ある日、神社で娘達と茶を飲んでマッタリ静かに過ごしていると、レミリアの身体の一部の蝙蝠が、彼女の言伝を携えて飛んできた。
その内容に驚愕した俺は、すぐさま蝙蝠を連れて紅魔館へ向かう。門の美鈴に挨拶する僅かな時間も惜しみ、直接レミリアの部屋へとスキマを繋げた。
「来たわね」
「フランが引き篭ったって……?どういう事だ?」
「言った通りよ。何故だか誰にも会いたがらない。癇癪を起こしている……とは違うようなんだけれど、何か少し嫌な予感がしてならないわ……。お願いよ、あの子の様子を見て来てくれる?原因も聞き出して問題を解決してあげてほしいの……」
「任せろ。聞いた時からそうするつもりだったよ。行ってくる。地下、なんだよな?」
「そうよ」
再びスキマを開き、フランの部屋の前へ向かう。引き篭っているのに中に直接入るのは、流石に無理だろうと判断した。
扉の隙間から、何やら匂いがする。良い匂いだ。まるで最高級の香水のように馨しい、心が落ち着くような……それでいて獰猛な本能に飲まれそうになる匂い。何度も嗅いだ事があるから、少し嗅いだだけでも何の匂いなのかすぐに理解できた。これはもう確実にフランの血の匂いだ。
「って……オイオイ、血だと?物騒だな……。おーいフラン、居るか?居るよな?どーしたんだ?」
「もしかして……エスカルゴ?来てくれたの?」
弱々しい声が聞こえてくる。嫌な予感が頭を過り全身が総毛立った。
「おーよ。引き篭ったらしいじゃんか、どうした?何かあったんなら聞くぞ。……俺が原因なら謝る」
「……お姉様ったら、まだ早いんだけどな……。ま、来てくれたんならいっか……。いいよ、入って」
「そ、そうか?んじゃ……」
ギィィッ……と重い扉を開け、彼女の部屋へ入る。血の匂いが一層濃くなり、衣服の所々に血をつけたフランが目に入る。ベッドにペタンと座り、異形の翼は力無く垂れ下がっている。
「……どうした?」
「あなたに……お願いがあるの。こうでもしないと、長い時間は取れないだろうと思って。……心配させてごめんね」
「謝ることはねーけどさ……肩震えてるじゃないか。お願いって一体……」
「
「あ……ああ……そうだな」
やはり少し弱々しい声で呟くように話すフラン。レミリアも言っていたが、やはり嫌な予感がする。少しでも触れば紅魔館のみならず幻想郷そのものの平和が崩れそうな……そんな感じがする。
いや、もしかしたら俺自身の平和かもしれない。それでも、相手が他ならぬフランなら、たとえ俺の平和が崩れそうでもどうにかするしかない。
念の為、部屋に鍵をかけてからベッドに向かって歩み始めると、フランもこちらを向いて、ベッドの真ん中にコロンと転がるように身を投げ出した。
ベッドの周辺や枕元には、柄まで血塗れになったナイフが何本か散らかっている。リストカットでもしていたのかもしれない。
「ねー、エスカルゴ?」
「うん?どうした?」
「心配した?」
「そりゃあな。引き篭ったって聞いてすぐ来たよ」
「すぐ?引き篭ったのは昨日の朝からよ?」
「俺が聞いたのはさっきなんだ。レミリアの蝙蝠が伝令っつーか、伝言を伝えに来たんだよ」
「……あ、そっか。昨日は霊夢のとこなんだもんね。それなら仕方ないね。……じゃ、そろそろ始めよ?」
「何を?」
「わかってるくせに。……脱がせて♡」
「……ゆっくりエッチする為に引き篭った……のか?それだけだったら……」
「なんで俺を困らせるんだ……って思った?」
「いや……寧ろ安心したよ。何も無いならそれが一番だもんな」
「何も無いなら…………か」
「?」
「ううん、何でもない。さ、脱がせて?」
「はいよ」
いつものように彼女を抱き締め、唇と唇を重ね……お尻を揉む。パンツのみを下ろし、指を2本挿入。走った後のように熱くて、トロトロになっていた。
それから服も脱がせ、下着姿にすると────。
「今日は私だけ脱ぐのがいい……エスカルゴは下だけ脱いで」
「え?……わかった」
よく分からないが、今日は俺だけ着衣のエッチがご希望らしかった。本当によくわからない指定だが彼女が望むのならそうするまでである。
そして軽い前戯を終え、そろそろ挿入だ、と思い押し倒し、毎度の事ながら、肉棒を小さな下の口に咥えさせようとしたその時……。
「その前に、“お願い”聞いてもらってもいーい……?すぐ終わるから……」
「エッチが
「簡単よ。私をズタズタにしてほしいの。その辺にナイフあるでしょ?それ使って」
「ん?……んん?……え?うん?耳を疑うっつーのはこういう事を言うんだな。フランが何を言ったのか俺の脳味噌が全く処理してくれねーぞ」
