※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

94 / 1140
ヘタクソ

「あ〜ッ!!!」

 

「ひゃっ!な、なに?」

 

「思い出した!!ちょっと出掛けてくる!!」

 

「ええ!?もう夜よ!?」

 

「出来るだけ早く戻る!!」

 

食後の腹休みとしてフランと読書してる時に、モヤモヤしていたのが晴れた。

 

天子を縛ったままだ…!

 

「やっべぇ!!」

 

出掛けるふりをして、外に出て窓から侵入。

そのまま部屋へ向かうと尾けられるかもしれないからだ。

 

「ご主人様ぁ〜…」

 

案の定、天子はベッドに居た。

 

「お前のことスッカリ忘れてた」

 

「放置プレイ長すぎ〜…」

 

あ、ドMモードからノーマルモードになってら。

 

「すまないな。解除」

 

手足のロープを解きながら、がんじ絡めにしてた方も解除する。

 

「ね、トイレトイレー…」

 

あ、やべ。

 

「行ってこい…。そして帰りなさい」

 

「トイレ行ってくるー…」

 

天子退室。

 

…トイレの場所わかんのか?

 

 

 

「ただいまー」

 

「お、帰ってきたか」

 

帰らねぇんかい!…いや、戻ってくると思ってたから俺も待ってたんだが。

 

「ねー、長すぎるよー…」

 

「悪かったって…」

 

「しかも、今日は2回しか○けなかったし…」

 

「はぁ!?」

 

「いつもなら8回は○ってるのにー…」

 

○キスギィ!!

 

「待て待て待て待て…放置されて○くとかお前バカか?」

 

「うふ♡ 褒められちゃった♡」

 

「………」

 

そーか、コイツはこんな奴だったな…。

 

「そうだ、お前にお土産あったんだ。それやるから帰れ」

 

「えっ!?ご主人様からプレゼント!?」

 

目を輝かせて喜ぶ天子。

 

「これ飲め」

 

ラスト1粒を渡す。

 

「なに…これ?」

 

親指と人差し指に薬を挟み、怪しむように問う。

 

「飲んでからのお楽しみだ」

 

「はーい」

 

なんの躊躇も無く口に放り込む。

 

 

 

1分後

 

「あ!猫耳だー!」

 

「よし帰れ」

 

コイツの猫耳も可愛いけど早く帰ってほしい。

 

「これって、正式にペットとして認めてもらえたってこと!?」

 

「違う、ただのお土産だ!」

 

「うふふ〜、嬉し〜な〜♡」

 

「話を聞け!!」

 

「これ着けて!」

 

懐から先日使用したリード付き首輪を出す。

 

「お前それ…常に持ち歩いてるのか?」

 

ドン引きだぜ…。

 

「着けて、着けて♡」

 

「あーもー!着けてやるからそのまま帰れ!」

 

「ダーメ♡」

 

「はぁ!?」

 

「いいの〜?幻想郷を(ry」

 

「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!うるせえええ!!」

 

ヤケクソ気味に首輪を着ける。

 

「ほら、これでいいだろ!!!」

 

「やぁん♡ ホントにペットになっちゃった♡」

 

「お前みたいなペットが居てたまるか!!」

 

「ねーねー、ナデナデして〜」

 

「ふ・ざ・け・ん・な!!」

 

「お〜ね〜が〜い〜」

 

腕にスリスリと頬ずりしてくる。

 

「頬ずりすんな!!!」

 

ペちっ

 

思わずデコピンする。

 

「うふふ〜、デコピンされちゃったぁ〜♡」

 

「………」

 

もうダメだ…おしまいだぁ…。

 

「それじゃあ、いつものやってぇ〜♡」

 

いつもの…鞭打ちの事か。

 

「ふざけんな帰れ」

 

「○き足りないよ〜…」

 

「知るかボケナス帰れ」

 

若干キレ気味だ。

 

「いいの〜?幻想郷を(ry」

 

「あああああもう!なんでそれ言うかなぁ!?」

 

「壊されたくないでしょう?」

 

「壊されたくねぇよ!!つーかよ、なんで俺がお前の性欲を満たさなきゃならねぇんだよ!?」

 

「ご主人様だから♡」

 

「意味がわからん帰れ!!」

 

「……もう、仕方ないわね…」

 

ホッ…。

 

「この埋め合わせは、必ずしてもらうわね♡」

 

「うっ…」

 

