「ねぇ、お姉様。また何か皆で騒げる催し物か何かやりたいわ」
「そうね、何か企画しましょう。どんなパーティが良いかしら?」
「もうっ、お姉様が企画するとパーティばっかり!今度は私が企画するから!場所は紅魔館ね!」
「そうね、たまにはフランが企画するのもいいかもしれないわね」
「やった!じゃ、準備進めるね!出掛けてくる!!あとお姉様のネタ帳も借りるね!」
「ちょっとフラン!?ダメよ、アレは私が早苗から聞き出した外のイベントについて────」
「私が一番エスカルゴを知り尽くしてるってコト、皆に教えてあげなくっちゃ……ね、お姉様……♡」
「……チッ、仕方ないわね。独占の一環ってわけね。その挑戦、受けてあげるわよ、フラン……!」
「ふーん……そう来なくっちゃ♡」
◆
「さぁ始まりました、幻想格付けチェックアダルトバージョン!!今回の企画主は、原初の彼女こと、フランドール・スカーレットさん!実況はいつもの河城にとりと!」
「鍵山雛で、お送りします♪」
「いやぁ〜、エスカルゴさんのセフレの1人として参戦したかったんだけどねー!でもでもっ、実況を任されちゃあ仕方ないね!張り切って実況するよ!よろしくねー!」
「なお、今回のラジオは特別電波を使用していて、本人から申告のある、関係を持っている誰かの持つ端末に飛ばしています。参加は希望制且つ飛び入り参加も有りなので、もし、実況を聞いて参加したくなったらいつでもどうぞ!紅魔館で開催してます!ホントにいつでもどうぞー!」
今回は、俺関連と嫁関連で部門が分かれている。俺関連の問題には俺は参加せずに、嫁や彼女達が。嫁カノ関連では俺だけ。バランスが悪いが、一先ず色々問題を出すとの事だった。不安しかない。尚、アダルト版なので子供達の参加はNGである。
巫月、霊愛は予想通り非常に悔しがっていたが、近親相姦を公に知られるワケにはいかないのでそう2人に言い聞かせて納得させた。
格付けの順としては、一流嫁カノ、普通嫁カノ、二流嫁カノ、ナンチャッテ嫁カノ、ヤる価値無しの五段階。当然、こんな格付けはレクリエーションの一部でしかないのでそこは皆に承知して頂きたい。まぁ、誰もマジに受け取る子など居ないだろうが。
というより、ヤる価値無しは流石に酷いんじゃ?という風に思わざるを得ない。元ネタに則るなら、確かにそうなるのだろうが。
「それでは1問目!箱の中に、目隠しをした状態で手を入れてもらいます!箱の中に入っているのは、小悪魔さんの協力の下に制作したエスカルゴさんの陰茎を模したディルド!……ではここで問題!幼女に興奮した際の陰茎は、どっち!?」
「まずは鈴仙さん!Aの箱とBの箱、それぞれ手を突っ込んで触り比べてくださいっ!」
「はひっ!?私!?」
「家庭持ちの嫁カノの場合は、ローテーション順でヤッてもらいまーす!言ってなかったっけ?」
「多分。台本に書くの忘れてたわ。ごめんなさーい鈴仙さん♪」
「プレッシャーがスゴいって〜……!!エスカルゴも見てるし……うぅ……」
スタッフらしい河童が、位置に着いた鈴仙に軽く目隠しをする。口元を緊張に強ばらせながら、箱に手を入れる。観客席側は透明の板になっているので鈴仙がどう触っているのかがよく見える。
アレは俺のモノで作った模型だ。だから、鈴仙が触っているのは俺のモノというワケで……見ていると軽く勃起しそうになってしまう。
「さぁ鈴仙さん、どんな感じですか!?」
「えっ……あー……Aのは、反りが凄いし……竿の太さとかも、凄いし……えっと……本気で興奮してるって感じが伝わってくるけど……。Bのは、硬さを重視?してるのかな……反りよりも硬さの方が気になって、うーんって感じね。私的には、Aかなぁ……」
「ではでは鈴仙さん、どうぞ運命の部屋へ!」
「うー、緊張するよぉ……」
「次は霊夢さん!!どうぞ!!」
