歯車の狂った世界【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
古代兵器も行動するためにはエネルギーを必要とする。それはこの世の原理だと言ってより、無から有は生まれないということだ。しかし、この小さな島には彼らを充足できるほどのエネルギーは限られていた。しかし、それは「あった」。
赤い眼をした巨大なゴーレムがヴァイオラの肩を持って引き起こした。彼女は古代兵器と戦い、あえなく破れてしまったのだ。彼女は顔を歪めて、近くに落ちている破壊された自らの武器を見る。無残に真っ二つになった巨大な鎌が其処に合った。
ヴァイオラは胸元の大きく開いた紫のドレスを着ていた。そこからこぼれ落ちそうなほど、大きな乳房が寄せられて、谷間を作っている。それに花弁のように多くのスリットの入ったスカートからは肉づきの良い太ももが出ている。
そんなヴァイオラのスカートをゴーレムは引きちぎった。
「きゃあ!」
驚いて声を上げるヴァイオラ。負けたのは生物でなく、人間でもない無機物の化身である。自らの身長の二倍はあるであろう、巨人にヴァイオラは純粋に恐怖したが、ふんと鼻を鳴らす。強がっているのだろう。
だが、無機物相手にそれは無駄なことである。ゴーレムの目的はただ一つである。それは生殖でもなく、ましてやヴァイオラ自身のことでもない。
ヴァイオラはお尻をゴーレムの方を向けられた。彼女のお尻のラインを表している、パンツがその筋を見せる。彼女の両肩はゴーレムに押さえつけられているから、抵抗もできない。
ゴーレムは自分の股を開いた。それはまるで、人間が性交を行うような形だった。機械人形の股で機械音がし、そこから男根のようなものが持ち上がった。それがヴァイオラのお尻を撫でる。ひんやりとしたそれがヴァイオラを怯えさせる。
ぐっとパンツに「男根」を押し付けるゴーレムだがうまくはいかない。ヴァイオラがなにかを喚いて動くこともあるのだが、それ以前にパンツが邪魔なのだ。だからゴーレムは一端、ヴァイオラの体を両手から吊り上げて、無理やり立たせる。それから両手を離した。
「な、何をする気」
ヴァイオラは身構えて言う。ゴーレムはその強靭な両腕をわきわきと動かして、ヴァイオラに迫る。
「いやあああああ」
ヴァイオラの叫びがこだまする。ゴーレムはヴァイオラの体に張り付いた「布」を全て、力づくで剥ぎ取ったのだ。ヴァイオラは全裸にされてしまい。その体を一ミリも隠すものはなくなってしまった。張りのある両胸に桃色の乳首が小さく動く。腰をその両腕ごとをゴーレムに抱かれた彼女は、股を開かれたまま巨人に向かい合わせられてしまう。
「こ、こんなこと、こんなことが」
ヴァイオラの下には「服」の残骸が落ちていた。それは下着も、ニーソックスも変わりなく、バラバラにされている。完全に敗北者として抵抗することもできかったのだ。そしてヴァイオラの少女としての女性器がゴーレムの「男性器」に触れられた。
男性器の様であろうが、それは機械の一部に過ぎないのだ。勃起せずとも最初から大きいそれが、ヴァイオラの下の「お口」にずぶずぶとゆっくりと入っていく。
「やめてぇ!」
人語で言おうと無駄である。ヴァイオラは下腹部に不快感を味わう。しかし、何かできるわけではない。ゴーレムに完全に捕えられた体をよじるだけである。それでもゴーレムの男性器が奥まで入っていく。
「あ」
その瞬間にヴァイオラは分かった。ゴーレムが何をしようとしたのかをだ。
ヴァイオラの足から力が失われる。それに伴ってゴーレムの男性器が青白く光り、それがゴーレムの胸にあるコアまで吸収される。そう、ヴァイオラの強い魔力をこのゴーレムは吸い取ろうとしているのだ。
