歯車の狂った世界【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
人間には商品価値がある。男は奴隷、女は娼婦。それぞれに売買に足るだけの理由が古来よりあるのだ。そして、そのような不名誉な称号を与えられるのも、昔より決まっている。それは敗北者、勝者の所有物になるしかないだろう彼らだ。
ポニーテールを掴まれて、ラウラは無理やり起こされた。彼女の精悍な顔は泥にまみれ、口がわずかに動いている以外は明らかに「力尽きている」。激しい戦闘で打ち負かされた貴族の少女には、もはやひとかけらの余力も残されてはいないのだろう。
「良いのが手に入ったな」
そう、ラウラのポニーテールを掴んだ兵士は言う。青い制服のその男はラウラを抱き上げた。腰に手を当ててからすっとお尻を触る。トールズ士官学院の一部の学生のみが着る、緑のスカートの上から兵士はいやらしくお尻を揉んだ。
「ケツはなかなかいいじゃねえか。ガキのくせによ」
「……ぅ……あぁ」
ラウラは気が付いていたのかわずかに身をよじった。赤い制服がこすれて、音がする。男はそのラウラの抗おうとする態度にそそられた。スカートの中に手を入れて、ラウラの下着の中に手を潜り込ませる。そうして、直にお尻を揉み始めた。
「ぃ……」
ラウラはさらに動こうとする、だが兵士の手から逃れる体力はない。すでに彼女は一兵士の所有物なのだ。仲間達もすでに、他のものたちに分配されているから助けなど来ない。
「とりあえず、売り払う前に味見してやっかな」
兵士はラウラの尻を揉みながら、その片手を彼女のパンツの中を通って、恥丘の辺りを触る。それでラウラは目を見開いた、必死に口を開けて抗議する。
「き、貴様……やめろ、離せ!」
抗議をされながらもなんら抵抗を受けない兵士は、ラウラは完全に自分に逆らうことができないと確信した。それは征服感が心の中で充足していくことを感じられたのだ。そして指をラウラの秘部に入れて、膣をこする。
「いっ」
ラウラは体を動かして、やはり逃げようとするがどうしようもない。兵士は彼女の体を自らの押し付けるようにして、逃がさない。ラウラの両胸が制服越しではあるが、兵士の体に当たっている。後で全て脱がそうと兵士は思った。制服も売れるのだ。
指を動かす。全く濡れてはいないのだが、それでも執拗に兵士は指で愛撫した。ラウラは不快感にと屈辱で涙を目に溜めるが、あと一歩のところで泣いたりしない。それも兵士のラウラへの嗜虐心をそそらせた。
「体は正直のようだな」
「! ふ、ふざけるな。なんのことだっ」
ラウラは顔を真っ赤にして言う。兵士はてきとうに言っただけだが、それにむきになる彼女に舌なめずりする。売り払うつもりだったが、今は犯すことだけを考えていた。
兵士はラウラを膣から指を抜いて、わざとそのパンツをずらす。
「ま、まて」
白の下着がスカートからはみ出るようにずりおろされた。ラウラは腿を内側にして、脱がされないように抵抗する。それでもスカートの中では「丸みえ」ではあるのだ。兵士はさらにラウラを押し倒した。
「生意気な声しやがって」
兵士はラウラを地面に体で押し付けながら、赤の上着の中に着ている、ブラウスへ下から手を滑りこませた。素早く片手でラウラの胸を捕えて、直に揉む。
「……」
歯を食いしばって耐えるラウラ。兵士は言う。
「てめえ。すげえいやらしい体してんな、ガキのくせに」
「……」
「どうせ、男をとっかえひっかえしてんだろっ。売女が」
「し、していない。そのような相手など……いるわけがない!」
「じゃあ、今日俺が初めてってわけだ」
「あ」
