馬鹿な子ほど可愛い、という言葉がある。
前世では実感することはなかったが、今世でその言葉が正しいことを味わっていた。
「ペタせんせぇ!どうやればこの面積がわかるんですか?」
「えぇっと、この図形はこうやって線を引くと3角形と4角形になるでしょう。あとはこれをそれぞれ足していけば…」
「あぁっ!そっか!そうなると…」
今算数レベルの問題に苦戦しているのは、ラミン・ケーミア君。彼はいわゆる武家の生まれの坊っちゃんである。頭より体を動かすことが得意なタイプであり、武術だけでなく教養をつけるべきという親の考えで、わざわざ遠くの学校に入学させられた男の子である。
運動しているときの素直で明るい笑顔が可愛らしく、なめらかなミルクチョコレートのような肌に汗が流れ落ちる様は官能的であり、忙しなく動くクリッとした黒目が小動物的ないじらしさを感じさせる。
「これであってる?せんせい」
「うーん、惜しいですね。足し算を間違えてます」
「そんなぁ、今回は解けたと思ったのにぃ」
「式と考え方は合ってますので、良くなって来ましたよ。頑張ってますね」
「おれ、もっと頑張るからもっと教えて!」
可愛い。
正直、ラミン君の成績はあまり良くなかった。元々無理矢理入らされた上に、勉強が苦手な彼の成績は地を這っていた。ある日、私がラミン君に近付くためにテストの点数が悪いので個人授業をしようかと、彼に誘ったのが始まりだったのだが、それから彼はまるで餌付けされた動物のように授業のあった日には、私の元に来るようになった。
「それじゃあ、今度は先週教えた計算問題をやってみましょうか」
「ふふん、おれの計算能力はせんせいに教えてもらったソロバンによって遥かに向上している。他のせんせいにも凄く成績が良くなったって驚かれたんだよ!」
馬鹿な子ほど可愛い。だが、頑張ってる馬鹿な子はもっと可愛い。私は彼の先生として、彼の成績が良くなることを願った。
xxx
机の上に日記が置かれている
日記
赤の月、13日
先生に、今日も勉強を教えてもらった。今日は台形の面積と、先週にやった計算問題と、違う教科だけど、歴史を教えてもらった。
先生に教えてもらってから、勉強が楽しい。先生と結婚するにはどうしたらいいのかな。
風が吹いてページがめくれていく
白の月、3日
先生の着替えを覗いてしまった。おっぱいがピンクで綺麗だった。先生のことを考えると、胸がぎゅうってなってチューしたくなる。
白の月、12日
先生のことを考えてると、あそこが大きくなる。触ると落ち着く感じがしたから、触ってたら何か切なくなった。先生に触りたい。
白の月、21日
先生の寝てるのを見てると、大きくなった。何か先生にくっ付けたくなって、先生に、ズボンのまま背中に押し付けてると、ジンジンして気持ちが良くなって、もっと押し付けた。そうしてると、変なのが出て気持ち良かった。先生に謝りたいけど、嫌われたくないから、言えない。誰にも聞けないけどあれはなんだったのかな。