※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活   作:エスカルゴ・スカーレット

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第13章:畜生界(てんか)三分の計
山での対談


「……はぁー、何でこのモルモーちゃんが妖怪の山に行かなきゃなんないワケェ〜?」

 

「過去のやらかしのせいだ、仕方ない」

 

「分かってるけど〜。はぁ、ガチ憂鬱」

 

「今日は俺が保護者役なんだから、大人しくしててくれな……マジで」

 

「はぁい……」

 

 先日の運動会の際、メグちゃんはモルモーが侵入してきたあの騒動について言及した。それについて今日は対談をしに行くのである。

 因みに、四者面談という話になっている。天魔、メグちゃん、モルモー、俺で、場所は天魔の屋敷。見せ合いオナニーをしたのは彼女の自宅なので今回向かうのは普段の屋敷のようだ。

 今日は胃を痛める日になりそうだ。

 そして到着するも、門兵も女中も居ない。唯一、メグちゃんの案内音声のみが頭に響いてくる。その声に従って進み、応接室に入る。

 

「よく来たのぅ、エスカルゴ、そしてモルモーよ。儂が天魔じゃ」

 

 声は明るいが全く目が笑っていない天魔は本当に恐ろしい。気配もビンビンに感じる。

 まさか、部下がメグちゃんしかいないのは戦闘になることを想定しての事なのだろうか。それなら、モルモーの実力も考慮すれば納得の采配ではある。

 

「……エスカルゴ、空気が悪いぞ。何か言え」

 

「流石にそれは無茶ぶりすぎないですかねェ?このお通夜以下の空気でどうしろと?」

 

「ふむ。では早速本題に入るか。モルモー、お主の部下が儂の部下共を殺してくれた件について、だ」

 

「……」

 

「何か釈明したい事はあるか?」

 

「無いわよ。だってそんな事、私は命令してない。私が命令した事はたった一つだけ。『エスカルゴを探せ』。他はアイツらが勝手にやった事だものね。守矢神社への侵攻、山の妖怪への侵攻、そんなモン私の知ったこっちゃないわ」

 

「ほう。とはいえ部下の責任を負うのが上司の役目なのでは?」

 

「部下?笑わせんじゃないわよ。アイツらなんて、このモルモーちゃんの部下にする事さえ似合わない雑魚共よ。デイウォーカーの能力を与えなければ、昼間も活動できない雑魚中の雑魚。部下?フンッ。あのね、あんなのは奴隷よ?あなたは、奴隷の罪を背負う王がこの世に存在するとでも言いたいの?」

 

「ふむ。言い分としては分かるのだが、現実問題、理屈はそうもいかん。なぁ龍よ」

 

「その通り。正直、あれだけの事をしておいて何も罰が無いというのはおかしいです。そうでしょう、エスカルゴさん?」

 

「……」

 

 そんな事を言えば、色々と外の世界をブッ壊した俺なんて無間地獄でも足りないくらいの地獄落ちになるだろう。きっと俺の罪に見合う罰なんてものはこの世に存在しない。俺以上の罪人が居ないから。

 そして俺は自分の罪とは見つめ合わない。だってそんな事をしていたら病むし、楽しく暮らせない。そんなの「俺」じゃない。

 妖怪は精神的な攻撃に弱いのだ、病んでいたならそれこそ心が削られ存在そのものに関わってくる。だからもしこの面談でモルモーが病むようなら俺が彼女を守ろうと思っていたが……どうやらその心配は無さそうだ。

 

「正直、敵かどうかも分からんヤツを見たらすぐに襲い掛かる天狗側にも非があるんじゃあないかなと思わざるを得ないというか。いや、別にモルモーの肩を持つワケじゃあなくて、単純な疑問なんだよ。山は排他的過ぎると思う。だからいつまで経っても山の近代化が進まないんじゃないのかな。近代化が進んでるのなんて河童社会だけじゃん。だけどその河童は実質的に天狗の下請けみたいなものだから、発展にも限りがある……」

