※この作品はR-18です。

数字を食らう者   作:もっち~!

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慶春会Part1*

---四宮ネギ太郎---

 

忙しい毎日を送っている。学校が終わると、千葉道場。学校が休みの日は、午前中は真夜さんの家、午後から真由美の家、夜は深雪の家である。僕には学ぶべきことが多い。なので日課のルーティンは大切である。

 

冬休みに入ると、ルーティンは変わった。年末年始は、真夜さんの家で過ごすことになったのだ。真夜さんの家へ行く準備をした達也さんと深雪が、訪ねて来た。なので、三人で小淵沢の家の玄関まで転移をした。

 

「ここはどこだ?」

 

「僕の家…」

 

呼び鈴を押すと、葉山さんが出て来てくれた。

 

「ネギ様、お帰りなさい。達也様、深雪様もお帰りなさい」

 

葉山さんの笑顔に迎えられて、家の中に入る。ここは四葉家本邸、奥の院の離れである。奥の院は真夜さんの住む場所で、そこの離れが僕の家になっていた。

 

「奥の院に、こんな場所があったのか…」

 

達也さん、深雪が物珍しそうに、周囲を見ていた。縁側から山へ連なる森が見える。それは、ここが、敷地の奥にあるってことだ。

 

「達也様、深雪様も、ここに停泊していただきます」

 

達也さん、深雪がそれぞれの泊まる部屋に荷物を置いてくると、葉山さん先導で、真夜さんの元へと出向いた。

 

「ネギ、おかえり♪」

 

僕と熱い抱擁をする真夜さん。その様子に驚いている深雪と達也さん。

 

「で、サイオン弾は撃てるようになったの?」

 

「うん♪真由美叔母さんが、教えてくれました」

 

「真由美?あぁ、弘一さんの長女ね。で、深雪さん。考えてくれましたか?」

 

「はい…一緒に傍にいたいです」

 

「じゃ、決定ね♪」

 

って、何が決定なんだ?

 

「じゃ、慶春会で発表しましょう。悪い虫が付く前にね」

 

悪い虫?殺虫剤でも撒くのか?

 

「で、達也さんは、相手を自由に選んで良いですからね。あぁ、深雪さん以外でね」

 

「はい」

 

「そうだわ」

 

パンパン!

 

と、真夜さんが手を打ち鳴らすと、ドアの向こうから、ショートカット少女が入って来た。その彼女の姿を見て固まる深雪と達也さん。

 

「あぁ、似ているでしょ?深夜のガーディアンに。彼女の姪で桜井水波って言う娘なのよ。ネギのガーディアンに任命してあるわ。好きにお使いなさい」

 

「四宮ネギ太郎様、桜井水波と申します。よろしくお願いします」

 

「あの…様付けは、いらないから。僕はエライ人で無いからね」

 

抱きついて、身体をチェック♪胸…将来に期待。でも嫌いじゃない身体付き…いかん!賢者様式の女性の評価方式になっている。女難の相がいやよ~

 

「恥ずかしいです。こんなにも、愛おしく抱きつかれたのは初めてです」

 

「ズルい…」

 

深雪が呟いた。

 

「え?」

 

その呟きに驚く水波。

 

「ネギ君…私にも抱きついて下さい」

 

言われた通り抱きつく。う~ん…胸…顔を埋めて寝たい…いや、睡魔が…

 

 

 

---千葉エリカ---

 

道場で門下生達をなぎ倒していく。

 

「どうしたんだ?今日のエリカの剣は、恐いんだが」

 

兄上が苦笑いしている。

 

「兄上!ネギが帰郷だって言うんだよ。両親がいないのに…初詣に一緒に行く約束がぁぁぁぁ~」

 

ネギは約束してくれたのだが、帰郷することになったって…

 

「あぁ、彼氏がいないから…なるほどね♪」

 

「だから、ネギは彼氏ではなく、ダチだって!ダチだよ!」

 

「幹比古君と行けばどうだ?幼なじみだろ?」

 

吉田幹比古…陰陽師系の魔法師であり、幼なじみでもある。

 

「あいつはダメだ。特に年末年始は良く無い者が、寄って来るからな」

 

陰陽師故、良く無い者が寄り付き易いらしい。

 

「で、受験勉強はどうしたんだ?」

 

って、父さん…

 

「ネギに習おうと思ったんだよ。冬休み中に…こたつにミカンで…なのに、なのに、アイツがいないんだよぉぉぉぉぉ~!」

 

門下生達が逃げ惑う。逃がさずに叩き切ってやる。この有り余る力を!