ニコッと微笑んだ天子。

だが、その笑顔の奥になにかヤバいものを感じ、思わずゾッとした。

 

 

 

 

 

その夜───IN ベッド

 

「ねぇエスカルゴ?」

 

「ん?」

 

「さっきどこ行ってたの?」

 

そりゃ気になるよな…。

 

「ある面倒事をな…片付けてたんだ」

 

「面倒事…?」

 

「ああ」

 

「フラン、余計な詮索はよしなさい」

 

「でもっ…」

 

「…幻想郷を守るのって大変だよな」

 

話題を変えるため、唐突に壮大な事を言う。

 

「は?」

 

「え?」

 

「いや、幻想郷を守る霊夢の立場になって考えてみたらさ。確かに霊夢が面倒くさがるのもわかるよ」

 

方向性は違うが、一応俺も幻想郷守ってんだぜ。

アイツを満足させなきゃ幻想郷が終わる。

殺したいと思うけどそれは出来ん。夢見が悪い。

 

「そうねぇ…」

 

「ねぇねぇ、その事とさっき言ってた面倒事って関係あったりする?」

 

「えっ…な、無いよ」

 

フラン…鋭いな。

…よく考えたら、話題変わってないじゃん。

論点ズラしただけじゃん。

 

「その反応…何かあるわね?」

 

レミリアまで…。

自分で自分の首締めてる…くそう…!

 

「隠し事は良くないわよ?」

 

「隠し事なんて…してないっつーの…」

 

「ちゃんと私の目を見て言えるかしら?」

 

「…………」

 

 

 

結局、ちゃんと目を合わせて言えず、バラす羽目になってしまった。

性欲処理をしてる事は言わない。

フランらにとっては悪影響でしか無いからだ。

 

やっぱ俺…隠し事ヘタクソだな。

これじゃあ小悪魔とのことがバレるのも時間の問題か?いや、それはダメだ。小悪魔のためにも、それは避けなければ。

 

「えー…あの天人がねぇ…」

 

「帰れって言ってんのに帰らん。それに、幻想郷を人質にとられちゃなんも言えん…そうだろ?」

 

「そうねぇ…。さっきあなたが言ってた、“幻想郷を守る”ってのはその事だったのね」

 

「ああ…」

 

「エスカルゴは…あの人の事どう思ってるの?」

 

フランよ、なんだその質問は。俺がアイツに恋愛感情を抱いてるとでも思ってるのか?

 

「邪魔」

 

「…へ?」

 

「邪魔だと思ってる」

 

「そ、そう…」

 

「どうして?」

 

「ううん、何でもない…」

 

「俺がアイツのこと好きだと思ったか?」

 

「う…うん…」

 

「そんな訳ないから安心してくれ」

 

フランの頬に手を置く。

 

「よかった♪」

 

はぁ…とりあえず2人共納得してくれたか。

 

「なんでお仕置きがイイのか、理解に苦しむわね」

 

「それな」

 

「この前の宴会の時だって、首輪つけられて喜んでたわよねー。変わってるわね」

 

「ホントそれな。…2人もやる?」

 

「や、やる訳無いでしょ!?首輪とかお仕置きなんてゴメンだし!!」

 

「そ、そうよ…」

 

「いや、そうじゃなくて。アイツへの痛めつけ」

 

「嫌よあんな奴のそばに行くの…」

 

「私も遠慮しとくわ…」

 

「そう言うと思ったぜ」

 

「なら言わないで」

 

「すまんすまん」

 

今度こそ話題変えるか。

 

「猫耳どうだった?」

 

「凄かったわ!お姉様の猫耳も可愛かったし♪」

 

「確かに可愛かったな」

 

「恥ずかしかったけどね…」

 

「フランの猫耳も可愛かったぜ」

 

「ふふっ、ありがと♪」

 

「また見たいな」

 

「今度は私からパチェにお願いしようかしら♪」

 

「おお」

 

「そう言えば私、フランの猫耳見てないわ」

 

「そうだったわね〜」

 

 

色々お喋りした結果、3人が寝たのは日付が変わってからだった。

 

 

 

 

 

そして次の日………恐れていた事態が発生した。




エスカルゴが恐れていた事態とは!?



最近天子編多くね?…と自分で思う。
だがそれは仕方ない。
ずっと出せなかったんだ、その反動さ。
あまり深くは考えないで下さい(汗)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。