背伸びをして体を伸ばすとパキパキと音がなる。テストの採点は完全手作業であり、慣れてはいるがやや面倒だ。マークシートの普及が待ち遠しい……今度は選択式の問題を多目に出そうかな。
コンコンとノックが響いたので、答案を鍵つきの引き出しに閉まってから返事をする。
「どうぞ、入って良いですよー」
「せんせい、こんにちは!」
ラミン君が元気に挨拶をしながら入ってきた。相変わらず明るい笑顔が可愛らしい。
「せんせい!今度一緒に出かけよう!」
「……お出かけ、ですか?」
「うん!」
「……良いですけど、どこへ行くんですか?」
「えーとね、今度中央通りのちょっと小さい美術館で、せんせいの好きな作家さんのマニシの作品展があるって」
「マニシ……作家……?」
誰だっけ?聞き覚えが有るような無いような。
「えっと、マニシ・エルス……あれ?違う人だった?」
「ああ、そういえばそんな名前でしたね。エルスだけ覚えてました」
作家マニシ・エルス。風景画をメインに書いている作家だが、虫から見た景色をテーマに書いていてダイナミックに描いていてとても面白い。また、いくつか立体造形も作っておりこちらは逆に大きな物を小さく作る……ようはミニチュア模型を作っている。
最近はあまり遊びに出かけていなかったからちょうどいい機会かもしれない。
「じゃあ今度の休日に遊びに行きましょうか」
「うん!」
彼とのお出かけ……少し楽しみだ。この世界ではパソコンやテレビは無いが、その代わりに劇や音楽等を簡単に見に行ける環境が揃っている。
少なくともこの国では安定した気候に豊富に取れる食料、たちの悪い病気が殆ど存在しないなど、ただ生きるだけならば、さほど難しくはない。
そのせいか歌劇や美術が発展し、少なくとも前世で学会帰りに見た有名サーカスや美術館にも負けないほどクオリティーが高い。……まあ所々見劣りする所が無いわけではないが、十分に楽しめるレベルだ。
だが、問題も少しある。この世界ではまだ女性の権利が低い。例えば娯楽施設に女性のみで入るのは、あまり良いことではないという価値観があり、入場を制限されることがある。これにも色々と理由がないわけじゃないのだが(働いている旦那を置いて遊ぶとはいかがなものか、というものや不貞の切っ掛けになりうるというものなど)、少なくとも私にとっては少々窮屈なものだ。
今回はラミン君にエスコートしてもらって楽しもう。
「それじゃあ期待してますね」
「任せて!」
ラミン君の笑顔は見ていて気持ちが良い。彼の笑顔の良さはいくつかあるが、一番は真っ直ぐなことだろう。自信や希望が詰まっていて、卑屈さや複雑さを感じさせない。
そんな顔を見ていると……
「ラミン君、ちょっとこっちに来てください」
「ん?何ですか」
ちょこちょこと私の横に来るラミン君。私は椅子から腰を浮かせて、彼にキスをした。
チュッと音が響き、彼がわたわたと落着きを失っているので、私の胸に引き寄せる。
彼は胸のなかでモゴモゴと動いたが、しばらく抱き続ける。ゆっくりと抱き締めるのをほどくと、彼の赤い顔と、主張している股間が視界にはいる。
私はしゃかみ、彼のズボンを下げて彼の立ち上がった物を出した。
「せんせい、ここじゃ…」
「大丈夫ですよ。みんな入るときにはノックしますし、この机大きいので下は見えません」
不安そうな様子が可愛らしい。
相変わらず皮は被っており、毛は生えていない。改めてみると、なかなかの背徳感だ。
彼の顔を仰ぎ見ると、彼の視線が私の胸に向かっているのに気付き1つ思い付いた。
彼のものを咥える。今日の彼の物からは蒸れて饐えた臭いと僅かな尿の香りがした。口のなかで皮を剥ぎ、たっぷりと舌と唾液に絡ませる。
ヌチュ、チュブ、と音が漏れ出る度に彼の何かに耐えるような色っぽい声が聞こえてきた。
私は口で彼を味わいながら、服と下着を緩めて胸を曝け出して、脇を締めて抑えてることで谷間を作った。