 

 

 

---四宮ネギ太郎---

 

森で鴉天狗達と鍛錬をする。

 

「ネギ、腕を上げたな」

 

長老が声を掛けてきた。

 

「千刃流を真面目に取り組んできた結果だよ」

 

以前は避けるしか出来無かった攻撃を、剣で受け流せるようになっていた。剣の鍛錬を終えると、狐人達とかくれんぼ。擬態した彼らを探すフォックスハンティングである。彼らの擬態は素晴らしい。見た目だけでは、わからない。気配や、鼓動を感じながら、見つけていく。

 

最後の一人…月明かりに浮かんだ僕の影に擬態していた。見つけたのは夜中だった。時間がかかりすぎた。

 

家に帰ると、水波と深雪が待っていた。

 

「どこに行かれていたんですか?こんな時間まで」

 

心配そうに駆け寄る水波。

 

「狐人達とかくれんぼ…」

 

「え?見えるの?」

 

深雪が驚いたように訊いてきた。

 

「うん、見えるよ。そういう鍛錬をしていたから」

 

家に上がり、お風呂場へ…着ている物を脱いで…え?

 

「なんで、水波と深雪も服を脱いでいるの?」

 

「「一緒に入るからです」」

 

お答えはステレオだった。まぁ、お風呂場は広い。3人同時に入れないこともないけど。深雪も水波も透き通るような肌だった。気づくと、深雪に抱きついていた。

 

「もぉ♪ここで抱きついて居たら、風邪引きますわよ。お風呂場に入りましょ」

 

確かに、脱衣所は少し寒い。お風呂場に入ると、水波と深雪が、スポンジを泡立てて、僕の身体を洗い始めた。

 

「洗いっこすれば良いの?」

 

深雪に訊いた。

 

「私も水波ちゃんも、もう洗ってあります。ネギ君だけ、洗われるんですよ」

 

笑顔で言われた。う~ん…気持ちが良くて、竿が45度くらい立ち上がっていく。

 

「私で良いですか?」

 

そういうと、深雪がゆっくりと、僕の竿を自分の身体の中に沈めていく。

 

「水波ちゃんは背中をお願いね」

 

「はい♪」

 

僕の背中を這う水波の乳房。気持ちいい…竿が固く太くなっていく。深雪の腕が僕の首に絡み付き、深雪が上下動をし始めた。僕の胸板を這う深雪の乳房。夢見心地のまま、何がか僕の竿から放出された。恍惚な表情を浮かべる深雪。でも、笑顔である。

 

「泡を流しましょうね」

 

お湯を掛けられて、泡を流されていく。深雪の体内から僕の放った体液が泡と共に、流されていく。

 

湯船の浸かる。両手に水波と深雪。僕の腕を谷間でホールドしている。事前に話し合ったのか?二人の動作がシンクロしていた。

 

のぼせる一歩手前で、お風呂場を脱出して、部屋に行くと、枕を持った深雪がやってきた。

 

「一緒に寝ていいですか?」

 

断る理由が無いので頷くと、僕の隣に身体を滑り込ませて、僕の腕に抱きつき、僕よりも先に寝息が聞こえて来た。

 

 

 

---四葉真夜---

 

「こうして、今年も皆様のお顔を拝見出来、嬉しいです」

 

慶春会の壇上。会場からは、闇の香りが漂っている。腹黒い者がいるみたいね♪

 

「そこで、今年は、皆様に重大なお知らせがあります」

 

会場ではざわめきが起きた。予想外のことかしら?ふふふ♪

 

「次期当主についてですが、司波達也さんを指名したします」

 

「ちょっと待った!」

 

間髪入れずに、異論がある者が声を上げた。

 

「あら、何かしら?黒羽さん」

 