「やれやれね。2択なら、片方触れば分かるわ」
「凄い自信だわ……これは外せないわねっ!」
霊夢はまずAの箱に手を入れ、無造作にギュッと鷲掴みにした。思わずタマがヒュンとなってしまうような力強さと触り方だ。鈴仙のような、愛撫にも近い触り方をするつもりはサラサラ無いらしい。
「……Aね」
「おぉーっと!?Bには触ってもいないのに、もう判断を下すか!?何を考えてその答えを出したか?霊夢さんっ!」
「さぁね。これは、長い間アイツとヤッてなけりゃ気付けない問題だわ」
「サラッと『長い間エッチしてる』宣言〜〜っ!!これは他の嫁カノ達への宣戦布告なのかーっ!?」
「それでいいわ。じゃ、私は部屋にいるから」
スタスタとAの部屋へ向かう霊夢。鈴仙は霊夢と合流した事で非常に安堵している様子で、あんまり自信が無かった事が見て取れる。
霊夢は、余裕そうな表情を崩さないのが流石だ。
「では次は……おっと、飛び入り参加の吸血鬼っ!?モルモーさんの登場でーす!」
「どこかで見たような……?」
「そこの緑の厄神は山で見かけたかもね。あの時は迷惑かけて悪かったわね。人探しをしてたのよ」
「……!ああ、あの時の……」
「さ、早く目隠ししてちょーだいっ♪」
飛び入り参加者第一号は、まさかのモルモーだ。モルモーなら当てそうだが、外しそうでもある。
俺は答えを知っているが、はてさて、モルモーの判断や如何に。
「……これはBね!」
「おおっ、前の2人とは違う答えだっ!どのように判断しましたかっ!?」
「だって、すっごくガッチガチでバッキバキだし♡モルモーちゃんとエッチするとき、これくらいにはカタくなってるし……多分、幼女で興奮したときも、これと同じくらい興奮してると思うの♡」
「ほうほう……成程!では部屋へどうぞ!」
「長年付き合ってる嫁カノより先に当てちゃって、ごめんなさぁ〜い♡ うふふふっ♡」
文、咲夜さん、妖夢、紫さん、早苗、レミリア、衣玖さんもレビュー・選択を終え、飛び入り参加の隠岐奈、天子、フランもそれぞれ自信満々で部屋に入った。
最終的に、A部屋が鈴仙、霊夢、文、咲夜さん、紫さん、レミリア、天子、フランとなった。残りはB部屋でモルモー、妖夢、早苗、衣玖さん、隠岐奈である。
「それでは雛さん!正解の部屋へ!!」
「は〜い。正解は〜………………!!」
バァン!と勢いよく扉を開け、雛はAの部屋に。瞬間、A部屋の者は静かに拳を握り、または笑みを覗かせ、B部屋の者は焦りの表情を見せた。
「ウソッ!?このモルモーちゃんが間違えた……!?えっ、う、嘘よね!?」
「それでは、制作過程をお見せしたいと思います。VTRどうぞ!」
それぞれの部屋、観客席の真ん前にある、大きな画面に映像が流れる。下半身が丸出しで、にとりに型取りされている俺の映像が一部流れた時は、酷く赤面した。
あれらのディルドは、小悪魔が隠し撮りしていた紅魔館の皆のエッチな写真を俺に見せて勃起させ、それで型取りをした。
だからアレらは「小悪魔の協力の下に制作した」ディルドなのだ。なので小悪魔は参加していない。問題制作にはガッツリ参加していたが。
「あっ!幼女の方、私の写真だ……♡」
「もう1つは……あら、私……」
幼女の方はフランの写真で勃起させ、その後に、咲夜さんの写真で改めて勃起させ、違いの確認後に型取りをした。
ロリコンの気があるからか、どうしてもフランのエロ写真の方が数割増しで興奮してしまったのだ。咲夜さんは外してしまったが、自分で興奮した方のディルドを当てたとも言える。
「ではでは、大賢者さんに詳細なレビューをお願いしましょうっ!紫さん、お願いします!」
「まず亀頭の膨らみ方からして感触が全く違うわ。Aは本気も本気だからパンパンに腫れてるみたいな膨らみ方。対してBは、亀頭が少し萎んでいるの。竿は硬いけどね。あと尿道の膨らみ具合も違うわ。Aは膨らみすぎだっていうくらい膨らんでるから、それだけでよく分かるわ。こんなサービス問題で、何故間違えるのか疑問ね」
