歯車の狂った世界【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
ドラゴニア帝国は戦争に勝利した。
捕らえた者たちの中で実験や、洗脳して有用そうなものはことごとく帝国のものになったが、全員がそうだというわけではない。そんなように役立たずと判断された者たちは、奴隷として売りに出されていた。
「あっ、くぅ」
ネリスは体をよがらせた、彼女が動くたびに長い三つ編みが揺れる。彼女は愚かにもドラゴニア帝国に逆らった一派の一人で、敗北者の一員だった。だからこそ、彼女は今日奴隷として売りにされようとしていたのだ。
ネリスは水着を着せられていた。布の面積の少ないビキニは小さなフリルがついた可愛らしいもので、彼女の商品価値を高めている。その胸にはかろうじて乳首周辺だけが隠れるトップスを着せられて、その肩紐はきつくされているので、胸が寄せられた上でぷくっりとトップスの先端が彼女の乳首の形になっている。
その水着の中にはスライムが入っている。それは、逃走を図る馬鹿な奴隷を教育するためのものである。ネリスはその乳首も秘所もスライムにぐじゅじゅと愛撫されている。それを剥がそうにも、両手は後ろ手にリボンで縛り上げられている。
そんなネリスのもとに、下卑た笑いを浮かべた男が寄ってきた。彼はネリスの脇をつかんで後ろから、無理やりと立たせる。ネリスは悔しげに顔をゆがませるだけだった。今更逃げることなどできはしまい。
「おい、立て。いい値段で売れてくるんだぞっ」
「……」
「おい、いい胸してんな」
無視された男はネリスの胸を揉む。水着の中のスライムが刺激されて、ネリスの乳首を愛撫する。
「ん、あぁ」
ネリスは体を反らして、声を出す。男はその声に満足したのか、ネリスの首にリボンをまく。首輪代わりであり、その先っぽを引いてネリスは舞台に上がるのだ。
「わ、わたしは……ど、どうなるの」
「ああ? 売り飛ばすって言ってんだうが、せいぜい可愛がってくれるご主人様だったらいいな。まあ、その体なら、どこもかしこも可愛がってもらえるぜ」
ひゃははと男が笑い、ネリスはさああと青ざめた。わかってはいたことだが、現実にその瞬間が来るとどうしても恐ろしくなってしまう。だが、彼女は胸を張っていう。
「ど、どこにいっても逃げてやるわ」
「だったらいいな」
にやにやと男は笑いながら、ネリスの体を見る。無駄の肉の全くついてないがふくよかな胸部とくびれのついた腰、それに太い太腿が男を刺激する。奴隷でなければ、いや自分で変える金があれば男は自分の奴隷にするのにと悔しがった。
「どこにでも、つ、つれていきなさい」
ネリスは強い目で言う。
「さあ、今度はこの女だ」
ネリスは街の真ん中に作られた壇で競売にかけられていた。肩が小刻みに震えてはいるが、眼をつむって口を引き結んだ姿には強さを感じることができる。それを囲むのは彼女の無様さとその強がりを値定めしている奴隷売買者とネリスを人生の敗北者と嘲笑いに来た群衆だった。
「おい、ケツをむけろ」
「えっ? い、いやよ」
ネリスの横には身なりが比較的良い男がいた。みすぼらしい者から購入することをしぶるような客はいくらでもいる。だからこそ、奴隷商人も売りの場では身なりを整えるのだ。だが、その言葉は下種の極みだった。
「てめえ、そのケツをお客さん方に見せろっていうんだよ。早くしろ」
男はネリスの腰を持つと強制的後ろを見せようとする。ネリスは抵抗しようとしたが、動いたことでスライムが胸を刺激して、矯正を上げる。それで見物人たちは歓声をあげた。
