次話からの行為に入る話自体はすでに書き始めてるので、そこまで投稿が遅れることはないかと思います。
智花から明確な待ったが掛かったことで俺たちの情事は一度中断された。
正直なところ濡れたパンツ一枚のみを身に纏っていた少女を組み伏しながらその体を撫で回していた状態でお預けを食らうのは男としては中々辛いところではあるが、これくらい我慢できないことではない。
ひとまずこちらの臨戦態勢を維持したまま、羞恥心のあまり今にも泣きそうになっている少女を解放してあげる。
「ご、ごめん。また俺勝手に暴走しちゃって……」
「い、いえ。私の方こそ……。あの……決して昴さんがイヤというわけではありませんので……」
嫌なことやできないことは我慢しないでしっかり抵抗するという。約束を守ってくれたおかげで、幸いにも俺は自分の愚行を未然に防ぐことができたわけだが。
さすがにパンツ脱がせようとするのはダメだよな。反省。
結果的に智花は俺から解放されると、すぐに内股をしっかりと閉じてしまった。
あれだと、余計パンツを汚してしまうことになるんじゃ……。
「はぅぅ……」
閉じた内股をすり合せつつ、どこか居心地が悪そうにしているが、それも当然だろう。
やはりいつまでも智花に今も濡らし続けてしまっているであろうパンツを履かせ続けるわけにはいかない。
彼女自身も本当は今すぐにでも脱ぎたいのだろうが、俺の目が気になってしまうのかもしれない。
確かに目の前でいきなり脱ぎ出されてしまったら絶対に凝視しちゃう自信がある。
さて、汚してしまったパンツ分の埋め合わせはいずれするとして、今はどう説得して智花にパンツを脱いでもらうのがベストか……。
そんな思索に耽っていると彼女の方から嬉しい提案が出てきてくれた。
「あの……昴さん。はしたないことを言ってしまいますが、す、昴さんも……ふ、服を脱いでください」
「あ……」
智花に言われるまで全然気づいていなかった。
自分の格好よりも、最愛の彼女の裸体のが重要だし。
「い、いつも私だけ先に脱いで、その……して頂く直前になってようやく見せて頂けるのは、ちょっとズルいです」
「そういえばそうだったな」
あまり智花の目の前でぶらぶらさせたり、万一暴発させて彼女の大切な場所付近に掛かるようなことがあってはいけないと、いつもゴムを装着するまでしっかりと着込んでいたが、それはフェアじゃなかったかもしれない。
「私だって、昴さんの……好きな人の体、もっとよく見せて欲しいです」
智花がはっきりと俺を好きだと言ってくれる。その言葉を聞くことができただけで、やっぱり俺は彼女付き合うことができて本当に良かったと思う。
それに恥ずかしがりながらも、ちゃんとと見せて欲しいとおねだりしてくれたんだから、それに応えてあげないとな。
「よし、それじゃ俺も脱ぎながら準備するよ。あ、でもすぐにゴム付けちゃうからあんまり直接は見せられないけど、そこは勘弁してね」
「ふぇぇぇぇっ!? い、いえっ。あ、あの、その……わ、わた、私、お、おちんちんをよく見せて欲しいと言ったわけではっ!!」
「――っ!? ご、ごめんっ。盛大に勘違いしたっ!! 本当にごめんっ!!」
智花相手になんつー誤解しちまったんだ俺は!!
