※この作品はR-18です。

ママはサキュバス   作:鳳凰009

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第五話:お婆ちゃんがやって来た

 お婆ちゃんをよく見てみると、髪型は前髪が伸びた黒のボブパーマ風で、私達がサキュバスになった時に着ているような、黒のセクシーなランジェリ-風な衣装を身に纏い、その下には、きっと豊満な肉体が隠されて居るんだろうなぁと想像出来ます。ママは二十代後半に見えるけど、お婆ちゃんも四十前後にしか見えない若々しさをしていました。

 

(私の・・・お婆ちゃんかぁ・・・)

 

 お婆ちゃんは、ママからの伝言を伝えに行ったキャリィから、ママと私の危機を知らされ、私達家族の危機を救いに駆け付けてくれました。でも・・・

 

「このバカ娘ぇ!」

 

「お、お母様ぁ!い、痛い!!」

 

 その事は大変感謝していますけど、今私の目の前では、悪い事をした幼児を折檻する母親のように、お婆ちゃんは、ママのお尻を叩き続け、ママが許しを請う姿がありました・・・

 

「アァァン、お母様、許してぇ!」

 

「うるさい!家出したと思ったら、人間と結婚して子供も出来ただぁ?おまけに、オーク如きの性奴隷に成り掛ける何て・・・バカ娘ぇぇ!!」

 

「アァァン、だってあのオーク・・・進化の宝玉を体内に飲み込んで、スーパーオークに・・・」

 

「あたしに口答えする気かい!?」

 

「アァァン、もう許してぇぇ!」

 

 ママは、何度も何度もお婆ちゃんにお尻を叩かれ、ママの大きなヒップが益々大きくなりそうでした。私とパパは、微妙な母娘関係のママとお婆ちゃんの間に中々入れず、ただ見つめて居るしか出来ませんでしたが、私はまだ横たわるオークが目を覚ましたらと思うと、気が気ではありませんでした。

 

「あ、あのぅ・・・このオークって、このまま放っておいても大丈夫何でしょうか?」

 

 お婆ちゃんは、チラリと私を見ると驚いた表情を浮かべました。私は、お婆ちゃんが来た時にはサキュバスだったんですけど、お婆ちゃんは今気づいたようで、

 

「ン!?あんたのその姿・・・あんたが千聖かい?」

 

「は、はい・・・初めまして、ママの娘の千聖です。お婆ちゃん、危ない所を助けてくれてありがとうございました」

 

 私はそう言ってお婆ちゃんに頭を下げると、お婆ちゃんはギロリと私を見つめました。

 

「お婆ちゃん・・・だと!?」

 

 私は動揺しました・・・

 

 私がお婆ちゃんと呼んだ事が、気に入らなかったんでしょうか?

 

 お婆ちゃんは、確かにクラスのお母さん達と比べても、若々しさを保って居て、お婆ちゃんの方が若く見えるくらいです。だから、年寄扱いされた事が嫌だったのでしょうか?

 

 それとも、私が人間との間の娘だから、お婆ちゃんは気に入らないのでしょうか?

 

 お婆ちゃんは、ママのお尻を叩くのを止めて、ママを解放すると、無言のまま私に近づいて来ました。私は緊張し、今度は私がお尻を叩かれるのではと、不安そうな表情を浮かべました。ママも顔色を変えて居ましたが、お婆ちゃんは私に顔を近づけると、ジィと私の顔を見るや、いきなり私に抱き付き頬擦りしてきました。

 

「イヤァン!可愛いわぁ・・・千聖、もう一度お婆ちゃんって呼んでぇ?」

 

「「「エッ!?」」」

 

 さっきまでとのギャップに、私もママも、そしてパパも、思わず目が点になりました。キャリィは苦笑しながら、

 

「リリス様は、千聖ちゃんと会うのを楽しみにしてたニャ」

 

「そ、そうなの!?」

 

「千聖、お土産もあるわよ。蝙蝠の丸焼きでしょう、ヤモリの燻製に・・・」

 

(お、お婆ちゃん・・・有難迷惑何だけど・・・)

 

 お婆ちゃんは私の目の前に、次々にグロテスクなプレゼントを並べて行きました。こっちの世界の祖父母は、孫に甘いって聞いた事ありますけど、それはサキュバスも一緒のようでした・・・

 

 

「お、お婆ちゃん、このオーク、このままにしてて大丈夫なの?」

 

 私は、失神しているオークを指さし、お婆ちゃんに再度オークの話題を振ると、お婆ちゃんは今思い出したかのように、

 

