※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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予想より短くなっちまった…(汗)


せっかく来たのに

フランと手を繋ぎながら中に入る。

 

「おー。やっぱ中広いなー」

 

「そうねー」

 

「ま、まぁ、紅魔館の方が大きいでしょ(汗)」

 

「そうか?もしかしたら紅魔館より少し…」

 

「紅魔館の方がおっきいの!」

 

「はいはい…」

 

そこ張り合うのかよ…?

 

俺らはヤマメの先導で地霊殿の中に入る。

とはいえ、前来たこともあって少しは構造が分かるので、ほとんど横並びに歩いている。

そして、中の広さに歓声を上げるが、レミリアの謎の意地が発動したので、適当にいなす。

 

さてさて、さとりはどこに…

 

「キャッ!」

 

「うわぁ!…お、お空か…」

 

廊下を曲がり、目の前にお空が居たので驚いてしまった。

 

「うにゅ?お兄さん達だぁれ?侵入者?」

 

あ、こっちのお空とは初対面なんだっけ。

 

「吸血鬼のエスカルゴ・スカーレットだ。さとりにお誘いを受けて遊びに来た」

 

「そーなんだ!さとり様、今こっちに居るよ!ついてきて!」

 

「はーい」

 

お空の案内で歩き出す。

 

案内してくれるのか。

…それにしても、こちらのお空も胸が大き…ゲフンゲフン。ちゃんと意識しなければつい見てしまうな。

 

 

 

「ここだよ!」

 

と言いながら扉を開ける。

 

「ここかー…え?」

 

どう見ても物置なんだが。

箱やら何やらが積み重なっているが…。

 

「お空…ここは物置だよ?さとり様はどこに居たんだい?」

 

お燐が呆れた声でさとりの所在を尋ねる。

 

やはり物置だったか。

 

「うにゅぅ…図書室!」

 

「じゃあこっちだ、ついてきな」

 

「は、はーい…」

 

今度はお燐の案内で歩き出す。

 

 

 

ガチャッ

 

「さとり様ー」

 

9人でワラワラと図書室に入る。

 

ここが図書室か。

学校みたいな雰囲気とは全然違う…けど、なんか心落ち着く空間だな。

 

「あらお燐…と、いっぱい居るわね」

 

さとりは何やら本を読んでいた。

 

「よっ」

 

手を繋いでない方の手を挙げる。

 

「あ、エスカルゴさん。来てくれたんですね」

 

「今日は何も無い日だからね」

 

天子の相手とか。

 

「天子…?」

 

天子を知らないさとりは首を傾げる。

 

「ああ、この前の異変の犯人でさ。構って欲しいみたいだから仕方なく構ってるんだ」

 

気持ち悪いったらありゃしないぜ。

そしてそれに慣れてきてる俺も怖い。

 

「お疲れ様です…。心中お察しします」

 

にゃはは…読まれちゃうもんなぁ。

 

「ところで、服が血だらけですが…道中何かありましたか?」

 

「はっはっは、エスカルゴな、私と戦ってくれたんだよ!」

 

後ろの方で勇儀の大きな声が聞こえてきた。

彼女が少し笑うだけでも空気が震えるような…そんな感じがする。

 

「え…?勇儀と…?」

 

「そうそう。少し勇儀さんの(暇潰しの)相手してて」

 

「勇儀の……よく無事でしたね…」

 

「吸血鬼の体に感謝だよ。へへへ…」

 

じゃなきゃ死んでたしな。

たとえ雷操れたとしても、人間の体だったら腕は消えてたし、そもそも全身骨折で死んでたか失血死してただろう。

 

「その格好見るだけでも、どんな壮絶な戦いだったのか想像出来る気がします」

 

「へへ…」

 

そんなに酷いか?

