ダース・モール(偽)が逝くSAO~愛の重さに溺れるがいい~ 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今回はボバ・フェット(偽)の親友である
ダース・モール(偽)のお話だゾ。
最初からクライマックスの模様。
ボバ・フェット(偽)見ていた読者に一言。
ありがとナス!!
見てなくても大丈夫だけど、見ておくと
更に楽しめると思うゾ。(露骨な宣伝)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
----選ぶがいい。塵となって消えるか。---それとも
一縷の希望に託してみるか。
目の前に存在する、不可解な白い光。
神々しさをあたりに放つそれは
淡々とした声で告げる。
「・・・・ふん。」
何様か知らないが気に入らない。
死んだ人間に何の用だというのか。
ごろり、と白い空間の床に寝そべる。
取り合うだけ時間の無駄と判断していたが
光が聞き逃せないことを言い始めた。
-----お前には2人の親友がいるな
その言葉に目を見開き、光の
方を見上げる。
「・・・それが?」
-----その2人なら、生きているぞ。
がばり、と起き上がり光に詰め寄る。
「適当なことを抜かすなっ!!!」
そう叫ぶ俺に向かって、優し気な声で
言ってくる。
---これを見よ。
モニターのようなものが地面に映し出される。
そこには、化け物と戦っているグリーヴァスと
ボバ・フェットの姿が映っていた。
----お前の親友2人は、姿を変え転生を果たした。
ふふふ、と笑う光に対していらだちを覚える。
ぎゅっと右手を握り締めるが、すぐに解き、
要求を聴く。
「・・・何が言いたい?」
----同じく転生すれば、いつかは会えるかもしれんぞ。
光をじっと見つめる。
顔も何もないそれの真意はわからない。
信用などできない。
だが、あいつらと会えるかもしれないというなら
話は別だ。
そして俺は答えを告げる。
◆
VRMMORPG。
拡張現実世界に入り、現実さながらの
臨場感で遊べるゲーム。
ソード・アート・オンライン。
通称、SAOと呼ばれるものが開発された。
開発者の名は茅場明彦。
電脳世界にもう一つの現実を作り出した
まごう事なき天才にして、
----この世を去った人物である。
このゲームには様々な特徴がある。
1つ。魔法は存在しない。
これは当時、世間から大きな議論を
巻き起こした。
RPGにおいてファンタジー要素の1つである
魔法と言えば王道である。
しかし、設計者はあえてそれを除外した。
その名が示す通り、武器によってその道を
切り開く必要があるのだ。
2つ。代わりにこの世界にはソード・スキル
というものが存在する。
一定のポージングをとることによって
発動するそれは、必殺に等しい威力たる。
3つ。これは茅場明彦以外知らないことであるが、
インドアの彼に、仮想現実内での動きに関して
意見と技術提供をした協力者がかつていたこと。
そして、本来の話とは違い、
協力者によって大きく道筋はずれていくこととなる。
----SAOのサービス開始日、物語は
幕を開ける。
◆
「な、なんだよこれ・・・・。」
クラインは困惑していた。
仮想現実世界、SAOにログインしたものの
ログアウトできず、強制的に始まりの
街にテレポートさせられたからである。
周りには、彼と同じように始まりの街に
転移させられ、ざわめいている人々で
一杯であった。
その表情には恐怖、戸惑い、迷い、
様々な感情が浮かび上がる。
「・・・・一体、何が・・・・。」
彼と行動を共にしていたキリトが
つぶやくと、広場の中央にある
大きな鐘が鳴り始める。
空から赤い血のような液体が滴り始め
それは形を成していく。
巨大なフードで体を覆った
人型へと変わる。
----諸君、初めまして。
そして、そのゲームマスターは
語った。
---これは、ゲームであっても遊びではない。
ヒットポイントがゼロになれば現実の世界にある
自分の脳みそも焼かれて死ぬことになると。
茅場明彦は嬉しそうな声でプレゼントが
あることを告げると消えようとした。
そのはずだった。
『----久しぶりだな、茅場。』
その声の方を向く、茅場。
赤い光を放つ剣が
人型に向かって投げられ、
ぶつけられる。