「ン!?ああ、そう言えば居たっけ?じゃあ、インキュバスの宮殿に送り返すかい、後はバカ息子の尻拭いで、デュークが勝手に処理するだろうさ」

 

 お婆ちゃんは、右手の人差し指と中指で指を鳴らすと、オークの頭上の空間が歪み、オークは気を失ったまま魔界に送り返されました。私はホッと安堵すると、力が抜けたかのようにその場に座り込んじゃいました。お婆ちゃんの行動に飲まれていたパパですが、意を決してお婆ちゃんに話し掛け、

 

「お、お母さん、初めまして!僕は・・・」

 

「ハアァァ!?あたしは、人間何かの母親になった覚えは無いよ!」

 

 お婆ちゃんは、パパの事は気に入らないらしく、ソッポを向きました。ママはオロオロしながら、

 

「お、お母様、ダーリンの事も認めてあげて」

 

「うるさい!他の種族の者なら兎も角、よりにもよって、精気を奪う対象の人間の男に、逆に骨抜きにされやがって」

 

「ダーリンは特別なの!」

 

「うるさい!それより・・・マヤ、千聖、荷物を纏めな!魔界に帰るよ!!」

 

「「エッ!?」」

 

 お婆ちゃんは、オークから助けに来てくれたと思って居ましたが、あろう事か私とママを、魔界に連れ戻しに来たようでした。ママは激しく首を振り、

 

「イヤよ!魔界に何か帰りません!!」

 

「ハアァァ!?あたしに逆らうのかい?あんたは、サキュバスの次期女王として・・・」

 

「イヤ!ダーリンと一緒にこっちで暮らすんだからぁ」

 

「マヤァァ!」

 

 お婆ちゃんに一喝され、ママは涙目になりながら頬を膨らませました。お婆ちゃんはそんなママを無視し、

 

「フン、いいから二人共荷物を纏めな!」

 

 パパは、大慌てでお婆ちゃんの目の前に移動し、私達を庇う様に両腕を広げました。

 

「ま、待ってください!」

 

「何だい!?人間?」

 

「いくらハ二ーのお母さんだからって・・・そんな勝手、認める訳にはいかない!」

 

「ほう・・・人間風情が、あたしに指図しようっていうのかい?」

 

 パパとお婆ちゃんが睨みあいを始め、私とママは、どうなる事かとハラハラしながら成り行きを見守りました。暫く睨み合いが続きましたが、お婆ちゃんは溜息を付くと、

 

「フゥゥゥ・・・人間にしては中々の度胸だ・・・良いだろう、お前にチャンスをやるよ。あんたがあたしとの勝負に勝てば、あたしはこのままおとなしく魔界に帰る。だが、あんたが負ければ、マヤと千聖は魔界に連れて行くよ!」

 

「そんな勝手なぁ・・・」

 

 私も、ママと同じように不満そうにするも、お婆ちゃんはそんな私をジロリと睨み、

 

「お黙り!こればかりは、いくら可愛い孫の頼みでも譲れないよ」

 

「ブウゥゥゥ」

 

 私は思わず、頬を膨らませて剥れました。お婆ちゃんは、少し動揺したようで、慌てて私から視線を逸らしました。パパは、ママと私を見て頷くと、

 

「分かりました・・・このまま何もせず、ハ二ーと千聖を連れて行かれるぐらいなら、勝負を受けましょう」

 

「ほう・・・上等!」

 

 お婆ちゃんは、勝負を受ける事を同意したパパを、少し見直したかのように、口元に笑みを浮かべました。パパは緊張した面持ちで、

 

「勝負方法は?」

 

「そうだねぇ・・・あんたもサキュバスのマヤを妻に迎えたからには、それなりにあっちの方にも自信があるんだろう?あたしとあんた、どっちが先にイカせる事が出来るか・・・勝負と行こうじゃないか」

 

「わ、分かりました・・・」

 

 どっちが先にイカせる事が出来るかって事は・・・パパとお婆ちゃんがエッチするって事なの?

 

 ママは、慌てて首を振りながらパパを止め、

 

「ダーリン、駄目よ!ママはサキュバスの女王なのよ?いくらダーリンでも・・・」

 

「愛する妻と娘を守る戦いならば、僕は負けないよ!」

 

 パパは、私達を見て優しく微笑みました。思わずママと私は顔を赤らめ、

 

「ダーリン・・・」

 

「パパ・・・」

 

 こうなったら、パパの勝利を信じて待つしかありません。お婆ちゃんは、身に着けていた黒いサキュバス衣装を脱ぐと、熟女好きな方なら、見るだけで喜ぶスタイルを露にしました。ママよりは少しムッチリしていましたが、別に太っているとかではありません。胸はママより大きく、括れはちゃんとありますし、ヒップもママより大きく、まさに熟女って感じでした。ママのスタイルの良さは、お婆ちゃん譲り何だって実感出来ました・・・

