《時に、次代の巫女こと博麗霊愛くん》
「ひゃあっ!?」
「ッ!?どうしたの、お姉ちゃん!?」
「あ、いや……何でも……。急に目の前に蚊が……」
「ああ、それなら仕方ないね〜……」
虹龍洞の龍珠の持ち主、玉造魅須丸からの加護を受けている次期博麗の巫女である博麗霊愛は、急に魅須丸から声を掛けられ、柄にもなく、素っ頓狂な声を上げてしまった。
父と違い、誰かから加護され、脳内通信にて急に声を掛けられるというのは、彼女にとってどうにも慣れないものだった。
加護されて随分経ったが、日常生活の中で突然に声を掛けられると思わず驚いてしまう。
《ビックリした……急にどうしたの魅須丸》
《あなたのお父上についてお話がありまして》
《お父さん?》
《君の父上は神に愛されていますね。しかし、未だ専用武器を持っていない様子》
《そうだっけ?建御雷から布都御魂剣っていう剣を授かったって聞いてるけど》
《アレは専用武器ではないです。神から器と認定を受けたなら誰しも扱えるモノです。専用武器とは、そう、かつて博麗霊夢くんが、そして今はあなたが使用している陰陽玉のようなモノを指しています》
《そうなんだ。妖魔雷霊剣、暗黒斬月剣、だっけ?あれはお父さんの専用武器みたいなモンだよ。神の力とかは全く関係ないタイプのだけど……。で、何で急に専用武器?とやらの話?》
《唯の疑問です。器用貧乏とでも言いましょうか。確かに彼は数多の神からの寵愛を、唯の器としては余りある程に一身に受けているにも関わらず、特に突出したモノがないように見受けられたのですよ》
父は、実は大して神に加護されていないのでは?そのように魅須丸から言われているように、霊愛は感じてしまった。
思わず、相手が神だという事も忘れて反抗したくなってしまったが、深呼吸をして心を落ち着ける。
《雷の力に制限は無くなったって聞いてるけど?》
《それは、彼が
《……へカーティアから地獄の力を使わせてもらえるくらいには加護されてるよ》
《大紅蓮地獄の力は使えないのでしょう?》
《……》
《つまり、多少の差はあれど、突出した加護は無いように見受けられるのです》
《だったら?》
《私が救いの手を差し伸べてあげましょう!と思い連絡させて頂きました。どうです?あなたから彼に声を掛けてみてくれませんか?愛する父親の強化のチャンスですよ?》
《分からないよ。どうしてお父さんと関わりのない魅須丸がお父さんに肩入れするの?》
《肩入れ?いえいえ、気になるだけなんです。何故あれ程の加護を受けながら突出した強さが無いか。あっ、あなたの父を侮辱してる訳ではないですよ?そこは勘違いしないでくださいね?》
《……それは、まぁ、分かるよ》
《それなら良かったです》
魅須丸はこういう所がある。
《……分かった、お父さんに伝えとくよ。何て言えばいいの?魅須丸が呼んでる、でいい?》
《あ、それならそれで構いませんよ。虹龍洞の奥で待っていますね》
《え、今からなの?お父さん、今神社には居ないんだけど……》
《
《…………》
呼びに行け、という事を暗に伝えられ霊愛はつい溜め息をついてしまう。呼びに行けと言われてこそいないものの、あの言い方だとそう受け取られても仕方ない。
霊愛はあちこち飛び回って、父を探す。そうして漸く父を見付けたのは、実に半日後。とっぷり日が暮れ、真っ暗になってからだった。
鯢呑亭に入って行く所を偶然見掛けたのである。事情を説明すると、父────エスカルゴは何故か難しい顔をして、うーんと悩み始めた。
「そう、か……魅須丸が……。でも俺もやる事があるからなぁ、今から向かうとなると……な。少しなぁ。明日じゃダメなのか?」