 

「「……ッ」」

 

「別に、社会のアタマを挿げ替えようとは言わないけど、やり方を変える必要はあると思う。外部にも優しくすべきではないかなー……と……」

 

「でもまぁ、アイツらは与えられた力で喜ぶような馬鹿共だったから、天狗側が対話に持ち込もうとか努力しても戦闘に発展したとは思うけどね」

 

「だーっ!もぉっ!余計な事は言わなくていいの!何で言わんでいい事を言うのかなぁ!?何だろう、少しは空気を読んでもらっていいかな!?」

 

「何よ、事実を言っただけの事でしょ」

 

「……オッホン。そもそもだ。何故、お主達は山頂に現れた?別な場所でも良かっただろう」

 

「知らないわよ、そんなの。外から結界やその中が視認できるワケじゃないのよ?結界の気配を感じたからそこを無理矢理に破壊して突破しただけの事。それがたまたま山頂だったの」

 

「妖怪の山は博麗大結界の端に位置する訳じゃないはずだが何故そこに出たのだろうな?」

 

「幻想郷って物理的に結界で覆われてる訳じゃないでしょーが。テキトーに結界を突破したらたまたま山頂だったんだから、別にさぁ……ねぇ?そしたら、あのカス共が命令を大して聞かず暴れた。私は特に悪くないわよ。ねぇ?」

 

「ふざけるのも大概にしろよ。貴様の監督不行届により儂の部下が悪戯に殺されたのだぞ」

 

「だから知らないっつーの。何なのアンタ?そんな愚痴を言う為にこのモルモーちゃんをこんな山の中まで呼び付けたっての?」

 

「どうせ暇だろうからな、外に連れ出してやろうと思ってのォ。紅魔館の地下に幽閉されている囚人の分際でよくもそんなデカい口を叩けるな」

 

「はァ?アンタバカァ?幽閉?違うわよ?グータラ暮らせるから毎日ゴロゴロしてるだけよ?エッチもオナニーもし放題!こんな囚人が居るかっつーの。分かる?私に責任を求めるのは時間の無駄よ?」

 

「だからさモルモー、神経を逆撫でするような事は言うなって……。なぁ?」

 

「あーそーだ、罰とか言うけど、それだったらもう喰らってるわよ。女に喰らわせる罰としては、最悪レベルのね」

 

「ほう?」

 

「エスカルゴくんが私をレイプしてさぁ〜?あれを罰と言わずに何と言えばいいのよ?」

 

「ならば天狗共にも貴様をれいぷ?させようかの。女に喰らわせる罰として最悪?なのだろ?」

 

「うふっ、もしそんな事しようものなら……」

 

「俺が許さない」

 

「……ね?私のダーリンが守ってくれるも〜ん♡」

 

「ダーリン言うな。幻月とエリスしかダメだぞ」

 

「けちぃ〜、このケチんぽ〜」

 

「やめろ」

 

「やれやれじゃ。ではモルモー、貴様は二度と山に足を踏み入れるな。天狗の領域に入り次第、捕らえ死罪に処す。それでよいな」

 

「はぁ?改めて言われなくても、もう二度とこんな山には来ませんがぁ?エスカルゴくんとイチャラブできれば満足なのでぇ〜?今回はエスカルゴくんが私を引っ張るから仕方なく来ただけだしぃ〜?」

 

((どこまでもイラつく奴だ…………!!))

