※この作品はR-18です。

智花アフター(番外編)   作:gajun

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『智花とかき氷。』の作中内でお互いに何気なく交わした口約束を果たす話。

この話は現在連載を開始している智花アフターの先行公開版になります。
本編とは設定や時系列が多少変化している部分があるかと思います。


智花を隅々まで洗ってみた
あの夏の日の約束果たすため


「……ふぅ。やっぱ智花とするのは本当に楽しいし、すっごく気持ちいい気分になれるよ」

「ふふ。私もですっ。昴さんとお会いできる日は少なくなってしまいましたが……それでも、昴さんとこうしてバスケを続けられるの本当に嬉しいですっ」

 

 俺は高校二年目の智花は新たな舞台である中学生としての、それぞれの学生生活が送っていた。

 そして、今日は久しぶりの休日。

 これまでと変わることなく俺と智花は一緒に朝練に励んでいた。

 

 正直なところ年頃の少女と激しく体をぶつけ合い、ここまで汗まみれにしてしまっていいものかと感じることもあるが、まぁ今更か。と割り切ることにしている。

 俺と彼女にとってはこの関係が普通なんだし。きっとこれからもずっと――

 

 お互いに進級・進学してすぐに局地的大隆起現象が発生してしまい、一時期俺と智花の関係に修復不能なまでの溝ができかねないトンデモナイ大事件が起こってしまったこともあるが、

 最終的にお互いの母親や彼女の大切な友人達のおかげで、俺と智花はより強い絆を得ることができた。

 ついでにお互いの関係も一歩進展――というか、両母親公認の恋人関係にまでなってしまったわけだが……

 忍さんに怯えながらもしっかりと二人で報告させて頂くと、父親という立場上断固反対という考えを曲げるわけにはいかないと仰っていた。

 でも、事実上は俺と智花の交際を黙認して下さっているようでありがたい限り。

 そして、必然的に恋人同士でする行為も……まぁ、それなりに……

 両母親達から出されたルールを絶対厳守の元、ようやく最近になって……少しずつお互いに歩み寄るようにだけど、今は正直それで十分だと思っている。

 

「私は昴さんのお側にいさせて頂けるだけですごく幸せなので……その、昴さんが私を求めて頂けるのでしたら、喜んで……お、お付き合い致しますが……」

「たまにはお願いさせてもらうかもね……その……恥ずかしながら、俺も男だから興味はあるし……それに、智花の初めてをもらっちゃったんだから、責任は取らせてもらいたいから……さ」

「はぅ!? ……え、えへへ……その時は精いっぱいがんばりますっ」

 ルールがあるからというわけでもないけど、それほどお互いに愛を確かめ合う行為に耽ることもなく、これまで通りの生活を送っていた。

 

「それじゃ、体冷やすといけないし、先にシャワー浴びてきなよ」

「そ、そのことなんですが……あの……」

「残念だけど、智花が先っていうのは中学生になってからも同じだし、変えるつもりはないよ」

「そうではなくて……ですね……」

 あれ? シャワーの件で智花が俺に異議と唱えるとなると決まってこのことだと思っていたんだけど……他になんかあったかな?

 彼女が少し俯き加減になりながらも、チラチラと俺を見ては視線が合うと慌てたように目をそらしてしまう。

 この様子からすると、何か頼みごとをしたいけど、躊躇ってる感じかな?

 慎ましやかな所も彼女の魅力ではあるけど、俺にはもっと遠慮しないでいっぱい甘えて欲しいんだけどな。

 

「なんか困ってることあるんだったら、俺にできることだったらなんだってするよ?」

「はい……では――」

 俺の言葉に安堵したのか、何度か可愛らしく深呼吸をして、しっかり胸に息を溜めてから想いを一気に吐き出す。

 

「わ、私と一緒にお風呂に入って、私の体を隅々までしっかり洗って下さい!!」

「ぶっ!? と、智花!?」

「ま、前に昴さん、約束して頂けましたよねっ! 昴さんが、私の事を隅々まで洗って下さるって!」

「ちょ!? ……と、智花、一回家に入ろうか。外で話すことじゃないからっ!」

「はぅぅ!? す、すみませんっ外でなんてはしたないことをっ!!」

 庭で予想外に大きな声でとんでもない事を言い出したため思わず周囲を見渡すが、幸い近くに誰もいないようだ――いや、家の中で一人すごく楽しそうにこちらを覗いている存在がいた。