「いいと思うけど……」
「とはいえ、折角、霊愛が器に選ばれたんだよな。分かった、今から行くよ」
「ありがと、お父さん」
「あ、でも、軽くでもいいから夕飯は食わせてな。美宵ちゃんにも今日鯢呑亭に行くって言っちゃってあるんだよ。ドタキャンはしたくないからさ」
「分かった、それは伝えとくね。じゃ、忘れないで行ってよね!私もう帰るよ!」
「はいよ」
◆
「────てことで、ちょっと早めに鯢呑亭を出ることになった。ごめん、またゆっくり来るよ」
「分かったわ。でもエスカルゴさんならまた忘れず来てくれるし、残念ではあるけど安心もしてるの。でもやっぱり寂しいなぁ……なんて?」
「ホントごめん……娘と神様の関係が悪くなるのは、ちょっと避けたいからさ……」
「それは分かるよ。仕方ないわ、神様だもん。でも寂しいのは変わらないから……ねっ?」
胸元をピラリと開いて見せ、谷間を見せ付ける。それを誘惑と受け取った俺は、魅須丸に会いに行くことを一旦頭から離し、欲に身を任せる事にした。
「……ヤる?」
「うんっ……♡」
ただの居酒屋のはずなのに、俺と彼女にとっては出合茶屋みたいなものだ。今回は酔っていないので理性あるセックスになる。それでも、美宵ちゃんは首絞めックスが好きなのは変わらないので、理性があろうともそれは変わらなかったが。
◆
「ふぅ〜……2時間も楽しんじゃった、やべーな」
「ふふっ、沢山イカされちゃった♡」
「それはこっちのセリフだよ。じゃ、また来るよ」
「はーい、またねっ♪」
鯢呑亭を出た俺は虹龍洞へ向かって大急ぎで飛翔するも、途中で、魅須丸の背後に移動すればいい、というズルを思い付きそのように移動した。
「しかしまぁ遅いですねエスカルゴ・スカーレットくんは。もう夜なのですが……もしや今日は来ないのでしょうか」
「ばぁ」
「ッ!!……背後に出現とは奇っ怪で悪趣味な……」
「遅くなってごめん。ちょっとヤる事があって」
「ハーレム主のあなたです、ほぼ常に多忙でしょうから仕方ありませんね。すぐに都合がつかない事は想定の範囲内でしたよ」
「そ、そう、それなら良かった」
「加護していればすぐ連絡がつくのですが、私は、そう手広く誰も彼も加護するつもりはありません。悪しからず」
「いやいや、もう十分だよ。それで、用件は?」
「次代の巫女に言われていませんか?」
「うん、魅須丸が呼んでる、とだけ」
「?……ああそうでした。そういえばそう言うように伝えたのでした。では、夜も遅いですし単刀直入に言いますね。あなた、もっ……と強い武器が欲しくはありませんか?」
「詳しく」
「例えば、かつて博麗霊夢くんが、そして現在では博麗霊愛くんが使用している私の陰陽玉。そして、魂魄家にて代々伝わっている白楼剣。この共通点、あなたなら分かるでしょう?」
「……何だろ?特定の血筋しか使えない?」
「正解です。陰陽玉は博麗、白楼剣は魂魄の血筋の者にしか扱えないのです。そしてこれらの武器には少なからず龍珠が使用されています」
「龍珠……えーと、百々世が掘って喰ってるアレ?」
「そうです。龍珠を使用すると、物にも能力を付与できるのです。陰陽玉は、力を溜めて放出する事を可能に。白楼剣なら、霊を断ち切る事で輪廻からの完全なる解放を可能にします」
「どちらも内容だけ見りゃ完全にチートだよねぇ。陰陽玉なんて実際喰らうと字面以上の威力だもん。俺じゃ何回死ぬか分からんくらいだ」