ブーメランのように、それは
投げた本人の手元に戻った。
広場の近くにある3階建ての建物。
その屋上にその人物はいた。
黒のフードで顔と体全体を
隠しているその人物は、
手を茅場に向かってかざす。
『・・・無駄だよ。』
先ほどまでの無機質な声と違い、
知り合いに言うような気軽さで
茅場は言った。
『私と会いたければ100層まで来るしかない。』
『・・・・。』
その言葉を聴き、フードの人物は手を降ろし、
赤い光の剣の光を消して、懐に柄をしまう。
そして、背中を向けて飛び去り広場から姿を消した。
◆
(しくじった。)
近くにある木を思いっきり蹴っ飛ばし、
吐き捨てる。
まさか、本当にこんなトチ狂ったマネを
するとは。
最低限のリプログラミングはしてあるが、
それでも、開発初期とはマップも、敵も
大分違っている。
歩き回って事実確認をしたはいいが
少し時間を使いすぎたかもしれない。
出来ることなら広場でケリを付けたかった。
あいつのことだから、説明をするために
俺たちの前に姿を表すと踏んで、そこで
倒すつもりだった。
だが、結果は失敗。
奴から頂いたプレゼントとやらを
足で踏みつぶし、道を歩く。
すると、後ろから何かの気配を感じる。
「・・・・出てこい。」
すると、目が血走った様子の
男たちが姿を表す。
モンスターではなく、この世界の
プレイヤーか。
向き直ってもう一度声を掛ける。
「何の用だ?」
「・・・へ・・へへ・・・・・。」
メイス、斧、剣。
それぞれが各々の武器を手に持っているが
その手は震えていた。
そして、男たちが何をしに来たのか悟る。
「あんた、見たところ一人だな?」
「お、お、俺たちと一緒に組もうぜ?な?」
「安心しろよ。・・・・ただ、モンスターからの
攻撃を受け止めてくれりゃいい。」
言葉とは裏腹に、武器を持つ手に
力がこもっているのが見える。
恐怖に飲み込まれ、まともな状態で
ないことは顔ではっきりとわかる。
「一度しか言わん。・・・・消えろ。」
だが、俺の静止を振り切り
襲い掛かってくる。
生きるために奪う。
なるほど、道理だと頷く。
腰に付けているその銀筒を取り出す。
「そんなものでっ・・・!!」
振り下ろされた斧に向かって
銀筒を振るう。
斧とつばぜり合いになり、
じじじ、と火花が散る。
「なっ・・・!?」
赤い光を放つその剣に驚いた
その男が動きを止めた瞬間、
胴体に蹴りを入れ、しりもちを
着いたところを切り払う。
「あぎゃっ」
どたりと倒れる。
「て、てめぇっ!!」
メイスを振りかぶってきた男の
背中に回り、その背を切り付け払う。
また一人地面に倒れ伏した。
最後の一人は臆したのか、
腰が引けて逃げようとしている。
「どうした?来ないのか?」
「ひっ・・・。」
武器を捨てて、背中を向けて
走り出していく。
その背中に向けて手をかざす。
男の体が浮き出し、こちらに向かって
ゆっくりと戻ってくる。
苦しそうに両手で首を抑える男。
「がっ!!ぐっ・・・!あぎっ!!」
ばたばと空中で足を動かす男を
思いっきり木に叩きつけた。
白目をむいて気絶したようだ。
手を握り、開いて、という動作を
繰り返し体の感覚を確かめる。
「・・・・ふむ、悪くない。」
男たちが持っている武器を
右手で拾い上げる。
(待っていろ。茅場・・・。)
---今は亡き旧友を倒すため、
俺はその歩を進める。
いつか、あいつらに会えることを
信じて。
「ボバさん・・・。また、新しい
女ですカ・・・?」
「待てっ!誤解だ!」
「グリーヴァス。今日一日、私たちの傍を
離れることを禁じます。」
「ははは。そんな冗談・・・・あ、すみません、
すみません、ごめんなさい、ごめんなさい」
彼の親友2人が別の世界で女難に
あっていることを彼は知らなかった。
モール(偽)「さて、捨て駒を仕込むとしよう・・・・。」
ボバ(偽)「お前だけヒロインの愛が重くないとか
ありえんから(げきおこ)」
グリーヴァス(偽)「こっちにきなよぉ・・・・(ねっとり)」
プロローグがラストシーンってクッソ
面白い法則あるよね(007とか)
SAO見てみたら普通に面白くって草。
読者から、主人公がもっと苦しむとこを
見たいというコメントが来て、こんなん草生えますよ。
感想は全部読んで、返信しているから
良かったら書くといいゾ。
感想くれ。
れ。
KEY(ドM)