 

「まず家に入って落ち着いてから、もう一回ゆっくり話そう」

 頬を紅潮させて、体が固まっている少女の手を引きながら、そのまま風呂場向かう。

 途中ですれ違う時に「するときはちゃんとできないようにしないとダメよ」と口元に手を当てながら、ニヤニヤとした表情で掛けられた声は無視。

 そのせいで彼女は余計固くなってしまったけど、自分で蒔いちゃった種だし、仕方ないか。あとでしっかりフォローはしてあげるけど。

 

 

――脱衣場に付いた辺りで、ようやく彼女も落ち着きを取り戻したようだ。

 

「すみません……また昴さんにご迷惑をお掛けしてしまいました……」

「それは気にしてないんだけど、まさか智花からあんなこと言われるとは思わなかったからビックリしたよ」

「……す、昴さんは前に約束して頂いたこと覚えてくれてますか?」

「うん……まぁ、一応は……去年の夏の時だったよね?」

 思えばあの頃から、すでに俺と智花はお互いの体から噴き出る汗で全身がベトベトになるまで、バスケを楽しんでいたことを思い出し懐かしくなる。

 最後まで俺に付き合ってくれて、すっかり疲れ切ってしまった様子の彼女を見ていたら、思わず発してしまい交わしてしまった口約束だったが、彼女はそれをいつまでも覚えていてくれていたのだろう。

 

「……こ、心の準備はしっかりできましたっ! そ、それに……今の昴さんと私の関係でしたら、何の問題もありませんよね?」

「それは、そうだけど……智花はいいのか?」

「はぅぅ……正直、すっごく恥ずかしいです! ……でも、中学になってからは、昴さんと会える日がすごく減ってしまって……だから少しでも多く昴さんと一緒にいたいんですっ!」

 羞恥心よりも、俺との時間が欲しい。そんな気持ちを優先してくれた彼女に胸が熱くなる。

 

「それじゃ、準備できたら呼んでくれるかな。それまで廊下で待ってるから――さすがに脱ぐところまで俺に見られるのは恥ずかしいだろ?」

 脱衣場を出る間際に一瞬だけで見えた彼女の顔は頬を赤く染めながらも、輝かんばかりの笑顔になっていた。

 

 

 少しの間の後、浴室のドアの開閉音が聞こえてくる。直後、彼女が俺を呼ぶ声が耳に届く。

 一瞬、彼女を洗う際の自分の格好に悩んだが、朝練の格好のまま入らせてもらう事にした。

 さすがに俺まで裸だと、自制できる自信ないし――ってか、間違いなく抱いちゃうと思う。

 

 

 浴室への擦りガラスのドアを開けると、全裸の美少女が俺に背を向けながら椅子に腰を下ろしていた。

 しかし、彼女の正面にある鏡によって、彼女の羞恥心で耳まで真っ赤に染まっている顔どころか全身が丸見えになっている。

 ……多分、鏡越しに俺と目があった瞬間に気づいたんだろうな。慌てて胸を隠していたけど、かなりなだらかな二つの双丘もその頂点部にある小さく綺麗な桜色の乳首までしっかりと確認できてしまった。

 

「はぅぅぅぅ……す、昴さんの前で…すごくはしたいない姿を……ぅぅ……」

「と、智花。見ちゃってから言うのもなんだけど……やっぱり止める?」

 本心としてはこの提案はものすごく残念だけど、だからと言って羞恥心で真っ赤になってる少女を更に辱めてまでしたいわけでもない。

 むしろここで、嫌がってる彼女を無視してまでやってしまって、あとで嫌われてしまう事の方が俺には一大事だ。

 

「す……すみません。私一人だけ勝手に恥ずかしがってしまって……」

「いや、俺だって、すごいドキドキしてるよ。その……こんな事を言うと嫌われるかもしれないけど、智花の体を洗えるって聞いて、すごく嬉しくなっちゃったんだし」

「はぅぅ…私の体じゃ、小さいからきっと物足りないですよ?」

「今更そんな事言わないでよ。初めて智花の体を触らせてもらった時から、もっともっと智花のこと知りたくなっちゃってるんだから」

 自分の体を強く抱きしめて控え目な胸を隠し、両足をしっかりと閉じて秘所が見えないようにしている少女に優しく声を掛ける。

 