無論それだけではネリスの屈辱は終わらない。男に後ろを向かされたネリスは唇を噛んで恥ずかしさに耐えようとしたが、男はネリスの水着をするりと下して、群衆に引き締まったお尻を見せる。水着は彼女のお尻が見えるが秘所は見えないという絶妙の位置まで下ろされた。全部見せてはサービスにすぎるのだろう。
ネリスは慌ててお尻を動かすが、まるで、誘っているかのようだ。
「さささ、このぷりぷりのお尻を好き放題したいとお望みの方々はいくらお値段をつけますかっ! お値段釣り上げてくださいよお」
男の愛嬌のある話し方にはははと笑い声が起こる。だが、ぽつぽつとネリスの「買値」を手を上げて宣言する者たちは現れ始めた。ネリスは今にも泣きだしそうなのをなんとか我慢した。しかし、男はネリスの体を前へ向けて、その両胸を鷲掴みにして揉み始める。sれで刺激されたスライムがネリスの胸をくちゅくちゅと刺激する。
「あっああー、ぅぁあ」
ネリスは声を上げてしまう。それには理由があった。
「まだまだ、この女は高くつきますよ。なんたってここ数日は媚薬入りのエサしか食べてねえんですからねえ」
そうネリスはこの瞬間にここ数日の体が疼いて仕方ない、原因を知ってしまった。つまるところ彼女はその食事に、自らを淫乱にさせる成分を入れられて食べていたのだ。
「そ、そんな」
ネリスはこんな状況でも負けないという気持ちで、出された食事はどう思われようともしっかりと取っていた。それがこんな形になって、彼女は悔しさで泣きそうになる。
男はネリスの胸をしっかりと揉み続ける。二つのふくらみは男の手に蹂躙されて、ネリスは喘ぎ声をあげて反応する。衆人環視の中での淫行にネリスは顔を紅潮させる。
「100万だす」
「150万!」
ネリスの耳には自らの値段が聞こえる。彼女は下半身の水着をズリおろされて前を向いているので、その股間はかろうじて割れ目が見えないだけで、他の部分は隠しようがない。それもスライムがはみ出して、うねうねと動くので観客にはネリスの大切なところが嬲られている想像ができた。
「いいじゃねえか。てめえのおっぱいはよお。みせてやるからな」
「…はあ、はあ?」
耳元で男がいう。ネリスは眼だけを動かして、反応する。男の手がネリスのトップスを上へずらした。観客の歓声が大きくなり、ネリスの眼が見開かれる。この状況で胸をさらけ出したことだけが分かった。
「ネリスの乳首を中心に透明だが、青いスライムが食らいついていた。乳首はうっすらとシルエットだけを見せているがこの状況では、何一つ慰めにもならない。
男はネリスの後ろに回って、その両手を拘束しているリボンをつかむ。それでネリスは胸を隠すものがいやらしく刺激してくるスライムだけになった。
「あっ、あっ。ひい、ああ」
ネリスはうねうねとスライムに胸を揉まれて、吸われてしまう。それは壇上のことで、彼女の張った両胸からずらされた下の水着までの合間は誰にでも見ることができる。ネリスは腿をがくがくと動かしながら。
「300万」
などと値段の交渉の声だけが遠くに聞こえる。舌を出して、その声が聞こえた方向を強くにらむような無駄なことはしたが、それも彼女の魅力として、奴隷市場を活気づかせるだけだった。
「へへ、売り飛ばす前に犯しちまえばよかったかな」
後ろでは男の下種な声がする。ネリスは自らの痴態を歯を食いしばって耐えるしかなかった。
最終的にネリスを買った男は巨根だった。ネリスはその男の連日犯されることになったのだ。
「ほれ、腰を動かせ」
「ひ、ひ。ああ」
ネリスは全裸で主人である男に騎乗位をさせられていた。男に腰を持たれて、無理やり動かされる。ピンク色の乳首をした胸が揺れて、男を楽しませる。無論、ネリスのヴァキナは巨根を咥えてぐちょと愛液を練りながら、犯されている。
「わ、私、、ま、まけない」
ネリスの無駄な声に男は射精で答える。