!」
「あー?まぁいいけどな。見たいか?見せてやる!これが法力経典で、白蓮の能力だ。スペカが三連発になり使用カードの待機時間が短くなるんだ!で、これが大天狗の麦飯。飯綱丸龍っていう、鴉天狗の大天狗?のカードだな。なんだか、パワーが上がる気がする!更にこれが、霊力の標本瓶……だ。管狐のカードだな。これ使うと、私のスペカが発動する。私の魔力を消費しなくてもな。最後にこれが地底の太陽だ!お空のカードらしいんだが、もう、納得の超火力だよ。ただ次に使えるようになるまでの待機時間が、絶望的に長すぎる。法力経典が無ければ、5分くらいだったぞ」
「お空だったら俺も持ってるぜ。まだ使ってないんだけど、5分か……戦闘中に5分となると一戦につき二回使えるか使えないか……くらいかな?」
「そうだ。だから頼りすぎないのがいいな。因みに管狐のカードは20秒くらいで、麦飯は90秒だった。まぁ、法力経典があるともう少し短くなるがな」
「ふーむ、成程なぁ」
「あー、なんか何となくお腹空いてきた気がする。そろそろご飯食べようぜ?食べながらでいいから、お前らの持つカードの話も聞かせてくれ」
「全く……そんなに残ってねぇぞ?」
「あるだけでいーよ」
「あたりめーだ」
魔理沙が混ざったからと、素直にイチャつくのをやめるハズがない。その気になれば咲夜さんは時を止めるし、何なら3Pになりそうな空気を作ってもイイ。咲夜さんの事だ、俺に合わせてくれるはず。
話し込んでいる間に暗くなっていた空を見上げ、深呼吸にも似た大きな溜め息をつく。
「……あーあ。タイミング悪ィなぁ」
「あら……月に虹が……」
「エスカルゴ、もしかしてこれか?」
────こうして月に虹が架からなければ、俺はきっとそうしていた。
飯を炊いていた焚き火を一息で吹き消し、俺達はキャンプ道具もそのままに、妖怪の山の山頂へと、スキマにてさっさと移動した。
そこでは既に黒幕の千亦と、よく見知った少女と幼女が合流した所だった。
プロットからドンドン逸れていく……ドウシテコウナッタ……
気付いたらセックスしてたよ……でも俺は悪くない、悪いのはこの指だ!!