前回、私のエロ本作戦は失敗した。シア君が今のところ相談しにくる気配もなく、他の先生に相談した様子もない。赤面も見れなかったし、エロ本も失う散々な結果となった。そこで私は不安になった。もしや私は好かれてないのでは?と。
シア君が私に相談しに来ないのは好感度が低く、私の体にも魅力を感じなかったのではないか。だから私に相談しに来ないし、シア君は真面目だから、学校にあるには不適切なエロ本を処分してしまった可能性もある。そうなると、少しへこんでしまう。
ちょっと、好感度を確かめたい。そう考えて、また新たな作戦を立てた。そのなもボディタッチ作戦だ。作戦は簡単。ボディタッチを嫌がらなければ、そこまで嫌われておらず、またおっぱいを押し付ける等することで、性を目覚めさせることもできるという一石二鳥な作戦だ。
前回の作戦を引きずっている状態で、シア君にこの作戦をして拒否されたら心に大きなダメージを受けてしまう。ここは、個人授業で部屋に連れ込みやすいラミン君にしよう。私は授業時間を確認して計画をたて始めた。
xxx
「せんせぇ!」
かわいい。
個人の研究部屋にラミン君を呼んだ。この部屋は鍵があり、不意の来客が来ても時間が稼げる。また、大声でも出さない限り外に音が漏れ出ることはない。悪くない場所のチョイスだ。
「今日は何でも聞いて良いわよ…って、足、どうしたの?」
歩き方に違和感がある。怪我だろうか。
「足を捻っちゃって……心配しないで!大丈夫だから」
「なら良いんだけど、あまり無理しないでね?ほら座って」
よし、作戦開始だ。
xxx
ボディタッチ作戦の重大な欠陥に気がついてしまった。ボディタッチをするきっかけが見つからない。いつもと同じように教えてしまった。うーむ、何とか前世のセクハラ上司のボディタッチを応用しようと思ったが、呼吸が合わないというか、タイミングがわからない。どうしようか……。
「せんせい、どうしたの?」
「大丈夫、なんでもないから」
さわる位置もどこにすべきか。作戦的にセクシャルな場所か、健全な場所か…
「せんせい、困ったことがあったら何でも言ってね?オレ、絶対助けるから!」
かわいい。は、いまだっ!
私は彼のことを椅子に座ったまま抱き締めた。身長差から、私の胸に彼の頭を抱え込む形になる。いとおしさが溢れたことと、彼が抱き締めるのにちょうど良い向きになったので行動をしたが、成功したようだ。彼は少しもがいていたが、せっかくの機会だ。いろいろさわってやる!
『ぺたセンパーイ、いますかー?』
部屋の外から声が聞こえてきた。そしてここではっと気が付いた。部屋の鍵、閉めたっけか?
ここから鍵を確認することはできないが、抱き締めている状態を見られたらどうなるか、いや、この場を切り抜けることはできるかもしれない。だが、ラミン君を抱き締めるところを見られたら、私がショタを狙っていたことが後々ばれてしまう可能性がある。
私は、息を潜めてより胸に抱き、腕や足が机や床にぶつかって音を出したりしないように、体をおもいっきり抱き締めて密着させた。
『あれ?いないっすねー、鍵開けっ放しで危ないなー』
私は音が遠ざかるまで、もぞもぞと動くラミン君を抱き締め続けた。暫くして、音が聞こえなくなったので、ラミン君の頭を解放させた。
「せんせい…」
ラミン君は顔をおおわれていたからか、顔を真っ赤にさせて少し目が潤んでいた。今のは不自然だったし、嫌われたかもしれない!何とかごまかさないと!
「あのね、今のはえーと、あのね、そうだ!ご褒美!」
「ごほうび…?」
「そう!最近ラミン君頑張ってたから、元気出るように!……嫌だった?」
「……ううん」
良かった!誤魔化されてるだけかもしれないけど、とりあえず良かった!
「それじゃあ、続きしましょうか」
「……今日はもう大丈夫です……」
「……やっぱり嫌だった?」
「……ううん」
とりあえず、今日は終わりにしよう。私の考えを整理したい。
「それじゃあ、また、明日ね」
今日は失敗した。ああ、どうしようか。これが出来心ってやつなのかなぁ。
ラミン君、また来てくれるかな?もう来ないかな?
「それじゃ、またね」
「……もっと頑張ったらしてくれる?」
「え?」
ラミン君はそのまま部屋を出ていった。