「わ、私なんか――」

「智花がいい」

 また変に自分の事を低く扱おうしている言葉を言い終わる前に遮ってやる。

 

「昴さん……優しいですけど、この状況でその言葉はすごく恥ずかしいですよぉ……」

「恥ずかしいのはお互い様だよ。それじゃ、シャワーかけていくよ」

 まずはシャワーを持ってから、お湯をだし、自分の腕で温度を確認。よし大丈夫。

 せっかくの綺麗な体を丸めてしまい恥ずかしがっている少女の背中にお湯をかける。

 

「ひゃうん!?」

「ごっごめん! 熱かった?」

 小さな背中がびくりと跳ね上がり、慌てて謝罪する。

 

「い、いえ。その思ったよりもお湯がぬるかったので……いつもの自分の温度じゃなくてびっくりしてしまっただけです」

 俺からしたらこの温度が適温だったんだけど、智花からしたら少しぬるかったのか。

 うーん。意外と他人の体を洗うのって難しいのかもしれないな。

 

「それじゃ、智花のちょうどいい温度に調整してくれる?」

「いえ、このままでいいです。昴さんがいつも浴びてるお湯の温度で……」

「大丈夫? お湯が冷たかったら我慢しないでね? 風邪ひいちゃったらいけないし」

「はい。す、昴さんに洗って頂けるのでしたら、このくらいでちょうどいいと思いますっ。熱いお湯だとすぐにのぼせてしまいそうなので……」

 もしかして智花って熱いのが好きなのかな? さすがに視界を遮られるくらいの湯気が立ち込める程の熱いお湯ではないと思うけど。

 だとしたら、俺も少し慣れておかないと、もし今後一緒にお風呂に入る機会があったとしたら、少し大変かもしれないな。

 何より、俺だけさっさと上がってしまったら、智花一人に寂しい思いをさせてしまいそうだ。

 まぁ、先に上がらせてもらって一足早く部屋に戻ってお風呂上りのいい具合に火照った体の彼女を待つのも、それはそれでいいかも知れない。普段は智花に先に使ってもらってるし。

 

 

「それじゃ、もう一回ゆっくりかけていくから、何かあったら教えてね」

「はいっ。お願いしますっ!」

 両手を膝の上に置いて緊張した面持ちでお湯をかけられていく少女。

 ちょっとしたアクシデントではあったけど、そのおかげかまだ緊張はしているようだけど羞恥心はだいぶ紛れてくれたようだ。

 ……完全にノーガードになってるせいで、また鏡越しに丸見えになっちゃってるの気づいてるかな?

 指摘するつもりはないんだけど、足元に当てていたシャワーを徐々に体の上の方に上げていき、彼女の小ぶりな膨らみの片方に当ててみた。

 膨らみ全体や中心の小さな桃色の乳首もシャワーから放出されてるお湯を弾いている様子をじっくり見てみるとなかなか刺激的な光景だ。

 心なしか、シャワーを当てたせいか乳首も最初見た時よりも少しだけぷっくりと大きく……

 

「ひゃうっ!? すっ昴さんっ あんまり悪戯しないでくださいっ! ほ、本当に恥ずかしいんですからっ!!」

 可愛い鳴き声を聞かせてくれた後に怒られてしまった。

 怒りながらも、やっぱり自分の体を隠そうとしない辺り、言葉通り恥ずかしいだけで嫌がってるわけではないんだろうな。

 

「ごめんごめん。俺も男だから気になっちゃってさ……あとでここも洗わせてくれるならすごく嬉しいかな」

「はうぅ……あ、後でですよ? い、いきなりですと、多分、私逃げちゃいますから……」

「わかってるよ。智花が嫌なことは絶対にしない。って最初の時に約束したし、今だってそれを破るつもりもないよ。それじゃ、どこから洗っていけばいい?」

「それでは、髪から洗って頂いてもいいでしょうか?」

 いきなり、なかなかハードルが高そうだな。

 髪は女の命とも言われてるくらいだし、丁寧に洗ってあげないと。

 

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