歯車の狂った世界【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
全員ではないと思います。
DOG DAYS ナナミ・タカツキ+アルファ ①
鬱蒼と茂る森の中で一人の少女が倒れていた。鮮やかな黒髪の少女であった。
木々の間の林にどこからか勢いよく突っ込んだのだろうか、草むらの上に寝そべってぴくりとも動かない。オデコが少しだけ腫れて、眼をくるくる回しているから頭を打ったのだろう。
彼女の名前は高槻 七海という少女だった。この世界フロニャルドでは少々名の知れた少女なのだ。彼女は彼の強国「ガレット獅子団領国」の「勇者」として召喚されて目覚ましい働きをしたことに寄っていた。
今回もその縁でフロニャルドに勇者召喚をされたのだが、その折に突然の落雷があった影響だろうか、この森の奥に吹き飛ばされてしまった。その時に頭部を打ち、気を失ってしまった彼女はいまここで「のびて」いる。一緒に来たはずの少年はまた別の場所に飛ばされてしまったようだった。
「う、ううん」
唸りながら身をよじる彼女の服装はシャツに破れた上着。それにホットパンツ。健康的な太腿をくねらせている。しかし意識はまだ戻っていない。こうなれば勇者としてよりも小娘でしかないのだろう。
だから魔物には格好の獲物だった。
――グァア
巨大な「球根」を思わせる魔物が七海の前にいた。それはしゅるしゅるといくつもの触手を動かしている。球根のような先っぽがねちゅねちゅとした音を出しながら開くと、中には無数の突起が見える。まるで歯のようなもので、粘液が糸を引いている。
寝転がっている七海には何もできない。触手の何本かが七海の両手両足に絡みついて、持ち上げようとする。彼女は唸るだけでまだ眼を覚ましていない。
――ビュ
今から「勇者」を凌辱しようとしていた魔物に一筋の矢が突き刺さった。魔物が違和感に身を捻る。この植物型の魔物には眼はないが、まるで振り返るように身をよじった。
そして、そこに立っている一人の影を見つけた。青い髪をした小柄な少女、白い短衣を着て弓を構えている。彼女が魔物に弓を放ったのだろう。
名をシャルという少女だった。竜の巫女と言われる彼女は、この森に現れるようになった魔物と戦っている。偶然かもしれないが、この球根の魔物に弓を放ったのは七海を助けることが彼女の目的に相違なかった。
しかし、魔物は怒った。理屈を持たない凶獣は咆哮を上げる。空気を震わせるそれをシャルは涼しい顔で受ける。まだ触手に四肢を拘束されたままの七海も唸った。彼女は目覚めなかったが、それは早くなっただろう。
「ん……あれ」
ぼんやりと視界が開けていくのを七海は感じた。少し眠っていたらしく、肌寒さを感じた。いや、何故か下半身にすうすうとする。それに両手足が動かない。
「えっ? な、なにこれ」
七海は驚愕した。宙に浮いている。それどころか、彼女の下半身には何一つ穿いていなかった。ホットパンツも下着も靴奪い取られて、その少女の穢れのない秘所を晒している。彼女は最初呆然としたが、すぐに股を閉じようとしたが動かない。だから彼女の割れ目が見えている。
「こ、これっ?」
ギシギシと両足を縛る触手が動く。だが、七海ごときの非力ではどうしようもない。しかし、彼女も歴戦の勇者であるから、すぐに別の手立てを考えようとしたが、そこに悲鳴が聞こえた。
「や、やめへぇ……」
情けない声に気が付いた七海が見上げると、そこには七海のように触手に縛り上げられた少女がいた。服は着ていない。武器もない。本当に体一つである。白い肌にまな板のような胸も細い肢体も隠せていない。
