「ハッ!!」
深夜、魔界の村に住む魔族の少年が目を覚ました。
「今何か変な夢を見ていたような...紙?髪?何だったんだ?」
この魔族の青年の名前はヴィン。
ロングの濃い青髪に魔族特有の青い肌、黒に金色の瞳が目立っている。
どこからどう見ても女にしか見えないが、男だ。大事なことなのでもう一度言うが男だ。
「なんか変な夢見たせいで寝れないし、散歩でもするかな」
そう言ってヴィンは家から出た。
「さすがに夜は冷えるなぁ」
ヴィンはそう言いながら腕をさする。
魔族は夜だろうが昼だろうが関係なしに活動するので深夜でも人?どおりはある。
「エッチな女の人に襲われないかなぁ」
変態である。公衆の面前でこれである。
そう何を隠そうこのヴィンという青年は転生者である。
しかし自分が転生者だということを忘れている。
でも悲しきかな、記憶がなくてもの性癖と変態性は変わっておらず先ほどの発言につながる。
「無理やり襲われたいな~」
するとそこに女の魔族が話しかけてきた。
「あんた、こんな時間に何変なこと言ってんの?」
「ああ、ルネか」
彼女の名前はルネ。
ミディアムショートの赤い髪に青い肌、黒に金色の瞳をしている。
ヴィンと同じ村に住む魔族だ。
「エッチな痴女に犯されたいなぁって思って」
「あんたほんと残念ね。黙ってれば可愛い女なのに」
「僕は男ですよ~」
「はいはい、そーですねー」
このやり取りを見れば分かるがこの二人は腐れ縁の様な関係である。
しかしここは異世界。会話の内容も変わっている。
「ふーん、でもそんなに襲われたいならあたしが襲おうかな~?」
「やめろ!僕は初めては綺麗なお姉さんにするって決めているんだ!」
「うっわぁ、まだそれ言ってんの?やっぱりあんた変わってるわ」
「イーじゃないか変わってたって!それにな僕はチ○コが生えた女は嫌なの!」
「でもこの世界の60%はふたなりよ。普通の女なんて少ないうえに年齢まで限定すると難しいんじゃない?」
「うっ...それはそうだけど」
この世界は人族、魔族、獣族、精霊族など様々な種族が居り、性別に関しては男、女、それにふたなりなんてものもあった。しかも性別で一番多いのがふたなりである。ふたなりは体がとても強く男よりも強い。そのため戦いや狩り、力仕事などをふたなりがしている。男でもしているものもいるが少数である。そのような状態が続けばおのずとふたなりが国の中心的存在になる。ふたなりは妊娠することもできるし、させることもできる。そのうえペニス以外は女のため女性の心がよく分かり気づかいもできる。結果、女もふたなりが好きになり男と結婚するものは減った。ふたなりと女との間にできる子供は女かふたなりしか出来ない。当たり前である。女と女の遺伝子を掛け合わせても女しかできないのだから。そのため現在の性別推移はふたなり6、女3、男1となっている。
「だからさぁ、私とシない?」
ルネが扇情な顔をして耳元でささやいてくる。
「あんたの性癖は知ってるんだから気持ちよくしてあげるよ?」
そういって彼女はヴィンの着ている服の上からペニスをなぞる。
もうヴィンの息子は戦闘態勢である。
(ヤ、ヤバい。チョーエロい。ルネ顔は凄い美人だし今の恰好も僕の性癖にドンピシャ。あ、あれ?これもうシちゃってよくね?チ○コついてるけどそこ以外は完璧なんだし…)
ヴィンがそんなこと考えている間にもルネは身に着けているグローブで彼のペニスを扱く。
「あひぃ!」
「フフ、ほんと女の子みたい」
(うぅ、でもルネはふたなりだからここで流されると絶対まずい!)
(フフフ♡まったくヴィンったら可愛いんだから♡あと少しでイケそうね。そしたら無理やり服を脱がして私のペニスを可愛いヴィンケツにねじ込んでやるんだから♡そしてあたし無じゃ生きられない体に...♡)
ゾクゾクとした寒気を感じたヴィンは
(やっぱり逃げようルネの目がヤバい!!)
逃げるようだ。
「ごめんルネ!急用があったんだ!!家に帰るね!!」
「あっ...」
ヴィンは急いでその場から走り去った。
「…チッ」
「ふぅ、危なかった。危うく流されるところだった」
ヴィンはルネから逃げた後、路地裏で一息ついていた。
「ふたなりは性欲が強いからセックス始めると終わんないって聞いてたし」
ふたなりは性欲が強くセックスを始めると一晩は犯され続けることになる。
そのうえ好きな対象を犯す場合はすさまじい精力で相手が堕ちるまで犯し続ける。
まさにヴィンは危機一髪だった。だがルネの高ぶった性欲は解放されなかったため、次彼女に会ったらご愁傷様である。
そんなことも知らずにヴィンは
「やっぱり初めてはお姉さんがいいな」
などと言っているから多分ダメだろう。
だがヴィンは忘れていた。ここが路地裏であるということに。
そして彼に忍び寄る影があった…
長く書くのって難しいっすね