「ガーディアンを当主に?有り得ない。何を仰っているんですか?」

 

「そうだ」「そうだ」と、黒羽に同調する声が多い。ここで、人減らしも悪くないわね。

 

「当主の私に、次期当主を決める権限が有るのですけどねぇ」

 

「達也はダメだ!当然、深雪もダメだ!」

 

「じゃ、誰なら良いの?」

 

「うちの文弥か、新発田の勝成が妥当でしょ?」

 

「はぁ?遠縁すぎますわね。お話になりませんわ」

 

ネギに目配せをした。事前に頼んで置いたことを実行させる為に。

 

「遠縁?ガーディアンなぞにやらせるより、ましです!」

 

「ふふふ♪力尽くでクーデターかしら?どっちが力が上か、試します?ネギ、おやり!」

 

私の声で、私を狙う意志のある者達の身体が爆散していった。

 

「何?マテリアル・バーストだと!」

 

達也さんを見る黒羽。だけど、達也さんはCADを手にしていない。彼はCAD無しでは発動は出来無いのを知っている黒羽達は、周囲を見回している。

 

「一応、当主とその家族は、標的から外させました」

 

「おい、誰が放ったんだ…アレは、達也の固有魔法だろう?」

 

「私の孫の四宮ネギ太郎を紹介しますわ。ネギ、いらっしゃい♪」

 

舞台袖から着慣れない袴姿で登場したネギ太郎。

 

「孫…孫だと!」

 

黒羽の驚く顔…素敵♪

 

「そうよ。あなた達に殺された娘の忘れ形見よ♪」

 

「真夜さん…コイツらが僕の両親を…」

 

正確には父親は賢者様なのだが、面倒なので、

 

「そうよ♪」

 

「ふ~ん、そうなんだ」

 

ネギが何かを発動させた。その結果、黒羽達に異変が舞い降りた。

 

「貴様…何をした」

 

「『コキュートス』だよ。暫く大人しくしてくれるかな。真夜さんが、話を続けられないでしょ?」

 

八重唱の効果。発動する動作、前触れも無く、発動したいタイミングで、撃ち込める。

 

「ネギ、ありがとう。では、お知らせの続きをするわ。達也さんを次期当主、そして、私の孫ネギ太郎の婚約者に深雪さんを指名します。3名から了承の返事は既に貰っていますので、これは確定になります。で、黒羽さん、静さん、新発田さん、椎葉さん、真柴さん、あなた方の行為は、許せない行為です。この私に対して、力尽くでのクーデターですか?まぁ、あなた方の誤算は、私の孫の存在を知らなかったことですわね。ネギ、彼らの子息達に呪いを掛けなさい。今後、私達に刃向かった場合の為にね」

 

ネギには呪いなんか出来無い。なので、スルーしている。だけど、あの悪魔のような魔法を無動作で発動した事実を見ていた彼らには、何かをされたと思わせるのに充分だった。彼らの子息の顔が歪んでいく。ふふふ♪

 

「どういうことですか?彼は、なぜ無動作で術を発動できたのですか?」

 

中立派の津久葉さんに訊かれた。

 

「ネギは八重唱持ちです。8つの魔法をアイドリング状態で保持しています。なので、いつでも発動が可能なのですよ」

 

『八重唱』というワードにどよめく会場の皆さん。それは七草弘一さんの固有魔法だから。

 

「祖母として私の広大な魔法演算領域と、祖父の固有魔法の2つを隔世遺伝した、我が孫ネギ太郎。あなた達、いや全人類を相手にしても、私の孫は負けない。次期領主の達也さんのガーディアンにネギ太郎が付きますから、クーデターは考え直した方が良いとおもいますよ」

 

 

 

---黒羽貢---

 

慶春会の後、術を解除してくれた。真夜の孫のネギ太郎のコキュートスは、深雪の物よりも危険である。深雪のは精神を凍らせるのに対して、ネギ太郎のは部位ごとに凍らせる範囲を変えられるようだった。今回は、筋肉だけを凍らせられた。なので、真夜の狂気に満ちた話を聞く事が出来たのだが…

 

「孫?それも七草弘一との間にって…黒羽様、知っておられたのですか?」

 

新発田に訊かれた。

 

「知らなかった。孫…それ以前に娘の存在もだ」

 

あの狂気に満ちた女は、何をしでかしたのだ。子供達に呪いを掛けたようだし。くそっ!

