※この作品はR-18です。

ダース・モール(偽)が逝くSAO~愛の重さに溺れるがいい~   作:KeI77777

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こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

キリトとの修行編だゾ。

あ、ちゃんと愛が重いヒロインも
いるから大丈夫だゾ。
(読者が求めるから)

それでは、ご覧ください(KBTIT)

KEY(ドM)



モール(偽)が逝く~暗黒卿プレイのため、暗躍したいモール(偽)その2~

「はあああああああっ!!」

 

右手に黒い剣を、左手に短刀を持ち、

斬りかかってくるキリト。

 

日に日にその力を増していく我が弟子に

思わず笑みがこぼれる。

 

が、左手を前に突き出し、

右手に持ったライト・セイバーで

軽く受け流し、背中を斬り付ける。

 

「ぐっ・・・ああああっ!!」

 

吹っ飛んで、すぐにまた足に力を

込めてこちらに突っこんできた。

 

パワー・スピード・メンタル。

 

申し分ない。

 

だが、だがまだまだ足りない。

 

あのフォームを習得するには

もっと弟子に強くなってもらう必要がある。

 

胴体に蹴りを入れ、崩れたところを

フォースで押し倒し、倒れた

キリトの首元にセイバーを突きつける。

 

 

「・・・まだまだ甘いな。弟子よ。」

「!!俺はお前の弟子じゃねぇっ!!」

 

甲高く叫び、足払いをして

倒れた俺に乗りかかってくる。

 

 

剣だけではなく、こうした戦い方も

するようになった。

 

振り下ろされる剣をセイバーで

受け止めながら声を掛ける。

 

「そうだ・・・・。いいぞ・・・。

もう少しで俺を倒せるやもしれん。」

「ああああっ!!」

 

パラメータ上、そこまで筋力がないはずの

キリトにつばぜり合いで負けていた。

 

気迫がなせる業なのか

それ以外の何かなのか。

 

 

延々と、戦い続けた。

 

 

◆

 

 

「ご苦労。」

「・・・・まーた、やってんのカ。」

 

情報を持ってきたアルゴに金貨を手渡すと

ため息をつかれる。

 

倒れ伏して、寝っ転がっているキリトが

気になるようだ。

 

「・・・あんまり、いじめるなよ?」

「こいつはタフだ。ちょっとやそっとじゃ

死なんだろう。」

「そうじゃなくって・・・。もういいヤ。」

 

何を言いたかったのかわからないが、

とりあえず攻略組の情報を受け取ることにした。

 

 

「それよりも攻略組はどうなっている?」

「・・・相も変わらず、サ。

そこにいるキリトがソロになってからというものの

明らかに攻略のペースが速くなっているナ。」

 

懐に持っていたパンを食べながら

そういう彼女。

 

その顔には嫌悪感が浮かんでいた。

 

なるほど、キリトに気があるのか。

 

「・・・フォースの乱れを感じる。」

「ハ?」

「いや、なんでもない。・・・・ところで

閃光の調子はどうだ?」

 

俺の言葉に、はあ、と先ほどより深く

ため息をつく彼女。

 

憂鬱気に言い放つ。

 

「・・・・もう、以前とは全く違うゾ。

攻略の鬼、なんて呼ばれていル。」

「ほう。」

 

思わず手で顎をさする。

 

暗黒面に片足を突っ込んだか。

 

うむ、いい糧になりそうだ。

 

アイテム欄から水が入ったボトルを取り出し、

隣でぶっ倒れているキリトの顔にかける。

 

 

はっと目を覚ますキリトと、

うわあ、といった顔で見てくるアルゴ。

 

 

「・・・・見なかったことにする。

・・・・それより、今度遊びに連れて行ってくれる

約束、まだかなえてもらってないゾ。」

 

 

まだ、覚えていたのか。

 

思わず心の中で悪態をつく。

 

これだから女は厄介だ。

 

前世で下半身不随になったのも

女のせいだったからかどうも

女というものには距離を置きたくなる。

 

 

アルゴじゃなかったらさっさと

縁を切っていたかもしれない。

 

「らあああっ!!」

 

キリトがまた剣を構えて

襲い掛かってきた。

 

「特別サービスだ。アルゴ。」

 

今度はもう一本のセイバーを取り出し、

まだ彼女に見せたことのない構えをとる。

 

ふらり、と自ら足を崩し揺れる。

 

そこをチャンスだとばかりに

剣で着いてくるキリト。

 

紙一重で受け流し、そのまま

キリトの首元に剣を突きつける。

 

「・・・・!」

「一回。」

「まだっ・・まだああっ!!」

 

突き付けた剣を切り上げ、

がら空きになった俺の

胴体に向けて左手の剣を

振り下ろしてくる。

 

それを左手に持ったセイバーで

防ぎ、右手で肘うちする。

 

うっ、とうめくキリトの

肩にセイバーをそっと置く。

 

「二回。・・・・今日はここまでだ。」

「!!この野郎っ!!」

 

舐められていると思ったのか、

俺の言葉を無視してまだ

斬りかかってくるキリト。

 

うむ。

 

元気があるのはいいことだ。

 

右手を差し出すと

キリトの体が浮き出す。

 

 

「元気あるのはいい。・・・だが、

俺を倒したいのなら、今はやめておけ。」

「うっ・・ぐ・・。」

 

苦しそうにもがくキリトを

壁に向かってたたきつける。

 

 

「・・・・やりすぎじゃないのか?」

「キリトなら、あと1分も経てば

復活するだろうな。俺の弟子だぞ?」

 

 

ふふふ、と両腕を組んで不敵に笑う。

 

・・・すこしはモールっぽいだろうか。

 

 

(ぽくないな・・・・。)

 

 