シャルがそこで触手に犯されていた。股を開かれて、そこに図太い触手が出入りしている。ぐちゅぐちゅと幼い体は痙攣しながら凌辱されている。その股から大量の白い粘液を零しているのは触手からあふれるそれが、彼女の子宮では収めきれなかったのだろう。
颯爽と登場した彼女は敵の力を見誤ったといってよい。それがこのシャルの結末だった。服を剥ぎ取られてあられもなく種付けされるこになった。
「っ……」
目の前で嬲られるシャルという見知らぬ少女を見て七海は口を開けて呆けた。頭が現実についてこない。眼を覚ませば縛られて、宙に浮かされ、下半身はひん剝かれていた。それに目の前で魔物に犯される少女がいる。
しかし、犯されるとすれば彼女も同様なのだ。七海は股を大きく開かされた。そうすれば種付けしやすいからという単純な理由からだろう。はっとした彼女だったが、それよりも目の上で犯されているシャルに向けていう。
「ま、まって、いまぶぐ」
助けるとでも言おうとした七海の口に触手が入る。そして大量の精液をお腹に流し込む。眼を見開いて驚く七海だが、彼女の股間にももう一本入ってくる。それが膣を開き、子宮の奥で容赦なく白濁液を流し込み始める。
七海は口と秘所から大量の精液を注入された。処女を失った感慨もなく、種付けされた絶望感もまだ感じてない。哀れにもがいている股間から精液を漏らすことが精一杯だった。その間にシャルと七海の体に触手が無数にまとわりついていく。
シャルの小さな胸に絡みついて搾る触手。七海の鍛えた体に粘液を擦り付ける触手。
勇者は少しずつ上着も破られて裸にされていく。破られた服と、愛液が地面に落ちていく。七海は何とか体をよじって抵抗するが無駄だった。かつての勇者もいまや、苗床として使われている。
しかし、下は見えた。七海はやっと自分たちの真下に巨大な球根型の魔物がいると気が付いたのだ。わかったからと言って悲鳴も上げられず、何もできない。それどころか力が抜けていく。
(あっ、あ、なに……? ちからが……はいらない、よ)
精液と言うが球根型の魔物のそれは「花粉」としての性質も持っている。別に少女を孕ます必要性はない。ただ子宮に流し込んでいろんなところにその愛液を落とさせれば「花」ができる。つまり七海もシャルも至る所でその愛液をまき散らすように「飼う」ようにしなければならない。だから勝手に動き回られると困るのだ。
だから、精液には弛緩剤のようなものが入っている。七海の体はそれに浸されて、力が入らなくなっている。
(ぁつ、あっ、し、し……しん)
七海の頭の中が白くなっていく。力が入らないから、お腹が少し膨れるくらいの精液が何の抵抗もなく注入された。それはシャルも変わらない、いや細身だからお腹がぽっこりしているのが顕著だった。
数分後、二人の少女が一糸も纏わぬ姿で触手に犯されている姿があった。口からは触手が抜かれているから「ぁつぁあ」などと情けない声を出す「勇者」の顔にも胸にも、股にも、いや体中に白い粘液が付けられている。それは髪の毛すらもべとべとになるほどだった。
もう一人の青い髪の少女は弓を使って攻撃したからか、お尻と秘所を同時にほじくられている。口からは舌を出して、いやいやと首を振るが無駄な抵抗である。小さな乳首が嬲られている。
七海は胸に巻き付いた触手に搾乳をされるように絞られている。何が出ることもないが、もはやそれに抵抗する力もないのだろう。意思はあっても体が動かない。しかし彼女の淫獄は始まったばかりだ。
球根型の魔物の口が開かれる。そこから甘い香りのする煙が出てきて、森に流れていく。それは近くの別の魔物や獣を呼び寄せるための香りだった。二人の少女を犯させるために呼び寄せているのだ――
数日後、この森の中で犬耳をぴくぴくと動かす少女がいた。
「どこか甘いにおいがする」
エクレールはそういって森に入る。勇者を捜索しているのだ。