「ちーとの意味はよく分かりませんが、そういった飛び抜けた力を持つ事が可能です。しかも、やはりこういった効果があると危険ですからね、使用者を限定する事が可能です。いや、それだと少し語弊がありますね。使用者を限定するという制約を武器に与える事で、武器の範疇を超えた強さを与える事が可能になるのです」
制約、強すぎる武器。そこから連想されるのは、あの神話である。ギリシャ神話の主神のゼウスは、キュクロプスから雷霆を貰い、武器にしているが、アイギスの盾などと違い子供に貸し出していない。
雷霆はその気のなれば宇宙をも滅ぼせる武器だ、幾ら我が子とはいえ貸せないというのも分かる気はするが、もしや、ゼウスしか使えないという制約があったのではないだろうか。
兄であるポセイドンやハデスも、トライデントやバイデントを誰かに貸し与えたなどという話は俺も聞いた事はない。
自分専用の武器だから────だろうか。
「……話は分かったよ。魅須丸が俺に、武器を作ってくれる……って事か。お願いします」
「いえ違いますよ。私は勾玉の神ですよ?陰陽玉はともかく、それ以外の武器制作などは専門外です。魂魄家の白楼剣も、私が龍珠を他の妖怪に融通しただけで、白楼剣の製作そのものには、私は関わっていませんので」
「あ、成程、そういう事ね」
《それなら龍珠だけ魅須丸から受け取って、武器は
《おお、ヘパイストスに俺の武器を作ってもらえるなんて……。是非お願いしたいけど……いいの?》
《OKよ!それじゃ、その龍珠とやらを入手したら私の所に送ってね》
《あいよ、了解でーっす♡》
《軽い武器がイイのよね?》
《そだね、頑丈さは霊力とかでも補えるけど軽さはどうにもならないからね》
《分かったわ》
筋力を上げれば軽さはどうって事ない。吸血鬼の筋力でブン回せばいいだけの話だ。しかしそれだと神の力か何かが関わっていないモノだと簡単に破壊できてしまう。力が強すぎるのも考えものである。
だから俺は軽い武器を推しているのだ。吸血鬼の怪力をそこまで引き出さずとも楽に戦えるからだ。
「さてエスカルゴくん、問題の龍珠ですが……」
「!」
「それはあの盗掘者から入手してください」
「……へ?……え……えぇ!?魅須丸が俺にくれるとかそういうんじゃなくて!?」
「龍珠とは伊弉諾物質の一種なのですが……そもそも危険な物質なので、掘り起こさないに越したことはないのです。そんな物質、盗掘者などにできるだけ渡したくないので……まぁその、何と言いますかね。あなたを使って、少しでも回収したいのですよ」
「ストレートに言ってくれて逆に清々しいよ。ま、分かったよ。百々世に言って、貰ってくる」
「そうして下さい。ああそれと、それが終わったら帰ってもらっても構いませんよ。少しでもあなたに龍珠をかっさらって貰うのが目的ですので」
「あ、はい」
用件が済んだらサヨナラとは、少々勝手だなぁと思わざるを得ない。しかしまぁ、魅須丸も百々世に龍珠を渡さずに済み、俺も強くなれるのであれば、それでいいとしよう。
百々世には少し申し訳ないが、どちらかと言うと俺は神の方に助力したいので、百々世に頼んで少し龍珠を融通してもらおう。
◆
「え?ヤダよ俺の飯だもん」
「そこを何とかさー……ダメ?」
「ダメだ」
「うーむ」
しかし答えはノーだった。微塵も躊躇う事無く、反射的とも言える早さで断られてしまった。勿論、神に頼まれて回収しに来たとは言えないし、一体、どうしたものだろうか。
「あ、じゃあ弾幕ごっこだ」
「えー?でもお前、この前俺に負けたろ」
「今度は勝つよ。初見の弾幕でも今回は突破する。何故か?短期決戦で挑むからだ。さぁ百々世、勝負してくれ。んでもって、勝ったら龍珠をくれ」
