歯車の狂った世界【2次創作短編集】 作:堀 吉之助
最悪の結果になった。
貴族連合が帝都を武力制圧して開始されたエレボニア帝国内戦は激化の一途をたどっている。とある少年少女達のいたトールズ士官学院も「敵」による襲撃を受け、甚大な打撃を被るにいった。
そこには多くの才能あふれる若者たちが居た。
きっと本来であれば様々な分野で活躍できたはずであろう。ただ、人の可能性など閃光の様な儚いものである。この内戦中の大きなうねりの中で若者達の運命は捻じ曲がることになった。
トールズ士官学院・特科クラスVII組。そこに所属していた少女達はとある戦場で纏めて哀れな捕囚となってしまった。彼女達の慕う少年を逃がすために無理に戦ったツケである。その代償は全て払わされることになった。
とある貴族たちの宴のことであった。
帝国式の正装に身を包んだ彼らは優雅に食事を楽しんでいる。顔はそれぞれ顔を半分だけ隠す仮面をつけていてわからない。そういう宴なのだろう。
この広いパーティ会場は暗い。貴族たちが食事を楽しむテーブルごとに備え付けられた燭台で蝋燭の火が揺れている。それは前方のステージで行われるショーを映えさせるためである。
前方のステージには三人の少女が居た。並んだ機械仕掛けの椅子に括り付けられている。顔は目元に機械を付けていて分からない。ただその体は腰から上にはなにも付けていない。
一人は金髪を羽根の様なリボンで結んでいる。
一人は深い藍の髪をした少女。何もわめかない様にだろう猿轡をされている。
一人は三つ編みの茶髪。首から「平民」と書かれたプラカードを下げている。
三人はそれぞれ機械仕掛けの被り物をさせられている。目元は隠れ、それが光るたびに「うぁ」だとか「あっ」だとかの嬌声を上げる。頭の中の書き換えを行われているのである。
こんなところでそうされるのは見世物だろう。捕虜の扱いなどこんなものかもしれない。
三人に共通しているのはふくよかな体。若く張りのある肌。両手は椅子に固定されており、前を隠すことは許されていない。
それぞれの乳房には電極付吸盤とそこから延びるコードがある。微弱な電流で刺激して、彼女達の胸を強制的に「感じさせる」。電流が流れるたび悲鳴を上げる少女達の胸が揺れる。
それを見て貴族たちに嘲笑われる彼女達は哀れだった。
事実、この三人は才能あふれる若者である。それが今や頭の機械に洗脳されながら、胸を震わせている。密かにオークションも行われており「購入者」はちゃんと頭の機械で「ご主人様」と認識させる。
いずれはどこかの貴族の慰み者になるだろう。純粋な奴隷か、娼婦になるよりはマシな運命かもしれない。
そんな広間のショーをモニターで見ている物が居る。
その男は醜かった。頭は禿げ上がり、子供のころからの飽食で腹が出ている。一応これでも高貴な血族、つまり貴族の端くれである。彼は宴の会場と同じ建物の部屋にいた。要するに彼の様な「客」を休ませる個室である。
全裸でベッドに座り、モニターの淫靡なショーを見ている。今、一時的に三つ編みの少女が機械を外されて顔を映されてしまい、泣きわめいている。
「んく……ん」
男の股間には二人の少女が居た。それは「買った」調教済みのペットである。彼の太く短い不格好なペニスを両手で掴んで、それぞれ舌で嘗めている。
「……ボク、しあわせ……」
などと本当に幸せそうにしているのはミリアム・オライオン。水色の髪をショートした可愛らしい少女だった。彼女は水色のパンツだけ履いてあとは何もつけていない、正確に言えば首輪くらいは付けている。
起伏の殆どない体にわずかに膨らんだ胸。それを男に擦り付けながら「ご主人さまぁ」と性器を嘗めている。男は下卑た笑みで返す。この少女は帝国軍情報局の一員らしいとカタログに書かれていたが、今では性処理道具でしかない。