 

 キャリィは大あくびすると、エッチな行為には興味無いのか、一眠りしてくるとママに伝え、私の部屋へと移動しました。

 

 パパも受けて立つかのように、堂々と衣服を脱ぎました。パパは着やせするようなタイプで、服を脱ぐと娘の私が言うのも何ですけど、筋肉質な体形でした。パパのアソコは、オークには遥かに劣りますけど、人間レベルなら大きいと思います・・・って、私はパパと智君のしか、至近距離で見た事ありませんけどね・・・

 

 お婆ちゃんは、リビングのソファを指さし、

 

「じゃあ、そこのソファに横になりな!」

 

 パパは頷き、ソファに仰向けのまま横になると、お婆ちゃんは、パパに熟れたアソコを見せ付けるかのようにしながら、ゆっくりパパの顔に跨りました。

 

「フフフフ、どうだい、あたしのアソコは!?良い匂いがしてくるだろう?」

 

「ンンン」

 

 パパは呻くと、堪らずオチンチンが大きくなって行きました。お婆ちゃんは、パパのオチンチンを右手で掴むと、顔を近づけ舌で根元から舐め始めました。ゆっくり、丁寧に、パパに奉仕するかのように、舌で舐めまわすと、パパのオチンチンは堪らず、益々大きくなりました。

 

「ンフゥ・・・人間にしては、中々良い物持ってるじゃないか?マヤが惚れたのも、少しは理解出来る・・・ングゥ」

 

 お婆ちゃんは口内に唾液を少し蓄えると、パパのオチンチンを頬張り、前後に動かし、更に舌で刺激を与えて行きました。パパは最初こそされるがままでしたが、お婆ちゃんのお尻が浮いた瞬間を見逃さず、両手をお婆ちゃんのアソコに忍び込ませ、上体を少し起こしてお婆ちゃんのアソコを舌で執拗に舐め始めました。

 

「ハァハァハァ・・・」

 

 パパも荒い呼吸をしながら、お婆ちゃんのアソコを執拗に舐めまわすと、お婆ちゃんの身体が、時折ビクビク痙攣しました。

 

「ンンッ・・・アッ、こ、この、人間の癖に・・・」

 

 お婆ちゃんもパパに舐めまわされ、少し気持ち良くなってきたように見えました。

 

「ママ、どっちが優勢なの?」

 

 私は、横に居るママに戦況を聞こうと尋ねるも、ママは頬を膨らまして居ました。私の話などまるで聞こえて居ないようで、

 

「もう、ダーリンもお母様も・・・私だって・・・」

 

 パパのオチンチンをお婆ちゃんに好きにされ、ママは少しご機嫌斜めでした・・・

 

 お婆ちゃんのフェラの唾液音と、パパがお婆ちゃんのアソコに吸い付く音が、淫らに室内に響き渡り、恥ずかしい話ですけど、私も興奮して少し濡れて来ちゃいました。

 

「ハァハァハァ・・・やるじゃないか!あたしのフェラを堪えた人間は、あんたが初めてだよ・・・だから特別に、あたしの中でイカせてあげるよ!」

 

 お婆ちゃんは、フェラを止めたかと思うと、大きくなったままのパパのオチンチンを右手に掴み、お尻を持ち上げて、オチンチンの上に移動すると、ゆっくりアソコに導いていきました。奥まで導くと、お婆ちゃんは騎乗位の体勢で、まるで踊るかのように腰を振り、パパが堪らず呻きました。

 

「フフフ、どうだい、あたしのアソコは?まだまだマヤにも負けないよ」

 

「クッ・・・何て締め付けだ!?ハァハァ、ま、まだまだ」

 

 パパは、騎乗位では不利だと感じたのか、強引に腹筋の力で上体を起こし、お婆ちゃんの腰を掴むと、手前に引き寄せ、背面座位と呼ばれる態勢になりました。背後から、お婆ちゃんの柔らかい両胸を揉み、乳首を刺激すると、堪らずお婆ちゃんが悶えました。

 

「アァン・・・ハァハァ・・・こ、こいつの指使い・・・侮れない・・・ンン」

 

「嘘!?お母様が・・・ダーリンの責めを受けて感じて居るわ?」

 

 ママが言うには、ママが知る限り、お婆ちゃんをイカせる事が出来たのは、ママのパパ、つまり死んだお爺ちゃんだけだったそうです。お爺ちゃんは、元は天使でしたが、サキュバスのお婆ちゃんと恋仲になり、堕天して堕天使になったそうです。でも、ママが生まれて間もなく消滅したそうです。お婆ちゃんは、亡きお爺ちゃんとの行為を思い出したのか、