「さ、サービス問題……運営としてはそんなつもりは一切無かったのですが、まぁ賢者さんですからね。解説ありがとうございました!」
「さて、2問目にいくよ〜っ!次は、どちらがより新鮮な精液なのか!?指で掬ってよく味わって判断してね!」
「尚、今回の問題は3択です。大ハズレを選択した時点で、2ランクもダウンしますので、よーく味を吟味してください。また、乾燥を防いだり保存の為に小悪魔さんが魔法をかけてくださっていますので、多少の魔力が混入している場合があります。予め、ご了承ください」
「一流嫁カノ」は、現時点で鈴仙、霊夢、文、咲夜さん、紫さん、レミリア、天子、フランだが、先程の問題で外れて「普通嫁カノ」になったのが、モルモー、妖夢、早苗、衣玖さん、隠岐奈である。
「では鈴仙さん!Aから順にどうぞ!」
「Aは……うん。B………………C………………」
「流石は薬師の弟子!味わう前に匂いを嗅ぐとは!でもこれも重要な判断基準になるかもしれないね!皆も真似してみよう!」
シャーレに用意された白濁液を指で掬い、匂いを嗅ぎ、指で粘度等を確認してからペロリと舐める。むぐむぐと口を動かして吟味している姿は、とても可愛らしく見えた。
目隠しをされているので、色では判断できない。尤も、保存の為の魔法をかけられているので、色の変化
「鈴仙さんは何の部屋を選ぶのかッ!?」
「多分……Aね。一番新鮮だと思う。Bは何だろう、何か足りない気がする。味が薄いかな。Cは匂いが強いだけで味が薄いし……かと思えばたまに濃いし。味に均一性が無い。だから、またAにするわ」
「お、おおっ……先程よりずっと自信ありげだっ!?どういう事だーっ!?」
「テイスティングには自信あるの。それだけ多く、口に含んできたからね……♡」
「……!!」
「
そして次の霊夢は「これ以上濃いのは味わった事ないから」という理由で、Aを舐めた時点で即決。1つしか味わわないで判断できるとは本当に凄い。
因みにあの3種の精液の内の一番新鮮なものは、先程射精したものだ。二番目は昨日。大ハズレは、二日前に射精したものである。
やがてレミリアの番になり────。
「この問題には重大な欠陥があるわ……!!」
「なんと……!」
「保存の為に魔法を使用、そう言ったわね?なら、これらの精液から感じられる魔力の残滓を感じ取り判断すればいいだけの事よ。新鮮なものにも魔法をかけたのなら、一番新鮮な魔力を感じられるはず。舐める必要なんてないわ」
「な、なるほど!?」
「……という訳で、一番新鮮な魔力が感じられるC、これが答えよ!新鮮な魔力を感じられるという事は最後に魔法をかけたから。それならどうして最後に魔法を掛けたのか?それは、これが一番最後に採取した精液だから、必然的に最後になったのよ!!」
「凄い推理だ!強大な魔力を持つ吸血鬼だからこそこのような判断ができるのかーッ!?」
「フッ……勝ったわ、霊夢ッ!!」
意気揚々とCの部屋へ入室するも、そこには誰も居ない。他の者も来るだろうと待つもそんな気配は全くない。レミリアは次第に焦り始めた。
「では天子さん!答えをどうぞ!」
「これはAよ、間違いない」
「おおっ!自信満々だーっ!!」
「何年も前から新鮮なモノを味わってるから、よく覚えてるわ。これを間違えたら……ふっ、それはもう恥ずかしいわね」
「その発言がブーメランとならない事を祈ります!お次は……フランさん!」
匂いは嗅がずに、ペロッ、ペロッ、ペロッ、と、流れるように順に舐めていった。少しの間、何故か意味ありげに無言だったが、少し嘲るような笑みを浮かべ、フッ、と息を漏らす。