「ふふ、簡単な事よ。ちょっと痛いエッチがしたいだけなの。初めて……でしょ?シタことある?」
「そりゃほぼねェけどさ……それなら俺をズタズタにしてほしいな。フランは……その……」
「あなたより再生力に劣るから?大丈夫、その為に引き篭ってひたすら再生力を鍛えたんだから」
「部屋が血の匂いすんのはその所為だったか……」
「へ?そんなに血の匂いする?……篭ってたからよく分からないや。でも……ね、お願い。初めてのエッチしてみたいの♪」
「いやっ……でも俺は、もうフランを……これ以上、傷付けたくないからっ……」
「別に死ぬワケじゃないしー……」
「イヤだ……それはイヤだ!」
「どうして?ちゃんと言ってよ、あなたももう子供じゃないんだからさ……?ほら、私の目を見て」
「だから俺は、もう……あッ……ま、待ってっ…………」
しまったと思った。彼女の目を見た瞬間、彼女の魔力が流れ込んできた。思考は正常なのに、身体の自由が利かなくなり……俺の手は、枕元にある小さなナイフを掴んでいた。
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だッ!!やめろフラン、やめて、やめてくれっ!」
「あなたの
「対象の操作までできんのかッ!?やめろっての、オイ!やめろってんだよ、クソッ!逃げろフラン、手がッ……なんで、首から下が動かねぇ……!?」
「ほら、刺すよ?3……2……1……」
「うわあああああああああああぁぁぁっっ!!!」
願いも虚しく、操られた手が握るナイフは彼女の腹部へ深々と突き立てられる。抜くと血が溢れて、溜め込んだ尿を漏らしたように広範囲に広がる。
ナイフを刺した箇所の肉が何故かめくれるように盛り上がり、皮膚の下の柔らかな肉が飛び出した。俺の全身が返り血で赤く染まる。服を着せたままにしたのは、血をずっと纏わせておく為か。
「ほ……ら゙ぁ…………続き……シテ……よ゙…………」
「こっこれ以上はダメだっ……死んじゃう……から……ダメだ……っ!何考えてんだフラン、死んじまうぞ、こんなのっ!」
「中途半端な男は嫌いよ……?ほら……治っちゃう。ダメだよ、治る前にもう一度コレで刺して?」
「ひッ……!?」
彼女が「コレで刺して」と言う時に示したのは、すっかり萎えた俺の愚息だった。なんとフランは、俺が彼女に穴をあけて、更にそこに挿入されるのを望んでいたのだ。
「無理に決まってんだろッ……!?」
「……あーあ。見損なっちゃったよ。彼女の為には、どんな事でもこなしてくれる……甘やかしてくれる。いつだって甘えられた、そんなあなたの事が大好きなのにさ」
「だからって、腹にって……何考えてんだっ!?」
「私は満たしたいだけ。性欲、好奇心、探究心を。いつだってそう。アレをこうしたらどうなるのか?それがたまたま血みどろな実験というだけなのよ」
「ッ……」
「ねぇ、エスカルゴ。いつもみたいに手伝ってよ。あなたで私を満たして?子宮の中も、子宮の外も。臓器と臓器の間にある隙間という隙間を全て愛するあなたで満たしたいの。これってイケナイコト?」
「いけないも何もそんなのッッ……ダメだっ……」
「……こんなに面倒臭いとは思わなかったよ。なら、強制的にヤラせるしかないね」
「やめ────」
「はいはい、落ち着くまで口も塞ごうねぇ。意識と目しか自由は与えなぁ〜い♡」
「ッッ……!?」
再生能力はコントロール可能。腹に挿入されたいならば再生を止めればいい。なのにフランは敢えて再生させている。つまり、何度もナイフで刺されるのを望んでいる────いいや、本当の望みはその先に訪れるであろう「結果」か。
「ガブッ……うお゙ぇっ…………フフ、まだ治っちゃう、どうしようねぇ……?おちんちん、体内にダイレクト挿入できないね?」
「────ッ!……っ、っっ…………」
足掻けど足掻けど手も足も思う通りに動かない。ナイフは再生したフランの腹に突き立てられると、やがてゆっくりと刃を滑り込ませていく。フランは血を吐き、更に嘔吐する。
「ほ……ら゙ぁ…………勃っちゃった♡」
「!!」
「手で、くぱぁ……して…………そう、いぎッ……あぐ、んぎぎぎっ…………がふっ………………は、あ゙ぁ、はぁ、あぐぐぎぎぃぃぃっ…………!!」
縦に10センチ程度の切り込みを入れるとモリッと臓器が溢れ出しそうになった。それらが完全に溢れ出さないうちに、フランに操られた俺の身体が覆い被さると、溢れ出しかけた臓器を押し返すように、無理矢理に勃起させられた肉棒が彼女の熱い体内へ滑り込んでいく。
「ガア゙ァァッ……あぎっ……ぐひっ、ひ、ひひ…………がふっ………………ふ、ふ、ふ……挿入……したね♡」