口を離すと、ツーとできた線がプツリと切れて私の胸に筋を書いた。
「ここに入れてみたくありませんか?」
強調するように、胸を持ち上げると彼は私の肩に手を置いて、私の胸に高さを合わせると、ゆっくりと谷間に注し込んだ。プニンと形を変えながら、彼の物が全て呑み込まれると、どこかで達成感のようなものが生まれる。
ラミン君はそのまま、今度は私の肩をやや力強く押さえながら腰を前後させる。腰が打ち付けられる度に、ぱちゅっ、ぬちゅ、と小さな音が出るのがとてもいやらしい。
ニュルニュルと私の胸を滑っても、私自身に気持ち良さは生まれないが、私の胸に夢中になって腰を振って擦り付けている姿を見ると、堪らなく可愛く、哀れで、情けなく見えて私の中の欲が満たされていくのを感じる。
少しして、彼の動きが浅くなり終わりが見えてきたので用意をする。
「出そうですか?出すならこっちで出してくださいね」
口をあんぐりと開き、彼の顔を上目使いで覗きながら話しかけると、彼は腰から抜きとって私の頭を押さえると、口に一気に根本まで差し込み射精した。ビクンビクンと口のなかで動く度に精液が流れ込み、喉から胃に落ちていく。
彼からぁ…ぅ…といった官能的な小さな声が漏れ出てくる。
射精が終わったので、ちゅっと中に残った精液を吸い上げると、んっと気持ち良さそうな声が聞こえてきた。
そのまま彼の物を唇をすぼめながら抜き出すと、まだまだ元気そうな物がぷるりと跳ねた。
「……まだまだ物足りなさそうですね」
私は立ち上がると、彼に背中を向けて机を向く。
「立ちながらも悪くないのですが、余りそういう体位とか知識無いので……」
私は卓上に上半身を預けてスカートをめくる。彼に私の下着が露になる。
「このままじゃできないので、下着を下ろしてもらえますか?」
「は、はい」
彼の指が下着にかかり、そのまま膝まで下げられて、私の秘所が露になる。お尻に空気が直接当たると違和感があって落ち着かない。
「……まだ準備ができてないので、この前みたいに舐めて濡らしてくれます?」
彼は姿勢を低くしたあと、私のお尻を両手で掴んだ。少しなで回すと、そのまま私の秘所に口を付けた。
チュッチュッと音が響いた後、今度は吸い付きながら舌を差込んで中を動き回る。彼の姿は見えないが、音が、体温が、快感が彼を伝えてくる。
私の中が熱く、柔らかくほぐれたので、彼にもう大丈夫だと声をかけると、彼は口を離し、ひんやりとした空気がさっきまで触れていたところから伝わる。
ラミン君は私の秘所を指で広げながら、ピタッと入り口に熱く硬くなった物を添えてから差し込んだ。
彼は腰を振りながら、私に乗るようにもたれ掛かり胸を探って揉み始めた。
ふぅふぅという彼の息づかいが届く。
彼が胸を揉んで、抓み、擦るとジンジンとした疼きともとかしさが、彼が私の中で動くと熱さと粘膜の摩れる快感が生まれ、たまに我慢できずに甘い声が漏れ出てしまう。
何度も何度も私の中を広げ掻き回されていると腰の動きが変わり、彼がそろそろ果てるのが分かったので、彼の手に私の手を伸ばして、重ねる。すると、彼も私の胸を揉むのを止めて、今度は私の手と指を絡めてくる。指を動かしてお互いを感じあっていると、彼がひときわ強く手に力を込めて私に密着して、奥を突いた。
私はギュッとされた安心感と圧迫感を受け、次にキュウンとした気持ちよさとフワッとした快感が私を包んだ。
気がつくと、彼はもう出しきったようで、私から抜き出して立っていた。
私は股間に手を伸ばすと、やはり私から分泌されたものではない、ネトリとした液体が指を濡らした。私は机の上で仰向けになって、股を見せつけるように広げる。
「ラミン君、もっと……」
小さい、微かに震えたような声が出る。私は足を開きながら指で自慰を始めると、再び彼は私の腰に手を当てて私に挿入した。
彼が私にキスをしながら中が掻き回す度に、私は快感を味わった。