「ぅ……ん」
もう一人も幼い顔立ちをしている。
銀色の髪をして、眠たそうな顔をした少女。名をフィー・クラウゼルというが、もうそんなことは男にはどうでもいい。どうせ「おい」くらいにしか呼ばないのだ。「西風の妖精(シルフィード)」という異名もあるらしいが、良い酒の肴である。
鍛えられたしなやかな体には無駄なものがない。ミリアムよりもわずかに膨らんだ胸や細い腰回りが男の劣情誘う。彼女は緑色のパンツを片足にひっかけている。要するにその秘所をもじもじと太ももで隠しているだけなのだ。
男は二人の少女をベッドに引き上げて、フィーに汚く接吻をしながら、ミリアムの胸を揉む。二人は既に「ご主人様」の奉仕することが「好きな者」への奉仕と同じくらいの精神的な快楽が与えられるように条件付けがされている。
鍛えた戦闘技術と訓練は醜い男の慰み者としての付録にすぎない。
ベッドに抑え込んだフィーの胸に吸い付きつつ。嘗め、それでいてミリアムに抱き付きように命令する。従順に舌を出して頭に「♡」を浮かべたミリアムは、男の背中に張り付いて胸を一生懸命に擦りつける。
モニターでは青髪の少女が嬌声を上げている。フィーもミリアムも気にもしない。
部屋には唾液と少女達の漏らす嬌声が漏れている。
「ね、え。ボクも、ボクも……」
自分からパンツを脱ごうとするミリアムを男は押さえつけてフィーと並べる。それから舌を伸ばしてその小さな乳首を嘗める。ミリアムはそれで嬉しそうにする。幸せで堪らない。
「はあ、はあ」
と悶えるフィー。
「はやくぅしてよ」
と求めるミリアム。
幼い体をよじらせ、胸は男の欲望の残滓のような唾液に濡らされている。男はいきり立ったペニスをフィーへ股を開かせて正常位で突っ込む。彼女の小さな割れ目が太いペニスに無理に開かれる。
「あ、ああ」
顔を抑えるフィーだがぐちょぐちょと男は猿の様に奇声を上げながら犯す。横ではミリアムが羨ましがっている。男は体重を掛けて、フィーの唇を醜い豚の様に奪いながら腰を動かす。
ぎしぎし動くベッドの上でフィーは子種を受ける。
ぬちゃりと抜かれたペニスには白い液体が纏わりついている。それは愛液と混ざりあった粘液。
男は疲れた。だからミリアムにはしっかりと調教したことをするように言う。
それは馬乗りである。男はフィーに頭を抱かせながら寝ころんだ。
「ボクがんばるから」
青髪の少女はパンツを自分から脱いで投げ捨てる。男がちゃんとごみ箱に捨てるようにいうと、ミリアムはベッドから降りて自分の下着をゴミ箱に入れる。それから男の下に戻り、
頑張って自分で男のペニスをたたせる為に口に入れて掃除する。
ごくりと飲み込んで、自分で秘所を指で広げる。これも調教されている。そして男をまたいでペニスゆっくりと体にいれていく。
「ん」
「あっ」
と小さな胸が震える。そして腰を振る。それが幸せでたまらない。舌を出して必死に腰を振り嬌声を上げる。男はその桃のようなお尻を掴んで前後に動かす。ちゃんと子供を産むように躾けている。
「は、はいぃ」
暗い部屋の淫靡な今は続く。モニターでは最後の金髪の少女の両胸が映し出されている。
それから一か月間フィーとミリアムは男に凌辱の限りを尽くされた。制服や水着も性道具に使われてしまう。
それはある日、
いつものように二人は股間から白い液をたらしながら男の股の下にいた。ミリアムはなんとなく思ったことがある。
「あ、あれ? ぼ、ボク。何やってるんだろ……あ、ああああ!」
洗脳が解けた。彼女は自分のお腹を抱える。既に彼女の体は「男の物」になっている。