歯車の狂った世界【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
奇妙な事件が頻発していた。
LDSの実力あるデュエリストが突如として行方不明になり。事件現場と思われる場所で、消えた者たちの姿が描かれた「カード」が発見された。その奇妙な事態には関係者も憶測と邪推に混乱したが、そのことがとある一人の少女が独自に調査を始める、きっかけになった。
少女の名前は光津真澄といい。LDSジュニアユースでも指折りの実力者である。いや、だったといったほうがいいのかもしれない――。
霧の中を少女は進む。褐色の肌に肩まで伸びた黒髪。切れ長で少し吊り目。彼女は赤い瞳を動かし辺りを警戒している。青いシャツとインナーを着て、下には黒いスパッツを穿いているのはアグレッシブなアクションディエルの為だろう。
「ここは、どこ、かしら」
困惑しつつ真澄は言う。気が付いたらこの場所にいて、歩いてみても一向に霧の晴れた場所に出ることができないのだ。それでも真澄は歩くしかなかった。
「!」
ゆらりと霧に大きな影がいくつか浮かんだ。真澄の背丈の二倍はあろうかという影が七つ。真澄は驚愕したが、元来気の強い性格からか叫んだ。
「誰! 姿を見せなさい」
七つの影が動く。ずんと空気を鳴らすのは、その足音だろうか。相当な重量を持ったものだと、それだけで感じられた。真澄は怯えを隠して、きっとそちらを睨み付ける。しかし、その強がりも対して長く続けることはできなかった。なぜなら、彼女の目の前に現れたのは異形の化け物たちだからだ。
それには牙があった。緑色の肌に、黄色に光る目。盛り上がった筋肉は鎧で包まれ、手には大きな鉄の棍棒を持っている。それは現実世界ではまず間違いなく、見ることはできないが真澄はその正体を知っていた。
「ご、ゴブリンと、つげき、ぶたい?? な、なんで」
そう真澄の前にいるそれは『ゴブリン突撃部隊』だった。OCGのモンスターカードであるはずの化け物が今、少女の目の前にいるのだ。更なる驚愕に身を震わせる真澄だが、その恐怖が彼女を動かした。
「!……」
素早く踵を返して、真澄は逃げ出す。ゴブリンたちは咆哮を上げて追ってくる。真澄はそれで少女としての声を上げる。凶暴なゴブリンに追われれば、それも仕方ないだろう。
「ひ、ひいい」
涙目で真澄は逃げる。後ろからは地響きとともにゴブリンたちが追ってくる。しかし、真澄を困惑させた霧が、今度は彼女を助けた。ゴブリンたちは自らの足音に真澄に逃げた方向が分からなくなり、咆哮が遠くへ消えていく。
真澄はへなへなとその場にへたり込んだ。心臓がどきどきとなっている。だが、彼女の恐怖はまだを終ったわけでなかった。座った彼女の前に、それが立った時にもはや光津真澄の命運は尽きたといってよい。
真澄の視界に黒のブーツが映る。下を向いていた彼女には、それしか見えなかったがすぐに顔を上げた。目の前には少女が立っている。黒いウサギのような帽子をかぶった、ゴスロリの少女。この手には鞭を持つ少女にも真澄は見覚えがあった。
「く、黒魔導士、くらん」
そこにはクランが立っていた。彼女もOCGのモンスターカードで「現実には存在しない」はずである。しかし、真澄の眼に前にはそれがいた。そしてその少女は真澄のことを冷たく見下ろしている。
クランがその小さな指を、真澄の額に付ける。それでふっと真澄の視界が暗くなった。黒魔術というものを真澄は身をもって知ったのだ。
目が覚めた時には真澄はスパッツをパンツごと下ろされた格好で、お尻を突き出して四つん這いにされていた。その両手には光る「魔力の枷」は付けられて、動くことができない。首には鞭が巻き付いている。
その鞭を持っているのはクランだった。
「な、なんのつもりよっ」