 

「ンンッ・・・ハァハァ、に、人間、ここまでやるとはね・・・あたしも燃えて来たよ!」

 

 お婆ちゃんは、一旦体勢を変え、パパの顔をよく見るかのように、対面座位の体勢になりました。お婆ちゃんは、パパの背中に両足を絡め、再び踊る様に腰を振り、

 

「ハァハァ・・・あたしを燃えさせてくれた礼だよ・・・ウゥゥン」

 

 お婆ちゃんは、そのままパパの唇に激しく吸い付き、舌を絡めてディープキスを始めました。ママは悔しそうに、傍に遭ったティッシュをガムシャラに取り、

 

「もう!お母様ったらぁぁぁ!!ダーリンもダーリンよ・・・プンプンだわ!!」

 

 母は頬を膨らまして拗ねましたが、前に智君を目の前でママに取られた私からすれば、

 

「ママ・・・少しは私の気持ちが分かった?」

 

「エェェ!?あの時とは・・・別だもん」

 

「一緒よ!」

 

 そんな私とママの会話も耳に入らないようで、ディープキスをしながら激しく腰を振るお婆ちゃんに対し、パパもお婆ちゃんの腰を抱きながら、前後に腰を振り、お婆ちゃんがタイミングを狂わせた隙を付いて、そのまま押し倒しました。

 

「クッ!?こ、こいつ・・・」

 

「お、お母さん・・・」

 

 パパは、お婆ちゃんの両足を肩に掛け、屈曲位の体勢にすると、勝負を掛けました。一層早く腰を振るパパに、お婆ちゃんが堪らず喘ぎ、

 

「ンンッ!アッ、アッアァァ・・・ハァハァ・・・アァァン」

 

「ハァハァ・・・お母さん、気持ち良いですかぁ?」

 

「アァァ、だ、誰が・・・ンッ、ンッ、アハァ、ハァハァ」

 

「ぼ、僕は気持ち良いですよ・・・ハァハァ、お、お母さんのアソコ」

 

 パパがそう言いながら、お婆ちゃんにディープキスすると、お婆ちゃんはパパの首に両腕を回し、互いに舌を激しく絡め、唇が離れると、淫らに糸を引いていました。

 

「アァァン・・・アッ、アッ、イィィ!イイよぉぉぉ!!あ、あたしの子宮が・・・あんたを・・・あんたを・・・受け入れちゃうぅぅぅ」

 

「受け入れて下さい・・・僕のを・・・ウッウッ」

 

「アァァン・・・イイ!イイのぉぉぉ!!アッ、アッ、アァァン・・・子宮に・・・子宮に」

 

「ウッ・・・も、もう・・・イクぅ・・・」

 

「あたしも、あたしも・・・・アァァァァ、アッ、アァァン、イイのぉぉぉ!イクゥゥゥゥゥ!!」

 

「ウッウゥゥゥゥ」

 

 ほとんど同時にお婆ちゃんが絶叫し、パパが呻くと、二人は奥深くで繋がったまま、グッタリして動かなくなりました・・・

 

 暫くして、お婆ちゃんはパパにキスすると、

 

「ハァハァ、あたしの、負けよ・・・あんた、見直しちゃった・・・名前は?」

 

「僕は、亨・・・真野亨ですよ、お母さん」

 

「そう・・・ねぇ、亨・・・あたしの子宮・・・あんたの虜にされちゃった」

 

「僕も、お母さんのアソコの虜になりそうでしたよ」

 

 お婆ちゃんとパパが良い雰囲気で見つめ合い、ママの頭に付いた小さな翼が、まるで二人の会話を盗み聞きしようとするかのようにピクピク動き、

 

「ちょ、ちょっとダーリン、お母様も何言って・・・」

 

 頬を膨らませたママが、二人を窘めようとしましたが、お婆ちゃんはパパに抱き付き、

 

「フフフ、なって良いよ?亨が望むなら、何時でも入れさせてあげる」

 

「エッ!?あ、でも、マヤに・・・」

 

「あの子だって、サキュバス何だから、他の男としてるんだろう?」

 

「エエ、マヤが人間界にやって来たハロウィンが近づくと、身体が火照るそうで、その時期だけは、僕もマヤが他の男とする事を・・・」

 

 パパは、言いづらそうにしながらも、事実をお婆ちゃんに教えました。お婆ちゃんは指を鳴らし、

 

「なら決まりだ!マヤ、年に一度、亨を借りに来るからねぇ」

 