自分の中で勝手に彼女のイメージを穢してしまったことに酷く後悔する。
「いえっ。す、昴さんの本当に大切な場所ですので、決して気にならないわけではっ……その……」
「と、とりあえず智花も早くパンツ脱いじゃいな。いつまでも濡れたままの履いてちゃ気持ち悪いだろ?」
「はぁうぅっ!?」
挙句俺のミスを必死にフォローしようと頑張ってくれている彼女にめちゃくちゃ失礼なことを言ってしまった。
どれだけ智花のおまんこ見るのに必死なんだと思われてしまったに違いないと思ったが、心に余裕がない状況でこれ以上変なことを言うわけにもいかないと早々に会話を切り上げるのだった。
智花と性行為をするための道具を準備するので、二人で座ってたベッドから俺だけ一度離れる。
不意に背後から小さく息を吐く音と直後に布が擦れるような音を聞こえてきたが ついさっきまでの彼女の状況から、どう考えてもパンツを脱いでる音にしか聞こえなかった。
思わず実際に見ることができなかった彼女の脱衣シーンを想像してしまう。
そして、きっと振り返れば想像通りの姿の彼女がいるに違いない。
つい最近、俺――という初めての男を知ってしまった未成熟な割れ目が惜しげもなく外気に晒されていることだろう。
……覚悟を決めた相手をいつまでも待たせるわけにはいかないな。
遅れながらようやく意を決した俺も服を脱ぎ始める。
ベルトの留め具をかちゃかちゃと音を立てながら外している時に、なんとなく背後から息を飲む音や強い視線を感じた気がするが、俺が彼女にしてきてしまったこれまでの視姦行為に比べれば全然大したことはない。
やっぱ見られながら脱ぐだけでもこんなに恥ずかしいのに、相手に脱がされるのなんて想像しただけでもヤバいだろ。
智花に笑顔で「私が昴さんのお洋服脱がしてあげますね」なんて言われながら、小さく柔らかな手で丁寧にされちゃったら、絶対に途中で愚息が大暴発しちまうぞ。
手どころか、下手したら体や……か、顔にまで飛ばしちまったら――いやいやいやいや、まだそういうのは絶対にダメだ。
将来的にはありかもしれないけど、今はまだ早い。
――って、なんでまた勝手な想像で智花を穢しちまってんだよっ!?
「昴さん? どうかされましたか?」
「あっ。いや、なんでもないんだ。ごめんね、待たせちゃって」
ひどく狼狽している俺を気遣うように声を掛けてくれる。
こんなにも優しい智花が待ってくれているのだ。
想像なんかよりも今は現実の彼女としっかり向き合わなくては。
彼女の方を振り返ると、くらりと眩暈がした。
俺の心配をしているためか彼女は自分の身体に無頓着だった。
可愛らしく緩やかな双丘。そして、その頂点の鮮やかなピンク色のちっちゃな乳首も、下腹部の一本筋のきれいな割れ目も一切隠さず俺に見せてくれている。
本能的にまじまじと彼女の女の子の部分を見てしまっていたが、俺もまた無防備に自分の局部を彼女の眼前に晒していたことに気づく。
二人で同時にハッと慌てて視線を逸らし合うが、互いの性器を凝視し合っていたのなんてバレバレだ。
「ふぇ? もしかしてわざわざ新しいローション買って下さったんですか?」
気恥しさを感じつつ、なにか別の話をしようと話題になりそうなものを探していると智花の方が先に見つけたようだ。
俺が右手で持っていたビンに彼女の視線が注がれていた。ちなみに左手には男性用避妊具――コンドームを持っている。
右手にローション。左手にコンドーム。真ん中下腹部の肉棒が中途半端にそそり勃っているこの状況。
傍から見ればアウトかも知れない。ただの変態が今に無垢で可憐な少女に襲い掛かろうとしているように見えるかも知れない。
だが、この場には俺と智花しかいない。
そして、俺たちにとってはこれがごく自然な状態であり、この二つの道具がない限り俺たちは絶対に性行為ができないのだ。
「あぁ。今回のは多分大丈夫だと思うけど、もし何か不都合があったら遠慮なく言ってね」
本来なら買い物は実物をしっかり手に取って色々と確かめてみたいのだが、正直こんなものを直接買いに行く勇気なんてない。