「ああ、ああ」
ヴァイオラは焦った。このままではどうしようもないことにならざるをえない。だが、全く体には力が入らない。それどころか、体から何かが吸い取られていくのを感じざるを得ない。
ゴーレムはヴァイオラの体に男性器を挿入したまま、彼女の体を上下させる。
「ひぃ。ぇ」
抵抗の術を考えていたヴァイオラはそれで、思考が中断される。力が入らないのは頭も同じらしく、性交の感触に素直に声をあげてしまうのだ。
胸がゆれる。いやらしく体をねじる。愛撫のないセックスだが、だんだんと体が火照ってくる。それでいながら力を吸い取られていくのだからヴァイオラは屈辱感でいっぱいになった。それはゴーレムが人間であるのなら、逆に征服感で満足するだろう。
「…………」
ヴァイオラはしばらくして、動かなくなった。とりあえず今ある、魔力は全て吸い取られてしまったのだ。しかし、ゴーレムは知っていた。人間は体に力を回復させることができるということ。そして、ヴァイオラだけでなく多くの者たちが吸い取るに足る力を持っているということをだ。
「やめててえぇ」
今日もその時間がやってきた。その小屋には何人かの少女たちが鎖につながれていた。そしてそこには「世話役」として、何人かの男性がいた。彼らは昔海賊をしていて、この島にたどりつき「支配者」であるゴーレムの捕まり、彼女達の世話をするようになったのだ。
「おらあ、とっとと起きやがれ」
さきほど泣きながら逃げようとした長い黒髪を持ったその少女は両胸を男に揉まれる。
「てめえは今からゴーレム様の食事になるんだよ。とっとと脱げ」
「わ、わたくしは、こ、こんなことは、も、もう」
「まだ言ってんのか。何が聖職者だ」
男に彼女、キルマリアはお尻を叩かれた。両腕を後ろ手に固く結ばれているので「ひん」と可愛らしい悲鳴を上げることしかできない。彼女はスカートの丈が短いこと以外は、修道士としての服を着ている。昔は銃器を持っていたが、既に粉々にされている。
「てめえらもだ」
男にぞんざいに扱われながらもその女性は何も言わなかった、頭に獣のような耳をした、ビキニしかつけていないその女性。名をベルベットという。艶やかだが、癖のある髪に青い眼の美女であった。しかしその首には特別に首輪が付けられて、胸は常に男に揉まれている。
「今日も張ってんな」
「…………」
ベルベットは悔しげにしながら顔を背ける。そんなキルマリアとベルベットはゴーレムの食事になるのだ。正確にはその力をだが。
食事は村の真ん中で行われる。
全裸にされたキルマリア、ベルベット、ヴァイオラの三人はお尻を突き出す形で三体のゴーレムの男根を挿入される。周りには、彼女達が敗北してから来た海賊崩れや、元々村に住んでいた善良の村人たちが囲んでみている。その表情は様々であるが、中央で機械に犯されている三人には関係がない。
「いやぁ……みないでえ」
「じゃ、じゃすてじすは、いつか勝んでず」
「……」
無言のベルベット以外は、それぞれ情けない顔で周りの群衆に懇願する。一人一人が今日の魔力を吸い取られるまで公開での食事は終わらないのだ。
ゴーレムの食事が終わった後は、人間の男の相手である。
「おらあ」
後ろからキルマリアの秘部に挿入した男が、彼女のお尻を叩く。「ひぎい」と声を上げて、男性器を膣でこするキルマリア。それは村の真ん中で行われる、淫楽の祭りだった。
ゴーレムは彼女達の魔力にしか興味はない、だから三人の少女は食事が終わったら不逞の輩に犯されるのが日課になった。力はないので、抵抗はできない。
「もう、いやぁ」とヴァイオラ。
「誰がだずげで」とキルマリア。
「……ああ、ああ」と犯されるベルベット。
三人はこれから、奴隷として過ごすのだ。