「お、お母様、な、な、な、何を言ってるの!?」

 

「良いだろう!?あんただって、サキュバスの女王を継ぐのは、嫌何だろう?」

 

「そ、それとこれとどういう関係が!?」

 

「だから、亨にあんたの代わりの赤ちゃんを作って貰わなくちゃ・・・もっとも、今の亨とのエッチで、子宮が凄く疼いて居たし・・・出来た気もするけど」

 

 お婆ちゃんは、ちょっと意地悪そうな視線をパパとママに向けました。パパとママは大いに動揺し、ママは慌てて私に避妊薬を持って来るように頼み、お婆ちゃんを少し恨めしそうに見ながら、

 

「ハァァァ!?お母様、今直ぐ避妊薬飲んで!」

 

「嫌だね!」

 

「飲んで!」

 

 ママは、お婆ちゃんに何とか避妊薬を飲ませようとしますが、お婆ちゃんはその都度即座に拒否しました。ママに舌を出したお婆ちゃんは、パパに甘えるように、

 

「ベェ~!ねぇ、亨ぅ・・・もしあんたとの赤ちゃん出来たら・・・産んで良いだろう?」

 

「エッ!?そ、それはまずいんじゃ・・・」

 

「そうよ、そうよ」

 

 パパは動揺し、ママの実の母であるお婆ちゃんを、妊娠させていたらと思うと、ゾッとしたのか、顔が青ざめました。ママの顔を伺いながらパパが口籠ると、ママがすかさずパパを援護しますが、お婆ちゃんは動じず、

 

「大丈夫、マヤはあたしに逆らえないから・・・良いでしょう?亨、あたしの事・・・嫌い?」

 

「い、いえ・・・そんな事は・・・」

 

「じゃあ、決まり!」

 

「「エェェェ!?」」

 

 お婆ちゃんは、困惑するパパと、文句を言い続けるママを無視し、赤ちゃんが出来たら産むと宣言しました。

 

 もし、パパとお婆ちゃんの間に、赤ちゃん出来たらどうなるんだろう!?

 

 私の妹になるのかなぁ?

 

 それとも、私の叔母さんになるのかなぁ?

 

 両方でもあるんだよねぇ・・・

 

 こんなお婆ちゃんですが、私は大好きになりました・・・

 

 

 ママはパパに抱き付くと、甘えた声でパパにおねだりを始め、

 

「ダーリン・・・お母様にした事、私にもしてぇぇ!」

 

「エッ!?い、今から?」

 

「してくれなきゃ、人間姿で、ハロウィンでエッチしちゃうからぁぁぁ!」

 

「そ、それは・・・」

 

 ママに脅迫され、パパが動揺すると、お婆ちゃんはそんなママを見て溜息を付き、

 

「ハァァァ・・・やれやれ、嫉妬とは見苦しいねぇ・・・マヤ?」

 

「お母様は黙ってて!どうなの、ダーリン?」

 

「わ、分かった・・・」

 

「なら、あたしも混ぜて貰うかねぇ」

 

「良いでしょう!ダーリンに相応しいのは誰かって事、お母様に教えて差し上げますわ!」

 

「フフフ、まだまだ青いマヤに負けるとでも?」

 

 目と目で火花を散らす、ママとお婆ちゃん、パパは困惑しながらも、二人から逃げるかのように、私を見ると、ある事を思い出したようでした。

 

「そ、そうだ千聖、ポストの中に、君当てのプレゼントが入って居たよ」

 

「エッ!?私に?」

 

 私は、パパから手渡された、どこかのお店の包装紙で包まれた小箱を手にしました。小箱にはメモが付いて居て、それにはこう書かれて居ました。

 

 ・・・千聖ちゃん、身体の具合はどう!?僕は何も出来ないけど、千聖ちゃんが早く良くなる事を祈って居ます。薄井・・・

 

「薄井君・・・アッ!?猫のキーホルダーだ!可愛い!!」

 

 薄井君は、私に可愛い茶色い猫のイラストが付いたキーホルダーをプレゼントしてくれました。私がついキーホルダーを見て笑みを浮かべていると、私の直ぐ後ろから声が掛かり、

 

「へぇ、千聖ったら、何時の間に新しい彼氏を?」

 

「流石はあたしの孫、モテモテって訳だね?」

 

「ママ!?おばあちゃん!?ち、違うわよ、彼氏じゃないし・・・もう、覗かないで」

 

 今までいがみ合って居たと思ったら、私を一緒になってからかう姿は・・・やっぱりこの二人は親子だって思えました・・・

 

             第五話:お婆ちゃんがやって来た

                    完

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