「お姉様のヤツ見てて思わず笑っちゃったよ。一番新鮮な魔力だからってそれを選ぶなんてね。魔法を掛ける順番を入れ替えれば、それで騙せるのにね。私は、Aを選択するよ」
「その理由はッ!?」
「んーと……一番、馴染みのある味がするからかな。というか射精したての生臭さが残ってる気がする」
「流石の貫禄だぁっ!フランさんに勝てる嫁カノは果たして存在するのか〜ッ!?」
「ごめんねお姉様、皆の前で赤っ恥かかせて。私、負けられないの♡」
モニターと繋がっているカメラに、してやったりというニンマリした笑顔を向け、鈴仙らの居るAの部屋へ入っていく。
それから美宵ちゃんが参戦し、問題に答えた。
最終的に「一流」は鈴仙、霊夢、紫さん、天子、フラン、美宵ちゃん。「普通」になった、もしくは継続したのがモルモー、衣玖さん。今の「二流」は一流から一気に二段階も転落したレミリア、妖夢、隠岐奈、文、早苗、咲夜さんである。
外した子は全体的にフェラの回数が少ない子だ。料理も得意な咲夜さんが、テイスティングで回答を間違えるとは思えないので、恐らくこの問題の肝はフェラの回数ないしは口内射精された回数が正誤を左右するのだと思う。
「中々『一流』の人数が減らないぞ〜ッ!?」
「次の問題はちょ〜っと難しいかもしれないから、頑張ってください!次は3択のボイス問題!」
「どれか1つはエスカルゴさんの声で、もう1つは彼の分身さんの声だよ!最後は、我ら河童が総力を挙げて制作した、彼に似せただけの合成ボイス!!合成ボイスを選んだら二段階転落だからよく聞いて答えてね!セリフにも微妙な違いがあるよ!」
我ながらこの問題は中々に難しく出来上がったと考えている。合成ボイスの方が地味にイケボだし、霊夢辺りはイケボな方を選びそうだ。
録音なので波長なんかも視れないはず。鈴仙も、波長で判断するのではなく聞いて判断するしかないはずなので、要警戒だ。
「それではAから順に流してくね!」
『今日も可愛いねぇ魅玖ちゃん、よしよし♪』
鈴仙は見るからに焦っている。目隠しされているので目元は見えないが、口元の動きや手わすらする様子なんかを見ていると、本当に焦っているのが、俺にもよく伝わってくる。
『今日もめんこいな〜魅玖ちゃん、よしよし♪』
「ッ!?」
『今日も可愛いよ、魅玖』
最後の圧倒的外れ感が強すぎる。
因みに合成ボイスはCだ。俺は、未だに魅玖にはちゃん付けだし、子供を愛でる時には霊麗のように間延びした喋り方になってしまう。それに加えて、
「可愛い」という言葉も使うが「めんこい」という言葉もそれなりの頻度で使っている。
つまり「めんこい」「間延び」「ちゃん付け」の3つの要素を見抜ければ、この問題を間違える事は決してないのである。
ややこしい問題を作る為に、敢えて問題文の中に魅玖を登場させた。
「これは……Aよ!Aに賭けるわ……!」
と鈴仙。
「B」
と霊夢。
「Bですね!デレてる感が強いですので!」
と文。
「旦那様が魅玖ちゃんと話している所は、あの子のお披露目の時にしか見た事がないのですよね…………Cが一番近かったかしら」
と咲夜さん。
「これはどう考えてもAでしょ。エスカルゴくんが
『めんこい』なんて言ってるのとか、見た事ないし聞いたこともないわ。ところで、『めんこい』って言葉は『可愛い』と同義なのかしら?」
とモルモー。
この「めんこい」は年寄りがよく使う言葉だし、方言であるという事で、ギリシャ出身のモルモーが当てられるはずは無かった。当てられたならそれはきっと勘だ。これは、モルモーには少し意地悪問題だったかもしれない。
「これは簡単ですね、Bです」
と衣玖さん。流石、いつも聞いているだけある。
最終的に「一流」は霊夢、紫さん、天子、フランという相変わらずのメンツで終わった。「普通」を継続、または転落したのが衣玖さん、美宵ちゃん、鈴仙。「二流」を継続または落ちたのはレミリア、妖夢、隠岐奈、文、モルモーだ。そして現時点での最下位は「ナンチャッテ」の咲夜さん、早苗だ。