「しょうがないな。これ以上の無駄な問答は仕事に影響も出るし、新しいツルハシの礼もあるしなぁ。ノッてやるよ!」
「そう来なくっちゃ」
前回は楽しみすぎた。今回はガチだ。ガチれば、俺は絶対に百々世に負けない。何故なら、そういう能力だからだ。雷を操作するというのは、そういう能力なのだ。技術さえ伴っていれば────決して負けない。
「
「正攻法じゃ、百々世が有利だろうさ。へにょりがガチで厄介だ。けどね、俺は別に正攻法ばかり使うワケじゃあないんだ。少々ダーティな手も使わせてもらうよ」
「抜かせ!アレは俺の飯でもあるんだ、そう簡単に渡すかァッ!!」
「へぶっ」
アダマスで作った百々世のおニューのツルハシが顔面に突き刺さる。殺意に満ち満ちていたせいか、普通に殺されてしまった。
しかし悲しいかな、今回の戦いの決着に俺の死は大して関係ないのだ。
「まさに『
「……チッ。勝負は続行、か?」
「おう。片方が戦闘不能になるまで、な」
「殺しても復活、なら……気絶させるしかないのか。それじゃあやっぱり弾幕しかないなぁ!採掘『マインブラスト』ッ!!」
「いーや、弾幕でも俺は倒せねーぜ。何故なら俺が勝つからだ。眠符『レスト・イン・ピース』」
これは魔法と普通の弾幕との合わせ技で、これを見続けるか、または被弾した場合は眠りに落ちる。魔術『
この魔法を弾幕化したバージョンだとも言える。瞬時に意識を奪うので、これを喰らった相手は被弾した事にすら気付かない。
「……すぅ……すぅ……」
「寝顔普通にカッッッワ……これ誘ってない?」
無論、誘ってなどいない。
黙って創造した毛布を掛けてやって、彼女が保有していた龍珠を漁る。どれがイイ物なのか、俺にはよく分からないので、適当に見繕ったモノを幾らか頂く事にした。
それをへカーティアの元に送り、彼女から直接、ヘパイストスに渡してもらう事になった。
今回俺は「軽い武器」としか指定していないので刀剣類かどうかも不明だ。ヘパイストスは炎の神、鍛冶の神なので、少なくとも金属系だとは思うが、ヘパイストスと言えば人類最初の女性、パンドラを創造したと言われている。
神話準拠だとするなら、ヘパイストスは、医薬品以外は生命すらも創造可能だと言える。……変な事にならないよう、祈っておくばかりだ。
◆
場所は変わって、また魅須丸の場所まで移動した俺は彼女と交渉をしている。どうしても、頼みたい事があったからだ。
「ふーむ、あなた専用の陰陽玉、ですか」
「そうそう、さっき貰った龍珠ならまだあるから、それを使ってさ……どうかな?」
「構いませんが………………いえ、これを言うのは野暮ですね」
「何?ハッキリ言って欲しいんだけど」
「いえ、問題ないです。博麗霊夢くんが伴侶としてあなたを選んだのなら、私は何も言いません」
「えー何なのそれ気になるんだが」
「悪用しないでくださいと言いたかったんですよ。ですがそんな忠告、あなたにとっては野暮ですし。武甕槌命の器なら、戦闘狂という以外は殆ど問題もないのでしょう」
「……」
「色はどうします?」
「あ、色は選択制なの?それじゃあねぇ……やっぱ、白と黒かな。普通だけど霊夢のが白黒だったから。あーでも、霊夢の色と言やぁ紅と白なんだよなぁ。つーか白黒って魔理沙の色では?え待って、霊夢は魔理沙の色の陰陽玉を使ってたってのかよ?エモ……ヤバいねレイマリ……霊夢が陰陽玉で戦うのってほぼレイマリだったんだ……」
「ブツブツと何を訳の分からない事を……。あなたを加護するつもりはないので、今ここで直接、答えを聞かせて頂きたいのですが?」
「そだね。……なぁ魅須丸、俺のイメージカラーって何かな?」