「……っ」
「あん、ダメよ泣きそうな顔なんて……。やっぱり、口も自由にしてあげよっかな?」
口元から血を垂らしつつ、ニコリと微笑むと口の緊張が解け、自由に言葉を発せるようになった。
こうも縛られたり解放されたりだと色々と感覚が狂ってきてしまいそうになるから本当に恐ろしい。俺の魅了なんて、まだまだ大した事は無いらしい。
「ぷはっ……頼むフラン、止めさせてくれよ……っ!なんで勃起してるんだよ俺っ……」
「仕方ないよ、私が勃起させたんだしさ?」
「こんなのって……!」
「……今夜は永遠亭、明日は博麗神社、明後日は文の家、明明後日は紅魔館────話はついてるから、ずっと一緒に居ようね……?」
「…………えっ……?」
そしてフランはこれまでの経緯を話してくれた。各家族に話を通し、または弾幕ごっこで倒し、俺を
「各家庭につき1日ずつ独占する」というフランの話を、各家庭が了承したという事を……。
「あ、でもね、二度目の博麗神社の時だけは帰してあげるね?次の日にはまた帰ってくることになるんだけど♡♡……それで私の独占は終わりだよ。でも、その数日間で、これ以上なくあなたの心に私の事を深く刻みつけてあげるの……。私こそがオンリーワンって……♡」
「っ……あ、うあぁぁっ……」
腸か何かだろうか、管状の臓器がヌトヌトとよく肉棒に絡まり、奇妙な刺激を与えてくれる。決して強い刺激ではないし、何ならフェラ以下の刺激だ。それでも、今の俺はフランの魅了により性的感度を上げられているらしく、緩い刺激なのにジワジワと射精に導かれている。
「ふふ、イきそう?いい、よ……
「い、嫌だっ……こんなのっ、イヤだよ、フラン……イヤだ、イヤだっ……うあああっ……」
「んっ♡……あはぁ♡ 見て、これ……血と、精液が……混ざってる……♡」
「うう……俺は……俺は、何て事を…………」
「ヨーグルトにイチゴジャムを混ぜたみたいだね♡あ、これじゃ逆だ……イチゴジャムにヨーグルトね♡ほら、もっといっぱいイッちゃおっかぁ……♡」
「もうっ……もう、やめてくれ…………頼むから……っ」
それからも俺は、自我と口、思考の自由だけ中途半端に残されたままフランに肉体を操られ続けた。4日が経つ頃には、フランの部屋は、3人くらいが惨殺されたかのように壁も床もベッドもそれ以外も全てが血塗れで、俺もフランも、全身が血に濡れて赤くない部分など殆ど無かった。
この数日間、どちらかの血しか飲んでいないし、どちらかの肉しか食べていない。死にたかったし、初めてフランから逃げたいと心の底から願った。
それなのに、束縛を解かれた今でも、フランから逃げ出せないでいた。フランから逃げたら、彼女がどうなるのかが分からなかったというのもあるし、逃げる気力というものが根こそぎ奪われていたからなのだろう。
フランは失血死寸前。俺の血を吸いどうにか貧血から立ち直った所だった。
そして蚊が鳴くようなか細い声でフランが言う。
「本当はね……?魅了を使って手っ取り早くあなたを完璧に操ってあげようと思ったの。でもダメ……」
「……?もう……操ってた、ような……」
「あなたを、少しだけ苦しめてあげようと思った。独占して、苦しめてあげたかった。そうすれば私、あなたにとってのオンリーワンになれるの。……そうでしょう?」
「……ああ」
ルーミアでさえも、ここまでの猟奇的な性行為……性行為のような事はしなかった。きっとルーミアもそんな気はサラサラ無いのだろうが……。
「幾ら性欲旺盛でも、ここまでヤる奴は居ないわ。幾ら彼女や愛人が増えても私だけ。永遠に私だけ。あなたにとってのナンバーワンにはなれなくても、ハーレムの中では永遠のオンリーワンになれる……。これって最高に素敵なんじゃない……?」
「っっ……」
「覚悟してね……。これから何日も、そして何回も、その手で私を傷つけさせて、あなたの心にも大きく深い傷をつけてあげる…………♡♡」
そう言って笑った彼女の目は、見慣れていても尚引き込まれそうな程に綺麗で……どこか静かな狂気が混じっているかのように、俺には感じられた。
苦節6ヶ月。やっと書けたR-18Gはこのレベル。
俺はR-18以上にR-18Gの才能が無かったようです。これっきりにしときます。
舌にできた口内炎が煩わしすぎて、思い切って強く噛み切ったんですが、舌って再生しないんですね。初めて知りました。
傷だけ治って、凹んだ部分はそのままです。
幸い、口内炎は再発してませんけど酷いもんです。舌にできた口内炎は噛み切っちゃダメみたいなので皆さんも気を付けてください。
噛み切る、潰すのは頬の内側にしておきましょう。