小さなお尻を剥き出しにされた、哀れな少女は顔を赤くしても、強がりながら聞く。しかしクランは聞き流して、もう一匹の「モンスター」に眼をやる。それは大きな注射を持ったナースだった。
そこのには「お注射天使リリー」がいた。彼女は、真澄のお尻をガーゼで拭く。冷たさに真澄も小さく悲鳴を上げるが、リリーは彼女のお尻の穴に指を入れる。手袋をしているから、ゴムこすれる音がする。
「やめなさい! な、なに。ぃい」
気持ち悪さと痛みで真澄は唸るが、リリーはしっかりと彼女のお尻の穴を広げてそこに注射の針(先が丸い) を入れ込もうとする。真澄は、さすがに悲鳴を上げた。
「やめ、やめて! やめなさい!」
抗議もむなしく。大きな注射をお尻に突っ込まれる少女。ぐりぐりと中をかき混ぜられて、緑いろの液体を流し込まれる。
「あっ、あっ、ああ」
真澄は股を動かして抗うが、薬の影響か頭がぼやっとしてくる。注射を抜かれた時には、恥辱と驚愕から倒れこんでしまった。しかし、お尻は突き立てたままで、そこからお薬が漏れている。
そこにどすんと地響きが鳴った。真澄にはその意味が分かる。彼女は目を見開いて、逃げようとしたが鞭と枷がそれを許さない。
ゴブリン突撃部隊の七人が彼女の前に立った。真澄は涙を流して、身をかばう。
下半身から布を剥ぎ取られた真澄は股間をゴブリンにしゃぶられていた。真澄の狭い股に大きなゴブリンの頭が入って、舌と口でしゃぶられる。真澄は経験がないからか、嘗められるたびに刺激が身を揺らす。
しかし、悲鳴を上げることはできない。その口にはゴブリンの男根が突っ込まれているからだ。逆に真澄はそれをしゃぶらされていた。
「ふぐ、ふぐぅう」
真澄は涙目で、男のモノの味を覚えさせられている。いくらディエルが強かろうと、初戦は少女であるのだ。彼女の周りにはさらにゴブリンがいて、彼女の体を揉んだり、服をひきちぎったりと欲望を抑えることはない。
股間のゴブリンが顔を上げる。涎と少女の愛液の混ぜった粘液を舌に付けて、そのまま彼女のシャツを掴む。ビリッとその強い力で真澄の上半身から服を破り、剥ぐ。膨らんだ胸と、手つかずの乳首がそこにあった。
「ふぁ、ふぁだ」
ヤダと言っているのか、真澄は首を振ろうとして、男根を奥まで突っ込まれる。そうこうしているうちに胸を吸われた。そのうえ、他のゴブリンたちが所構わず少女の肌を嘗めるから、もう何がどうなっているか真澄にもわからない。
それをクランとリリーは冷ややかに見ている。
真澄は自らの犯されているところを、見られながらよがる。彼女は全身くまなく味あわれてから、その喉に射精を受けた。苦味が口に広がるが意味も分からない。それでも男根は口から抜かれた。
「う、うえぇ」
真澄はもう強がる余裕もなく、涙でぐしゃぐしゃの顔で口元から精液を流す。しかし、その両腿を後ろからもたれて持ちあげられてしまった。
ゴブリンに股を開かれる真澄。彼女は恥ずかしさにあまりに「やだ、やだあ!」と逃げようとするが、無駄だった。股の間に別のゴブリンがいきり立った「男」を挿れようとすると真澄は一転して、素直になった。
「ご、ごめんざい。ゆるじて、ゆるじて」
粉々のプライドを埋葬するために、彼女はゴブリンに挿入を受ける。股を閉じようとしても、真澄は掴まれている両腿を開かれて、初体験をさせられる。
「ひい、あぅ、ぁつ、ああ」
嬌声を上げる褐色の少女だが、涎がたれて、快感が下半身を包み始める。薬はこのためのモノだったのだ――
夜の道に絶望的な表情で犯されている少女の描かれたカードが落ちている。そう、真澄は敗北してOCGの世界に閉じこめられているのだ、彼女はもうそこから出ることはできない。
会話文を地の分と一行開けてみる、実験をしています。
よかったらその点について感想を戴ければと願います。