この2人曰く「イケボな方を選んだ」との事で、そのセリフが心に刺さったのは、言うまでもない。録音した機材の問題ではなく、事実だからだ。
◆
「次の問題からは私も参戦しましょう」
「おおっと……あなたは……!?」
「菅牧典。鴉天狗の大将、飯綱丸龍様の部下です」
「私も参戦させてもらう」
メグちゃんこと飯綱丸龍、管狐の菅牧典までもが参戦してきた。彼女達もにとりんレイディオは視聴しているという話は聞いていたが、まさか、これに参戦するとは思わなかった。
文の表情が瞬間的に強ばったのが面白い。
「わわっ、大天狗様……!?なんと、大天狗様やその部下まで参戦するなんて……!!」
「というより、エスカルゴさんはそんな人とも関係持ってるのね……驚きを通り越して引きそうよ……」
「まぁまぁ!エスカルゴさんの性癖の広さは、今に始まった事じゃないし?」
「まぁねぇ……」
「という訳で次は、少し鬼畜めの問題だよ!次も、さっきみたいなボイス問題なんだけど、今回は全部本人の声!」
「本気で興奮している時の声はどれか?を、当てて頂きたいと思いまーす!今回も3択!そして正解は一段階アップ、ミスは一段階ダウンで、大ハズレは二段階ダウンだから、よーく考えてください!」
俺にとっても、一番恥ずかしい問題だ。小悪魔にガッツリ魅了を掛けられて興奮の度合いを計られて録音された音声だ。
「それでは問題!ジャジャン!一番興奮してる時のセリフは、ど〜れ!?まずはA!!」
『はぁ……はぁ…………も、もう、挿れてもいいよな?へへ、待ち望んだよ、この時を……ふふ、へへっ……はぁ、はぁ……ああぁっ……///』
『挿れていい?いい、よな?なっ?なっ?よしよし挿れるぞ、ふふふっ……そぉ〜らっ、くらえっ♡』
『御託はイイから早くヤろう、ムラムラしてンだよさっきからさ……そんなイイ匂い振り撒いて、マジで誘ってるとしか思えねーわ、早く挿れないともっと頭おかしくなっからよぉ、早く、早くヤリてぇぇ、ホントによぉぉっ……!!オラッ尻向けろっ!!』
「……はい、この3つだね!さぁ、鈴仙さんはどれを選択する?」
「え……こ、これは…………え、ええっ!?ど、どれも本気で興奮してるような……どれも聞いた事あるし、どれも息遣いが荒いし………………うーん………………」
「……どれ、私が答えてもいいかな?」
「なっ……!?大天狗様っ……!?」
「答えはAだ。彼は、我慢が出来なくなると笑みが抑えられなくなる。焦らして焦らして、それから、許す素振りを見せると……そうなりやすいんだ」
「な、成程〜ッ!?」
「えっ?飯綱丸様、それでいいんですか?」
「何だと、典……?お前は何だと思う?」
「これはBですね。抑えられない笑みが、声だけで伝わってくる気がします。焦っている、早くエッチシたい、という感情が現れていますね」
「……ふむ。お前と意見が分かれるとはね」
「こ、これは凄い……っ!まさか、この2人の意見が分かれるとは!どちらも頭脳明晰、有能な部下だと評判なだけに2人の勝負が気になる……おや?」
「モルモーさんがヤケに真っ赤ですが、大丈夫なのでしょうか?モルモーさーん?」
「……うん……これは……Cね」
「……ふっ。アッハッハッハッハッ!!」
「ふふっ、く、くくっ…………」
「な、何笑ってんのよ!?」
「いや失礼、どこのどなたか存じないが、あなたはあまり彼を知らないようだ……」
「あぁ!?私ィ、彼やスカーレット姉妹の御先祖様なんですけどぉ!?」
「御先祖だからと何でも知ってる訳ではあるまい。私達は彼とは何度も交わっていて、互いに良くしてもらっている。まぁ、その……もっと吟味すべきだと思ってね」
「ムキーッ!見下しちゃってぇ!腹立つわあの青!いいもん、このモルモーちゃんの勝ちは確定よ!!このモルモーちゃんが正解へ一番乗りだわ!!」