さすがに智花にどういうのがいい? みたいなことを聞くことも、一緒に買いに行くなんてことできるはずもなく、今回も俺の独断で通販で購入したものだ。
データ上ではあるが前回の選択ミスを元に選んだのだから、多少は改善されてくれてることを願うばかり。
「は、はい。はぅぅ……すみません、前に昴さんがせっかく用意して下さったのに、色々と文句を言ってしまって……」
「あんなの全然文句でもなんでもないって。俺だって失敗したと思ったんだし、正直に言ってくれて良かったくらいだ」
お互いにそれなりに激しく肌を重ねわせるのだから、汗をかくだろうと思いひんやりするタイプを選んでみたら想像以上に冷たかった。
あまりの冷たさに智花が飛びあがり、俺も継続不能とまではいかないまでも、多少萎まされてしまった。
そして、これは俺のミスでもあるのだが、ローションを使った手で彼女の顔に触れてキスをしてしまった結果、無味無臭のまずい液体がお互いの口の中に入ってしまった。
智花とのキス自体はとても気持ち良かったのに、変な横槍を入れられた気分だ。
そんな経緯もあって少し極端な気もするが今回は対極的な物を選んでみた。
ぽかぽかと温かさを感じるタイプで、口の中に入ってもほんのり甘い味がするというやつだ。
「でもにせっかく買って頂いたのを無駄にしてしまうのでは? せめてちゃんと使い切るまでは前のを……」
「別にあれだって無駄にする気はないって。良い使い方を思いついたら付き合ってもらうからさ。今回はこっちのを試させてよ」
冷たいタイプだって、普段の俺と智花の性行為をするのには適してなかっただけで、シチュエーションを変えれば思いもよらないところで役立つかもしれない。
何より最適なローション選択は今の俺たちには非常に重要なことだ。
正直、智花の体はまだまだ性的に未成熟だ。それは俺たちも理解している。
そんな体で俺との性交を黙認して下さっている花織さんや智花自身のためにも、極力彼女の負担の軽減に努めるのは相手をさせてもらっている俺からすれば当然の義務だ。
まぁ一番正しい選択は性行為をしないことだろうけど、今更俺たちにそんな選択はできない。お互いに覚悟を決め経験してしまったのだから。
ヤらない。という選択を選べない以上、それなら少しでもお互いの快楽を高め合えた方がいいに決まってる。
色々御託を並べたが結局のところ智花とシたくてシたくてたまらないのだ。男だもん。
智花にも確認してもらおうとビンを手渡すと、ふんふんとラベルに書かれている文字を読み始めた。
「……えーと、甘いローションと一緒に……こ、恋人のエッチな、お汁をごっくん? ……はぅっ!?」
やめてっ!?
そこ読み上げないで。本気で恥ずかしいからっ!!
確かに初めてのフェラやクンニの練習に最適とか書かれてるけど、まだ智花にそんなことさせる気ないからっ!!
「はぅぅぅぅ…………」
「と、智花。一応言っておくけど、口の中に入っても大丈夫そうだから選んだだけだからね?」
何をごっくんするのか意味に気づいてしまい恥ずかしそうに呻き声を上げている。
「た……確か、ふぇらちお。って言うんですよね?」
「ぶっ!? そんな言葉どこで知ったのっ!?」
できればまだ智花には知らないでいて欲しかった。
さすがに彼女自身が自分から積極的に知識を仕入れようとはしないはずだ。
智花の耳にそんな知識を吹き込んでしまうような人物など限られてくるし……。まぁ、そのうちの誰かからなのだろう。
「う、うん。まぁ、その……お、女の子が口でするのはね」
「そ、それで……男の人は、気持ち良くなれるんでしょうか?」
「どうだろうね? 俺も経験ないからわからないや」
直後自分の失言を心底呪った。
今の俺の返しのせいで智花が次に何を言うか予想がついてしまったからだ。
彼女の好奇心を刺激してしまわないようにと慎重に受け答えていたはずなのに……。
「……試しにやらせて頂いてもいいでしょうか? す、昴さんが嫌でなければ……私の口で昴さんのお、おちんちんを……」
「それはダメだ」
正直、非常に嬉しい申し出だ。
