※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

91 / 1140
どうも、エスカルゴです。
資料が無ければネタに走るということを覚えました_(›´ω`‹ 」∠)_


新しい面倒事

「ふぅ、ここならいいか」

 

俺と天子は、人目につかないように神社の裏へ移動していた。

 

「ご主人様〜♡」

 

「えぇい、寄るな!」

 

顔を寄せてきたのでそれを押し返す。

ほっぺ柔らかいな。

 

「あぁん、辛辣ぅ♡」

 

 

ワアァァァァァ…

 

 

「あ、宴会始まった。早く終わらせるぞ」

 

「いっぱい、いっぱい♡」

 

「ダメだ、少しだけだ」

 

「いっぱい、いっぱい♡」

 

「…………」

 

…コイツ、何言ってもダメか。

 

「さっさと終わらせるぞ、犬」

 

「あぁあ、犬だなんて♡」

 

「首輪にリード着けてんだ、犬だろ」

 

「犬…犬ぅ…ハァハァ…♡」

 

うーん…ここまで馬鹿にしてんのにハァハァとはな…ある意味感心するよ。

 

「どうして欲しいんだ?」

 

「ビリビリしてぇぇ〜♡」

 

「ビリビリ?」

 

「初めて出会った時みたいにぃぃぃ♡」

 

「そうか、ビリビリして欲しいか。だが断る」

 

「ご主人様ぁ〜…」

 

「そんなにして欲しいならお願いするんだな」

 

「お願いしましゅううう!!この私に痛みという快楽を与えて下さいぃぃいいい!!」

 

…プライドというものがないのか?

 

「ほらほら、頭が高ぇぞ。地に這いつくばってお願いするんだな」

 

「はいぃぃぃ……お願いしましゅうううう♡」

 

土下座しながら再度お願いする天子。

 

仕方ないんだ。馬鹿にしてしゅんとさせて帰そうと思ったけど、何言っても通じないのならこのSMごっこにノってコイツを満足させるしかない。

もちろん俺はSMプレイなんて初めてだ。

下手くそなら下手くそなりに頑張るのみである。

幻想郷を守るためだ。

 

「ふんっ、いい子だな。褒美をくれてやるよ。そうだな…こんなのはどうだ?雷武器『雷刀』」

 

「あぁ〜♡絶対痛気持ちいいいい♡」

 

もうヨダレ垂れそうだな。

 

「セイッ!」

 

キィンッ!

 

「折れた!?」

 

「ええ〜…気持ちよくしてぇえええ〜…」

 

今度は刀ではなくムチを作る。

エレクトリカルウィップといったところか。

 

「あああああ♡絶対ビリビリすりゅうううう♡」

 

…早く終わらそ…。

 

「フンッ!」

 

ベシッ…ビリビリビリビリ……

 

「きたぁぁああぁああああ♡」

 

「こんなのが気持ちいいのかァ?」

 

バヂッ

 

「んはぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」

 

 

 

数十分後

 

「疲れた…」

 

ずっとムチを振ってたせいで腕が疲れた。

 

「もっとぉ…♡もっとお願いしますぅ♡」

 

トロンとした目で見てくる天子。

 

「ああもう!今日はこれで最後だ!立て天子!」

 

「はいぃ♡」

 

よろよろ立ち上がる。

 

「紅眼『吸血鬼の本質』!!雷鎧『サンダーアーマー』最大出力!!からの……『キュッとしてバチバチ』!!!」

 

ギュウウウッ

 

「ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!」

 

 

 

天子の反応が無くなるまで抱き締めていた。

それだけで何分も経った。

 

「よいしょっと…」

 

気絶させた天子を壁に寄りかからせて1人で宴会に戻る。

 

「さーて…」

 

フランのとこ行きますか。

 

 

 

「よ、フラン」

 

「あ、エスカルゴ…。さっきはごめんなさい、離れちゃって…」

 

「仕方ねぇさ、あんなだったんだから」

 

「うん…」

 

「レミリアは?」

 

「疲れたらしくて、もう帰ったわ」

 

「早っ!」

 

「それより、あの人は?」

 

「ああ、気絶させて寝かせてあるよ」

 

「そう、良かった」

 

「咲夜さんは?」

 

「さっき料理持ってきたわ」

 

「なるほど」

 

だから後から来るって…。

 

「じゃあ、俺らも宴会を楽しもうか」

 

「うんっ!」

 

こうして俺らも宴会に混ざっていった。

 

フランのところに来るまでに、天子を探してる衣玖さんに会ったので、「神社裏で寝てるのを見ました」と伝えておいた。

連れてったのも寝かせたのも俺なのだが。

人前であんな声を出させるものじゃないから人目につかないようにしたのだが…大丈夫だったかなぁ?