 

「……さっさと出て行くがいい。もう二度と儂の前に現れるな」

 

「はいは〜い、永遠にさよーならー♪」

 

「煽んなっての。……さぁて、俺ぁ特訓の準備だな。早くしねーと……」

 

 

 ◆

 

 

 エスカルゴとモルモーが帰った後も、天魔と龍の話し合いは尚も続いていた。穏便に済ませる天魔、厳罰を望む龍。両者の話し合いは平行線だった。

 

「恐れながら、天魔様……。些か処罰が甘すぎでは?これまでに死んだ仲間の無念を晴らすのではないのですか!?」

 

「それでは恨みの連鎖が続くだけじゃろうて。もしここでモルモーを殺せばエスカルゴの恨みを買う。まず間違いなく、妖怪の山の天狗はお主と姫海棠、射命丸親子、ヒビキ、椛、寿以外の者達は、種族も身分も関係なく完全に皆殺しにされるぞ。楓と将輝でさえもエスカルゴとは『顔見知り』でしかない。殺戮の対象に入るじゃろうな」

 

「ですが、それだけがモルモーを赦す理由になるのですか?彼もモルモーが悪い事は認識しています。立ち入り禁止以上の厳重な処罰も、彼がモルモーに受けさせるはずです」

 

「それ以上とは?お主ならどうする?エスカルゴの恨みを買わずモルモーに厳罰を下せるのか?」

 

「……やはり彼の恨みという不安要素は度外視してはいけませんか」

 

「当然だろう。山の存亡にも関わってくるのだぞ?決して無視はできない事柄だ。今更何を言う」

 

「……」

 

「どうしてこう、エスカルゴの周りには厄介な者が集まるのだろうな。かの『山の冥王』は、今や彼の師匠なのだろ?参った参った。困ったものじゃ」

 

「モルモーの処遇については、分かりました。もうこれ以上は我々天狗は手出しするべきではない……。理解しました」

 

「そうか、それは良かった。では、今後山を治める上で気を付けるべきは……飯綱丸、お主はどのように考える?」

 

「今、気を付けるべきは……エスカルゴの長男、魂魄妖舞でしょう」

 

「ほう?何故じゃ」

 

 天魔は、巫月や霊愛を警戒すべきと考えていた。だからこそ、予想だにしていなかった意外な名前が飛び出た事により天魔は食い入るように龍を見つめ彼女の次なる言葉を待った。

 

「彼は冥王の曾孫です。そして、父のように負けず嫌いだ。先日の運動会では、悔しさのあまり周囲の目を憚らずに悔しくて泣き出す始末。あのように、周囲の目を気にしない堂々とした様はさながら父のエスカルゴに酷似していましょう」

 

「ふぅむ……儂には童子としか思えぬがな……」

 

「天魔様。お言葉ですが、あのように堂々とできる者は強者ばかりなのです。彼は、きっと今に大きく成長します。全天狗に今すぐ通達しましょう。魂魄妖舞の動向を警戒せよ、と」

 

「確かに奴は守矢神社に遊びに来るからな、多少の警戒は必要だとは思うがの……」

 

「そこまで気を付ける必要は無いだろう、と。そう仰りたいのは分かります、しかし彼は父に似たその短気さを随所で発揮しております」

 

「だから何だと言うのだ。そもそも天狗が奴に接近しなければ短気だろうと呑気だろうとそんなものは全く関係なくなるではないか」

 

「それはそうです。しかしそれでは万が一のことが起きた場合に対処が遅れるのではありませんか?」

 

「言いたい事は分かるが、儂には、そういった天狗の接近こそが、トラブルを招くようにしか思えぬ。先日の、次代の巫女の件もそうではないか?天狗が無闇に接近したり奴に反発しなければ、あのような血生臭い事件は起きなかったはず。此度の被害者は未だ寝たきりなのだろ?」

 

「ええ、意識が戻ってきた者がやっと数名……」

 

「ならばすべき事は1つじゃろ。余計な接近よりも回避を優先じゃ。子供の教育にも取り入れるよう、今すぐ全ての寺子屋及び印刷所に通達せよ!」

 

「……承知、致しました……」

 

 しかし、龍も天魔も間違っていたのだ。真に警戒すべき人物は、もっと他に────世間を震撼させるダークホースはそんな身近ではなくもっと他に存在しているという事を、認識できていなかったのだ。

 

 

 ◆

 