「ふふっ、答えを変えればいいものを……。どれ典、勝負だ」
「ええ。ま、答えはBでしょうけどね」
「さぁさぁ、鈴仙さんはどう答える〜ッ!?」
「これは多分────」
◆
追加でやってきた飛び入り参加者も含め何人もの回答者が答えを出し、最後に雛が部屋に入る。一瞬Aに入り込みメグちゃんや他のメンツが喜びかけたものの、それはフェイント。Cに飛び込み、正解を告げた。
「答えはCでした〜!因みに大外れはA!」
「な、なにィ〜〜〜〜〜ッ!?」
「飯綱丸様〜!?あなたがここに入ったって聞いて私も参加したんですけどー!?文に、一泡吹かせてやれるって思ったのにー!」
「す、すまないね姫海棠……アハハハ……」
Aの部屋にはメグちゃんとはたて、Bの部屋には袿姫や早鬼、てゐ、諏訪子、早苗などなど。正解のCの部屋にはモルモー、鈴仙、霊夢、フランという極々少数の者しか居なかった。
「おーっほっほっほっほ!ザマァ〜ないわね、あの青と狐!彼にレイプされた私の耳に狂いは無いわ!あの時のエスカルゴくんはまさに獣!待たないし、許可なんて取らない!遠慮無し!そここそが、彼が彼たる所以なのよ!うふふふふっ♡」
「モルモー、あんた凄いのね。レス気味とはいえ、紫さえも間違えた問題に正解するなんてね。正直、この問題は私と鈴仙、フランくらいしか正解不可能だと思ってたんだけど」
「ふふん、結局はどれだけ濃厚かどうかよ。回数は問題じゃないわ。濃厚さならモルモーちゃんの方があの年増より上かもね♪」
「年増、ねぇ。参加者の中では、圧倒的に年上かもしれないけどね。モルモーの方が」
「え?そうなの、フランちゃん?」
「だってさ、何万年も生きてるんでしょ?そんなの神様連中以外ではモルモーだけよ。私やお姉様は、500と少し。霊夢は100、いや、50すらいってない。鈴仙はよく分からないけど少なくとも神様より下のはずだよ」
「そうね、参加者の中では比較的年下の方だわ」
「へー……やっぱ見た目はアテにならないのね」
「年で言うなら埴安神の方がヤバいんじゃないの?比較的古い神様っぽいし」
「モルモーちゃんとどっちが上かなぁ」
「多分、埴安神ね」
「へぇ〜っ……そんな神もエスカルゴくんと関係を?どんな流れでそうなったのよ」
「いやそれ言いたくなるのはこっちよ。あのバカ、あんたをレイプしたって?それこそ、どんな流れでそうなったのよ?」
「あ、それ気になってた……。媚薬で暴走したとか、そういう訳じゃないんだよね?」
「それともモルモーが
「いや〜、エスカルゴくんがモルモーちゃんのこの美貌にメロメロになっちゃってぇ?抵抗も虚しく、アンアン喘がされちゃって〜♡」
「はぁ?媚薬も魅了も無しであのバカが無理矢理に襲ったの?……ねぇ鈴仙、フラン、どう思う?」
「考えにくいかなぁ……」
「流石に嘘臭い。こっちから誘わなきゃ、キスすらシテこなかったんだよ?昔のエスカルゴは。なのにたかが20年やそこらでそこまで成長する?」
「いやいや本当だからッ!あとでエスカルゴくんに聞いてみなさいよ!?」
「わざわざ聞く価値もないわね」
「媚薬も魅了も無しなら少し引いちゃうかも……」
「だけど、最近のエスカルゴは押し強いみたいだし有り得なくはないんじゃない?しかもモルモーって割とエスカルゴの好みにドンピシャだし」
「どこがよ?」
「エスカルゴって、多分吸血鬼フェチっぽいしさ。牙だの翼だのロングだのと、ロリータ以外の特徴が当てはまってると思う」
「私みたいなウサ耳は無いけど、確かにそうかも。うーん……後でエスカルゴに聞いてみよ……モヤモヤするからハッキリさせときたくなってきた」
この時、何故だか妙に意気投合した鈴仙、霊夢、フラン、モルモーの4人は、このイベントの後にも時折女子会をする様子が目撃されるようになった。