 

これが裏目に出たり…ドツボにハマったりしないよな?

 

 

 

 

 

 

 

そう思っていたのだが、見事に裏目に出た。

 

 

 

次の日

 

「エスカルゴさん、お客様です」

 

美鈴…では無く、咲夜さんが告げる。

まぁた寝てるのかな?

 

「え?わかりました」

 

やれやれ、折角読書してたのに…。

 

 

 

ガチャッ

 

「お待たせしまし…」

 

「ご主人様♡」

 

「…………」

 

ナンデイルノ?

 

「エスカルゴさん…?」

 

「咲夜さん…泣いていいですか?」

 

「はい!?」

 

「ご主人様♡」

 

ギュッ

 

「くっつくな!!」

 

ベリッと引き剥がす。

 

「あぁん♪」

 

「あの…その人は?」

 

「…先日の異変の犯人です…」

 

「そ、それが何で…」

 

「何故か懐かれました……」

 

「ええ…」

 

「ご主人様♡」

 

『……………』

 

「こう、腕にしがみついてくる始末です…」

 

「ええ…」

 

「どうしましょう…」

 

「と、とりあえず中に入れませんか?」

 

「ええ…コイツを中に?…チッ、まぁ入れよ」

 

「お邪魔します♪」

 

仕方無く天子を館内に入れる。

 

「用件は何だ」

 

席に着くなり切り出す。

 

「ご主人様に会いたくて♪」

 

「そのご主人様てのやめろ、俺はお前の主人じゃない」

 

「そんな事言わないで?私にとってはご主人様なの」

 

「はあぁぁ…」

 

今は比較的普通だな。

昨日のMさは何処行った?

 

「なんで俺がここに居るってわかった?」

 

「あの手この手で調べたの」

 

「………」

 

昨日初めて出会ったんだぞ?

方法は……聞かないでおこう…。

どうせストーカー紛いな事だろうし。

 

「ここに来て大丈夫か?衣玖さんに怒られないか?」

 

「心配してくれるの?」キラキラ…

 

なんだかなぁ…と心の中で息をつく。

 

「そうじゃない。気になっただけだ」

 

「ふーん…。ま、天界なんて退屈だし…」

 

「へー、そうか。で?」

 

「退屈しのぎに何かしたいなって思ったらぁ…真っ先にご主人様が浮かんだの♡」

 

「………」

 

迷惑極まりない。

 

「会いに来たって言ってたな」

 

「ええ、そうよ♪」

 

「ならもう会ったろ、帰っ…て……」

 

思わず言葉が途切れてしまった。

涙目でじっと見てくるからだ。

 

「………」

 

少し言葉が過ぎたかと反省する。

ドMモードの時ならガンガン言ってもいいのに普段はここまで弱いとはな…。

 

「そもそもなんで俺に会いたがるんだ?」

 

「ご主人様だから♪」ニコッ

 

「意味がわからん」ビシッ

 

「だって、私の退屈しのぎに付き合ってくれるし…気持ち良くしてくれるし♡」

 

「その言い方は語弊があるぞ」

 

「え、エスカルゴさん…!?」

 

うあああああ!咲夜さん勘違いしてる!?

しかも真っ赤になって!

これ絶対Hな方だと思ってるよ!