「何ですか、藪から棒に。……あなたの色、ですか。あなたとの付き合いが長い神にでも聞いてみては?その方がより良い答えが得られるかと」
「色によって機能に差は出る?」
「出ませんよ。ただ使い手の方に気持ちよく使って頂きたいという想いで聞いているだけですからね。好きな色の方が気持ちよく道具を使えるでしょう?その方が玉造部冥利に尽きます」
「……ありがとう」
俺としては黄色と白と黒だと思っている。これは人間の頃からの先入観だが、雷は黄色のイメージがあるのだ。故に雷武器シリーズは黄色にしている。白も雷のイメージだ。そして黒は闇の象徴である。
《カルちゃんは黒だと思うわ!》
《そうね、黒もいいと思うわよん。でも私としては赤黒い赤……ワインレッドかしらね。それと白ね》
《我の器としては薄紫色がいいと思うがな。ほら、稲妻をこう呼ぶ事もあるだろう?「紫電」と》
《私は、白がいい……と思う。…………私と、お揃い》
《赤と緑はどうかしら!》
《エスカルゴさんは緑!若草色がオススメです!》
《白でいいと思うウサ。無難なトコっしょ?あと黒だね。普通だけど普通が一番よ》
《埴輪カラーとして茶色はどうかしら?》
《……あのね?陰陽玉に使う色を聞いてるのね。中々ヤバい組み合わせが聞こえた気がするけど?雛?》
《あらバレた?》
《流石に赤と緑はヤバい。バングラデシュの国旗を思い出したわ。てか、二色はなぁ……絞れないよね。久侘歌ちゃんはどう思う?》
《黄色と赤なんかはどうでしょうか?》
《母さん、へカーティア、建御雷以外の皆、揃いも揃って自分のイメージカラー言ってない?今は俺のイメージカラーを聞きたいんだけど……》
《…………黄色、黒》
《そうねぇ、エスカルゴくんなら黄色と黒かしら》
《紫か黒は外せませんね。エスカルゴさんですし》
《それなら赤と黒はどうかしら!》
《やっぱ白と黒しかないウサ》
《黄色と黒ですね!》
《何なの?揃いも揃って黒が入ってるの怖いよ!?その共通項は何なのっ!?》
《……》
恐ろしい程の共通認識。黄色と黒だと、虎だし、踏切のバーにも思えるので、やはりここは無難に、白と黒にしよう。霊夢……いや今となっては霊愛だが博麗神社の陰陽玉とお揃いだ。
感じる力が違えば間違える事は無い。その方向で魅須丸に頼む事にしよう。
「白と黒でお願い」
「承知しました。そんな簡単な答えを出すのに随分悩んでいたようですが」
「イメージカラーをね……お願いしようと思ってたんだけど、二色に絞れなくって」
「白と紫、白と黒、黄色と黒、白と紅に見えます。白は何色にも染まる色。皆を等しく愛するあなたに合っています。紫、黒は心の闇。愛の白とは、対称ですけれど。黄色は言わずもがな。その能力です。紅も、お分かりでしょう。血の色ですね」
「じゃあ魅須丸から見ても白と黒は合ってるんだ」
「ええ。色という観点から見れば……ですがね」
「?」
「ところでどんな能力をお望みですか?陰陽玉は、2つの勾玉を組み合わせたもの。2つまででしたら大抵の能力を付与できますよ」
「1つは、博麗神社の陰陽玉と同じのがいい。俺が知ってるヤツだと『力を溜めて解放、また集める』みたいなアレね」
「成程。もう1つは?」
「んー……思い付かないから、お任せします♪」
「……分かりました、あなたに合った能力を見繕っておきます。完成したら、博麗霊愛くんを通して連絡しますので、それまで虹龍洞には近付かないように気を付けてください。普通に妖怪の山に来る分には構いませんので」
「了解」
そして、その日は案外早くやってきた────。