倒れているキリトにそっとシーツをかけてやり、

アルゴと出かけることにした。

 

 

◆

 

 

「ここの料理がオススメダ」

 

フードを外し、テーブルの椅子で

足をぷらぷらさせるアルゴ。

 

たいして、黒いフードをすっぽりと

かぶり、周りから滅茶苦茶見られている俺。

 

アルゴがふう、と息を吐いた。

 

「・・・・食事の時くらい、

外したらどうダ?」

「顔をさらすのは好きじゃない。

・・・・気にするな。」

 

気にしないわけないだロ・・。

とぶつぶつ言う彼女をしり目に

周りに目線を配る。

 

ゲームスタート時の悲惨な

空気はどこへやら、

にぎわっていた。

 

あちらこちらから笑い声が

聴こえてくる。

 

両腕を組み、目を閉じて

精神統一する。

 

・・・数は、34。

 

全滅させるのに3分といったところか。

 

そんなことを考えていると

目の前のアルゴにジト目でにらまれる。

 

「その物騒なこと考えてそうな顔、

私の前ではやめろよナ。」

「これは、トレーニングで・・。」

「・・・・やめロ。」

「・・・・。」

 

すごむ彼女に気圧され、

思わずうなずいてしまう。

 

シディアス卿もびっくりの

ダークサイドパワーである。

 

 

運ばれてきたウェルカムドリンクを

受け取り、目の前の彼女と

乾杯する。

 

 

「かんぱーい。」

「ああ。」

 

ぐいっとあおると、しゅわしゅわした

液体がのどを通っていくような感じがした。

 

 

ぷはぁ、と息を吐くアルゴ。

 

上手そうに飲んでいる。

 

「こうしていると、ここがゲームの世界だなんて

信じられないナ。」

 

あたりを見回したアルゴがそういう。

 

その顔には、哀愁が浮かんでいた。

 

 

「・・・・現実世界に戻りたいのか?」

「・・・・・。」

 

彼女にそう尋ねてみると

俯き、グラスを握る手に力を

込める彼女。

 

それだけで、どうしたいのかわかった。

 

「・・・そうか。」

「・・・そういうお前はどうなんだヨ。」

 

どこか怒った顔つきのアルゴに尋ねられ

腕を組んでしばし考える。

 

脳裏に思い浮かぶ、2人の人物。

 

 

同じ、スター・ウォーズの悪役が

好きだった変人2人。

 

あいつらも、俺と同じように

どこかの世界で生きている。

 

そう考えるだけで、俺は自然と

その手に力を込めていた。

 

「・・・色々ある。だが、ずっとこの世界に

留まるつもりはない。」

「・・・・あんた、攻略組に変装して

入っているくせに、本気をだしていないだロ。」

 

隠していることを見破られ

思わず笑った。

 

彼女の観察眼に思わず

舌を巻いたからである。

 

「・・・・そのためのあいつだ。」

「・・・・。」

 

俺の言葉に、顔をしかめる彼女。

 

キリトを弟子にしている理由が

今もわからないという感じである。

 

「俺の目的は、奴を倒すこと。

---そのために、あいつには

希望の象徴になってもらわねばな。」

 

つぶやいた声は目の前の彼女だけに

聴こえた。

 

 

◆

 

 

ふざけやがって。

 

 

それが俺があいつに対して抱いた

感情だった。

 

 

このゲームから出るために

レベル上げをしていたところに

襲い掛かってきた。

 

それだけならまだしも、

弟子になれ、などという

意味不明な言葉。

 

 

頭の中は混乱するばかりだった。

 

 

すこしきつくなった胸を

手で押さえ、短く切りそろえてある

髪を左手でいじる。

 

ベンチに座ってぼーっとしていても

何もならなかった。

 

最近、アインクラッドではこんな

噂が流れていた。

 

 

----黒いフードを被った『影』が

オレンジ、レッドプレイヤーたちの

命をつけ狙っている、と。

 

 

黒いフードと聴いて、一瞬あいつを

連想したが、すぐに頭を振る。

 

 

『影』の噂が広まってから、

PKの数が減ったような気もするし、

オレンジギルドや、レッドギルドの

動きも小さくなった感じもある。

 

 

(・・・俺を一体どうしたいって言うんだ。)

 

 

そんな風にベンチにもたれかかっていると

黒いフードを見にまとった人物が目の前に

現れた。

 

「・・・・・体力は回復したか?」

「・・・。」

 

修行と題して、俺のことを

散々責めてきた相手を殴ろうと

いう気持ちをすんでのところで抑える。

 

落ち着け、ここは圏内だ。

 

デュエル以外の戦いはできない。

 

 

・・・俺をほったらかしにして、

アルゴとデートとは良い身分だ。

 

すこし尖った口調で聴く。

 

 

「・・・・で、何の用だ。」

「ふむ。・・・・キリト。」

 

黒いコートの中から

黄色い瞳を輝かせ、

俺に言い放つ。

 

 

 

 

「血盟騎士団に乗り込むぞ。」

 

 

 

思わず卒倒しそうになった。

 

 

 

 




モール(偽)「キリトは俺よりも才能がある。
      いつか俺を超え、この世界のどの存在もよりも
      強くなるだろう。・・・・その時が楽しみだ。」
キリト(・・・恥ずかしいことを堂々としゃべるなよ・・・。)

おや?キリトの様子が・・・・?

それは次回やで()

モール(偽)は前世で戦地に行った
経験があるゾ。

弟子であるキリトを死なせないために
徹底して戦っているゾ。


ただし、のちのちいろいろな意味で
自分の首を絞めることになる模様。

感想は全部読んで、返信しているから
良かったら書くといいゾ。

感想くれ。

れ。

KEY(ドM)
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