 

「ちがっ、そうじゃなくてですね…天子にとっては痛みが快楽らしくて…」

 

「え…それは、Mという事ですか…?」

 

「そういう事です」

 

大きく頷く。

 

「そうでしたか、失礼しました」

 

深々と頭を下げる咲夜さん。

 

「いえ、大丈夫です。…この手のパターンは初めてなのでどうすればいいのか…」

 

「そうですね…」

 

はあ、とりあえず誤解は解けたか。

 

「………っ」

 

なんかモジモジしてるんだが。

 

「どうした?」

 

「また…気持ち良くしてくれる?」

 

『うわぁ…』( ̄∇ ̄|||)

 

咲夜さんとハモった。

 

「…ね?」

 

「断る」

 

「え、エスカルゴさん、そんな即答せずに…」

 

「真っ昼間の紅魔館にコイツの喘ぎ声が響き渡りますよ?それでもいいんですかッ!?フラン…というよりレミリアか…。とにかくアイツらが悪ノリしたらどうしますか!?」

 

グッと咲夜さんに詰め寄る。

 

「それは困りますね…」

 

「でしょう?タダでさえ退屈してるレミリアだ、悪ノリする可能性が高過ぎます…」

 

「ああ…確かに…」

 

「お願い、ご主人様ぁ…♡」

 

指を咥えて身体をくねらせ上目遣いで誘う。

ちょっとエロい。

 

「そんな色っぽく誘ったってダメだぞ」

 

「はっ…そうだ」

 

「?」

 

「エスカルゴさん、声が響くと仰るのでしたら……ゴニョゴニョ」

 

「…なるほど。それなら…」

 

「え?なになに!?」

 

「天子、今日は帰れ。明日相手してやる」

 

「えっ♪明日こそ相手してくれるの?♡」

 

「………ああ、だから今日は帰れ」

 

「はーい♡」

 

大人しく帰って行った。

 

「…咲夜さん、ナイスアイディアありがとうございます。明日それを実践したいと思います」

 

「その場凌ぎにしかならないとは思いますが…」

 

「それならまた別の案を考えるまでです」

 

「そうですね…」

 

…準備するか。

 

 

 

次の日

 

「来たよ♪」

 

朝早く訪ねてきた天子。

 

「…はい、早速来ましたか…はぁ…」

 

「早く痛めつけてぇぇ♡」

 

何故か朝からドMモードだ。

 

「うわー…。ま、来いよ」

 

「はーい♡」

 

他の人に絶対に見つからないように、全く使われていない階の全く使われていない部屋に通す。

もちろん咲夜さんの案内で、である。

特訓部屋のような部屋ではなく、ベッドのある普通の部屋だ。ここなら絶対にフランたちは来ない。

紅魔館は広いのだ。

 

「えっ?早速本番行為!?♡」

 

ベッドに座りながらアホな事を言う。

 

「違う、人払いの為だ!」

 

何言ってんだコイツは…!

 

「そ、そうよね、人払いの為よね!でも、2人きりになれたわよねっ?♡」

 

「そうしなきゃ始められないからな」

 

「そうよねっ!♡」

 

「んじゃコレつけろ」

 

細い布を差し出す。

 

「ご主人様が着けて?」

 

「……… 」

 

「…ねっ♪」

 

「はぁ…仕方ねぇな。動くなよ」

 

根負けし、俺が天子にそれを巻く。

布を猿轡として着けるというのが咲夜さんの案だ。

猿轡より喘ぎ声は漏れないだろうし…ね。

 

「ん〜♡んんん〜♡」

 

手錠する時のようなポーズをする。

手を縛れと言いたい訳か。つまり…縛りプレイ?

 

「オーケー、少し待て」

 

部屋を漁り、ロープを見つける。

 

「これでいいか?」

 

「ん!んん〜♡」

 

「よい…しょ。こんな感じか?」

 

「ん!」

 

これでいい、と大きく頷く天子。

 

「よし、始めるか」

 

早く始めて早く終わらせよう。

 

「ん♡ん♡」

 

早くしてと言わんばかりに左右に小刻みに揺れてる天子。落ち着きが無さすぎだ。

 

「はいはい、今やってやるよ」

 

今回は余計な言葉責めは要らないだろ。

ビリビリだけでいいっしょ。

 

 

 

 

2時間後

 

「はぁ…はぁ…疲れたぁ…」

 

「ん〜…♡」

 

ベッドでビクンビクン痙攣している天子。

 

「もう終わりでイイだろ…?」

 

「んー……」

 

渋々と言った感じで頷く天子。

まさか、まだ満足してねぇのか?