 

「それじゃ、行きましょうか」

 

「?」

 

今度はさとりが先頭に立って歩き出す。

そして食堂のような広い部屋に通される。

 

「もうお昼の時間ですからね。折角ですしみんなで食べましょうか」

 

「おー!」

 

「じゃあ、私もご馳走になろうかな!」

 

ドカッと腰を下ろす勇儀。

椅子が壊れないか大いに心配である。

 

「みんなでご飯…!?妬ましい…」

 

「いや、あなたも入ってるんだけど…」

 

「えっ?…良いの?」

 

「もちろん」

 

「じゃ、じゃあ…」

 

おどおどと腰を下ろすパルスィ。

 

「………」

 

ヤマメは黙って席についている。

 

「お空、なんで図書室と物置を間違えるのさ」

 

「なんでだろ?」

 

お燐とお空は隣同士に座って何やら喋っている。

仲のいい事だ。

 

「ふふっ、仲がいいのは貴方たちもですよ」

 

「ほぇ?」

 

「さっきから思ってましたけど…、ここに来てからもずっと手を繋いでるんですものね」

 

『えへへ…』

 

おっと、ハモったか。てへへ…。

そう。実は、俺とフランは、席についてからもずっとテーブルの下で手を繋いでいる。

 

「お2人は付き合い始めて長いんですか?」

 

「んー…どうだろう?どう思う?」

 

「そこまで長くないんじゃないかしら」

 

「だよなー…。半年…もないか」

 

「そうね」

 

「まぁ…!それだけの短期間でそこまで親密に…」

 

「照れるわね…」

 

「そうだな…」

 

このあともしばらく談笑し、運ばれてきた料理を食べ…。いつの間にか、さとりの妹の古明地 こいしが居たことには驚いたが、それからはこいしも混ざって談笑した。それからみんなで動物と戯れ、日頃の疲れを癒した。

 

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り…。

 

 

 

「大変、もうこんな時間」

 

咲夜さんが懐中時計を見て焦った声を出す。

 

「お嬢様…」

 

ちらりとレミリアを見やる。

 

「…そうね。そろそろ帰りましょうか」

 

「えー!?もう帰るのー!?」

 

フランが文句を言う。

 

「仕方ないわね。パチェが起きる時間だし」

 

まさかの昼夜逆転生活!?

あっちの方が吸血鬼らしいな!!

 

「うー…なら仕方ないわね」

 

フランはこいしと遊んでて、かなり楽しんでいた様子。見ている方としては、かなりほっこりした。

 

「そうよ。さ、帰りましょ」

 

そうか…仕方ない。

 

「もう少しゆっくりお話したかったのですが…致し方ありませんね。またゆっくり来て下さいね」

 

寂しそうな顔をするさとり。

その背後にはこいしが…。

 

 

 

「じゃ、また今度!」

 

みんなに見送られ、俺ら4人は外に出る。

 

「ええ。今度は怪我に気をつけて…」

 

「ぜ、善処するよ…」

 

勇儀さんと戦ったんだから怪我不可避だぜ…。

 

「また戦ってくれよー!」

 

手をブンブン振りながら見送る勇儀。

危ないと言わんばかりにみんなは少し離れる。

 

「は、はーい…」

 

もっと防御力上げる特訓が必要だな…。

 

「私はもう、あんたと戦うなんてごめんね」

 

めっちゃ嫌な顔してんなオイ…。

 

「あはは…」

 

パルスィの方は、しばらくまともに動けなかったので懲りたようだ。

 

「ほら行きましょ」

 

レミリアが急かす。

 

「はいはい、わかったよ。紫さーん」

 

「はーい♪」

 

目の前にスキマが開き、紫さん登場。

 

「紅魔館前までお願いします」

 

「はいどうぞ」

 

目の前にスキマが開く。

 

「じゃ!」

 

「はい。また…」

 

「また遊ぼーねー!」

 

俺とフランが先にスキマに入る。

チラッと振り返ると、パルスィ以外の皆が手を振ってるのが見えた。




やば、短すぎワロタ(笑えねぇ)
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