 

「どうします?手下がほぼ全員爆散されましたよ」

 

静に言われた。あぁ、こっちもだよ。

 

「あの孫のことをもっと、調べてからだな。残りの魔法を知らないと、迂闊に動けん」

 

いや、調べる前からわかる。アレは達也以上に危険である。尋常では無い。自分の孫を達也のガーディアンに指名する、あの女の狂気は更に切れ味を増しているようだ。

 

タバコを口に咥えたのだが、ライターで火を付ける前に撃ち抜かれて、タバコな葉っぱが部屋に舞った。どこから撃ったんだ?窓を見ると、穴が空いている。『狙撃』…確か、七草弘一の娘の固有魔法だ。アイツ…本当に七草の血も入っているようだ。

 

「黒羽様、降参しましょうよ。アイツ…勝て無いって…」

 

あぁ、背筋に冷たい物が走り去って行く。何かが来る!

 

「おい!逃げろ!」

 

部屋から逃げ惑う俺達。次の瞬間部屋に、無数の何かが撃ち込まれてきた。撃ち込まれた痕を見ると斬撃のようだ。見ない剣士がいるかのごとく、部屋が斬り刻まれていく。

 

「くそっ!どこにいるんだ?気配が読めない」

 

そして、俺達が密会していた部屋は、完全に破壊された。アイツの気配を感じる事無く…

 

 

 

---四宮ネギ太郎---

 

森から家に戻る途中、姉弟らしき者達が、僕の行く手を遮った。

 

「ここは立ち入り禁止だぞ」

 

このエリアの権利は僕にある。真夜さんが生前贈与してくれたのだ。

 

「何様のつもり?勝成様に掛けた呪いを解きなさい!」

 

勝成って誰?はて?

 

「解く気は無いみたいだよ、姉ちゃん。術師を殺せば、解ける筈だ」

 

僕とヤリ合うつもりのようだ。彼らから魔法が叩き込まれて来た。でも、僕には効かない。僕に触れた瞬間に、無かったことになる魔法達。

 

「まさか…奏太、引きなさい。私が時間を稼ぐから」

 

姉の方が気づいたようだ。だが、弟は姉の言葉を聞かずに、撃ち込んで来ている。あぁ、鬱陶しいな。

 

消えろ!そう念じると『ダイヤモンドダスト』が発動され、弟の方は爆裂し血、肉、骨片が四方八方へ吹き飛んだ。

 

「奏太…お前!」

 

姉の方が僕に肉弾戦を仕掛けて来た。なので、賢者様の教えの通り、女としての屈辱を与えて行く精神破壊系攻撃だな。鴉天狗達の鍛錬をしたので、姉の攻撃が遅く見える。的確に、ポッチを摘まんで引っ張る。

 

「痛い!何するのよ。やめて!」

 

繰り返すことで、痛みは痛気持ち良い状態になり、エム的な刺激になっていく。

 

 

「ダメ…やめて…」

 

と、いいながら、僕の方へお尻を持ち上げてきた。なので、お尻の肉を掴み、左右に広げて、竿を沢に這わせていく。

 

「あっあっ…いい…」

 

這わせていると、穴に吸い込まれて行く。

 

「え…あぁぁぁぁぁ…もっと、奥まで…いい…」

 

彼女が果てるまで責める。前から後から責める。上から下から責める。で、漸く果ててくれたので、戦利品として、持ち帰る。

 

 

 

家に着くと、今夜も深雪と水波が待っていた。

 

「こいつらに襲われたんだけど、この子誰?」

 

二人の前に恍惚な表情を浮かべて果てている姉を置いた。

 

「この人は、新発田勝成さんのガーディアンの堤 琴鳴さんです」

 

深雪が答えた。

 

「弟さんとコンビのはずですが…」

 

「あぁ、男に興味は無いから、消した」

 

「自業自得ですね」

 

深雪がぽつりと呟いた

 

 

 

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