しかし俺の腕が限界なので天子の猿轡を取る。

 

「はぁ…気持ち良かった♡」

 

「そりゃー良かったですよー(棒)」

 

「もっとしてぇ♡」

 

コイツ…! 

 

「ふざけるな俺の腕はもう限界だ」

 

「ムチじゃなくていいからぁ♡」

 

「頬擦りするな!」

 

また顔を押しのける。

 

「あんっ♡」

 

「もう帰れ」

 

「だーめ♡ まだ足りないの♡」

 

「はぁ?…お前程の変態は初めてだ」

 

「変態…♡ ゾクゾクするわ♡」

 

「しゃーねーな、特別サービスだ」

 

「えっ!?本番行為!?」

 

「馬鹿かお前は!!」

 

「ビリビリ!?」キラキラ…

 

そんなに目を輝かせるような事かよ?

ほんとに変態だなこいつは。救いようがない。

 

「特別だ、これ終わったら帰れ」

 

「やーん♪」

 

「…………」

 

わかってんのかコイツは…!?

…まぁいい。終わらせよう。

これ以上こんな奴に時間を取られたくない。

せっかくやりたい事もあるのだから。

 

「拷問『Thorny Restriction of Thunder』」

 

「んああぁぁぁぁああ!ちくちくぅ!!ちくちくしてりゅううう!!あぁぁぁあああああ!!」

 

「………」

 

ヨダレを垂らして喜ぶ天子。

まだ猿轡着けとけばよかったなと激しく後悔。

 

後でシーツ洗わなきゃな…咲夜さんに謝ろう。

 

これはさっきまで使ってたムチの応用バージョンである。ロープのように巻いて相手を拘束する。

 

棘があるので痛い…ハズ。

コイツにとっては快楽でしかないのだろうが。

…あと、Sっぽい発言とかの勉強とかしようかな?いや、なんで俺がコイツの為にそんな事しなくちゃならんの?うん、このまま下手くそでいいよ。

 

「どうだぁ?痛いか?気持ちいいか?」

 

「痛気持ち良いいいいいい!!♡」

 

「………」

 

縛り上げてやるか。

 

「そぉい!」

 

グイッギチッ

 

「あぁぁん♡締まるぅ!!色んな所に食い込んじゃうぅぅぅううう!!♡」

 

「ヘッ、大サービスだ。喰らえッ!」←ノッてきた

 

べチンッ

 

「んあぁぁああ♡りょーほーからビリビリが♡ビリビリがぁぁぁ〜♡」

 

右手でロープで縛り上げ、左手でムチを振るう。

左手も疲れてきているが右手よりはマシだ。

 

「今の気持ちを言ってご覧、天子ちゃん?」

 

「天子しあわせれしゅううう♡んあぁぁあ!また○ッちゃう〜♡」

 

「○かせるかよッ!」

 

ギチッ

 

さらに強く縛り上げられ、棘が食い込む。

 

「らめぇ!今強くしたら…っ!」

 

「なんだぁ?縛られて○っちまうのかァ?」

 

「────っっ!!!!」

 

目を強く瞑って身体を弓なりに反らし、先程よりもビクビク痙攣してグッタリする天子。

 

「───ハッ!?解除!」←我に返った

 

やべぇやべぇ…俺、完全にコイツのペースに乗せられて…。変なこと口走ってないよな?

…だ、大丈夫だよな?

 

「だ、大丈夫か…?」

 

「ご主人しゃま〜…♡」

 

ベッドに倒れたまま虚ろな目で見てくる。

これ…完全に○ったろ。

 

「……少し休んだら帰れ」

 

「はいぃ〜…♡」

 

「やれやれ…」

 

 

 

 

 

「じゃあな。もう来んなよ」

 

「また来ます♡」

 

「チッ……」

 

フランらに見つからないように細心の注意を払って玄関まで天子を連れて、見送る。1人で帰らせたかったのだが、目を離すと何をしでかすかわからないからだ。

 

 

 

それから度々、天子が訪ねてくるようになった。

頻度としては、2日〜3日に1回だろうか。

俺の面倒事がまた増えてしまった。




やっとまともに天子出せた(›´÷`‹ )
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。