智花に口でしてもらえるなんて、想像しただけでも興奮でいきり勃ってしまいそうだ。
だが、そんな自分の中の未練ごと、彼女の要望をきっぱりと断ち切る。
いつかはして欲しいけど、それは今じゃない。
「で、でも口の中でしたら私が妊娠しちゃうこともないですし……」
「そういう問題じゃなくてさ。何より智花は嫌じゃないの? く、咥えたり、舐めたりなんて」
「ふぇ? 私はそんなには……。あ、でも私が口でしちゃったら後で昴さんが私とキスするの嫌になっちゃいますよね」
……智花さん、お願いですからもう少し異性に対して抵抗感や拒絶感を持ってください。
あまりにも俺に従順すぎて、俺は君のことがとても心配です。
「それでしたら、そのゴム越し? でしたらどうでしょうか? それなら直接触れるわけではないですよね」
「いや、その……」
ダメだ。
智花にそんな意志があるわけがないはずなのに、まるで彼女が必死に俺のをしゃぶりたがっているように思えてしまう。
ささやかな好奇心だけで行動させてしまったら、絶対に彼女が後悔するだけなのに。
……ゴム越しならいいかな。と心が傾き始めてしまっている自分に危機感を覚える。
「私のここじゃ、まだ小さくて昴さんのおちんちんをほとんど入れてあげることができないですし、それなのに昴さんはいつも私のことをとても気に掛けて下さっていて……だからちょっとだけ、わがまま言いたくなっちゃいました」
智花が視線を落とすと自らの割れ目へと手を当て、少しだけ寂しそうな笑顔を浮かべていた。
もう無理だ。
智花にそんな顔されちゃったら俺はもう折れるしかなくなってしまう。
「それじゃ、智花ができる範囲まででいいからお願いしようかな」
気づいたら自分の欲望に完全敗北した言葉を発してしまっていた。
「えへへ。ごめんなさい、昴さん。優しい昴さんにこういうお願いの仕方はちょっとズルかったですよね。でも、やっぱり私にできることで昴さんが少しでも気持ち良くなって頂けることがありそうなら、なんでも試させて欲しいんですっ」
「わかってると思うけどさ、智花が少しでも変な感じがしたり気持ち悪いと感じたら絶対に我慢しないでね。智花に嫌な思いをさせてまで俺だけ気持ち良くしてもらったって意味ないんだからさ」
「はい。わかってます。昴さんが私のことすごく大切に扱って下さってるんだから、その昴さんの気持ちを裏切る真似なんてできません……でも、昴さんにご満足して頂けるよう精いっぱいがんばりますね」
俺が許可してしまった時点で、もう彼女の決意はしっかりと固まってしまったのだろう。
「あ、昴さん。もし私に至らない点がありましたら遠慮なく仰って下さいね」
「大丈夫。噛みつかれでもしない限り、そんなこと絶対ないから」
むしろ俺が最初の数舐めで即暴発しないよう気をつけないといけないかもしれない。
意気揚々と勇んでいたところで、いきなり発射してしまい「ふぇ? これでもう終わりなんですか?」とか彼女に言われたら本気で凹んでしまいそうだ。
「……そっか。昴さんのとても大切な場所なんだし、うっかり噛んでしまわないよう気をつけないと」
無意識にポツリと呟かれた言葉に思わず背筋が冷える。
うん。その点だけは本気で気をつけて欲しいと心の中で願う。
そして間違いなく今回のことは智花を通じて花織さんに報告されるだろうけど、追加で「うっかり昴さんのおちんちんを噛んでしまいました」なんて伝えられるようなことがあったら、俺本気で情けなくなっちゃうからさ。
後々で絶対にからかい混じりで心配されてしまうに決まってる。
それだけはなんとしても回避しなくては。
「昴さん……も、もう一回だけキスさせてもらってもいいですか?」
「はは。一回なんて言わないで何回でもしてよ」
「い、いえ。ですが、おちんちんを口に入れちゃったら、昴さん、嫌じゃないですか?」
「今回はゴム越しなんだし、そんなの気にしなくていいって。……それに、どちらかというとしてもらえない方が俺は嫌だ」
俺の言葉に嬉しそうな照れ笑いを浮かべた少女にキスをし、今回もまた二人にとっての初体験を始めるのだった。