私の前世は男である。性欲の対象は異性である女で、好みはかわいい系である。
今の私は女である。性欲の対象は同性である女で、好みはかわいい系である。
この世界では同性愛というのは罪である。宗教的にアウトであり、人権が発達していないこの世界では倫理的にもアウトである。性欲は存在しているが、そのまま解消することのできない私が立てた作戦、それは女っぽい男ならいけるのではないか、というものである。これはいわゆるおかまや女装癖のある人を狙っているわけではなく、中性的な特に(自主規制)歳くらいのかわいい系を狙おう、という作戦だ。
ちんこはないがまんこならある。それに、せっかく女として生まれたからには利用しない手はない。かわいい系に性的に迫られるという状況までどうにかして持っていこう。それに、一度はやってたかったのだ。甘えられプレイを。
「ペタ先生!荷物届きましたよ」
「ああ、ありがとうございます。そこら辺に置いといてください」
思考を邪魔されてしまったな。
今の私は、一応研究室を渡されたけっこう良い立場の先生である。女性の社会進出が進んでいないこの世界では珍しい存在だ。さらに言えば、私はまだとても若い。具体的には1x歳である。
入学時点で若いのもあったが、飛び級(のような制度)でガンガン授業をこなし、先生と一緒にいたジージョの研究室に回されたのだが、ジージョ先生は私のような似非天才とは異なり、私の持っていたあやふやな情報で瞬く間に数学の世界を駆けあがり、別のもっと上級な研究機関にヘッドハンティングされていった。その後、研究室内で数学バトルが始まったのだが、能力が高い人たちのほとんどはジージョとともにハンティングされており、結果的に私は研究室のナンバー2となった。それは別にいいのだが、その数年後ナンバー1さんは教え子と大恋愛の末駆け落ちってしまい、私がナンバー1になってしまった。あの時は大変だった。よりによってくっついたのが、当時他国の王子に求婚されてる上に肉体関係があって政治的問題になって学校長が―――
「ペタ先生、ご飯の時間ですよ」
「まだ少し考えたいことがあるから、皆は先に休憩はいっててください」
つまり大事なのはどうやって接点を持ち、エロにつなげるかだ。幸い若い男はたくさんいるが、美形となると数は絞られうえ、さらに遊んでしまっても問題ない相手でないといけない。候補を何人か探さなくてはいけない。私は誰を狙うかをゆっくり考えることにした。