 

「あらら。とっくにお帰りになっていたのですね。お帰りなさいませ」

 

「典か、仕事はどうした?」

 

「既に。ところで、天魔様とモルモーの対談は?」

 

「『金輪際天狗の領域及び妖怪の山への立ち入りを禁ず』────これで、締結したよ。生温い……ッ!!これで死んだ仲間が報われるとでも言うのかっ?」

 

 ヤケ酒を飲んでいた龍は部屋の前を通り掛かった典に愚痴を零すと、ダンッダンッと机を拳で叩く。そんな悪酔いした主人を見て、思わず典は苦笑い。

 

「報われはしないでしょうねー。ですが、天魔様は流石に聡明であらせられる。よほど現在より未来を大事にお考えなのでしょうね」

 

「確かにトラブルの回避は大事だ、しかしだからとあのような甘い処置で良いのかッ!?」

 

「良くはないでしょうけどそれ以上はエスカルゴを敵に回す事になるのですから、仕方ありませんよ。だって下手をすればエスカルゴが敵に回るのは事実なのでしょう?それに加えて、現在の妖怪の山は、実質的に(・・・・)エスカルゴが(・・・・・・)裏の支配者(・・・・・)なのですから(・・・・・・)」

 

「……!」

 

「尤も、本人は欠片もそんな事を思っても感じてもいませんけどね。どうせ彼は『俺の家族達には甘くしてくれてる』程度にしか考えてませんよ。全く、能天気なものです。彼の機嫌一つで一体どれほどの天狗の人生が左右されるのやら……」

 

「……参ったな。これではまるでドンドン破滅の道へ突き進んでいるようなものではないか」

 

「しかし天魔様の『トラブルを未然に防ぐ』というお考えには賛成しかありません。実際に権力がある者は天魔様なのですし、クーデターを退けたという実力及びそれに助けが来るという人徳もある」

 

「……」

 

「ねぇ、飯綱丸様?あなたと違って、射命丸親子や姫海棠はたては英雄に与して、天魔様を死の淵から救出した。流石は天魔様です、素晴らしい人徳ではありませんか」

 

「……何が言いたい」

 

「きっと天魔様はあなたの思惑を見抜いてますよ。だからこそ、半ば意地になっても飯綱丸様の意見を退けているのでは?少し前まであんなに飯綱丸様の意見をホイホイ受け入れてくれたのに途端に掌返しです。不自然な程にね」

 

「すると……私の意見を尋ねるというのは……」

 

「あなたの思惑を少しでも掴む為でしょうね」

 

「─────ッ!!やられた……!!」

 

 一瞬で酔いは覚めた。龍はこれから何が起きるか一瞬で考え、一瞬でその考えを放棄した。幾ら龍も自らが破滅する考えなんて捨てたくもなるだろう。

 

「全く天魔様も心労が絶えないお方だ。その苦労は察するに余りある。これまでは天魔様の『妖怪の山近代化計画』に反対する者ばかりだったが、やっと具体案を持って賛成する者が現れ、神をも利用して近代化を進めようとしたからと重用したはいいが、まさかその愛すべき部下がある意味(・・・・)でクーデターの主犯だっただなんて♡」

 

「ッ……思惑がバレた私に……もはや未来は……!」

 

「エスカルゴ一味を下手に追い出そうとするから、こうなるんですよ。全てはそこでは?」

 

「それも山の為を思っての事だっ!なのに、なのにどうしてこうなる……!!」

 

「確かに、これまでの山を保つ為ならそうするのが正解でした。しかし時代は移ろい、技術は進歩するものです。……この際、ハッキリ言わせて頂きます。飯綱丸様、今のあなたは老害でしかないのですよ。クーデターで散って行った、あのゲスな大天狗共と一体どこがどう違うのです?」

 

「…………ッ」

 

「『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす』という、今の飯綱丸様にピッタリな言葉がありますけれど、平家物語の朗読でもしましょうか?♪」

