「頭洗ってあげますからこっち来てください」
私は椅子を用意して座り、前にラミン君を座らせる。
私の持ってきた瓶の中のシャンプーを、たらりと彼の頭に出してワシャワシャと髪の泡をたてる。爪を立てずに指の腹で揉むように擦る。
「フフッ、痒いところはありませんか?」
「うーんてっぺんのちょっと左」
「かしこまりましたー」
他人のシャンプーをするのは経験が無かったが、ちょっと楽しい。若いからか髪に腰があり滑らかな手触りだ。洗い終わり、泡を流して今度はスポンジを使って背中を擦り始める。小さな背中はすぐに磨き終わるので、今度は前の方を洗おうと思い、姿勢を変えようとしたらサッとスポンジを取られる。
「そっちは自分でやるから!」
「……そうですか」
まあ、これから本番をするわけでして、ここでお楽しみを無理にする必要もないかと考え、湯船に浸かりながら彼の様子を見る。
彼は私から股間を見えないように姿勢を変えながら、コジゴシと洗っていた。普段は溌剌とした明るい子で、焼けた肌がまぶしい彼だが、体つきを見ると子供のもつ幼さ、弱々しさを感じる。これからこんなに幼い未熟な体を味えるのかと思うと、重い背徳感と僅かな緊張が生まれた。
「私、先にあがってますね」
返事を聞かずに風呂場からでて、体を速やかに拭いて裸のままベッドに乗り込みシーツを被る。
少しずつ緊張が大きくなっていく。これから私はこの体で初のセックスを行い、しかもその相手はいつも勉強を教えている、算数を解いて得意気な顔みせてくれる、挨拶をすれば明るい笑顔を見せてくれる彼なのだという実感がわいてくると、どんどん緊張が大きくなっていく。だが、あとには引かない。
「せんせい、あがったよ」
ラミン君はバスローブのようなものを着ていた。下は見えないようにしているようで、様子を伺うことはできない。
「ねぇ、ラミン君」
「何?せんせい」
ラミン君は私に少しずつ近づいてくる。
彼の体は風呂から上がったばかりなのもあり、まだ水滴がついていて、火照った体が情事を想像させ、とても扇情的だ。
「ラミン君、あのね、えっと…」
心臓が私の耳に緊張を伝える。言葉が詰まり、体が固まる。
「そのね、その…」
私が要領を得ない言葉を出していると、ラミン君は私の手を握った。温かく、小さな手だった。じんわりとそれは私の体に伝わり、心臓が静かになった。緊張はなくなり、口が開いた。
「…キス、しない?」
今度は彼がピシリと固まり、口から声を出せずにモゴモゴとさせながら言葉を探し始めた。
その様子を見ていると、少し面白さと可愛さを感じて
私は唇を押し付けた