ラウラの顔がさあと青ざめた。やっと状況を正確に理解したと言った風情で兵士の顔を見る。それでも流石は名門の貴族と言っていいだろう、怯えをその眉に少しだけ見せて、睨みつけるようにしているのだから、無論ではあるが顔色までは隠せはしない。
兵士はラウラの顔を見ながら胸を揉んでいる方とは、逆の手で彼女のスカート、その留め金を引きちぎる。外し方など知らないのだ。それでもラウラは兵士を睨み、肩を震わせる。恐怖と矜持が入り混じった表情に兵士は獣のような心がむくむくと湧いてくるのを感じた。
(なんて、いい女だ)
娼婦として。いい女だと兵士は思う。伴侶やらの面倒なものではなく、今この場で沸き立つ性欲を全てこの少女に飲み込ませてやろうと思ってしまう。すでにパンツはずりおろしているので、男はラウラのスカートをずらすと自らのズボンのベルトを取り、片手で脱ぐ。そこにはいきり立っているペニスがあった。
ラウラは何かを感じ取ったのだろう、涙を流しながら兵士をまだ睨んでいる。だから兵士は挿入する前にラウラの唇を吸った。濃厚にキスをする。
「!!!!」
ラウラは信じられないように目を開ける。全く想像していなかったのだ。しかし、女性が犯される今この場では珍しいことでも何でもない。男はそうしてから、男性器をラウラの秘部に挿入した。キスしているラウラの顔が少し動く。声など出せない。
兵士は腰を動かす。ラウラはいやいやとキスから逃れようとしながら、男のペニスを出そうと腰を動かす。だがそのせいで自らの膣で兵士を楽しませてしまっているとは気が付ない。兵士はラウラの胸から手を放して、男は両手で彼女の両手を地面に押し付けるようにした。これでよくラウラの自分に「犯される姿」が見える。
「いい締まりじゃねえか」
「く、くそ。はなせ、はなぜ」
ラウラは涙声でまだ強がっていた。しかし、男を押しのける力もないし、その情けない姿を余すことなく兵士に見られていることも恥ずかしい上に、屈辱的である。その上で兵士のペニスは出し入れされ、ラウラはだんだんと快感を感じてしまう。
「ひぐ、やめろ、ごんなこと」
精悍な顔が歪む。それでもまだ堕ちようとはしない、もう兵士にはそんなことはどうでもいい。完全に征服した快感を味わう為に、彼女の中にすべてをぶちまけたいのだ。だから腰の動きを速くした、性欲だけで動いている。
「あっ、あぁ、ぇ」
ラウラは何かを言う。じゅぶじゅぶと兵士との間で音が鳴るのは、愛液を漏らしてしまっている為。生理的なそれは如何に修行しようともどうしようもないのだ。
「だ、だすぞ。俺の子を産ませてやるっ」
「ああ、い、いやっだあ」
ラウラの悲鳴はむなしく、子種が子宮に流し込まれた。
それでもまだ一回目ではある。
「いやらしい服もってやがって、この淫乱野郎が」
「ち、ちがう。これは、ただの水着だ!」
ラウラは学校指定の水着を着せられて、立ったまま木に手をついていた。お尻を兵士に掴まえられて、水着をずらされた部分から挿入される。逆に脱がされた制服があたりに散らばっている。
「倒れるんじゃねえぞ」
兵士はラウラにそう言い。彼女の両胸を揉む。ゴムの匂いがして、それでいながらもラウラの体温が直に伝わる。
「本当に淫売な女だな、くそ。どんな教育受けてんだよっこの胸は」
「違うと……違うんだ、私は、わたしは」
「やかましい」
兵士は水着に腋の辺りから無理やり、手を滑り越せる。それでラウラの胸を水着の中で鷲掴みにして揉む。
「痛っ」
「何が痛いだ、教育し直してやるんだよ」
ラウラの肩紐まで兵士は水着の中で手を伸ばしてぐいとラウラの腰まで水着を下げる。それでラウラの胸がぷると揺れて、露わになる。悲鳴を上げる暇もなく、兵士は生乳を揉み始めた。
「何度でも犯して、輪姦してやっからな」
「ゆるじて、もういやだ」
ラウラのプライドは粉々だった。