 

「典ッ……私はどうすればいい……ッ!?」

 

 思い通りとばかりに、典は微笑んだ。自分の考えだけでは、到底破滅を免れない。そう考えたから、龍はブレインでもある典に打開策を求めた。

 

「そんなの簡単ですよ。『無かったこと』にすればいいのです」

 

「『無かったこと』……だと?」

 

「ええ。先程、天魔様は飯綱丸様の思惑に気付いていると言いましたが、これから飯綱丸様の忠誠心を見せ付ける事で『飯綱丸が何か企んでると思ったがどうやら儂の勘違いだったようだな』と、天魔様に思わせる事ができる──と私は考えます」

 

「果たしてそんな簡単なものだろうか……」

 

「ふふ、簡単ですよ。なんたって今の天魔様、情に脆いではありませんか♡」

 

「う、うぅむ……」

 

「死ぬよりマシでしょう?」

 

「それは、そうだが……では、山はどうなる?」

 

「天魔様の思い通りになるでしょう。しかしそれでいいのです。それこそが天狗社会のあるべき姿だ。天魔様の独裁で構わないのです。クーデターなんて起こそうものなら、すぐエスカルゴが止めに来る。天魔様に忠誠を誓うより他に手は無いのです」

 

「………………分かった」

 

「そうですか、それは良かった♪」

 

「では早速、仕事をしてこようかな。仰せつかったばかりの仕事を完璧にこなす」

 

「それがいいでしょうね。酔ってらっしゃるみたいですから、お気を付けて、いってらっしゃいませ」

 

「うむ」

 

(ま、天魔様がエスカルゴの思い通りに動くのも、山の近代化が進んでしまうのも────。飯綱丸様、あなたがエスカルゴに近付き、彼の運命に強制的に巻き込まれたからなのですけどね♪……しかしこれは

『知らぬが仏』というモノでしょうし、これからもずっとずっと……黙ってますけどね……♡)

 

 新たな仕事へ向かう主人を、典はドス黒い笑顔で見送った。そして、手早く身支度を始めた。まるでこれから起きる騒動を、既に予知していたように。




管狐の「主人は破滅する」とエスカルゴの「自分の思い通りに運命を動かす」という二つの害悪要素に板挟みになってしまった飯綱丸龍。これはもう災難としか言いようがない。

因みにですが、龍の計画は矛盾してるようであまり矛盾はしてません。
まず大前提として、龍は「近代化に反対」の勢力で動いていました。しかしあの時の大天狗共のように山の勢力下に位置する河童を使うなどして表立って動くと、絶対にボロが出ます。
支配を振り切りエスカルゴに助けを求めたにとり、エスカルゴのお願いを聞いて避難したたかねなど、まさにそういう例がありますね。
なので内側から掌握しようと画策しました。それが天魔の「妖怪の山近代化計画を手伝う事」でした。まずは取り入る所から始めたという訳ですね。
そして天弓千亦を利用して、エスカルゴの知名度も利用しようとしましたがそれにより彼の「運命」に巻き込まれ、しかもエスカルゴの思惑と反対であるおかげで、思い通りに事が進まなくなりました。
だから千亦を使っての計画も頓挫しますし、更には魅須丸とエスカルゴの邂逅により龍珠の収穫量まで減り始めました。
管狐の計画する「天魔様の勘違いだった事にする」という作戦は、果たして上手くいくのでしょうか。案外、飯綱丸龍の破滅はすぐそこかもしれません。

飯綱丸龍は仲間想いです。だから、天狗仲間に害を及ぼしやすいエスカルゴ一家を見過ごすなどとは、彼女にはできないのです。
やけに警戒したがるやんけ、スルーしろよ。などと思った方は正解です。しかし仲間の事を想えばこそ彼らを警戒せざるを得なくなってしまいます。
トラブルを防ぎたいのは同じだけど警戒はしないと気が済まない。難儀なことです。
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