エロへ持っていくにはどうするべきか。この世界にはインターネットが存在していない以上、性知識を手にいれるためには基本的に伝聞か書籍による方法しかないため、年上の家族や職場の上司、学校の先輩等からいわゆるヤり方、遊び方を教えてもらうのが主流である。
私は確かにエロいことをしたいが、はたして性知識を持っていない男の子とヤるのは正しいのだろうか。子供の時に無理矢理な行為をされることで、トラウマとなったり性癖が歪んだりする人も存在するらしい。私はただエロいことをしたいだけであって、彼らの人生を歪めたい訳ではないのだ。彼らが大きく、男らしくなった時に彼らを愛することが、責任を取ることができない。
そこで今回はエロ本作戦をすることにした。簡単に説明すると、エロ本を与えることで性への目覚めを促す、という作戦だ。
私は生徒たちと年齢が近く、何かと相談を受けやすいポジションにいる。彼らが初めての性的興奮を得た時、彼らは体の変化に戸惑い、相談をしやすい相手である私に相談しにくるはずだ。そこで私が彼らに優しく性の手ほどきをしてあげるのだ。私によって初射精を迎えたショタ。服を着たまま恥ずかし気に股間をさらけ出し、喘ぎ声を出して射精する姿……想像するだけで心のチンが立ってきた。涙目でもっとしてくれと懇願されたり、もしくは自分でオナニーさせるのもいいかもしれない。
さて、まずはこの作戦に必要なエロ本だけど、どうやって用意するかだ。女である私が男向けのエロ本を買うのは、この世界では冗談抜きで死が見えてくる可能性がある。そうなると入手方法は限られてくるのだが……。よし、ここは私の写真を使おう。カメラは本来それなりに金がかかるが、うちの研究室にいくつか置いてある。現像は自分で行うことで外部に流出する可能性を減らすことにして、どんな写真をとろうか……。個人を特定されないように顔は隠すとして、写すのは腰あたりまでにしよう。いきなりモザイクなしの下半身は刺激が強すぎるから写さずに、乳首はどうしようか。出してもいいが、出さないことによるエロスもまた――
「ぺた先輩、どうしたんっすか?難しい顔をして」
「ん?ちょっとね」
まさか乳首を出すか出さないか迷っていたことを、研究室の後輩に話すわけにもいかない。部屋に帰ってから考えよう。
「今日はもう上がりますね。失礼します」
「あ、はいおつかれさまですー」
私は必要になる材料を考えながら、研究室を出た。